ナミビアの日記 (2008年5月19日〜2008年5月23日)

■再びインターケープ
2008/05/23
昨日のホテルがとてもいいところだったので午前中はゆっくり。こんなに居心地がいいと知っていたら、もうちょっといたかった。バスの予約さえしていなければそうしたことでしょう。ナミビアで青年海外協力隊として働いている日本人のRINOさんとホテルでお会いし、ナミビアのお話を伺うことができました。あと1年程任期があるそうです。お互いに日本人と話すのは久しぶりだったようで、とても楽しかったです。特にツアーで英語に苦しんだ後だっただけに日本人のありがたみをひしひしと感じました。
夕方出発のバスでザンビアに向かいました。ところが、出発時間が大幅に遅れ、更にはバスのトラブルとかで一回オフィスに戻り、やっと走り出したと思ったらエンジンの故障で1時間ほど路肩で修理。結局3時間ちょっと遅れで本格的に出発しました。
ケープタウンからウィントフックまでと同じインターケープを使ったのですが、今回はスリープライナーではなく、メインライナー。相変わらずの2階建てだったけど、足を置く台もないし、座席も普通でした。席の距離も若干狭かったような。エアコンの効きが悪くて夜中は極寒、日中は灼熱。
途中何回か休憩がありましたが、ナミビアはトイレが有料。国境付近では2N$!高すぎる!それからジュースの価格も国境へ向かってだんだん高くなっていきます。ウィントフックは物があふれた都会だけど、やっぱり地方はそうではないということ。立派な一軒家からだんだんマリやブルキナファソのような小さい簡素な家に変わっていきました。
そしてまたオーバーナイトバスなので、バスの中で変な体制で芋虫のごとくみんなで眠りにつくのでした。
■ツアー終了
2008/05/22
スワコプムントの町を午前中ふらふらして、午後はウィントフックへ。今日はツアーの最終日。
スワコプムントはウィントフック並みの都会。ドイツ植民地時代のなごり、とかガイドブックに書いてあったけど、建物はみんな新しかった。おしゃれなお店もいっぱいだった。大きなスーパーでは日本並みに商品が並び、輸入食品が目白押し。価格も日本並み。これで治安に問題がなければ住みたいとさえ思うような場所でした。マラリアの心配もないし。あんまり人がいないのがちょっと不気味だったけど。
町の中心近くにビーチもあります。今日は曇りで寒く、泳いでる人はさすがにいませんでした。ビーチ沿いにはゲストハウスがいっぱい。きっとハイシーズン(7月以降と思う)にはにぎやかになるんだろうな。
ウィントフックまでは車で5時間弱。多少の起伏はあるものの、360度地平線が見える場所を延々とドライブです。途中、ヴェルヴェッチアが見られる場所を通ったのですが、ツアーに含まれておらず素通り。見たかったなぁ。
ウィントフックのツアー会社オフィスに戻ってツアーは終了。フラミンゴは残念だったけど、他は天候にも恵まれたので満足な内容でした。ただ、私は英語が本当にできないので、ネイティブだらけの環境がつらかったです。3泊4日くらいの長さでほっとしました。英語に自信のない人は、レンタカーを借りてまわったほうが気持ち的に楽かも。道も走りやすそうだし、キープレフトで運転席は右側、ナミビアは日本と全く一緒です。レンタカーは高いって言うけど、ツアーだって高い。ツアー代金の他に、ガイドさんや補佐さんへのチップも当然あります。どちらも一長一短と言ったところでしょうか。
■フラミンゴ遭遇ならず
2008/05/21
アガマからスワコプムントへの移動日。午前中は車に乗りっぱなし。舗装されてない道路で100キロ以上のスピードになると、運転するときハンドルを左右に振るものなの?それともあれは砂にハンドルがとられているから?謎のハンドルさばきを車に乗ってる間中ぼーっとみてました。
ガイドさんって、大変な仕事です。まず案内する場所の知識をたくさん持っていないといけない。動物のこと、地形のこと、民族のこと。何を聞かれるかわからないけど、ちゃんと答えなくてはいけないですもんね。そして、その知識をきちんと英語で伝えられなければいけない。日常会話だけではなく専門用語もしっかり勉強しないと。さらに、お料理。みんなのお食事を作るのもお仕事です。で、車の運転。4WDを運転してスタックの危険がある道も行かなくてはいけない。少なくともそれだけできないとガイドにはなれません。尊敬です。
昼前にワルヴィスベイに到着。フラミンゴが見れる、と聞いていたのに今日は全く気配なし。フラミンゴどころか他の鳥さえいなかった。フラミンゴを見るために3泊4日のツアーにしたのに、これじゃ意味がない。。。
