■これでファーストクラス?
2008/10/02
この間行った日本ペルー文化会館の食堂でおいしいカツ丼(高山病に勝つ、という意味で?)を食べてしっかり腹ごしらえしてから、クスコ行きのバスに乗り込みました。とても評判の良い「Cruz del sur」という会社のファーストクラス(カマ)です。乗る前からかなりの期待を寄せていました。でもこの期待はちょっと過剰だったみたい。

最初びっくりしたのは、車掌さんがつねに2階のセカンドクラス席にいたこと。1階のファーストクラス席も2階のセカンドクラス席も全てその1人が仕切っていました。ファーストクラスのお客さんはずっとほっとかれっぱなし。

途中でお水や飲み物くらいもらえると思っていたのに、結局夜ご飯まで何もなし。車掌さん、1階に降りてくることすらもなし。せめて夜ご飯は、と期待していたら飛行機のエコノミークラス機内食のほうが数段マシと思ってしまうようなものでした。あぁ、全くの期待はずれ。

空調も良くきかなくて、寒すぎたり暑すぎたり。車掌さんが全く降りてこないから1階の温度がどうなっているか気がつきもしない。テレビで流してる映画も、音量が大きすぎることに気がつきもしない。

1階と2階にそれぞれお手洗いがついているのですが、あまり綺麗ではありません。だんだん汚れてくるのに、掃除もしてくれません。途中で何度か停車するので、そのときにやってくれればいいのになと思いました。

良かったのは、シート。リクライニングも一応いっぱいできました。配られる毛布も裏がフリース地になっているものであったかかったし、それも良かったです。あと、出発前、バスに乗り込む時に乗客のビデオ撮影をしていました。誰がどのバスに乗っているか、紙切れ上の名前だけでなく顔も一致させるみたいです。ファーストクラスの客室には防犯カメラもついていました。作動しているかどうかはわからないけれど。

がっかり気分の私に天罰が襲ったのは夜中のこと。
リマからナスカまではとても道が良く、順調に進んでいました。ナスカに夜の8時。この後、ここの会社のバスはアバンカイという場所を経由してクスコへ行きます。このアバンカイ経由は山道で、バス酔いする人にはとてもつらいと聞いていました。だからちゃんと酔い止め薬を飲んで、準備万端で眠りについたのです。それなのに。。。(翌日へ続く)
■おかゆ
2008/10/01
世界遺産にもなっているリマ旧市街へ。宿泊先からはミニバスで15分くらいのところにあります。でも目的は旧市街の街並みではなくて、「おかゆ」。リマ旧市街には小さな中華街があって、その入口付近のお店でおいしいおかゆが食べれるらしいのです。

リマ旧市街のみどころを地球の歩き方で見てみると、教会ばっかり。私は教会というものにあまり興味がありません。教会に行っても十字を切ろうとは思わないしひざまずこうとも思わない。タイやベトナムの寺院では手を合わせたり頭を下げたりできるのに。自分では宗教など信仰していないと思っていても、やはり仏教の教えは根深いようです。
教会も建築としてみれば、ステンドグラスや天井の造り、シャンデリアなど、素敵なのだけれど、いくつもいくつも見る気にはなれません。そこで、2つだけに絞ってみることにしました。1つはリマっ子気質の基礎となっているらしい神父さんの眠る教会、そしてもう1つは人骨が並べられている教会です。

この2つの教会、同じ料金を取るのが不思議なくらい差がありました。かたや、入場料を取ったら最後、なんの説明も道順もない教会内を自分で歩いて終わり、かたや、スタッフがガイドを兼ねていて英語かスペイン語の説明をしながら一緒にまわってくれる、というものです。丁寧にガイドしてくれるので、わかりやすく、見ごたえ充分。
今回は2つの教会をまわって、良かったなと思いました。

