グアテマラの日記 (2008年8月26日〜2008年9月12日)

■大行列
2008/09/12
今日は金曜日。週末です。
ふらふらと町歩きをしていると、ちょっと異様な光景が。
大行列。

なんだなんだと、大行列の先に注目してみると、そこにはなんとATMが。
お金をおろすのに並んでたんですね。

前回アンティグアに来たときも金曜日で、同じような光景をみかけました。
アンティグアではきっと毎金曜、大行列が発生するのでしょう。

給料日が週に1回あって、それが毎金曜なのか。
週末は贅沢する週間なのか。
グアテマラ事情に詳しい人がいたら聞いてみたいです。

そんな中、今日は最後のアンティグア観光。
十字架の丘へ行ってきました。
警察の護衛が一緒でしたが、今日は子供たちがいっぱいで全然危ない感じはしませんでした。
丘、というだけあって、町からほんのちょっと登るだけなのに、アンティグアの町が一望できます。

アンティグアにはもう1つ、大きな観光名所、パカヤ火山、というのがあります。溶岩が真っ赤に流れていく様子を間近で見られるという場所です。
でも、日本だったら立ち入り禁止にするようなところを歩くので、靴底が熱さのせいでベロリとはがれたり、すね毛が焼けたりするらしい。おニューの靴が犠牲になったら嫌なので、今回は行かないことにしました。

明日はグアテマラ最終日。居心地の良かったグアテマラからついに出国します。
■国際バス
2008/09/11
快適だったパナハッチェルからアンティグアへくる決心がやっとつきました。
アンティグア行きの大型バスがくる、と聞いて時間通りにバス停へ。
なのに来たのはチキンバス。乗り納めたと思っていたチキンバスにまた乗ることになるとは。

久々(?)のアンティグア。まずはバスチケットの購入。
グアテマラの次は、国際バスに乗って一気にコスタリカを目指します。
途中のエルサルバドル・ホンジュラス・ニカラグアは通過のみ。
治安の悪さと観光名所を天秤にかけてみたら、前者の方が重かったので。

そんなわけでグアテマラ・アンティグアからコスタリカ・サンホセまで1泊2日で走りぬける国際バスを手配しました。
多くの人がTICAバスを選ぶので、私たちは対抗して(?)キングクオリティーという会社のバスにしてみました。
そうそう。手配してくれた旅行社には日本人スタッフがいて、全部日本語で通じるのはとっても便利だったけど、態度がイマイチな人がいてがっかりでした。
■ハイキング
2008/09/10
隣の村まで歩ける、と聞いて、今日は朝からハイキングへ。
村自体には特に何もないのですが、そこまでに見る景色がキレイらしい。
村岡邸から4キロほど歩くと、隣村サンタ・カトリーナ・パロポにつきます。

途中、緩やかな坂道が続いていました。
がんばってのぼると急に視界が開け、目の前には富士山のような成層火山が。
空も湖も真っ青で、本当に素晴らしい景色でした。
世界で一番美しい湖の一つ、というのも納得。

サンタ・カトリーナ・パロポにはお土産屋さんがちらほらあるくらいで観光する場所が見当たりませんでした。このまま引き返すのもつまらないし、時間はたっぷりあったので、そのまま歩いてさらに隣の村へ。隣の村はサン・アントニオ・パロポ。最近陶芸で有名になってきている村らしいです。

サン・アントニオ・パロポまではさらに6キロ程。村岡邸から10キロ以上歩くことになります。さきほどまでよりきつい坂道が続き、とてもいい運動といった感じ。

サン・アントニオ・パロポはセント・カトリーナ・パロポより大きい村でしたが、見る場所がない、という点ではおんなじ。湖畔のレストランでお茶だけして、お土産をチラッと見て帰りました。
帰りはピックアップという軽トラの荷台に乗る乗り物でパナハッチェルまで。一生懸命2時間ほど歩いた道のりを、たったの10分で通りぬけてしまったのでした。
■ホテルエルソル
2008/09/09
洗濯は基本毎日やる派です。が、ここでは洗濯が終わっても、変わりやすい天候のせいで外にはでられません。
たくさん洗った後はいつ雨が降り出してもいいように、村岡邸で待機。

村岡邸、ホテルエルソル、には、日本語の書籍がたくさんあるし、屋外にはパラソルのついたテーブルとイス、屋内にはソファとテレビがあるくつろぎスペースがあるし、お茶はセルフサービスで飲み放題。コーヒー紅茶だけじゃなくてココアやナッツティーまである充実ぶり!