夕飯はみんなでレストランへ。どうせレストランへ行って自腹で食べるんだったら何もみんなでぞろぞろ行く必要もないのになぁ、とちょっと不満。でも、アフリカならではのゲームミートを食べれたので良かったです。選んだのは「ダチョウ」。鳥っぽくなくて、牛肉に近い味がしました。やわらかくって、重厚です。「スプリングボック」と悩んだんだけど、そちらは今度ジャーキーで挑戦してみます。
■ナミブ砂漠
2008/05/20
今日はいろいろいっぱいありました。
まずは私達が参考にさせていただいている「旅して」サイトのご夫婦にお会いできたこと!お二人がアフリカを南下していることはサイトを拝見して知っていたのでどこかでお会いできるかなと思っていたのですが、こちらの北上速度が早すぎて難しいかな、とも思っていました。それがここセスリムでばったり!お二人からは普通の旅人よりもなんだかものすごいオーラを感じて、思い切って話しかけてみたのですが、大正解。一緒に写真も撮っていただいちゃいました。
次に、ナミブ砂漠。朝5時起き、5時20分発。5時30分にセスリムのゲートが開きます。そこからDUNE45まで20分くらい。砂山は歩いて登ります。これがまたきつい。普段から運動不足な私は当然一番最後に。この日は雲がかかってしまい、朝日はイマイチでした。でも合間を縫って陽がさし、付近の砂漠が一斉に赤く染まっていくのを見ることができました!世界一周の中でもメイン級の観光だっただけに、これにはとっても感動。
そしてデッドフレイ。砂漠の中の干上がった湖です。砂山に囲まれた中にひっそりとありました。地面は真っ白で、乾燥で干上がったため網目状の割れ目ができています。真っ白な枯れ木が何本も立っていました。砂漠の中にあんな空間がぽつんとあるのは本当に不思議です。枯れ木の中でもお気に入りの形を見つけて写真撮影。
午後は、セスリムキャニオンを見学して、次のキャンプサイトへ移動しました。セスリム近くのアガマというところです。ここのキャンプサイトもやっぱりきれい。お手洗いやシャワー室に明かりがないので、懐中電灯は必携ですが、そのおかげで虫も少ないです。テントを張る場所は砂利になっていたのでテントが汚れる心配もなし。昨日のセスリムは砂だったのでテントの中がじゃりじゃりして大変だったのです。
夕飯はブライ。南アフリカの言葉でバーベキューの意味。炭火で焼いたお肉とソーセージ、そして郷土料理ウガリにベジタブルソースをかけて。もちろんバーベキューにつきもののトウモロコシもありました。暗くって写真が取れなかったのが残念。そういえば、砂漠の砂が原因か、私のカメラが壊れてしまいました。リコーのカメラはダメ。他の人のは全く大丈夫なのに、すぐ壊れる。matuの前カメラもリコーだったけど、同じく砂にやられて壊れた。
カメラはがっかりだったけど、とっても充実したいい日だったな。
■ツアー開始
2008/05/19
さて、ウィントフックに着いたその日の朝。9時に出発するツアーに参加しました。3泊4日のツアーです。ナミブ砂漠がメインのキャンプツアー。参加者は我々含め8人。それにガイドさんが1人と補佐1人。総勢10名。
カナダ人の夫婦と、イギリス人の夫婦、同じくイギリス人の女性にチリ人の女性、そして我々日本人。チリ人とはいえ、南アフリカ共和国に住んでいるとのことで、私達を除いてみんな英語が母国語の集団でした。英語のできない私には、当然厳しい環境。。。母国語にしてる人の集まりだと、英語が早い早い。一生懸命単語を追っている間に話題が次から次へ。途中からあきらめちゃいました。
4WDでウィントフックからセスリムまで走ります。初日はこの移動がメイン。ウィントフックを出たのは昼前くらいだったのですが、100キロ近くでかっ飛ばしてやっと夕方につくくらいでした。
食事はガイドさんと補佐さんが作ってくれます。お昼はサンドウィッチ。自分の好きな具をはさんでいただきました。あんまりアウトドア的なことをしたことがないのですが、お外で食べるご飯もいいですね。ツアーの間は毎食屋外で食べることになります。
キャンプサイトは意外にもきれいで、お手洗いにシャワーもありました。さすがに虫は多かったけど。ツアー会社が用意してくれたテントは初心者でもあっという間に張れて便利。しかもものすごく広い。明かりはないので、懐中電灯が必需品。
夕日を見に近くの砂漠へ行きました。これがまた登っても登ってもなかなか太陽が見えない高い砂山で、息を切らしながらひたすら登り続けることに。あとちょっとで沈んでしまう、その直前になんとかたどり着けました。テーブルマウンテンに登った疲れが一応取れていて良かった。。。