さて、「おかゆ」。住所を頼りに探すと、比較的あっさり見つけることができました。大きな店ではありませんが2階席もあって、かなり繁盛していました。見回すと、食べているのはみんなおかゆ。ペルー人もおかゆが好きなんですね、意外でした。ここのおかゆはベトナム風のお味。おかゆ自体にはあまり味がついておらず、上にのせてある具の味で味付けです。具は何かの内臓系、そしてネギ。それに揚げパンがついてきます。この揚げパンが超美味。お菓子のチュロス、あれの生地に近いんだと思うけど、モチモチして表面はさくさくー。リマ旧市街に行ったら食べてみてください。きっと揚げパンにはまります。
■クスコへ向けて
2008/09/30
南米で行くところは決まっているのですが、どういうまわり方にするかはまだ決まっていませんでした。見たいところがいくつかあれば、それを結ぶだけ、なのですが、幾通りにもパターンができてしまうのです。そして最大の懸念材料は「高山病」。お互い、高度限界にチャレンジしたことは今までありません。自分がどの程度の高さから高山病になるのか、未知なのです。

低いところからまわって、徐々に高いところに移るのがいいのでしょうが、それだと観光費用がかかる場所が後回しになって予算がたてにくい。かと言って、ここから一気に標高3000m近くまで上がってしまうと高山病の危険が高い。なるかならないか。こればっかりは人にいくら聞いても、個人差がある問題なので、行ってみないとわからない。

色々逡巡した末、結局一気に高度の高いクスコまで行くことにしました。長距離バスで22時間程度。それでほぼ0mのリマから約3400mのクスコまで移動することになります。しかも結構悪路らしいね。ぐえー。

今日は、そのバスの予約と、高山病の薬を買いに行きました。高山病の薬は近くの薬局で処方箋もなく買えます。後で調べたところ、使用制限が結構ある薬のわりに、何の説明もなく売ってくれちゃいます。糖尿の人とか高血圧の人とかアル中の人とかは使ってはいけないらしい。アル中はともかく、他の2つは説明したほうがいいと思った。

バスはこれまた散々悩んだ挙句、なんと一番評判のいい「Cruz del sur社」の、なんとこれまた一番良い「カマ」にしちゃいました。カマ、というのは座席の種類のことで、フルフラットまではいかないけど結構なリクライニングのふかふかシートで、横3席になっている、とのこと。そして食事もついています。
長時間の移動である、ということと、高山病を考えて少しでもストレスを減らしたい、ということでこれに決定。リマ−クスコは人気の路線ですが、みんな金額を考えて他の会社のバスを使うようです。確かにここのカマはとても高かった。さて、金額だけあるんでしょうか。楽しみです。

写真はお昼に食べたサツマイモバーガーと、ペルー名物インカコーラ。そして、綺麗だったのでお花です。
■楽な移動
2008/09/29
朝起きると外は雨。移動日にこんな本格的な雨が降るって、初めて。パナマの国際空港、トクメン空港は、泊まっていた宿からとても遠いところにあったし、バスで行くと渋滞に巻き込まれて時間がかかると聞いていたので、もともとタクシーで行くつもりにしていました。だから大きな影響はありません。

トクメン空港は免税店もある、結構大きな空港でした。でも、他の空港の免税店と違って、電化製品と化粧品が多いのが特徴です。お菓子にしか目がない私には全くの無意味。

コパ航空、というコンチネンタル航空グループの飛行機に乗りました。機内食は簡単なものだったけど、適度にほっといてくれる感じが良かったです。何度も何度もサービスだって言って通路を塞がれるよりよっぽど良かった。

ペルーはパナマと時差がありません。時差のない飛行機移動がこんなに楽だなんて。いつもは時差が当たり前だと思っているし、そんなにつらいと思ったことはないけど、いざ時差がない移動をしてしまうとやっぱり、時差はないに限る!と妙に真剣に思いました。

今回はちょっと楽しよう、ということでホテルを予約する際に空港へのお迎えもお願いしていました。イミグレ通過して、荷物を受け取って、税関通って、出口から出ると、そこにプラカードを持ったお迎えが来ている。なんて贅沢なんでしょう。この旅始まって、初です。