洗濯物が乾くまで、本を読みながらお茶したり、村岡さんご夫妻とお話したりで、楽しく過ごすことができました。

今年3月オープンとあって、建物もぴかぴか。水周りもとてもキレイです。各お部屋やドミトリーにシャワーがついているにもかかわらず、村岡ご夫妻がいつもお風呂を沸かしてくださり、宿泊者に勧めてくれます。久々の湯船。疲れがとれて、とてもよく眠れました。

私たちはいつも、前日にパンとジュースを買ってきて、朝ごはんは屋外のパラソルで食べていました。屋外でご飯って、気分がいいんだな、とても。
ホテルエルソルではキッチンの使用ができません。だから自炊は不可です。私たちはもともと自炊していませんが、自炊派の人もたまにはお休みして村岡さんの手料理を頂くのもいいですよ。昨日の日記にも書きましたが、特にトンカツとマグロ丼はオススメです。

村岡さんご夫妻はとても明るく、いろんなお話をしてくださるので親しみやすく、勝手に、お父さん・お母さん、と呼んでいました。

ホテルエルソルや、湖畔付近には、4月頃になると蛍が集まり、とてもキレイだ、とのこと。日本の蛍と違って、ものすごく明るくはっきりと光るのだそうです。見てみたいなぁ。

村の中心からやや離れていることが不便ではありますが、喧騒から逃れてゆっくりするにはうってつけ。毎日中心まで歩くことで運動にもなります。

そんなわけで、当初2泊の予定がなんと気がつけば計8泊!ホテルエルソルにどっぷりはまった私達なのでした。
■トンカツ定食
2008/09/08
今日はチキンバスでパナハッチェルへ。
なんとか天気も回復したので、1時間ほどバスターミナルまで歩きました。

最後にシェラパンを買いこんで、チキンバスに乗車。
シェラからパナハッチェルへは下り坂が多くて、すごいスピードです。
相変わらず運転が荒く、前後、左右に揺れる。揺れる。
さすがに車酔い気味で、昼過ぎにはパナハッチェルに到着。

5日ぶりに村岡邸に戻り、たまった洗濯ものを片付けました。
早めの夕食は、村岡さんご夫妻手作りのトンカツ定食。これで2度目。
グアテマラのトンカツ。脂身がなく、とてもおいしいのです。
なのに、肝心のトンカツ定食、写真撮るの忘れちゃいました。

最初の日にはマグロ丼を食べました。
村岡邸のご飯は何をたのんでもおいしいです。
■バカのスープ
2008/09/07
今日は最後の市見学。チキンバスに乗って1時間半の村モモステナンゴへ。途中マラソンによる交通止めというアクシデントがありましたが、なんとか午前中につくことができました。

市は大きめで、人もたくさん。ただ、観光客があまりいなくて地元の人ばかりだったのが他と違いました。お土産ものより生活用品が多かったです。市はだいたい午前中がピークで徐々に下火になっていきます。私達がついた頃にはピークが終わり、片付け始める人もちらほらいたくらい。

お昼時だったのでどこかで食事をしようと探したのですが、いつもどおりの鶏揚げばかり。もう鶏には飽きてしまったので意地でも他を探そうとがんばっているとスープ屋さんを発見しました。スペイン語がわからないので、厨房に行って実際のお料理を見せてもらうことに。2種類あって、片方を指差してポリョ、もう片方を指差してバカ、と言っています。ポリョというのは鶏のことなので、迷わずバカを注文。後から調べたらバカって雌牛のことでした。野菜たっぷりでおいしかったです。

関係ないけど、スペイン語では、「バカ」は雌牛、「アホ」はニンニクの意味です。悪態をつきたい時、全く意味が違うのに意味が通じてしまうことに気をつけましょう。
■シェラの食巡り
2008/09/06
市巡りにもすっかり疲れてしまったので、今日は見るところがないと言われているにも関わらずシェラの町巡り。

シェラからきた旅人さんが、シェラパンは安い、おいしい、と言っていたので、シェラパン、というパンの種類があるのだと思って一生懸命探していました。きょろきょろパン屋を見かけるたびにどのパンだろうと目で追っていたのですが、なんと盲点なことに、シェラパンというお店の名前でした。がっかり。実際種類は豊富だし、値段も明瞭だし、見つけてからは常連さんになっちゃったけど。

あと、中華料理屋さんでものっすごい量が多くて食べきれないところがあるって聞いていたので、それも探してみました。シェラには3軒の中華料理屋さんがあります。どれも外装に凝っていて高級な香り。偶然にも入ったところがその量の多い中華料理屋さんだったらしく、周りをみわたすと山のようなチャーハンや焼きそばを前に格闘している人がたくさんいました。

午後は、冨永マップ、という旅行者の間で有名な冨永さんのマップにあったオススメのカフェ、ラ・ルナでショコラテを。内装がとても凝っていて、とても落ち着きます。日本でもこういうお店、何軒かありそう。ショコラテは5種類くらいあって、どれにするか悩みます。でも、本場スペインのものやキューバで飲んだショコラテには敵わないなと思った。
■鶏の災難
2008/09/05
今日は金曜日。グアテマラ一大きい市がシェラからチキンバスで1時間程度の村である、と聞いて行ってきました。サンフランシスコ・エル・アルトという村です。ここで有名なのは、家畜市。

チキンバスのターミナルへ行くと、早速「サンフランシスコー」と客引きが。サンフランシスコ、なんて言われるとなんかものすごい都会へ連れてかれる錯覚に陥りますが、もちろん田舎の村です。