荷物も持ってくれ、車に乗り込むだけでホテルにつく。どのバスに乗るかとか、怪しい人はいないかとか、変に緊張しなくてすむ。こういうのってくせになっちゃいそうでこわいなぁ。
■パナマ運河
2008/09/28
パナマといえば、パナマ運河。
今日はパナマ運河見学にいってきました。
太平洋とガツン湖と大西洋には水位の差がありますが、パナマ運河では水位を変えるための閘門が3ヶ所設置されいます。
閘門のひとつであるミラフローレス水門には運河見学のための展望台や博物館、レストランが揃っています。
新市街からタクシーで約20分。ミラフローレス水門には午前10時すぎに到着しました。
到着してチケットを購入。荷物チェックを受け、すぐに展望台へ。
入場料は展望台のみで1人5$、その他博物館など全て見学できるチケットが1人8$です。
インフォメーションでは、日本語のパンフレットをもらうことができます。

さて、私達が展望台に到着したときには、エジプト船籍の大型船がちょうど運河を通過し終わったところ。
残念ながら、この船が水位を変えながら通過する様子をみることができませんでした。。

ここまできたら、どうしても水位を変えながら水門を通過する様子を見たかったので、係員の方に尋ねたところ、次の大型船は午後3時に通過するとのこと。

一旦、外にでて戻ってきても良いという話でしたが、タクシーで新市街までもどるのももったいないので、博物館やスライドショーを見学。それでも時間があまったのでレストランの前のソファーで休憩したりお土産屋さんをみたりして時間をつぶしました。

そして午後2時、展望台にあがり一番よく見える場所で待機。すると30分もしないうちに大型船が徐々に近づいてきました。
ミラフローレス水門には、水位を変えるための水槽がふたつあり、船が水槽に入ると、船は電気機関車にロープでつながれて少しずつ少しずつ前に進んでいきます。
船の幅は水槽の幅ギリギリです。パナマ運河を通過できる船のサイズをパナマックスというそうです。

船がひとつめの水槽に入るとひとつめの水槽の後ろの水門を閉め水位を下げます。
ひとつめの水槽の水位がふたつめの水槽と同じになったら、今度はひとつめの水槽の前の水門を開きます。
間近でみる大型船はかなりの迫力。

目の前を通過するころには、展望台は中南米各国からの観光客がいっぱいでした。
逆に大型船の甲板からは船員さんたちがこちら側を写真にとっていました。
結局、もう一隻の通過を見届け約1時間展望台にいましたが、期待していた以上に良かったです。。
■カスコ・ビエホ
2008/09/27
ホテルから歩いて旧市街(カスコ・ビエホ)まで行ってきました。世界遺産に登録されているとのことだったので、どんな街並みなのか期待して行ったのですが。。。

途中、セントラル大通りは商店街風になっていて、ファストフードやお洋服屋さん、スーパーなどがあり、たくさんの人でにぎわっていました。サンブラス諸島の民族衣装を着た人もいました。が、商店街が終わった瞬間、人が極端にいなくなります。そこからが旧市街のはじまり。

こんなに人のいない街って、はじめて、というくらい人がいない。観光客すらちらほらで、地元の人なんてお土産売りの人しか見かけない。

と言うのも、ここは治安が悪い地区らしく、地元の人もあまりこないところみたいなのです。昼間なら大丈夫らしいですが、夜はとても危険とのこと。昼は大丈夫、と聞いていたから行ってみましたが、この静けさからはさすがに異常な感じを受けました。

フランス公園は見晴らしが良く、パナマ運河通過待ちの大型船舶が見えたり、新市街の高層ビル群が見えたりします。街には教会もいくつかあり、他にも運河博物館などコロニアル風の建物が並んでいます。治安さえ問題なければもう少しにぎわうはずなのに。

景色や建物より、静けさが印象に残った街でした。
■パナマ
2008/09/26
パナマシティ到着。暑い暑いと聞いていたので、エアコンのある宿にチェックイン。相変わらず軟弱旅行者です。

今までの中米各国の首都と比べるとやはり街の規模が大きいです。特に海沿いはホテル等の開発ラッシュ。工事中の高層ビルがいっぱい。だけどそのせいで郵便局が移動していたり、予約を入れるために行ったコパ航空のオフィスが移転していたり、私達にはものすごい迷惑でした。

街が大きいだけあって、品物も豊富。スーパーの品揃えが違う。一つ買うのにも、選択肢があるって素晴らしいことですね。それからパナマは関税が低いので、輸入物が安く手に入ります。プリングルスもその一つ。日本の半額で買えちゃうのです。今のところ、それだけが嬉しいパナマです。

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