サンフランシスコ・エル・アルトは坂だらけの村でした。家畜市の会場はその一番上。露店やら人やらで歩きにくい中、わき目もふらず頂上へ。近づいてくるにしたがって、ブタの鳴き声が聞こえてきます。

家畜市はだだっぴろい広場を使って行われていました。ブタの首にロープをつけて何頭も連れている人や、おおきなザルの中に鶏をぎゅうぎゅうづめにしている人、牛を連れている人もいたし、うさぎの耳をひっつかんで何羽か片手で持ってる人もいたし、中には犬や猫までいました。さすがに犬や猫はペットとして、らしいけど。

生きてる鶏が取引されてるすぐ脇で鶏の肉が売られていたり、鶏を揚げたのが売られていたり、なんだか鶏がかわいそうになる光景が延々続いていました。

そんな光景を見た後なのに、お昼はペピアンを食べてしまいました。ペピアンはグアテマラ料理。鶏肉をスパイスで煮込んだシチューのようなもので、おいしかったです。人間って残酷にできてるんだなぁ、と思いました。
■シェラ
2008/09/04
近距離のチキンバスにはすっかり慣れた私達ですが、長距離となるとちょっと不安でした。でも宿の人がシェラまでなら大丈夫と言ってくれたので、チキンバスでシェラへ。シェラ、というのはグアテマラ第二の都市で、正式名称をケツァルテナンゴと言います。

標高が高いので、思ってたより寒く、バックパックをパナハッチェルに置いて軽装できてしまったことを後悔しました。

しかも雨季だから夕方になるとしっかり雨。石畳の道が急に川になるくらいざっと降ります。川を渡るのが大変で雨が止んでも歩けない。

シェラ自体には特に見る場所もないので、周辺の市だけ見たらパナハッチェルへ帰ります。
■アヤシイ村
2008/09/03
本当ならシエラへ向かう予定だった日ですが、パナハッチェルでの宿泊をさらに1泊延ばしてサンペドロ・ラ・ラグーナへ行くことにしました。サンティアゴ・アティトランと同じで、フェリーに乗って25分。今日は風がなかったので揺れもなく快適に到着。

サンペドロ・ラ・ラグーナは、坂の多い村です。船着場から急にきつい上り坂。それを上りきったところに教会や市場があります。上から眺める湖の景色は最高。他の村に比べてお土産屋さんが少なく、ホテルとレストランが多いです。そのため、長期滞在のバックパッカーが複数いるとのこと。スペイン語学校もあるので、お勉強の人もいるし。

だけど、どこを歩いていても「タイマ?」とか「ガンジャ?」とか、麻薬のお誘いばかり受けます。いきなりお金を要求するアヤシイ外人もいたし、いかにも危ない現地民もいた。退廃的な香りのする村でした。

景色を堪能したらやることがなくなったので、パナハッチェルへ戻り、評判のカフェへ。久々にすっごくおいしいチーズケーキを食べました。あまりおいしいチーズのないこの国で一体どうやったらこんなおいしいチーズケーキができるのか謎です。聞いてみたいけど、英語力が足りず。。。
■バーゲン会場?
2008/09/02
3泊の予定だったパナハッチェル。あまりにも宿が快適で、ついつい延泊。今日はソロラで市がある、とのことだったので行ってきました。ソロラはパナハッチェルからチキンバスで15分ほどの村です。

古着が軽トラの荷台に山のように積み上げられ、そのまわりを民族衣装のおじさんおばさんが取り囲み古着を物色する様は、まるでバーゲン会場。一瞬ためらいましたが、がんばって隙間から進入。一緒になって掘り出し物を探しちゃいました。

グアテマラの人はブランドなんて気にしないけど、意外とブランド物が混ざってたりするんです。しかも、カラフルイズベスト!な、お国柄。単色のセーターなんて、見向きもしないから趣味がかち合うこともない。

この後の南米に備えて、あったかそうなセーターを2着、パーカーを1着購入。3着で約225円。虫がついてたら嫌なので、帰って早速洗濯しました。
■お酒とタバコが好きな神様
2008/09/01
パナハッチェルからフェリーに乗って、サンティアゴアティトランへ。サンシモンという変わった神様が見られる、とのことで行ってきました。

サンシモンはお酒とタバコの好きな神様らしく、お願い事をする人はサンシモンにタバコをくわえさせお酒を持ってくるらしい。お願い事の種類によって供えるロウソクの色が違っていて、赤だと恋愛関係、黒だと呪詛、青は仕事、ピンクは健康、などなどあるらしい。特に熱心に祈っている人は赤か黒、もしくは両方だと聞いて、楽しみにしていました。

ガイドブックには教会にまつられているようにかかれていたけど、実際はちょっと離れた普通の民家にまつられていました。入口に看板があるわけでもない本当に全くの普通の民家でした。あれじゃ全くわからない。

せっかくたどりついた、サンシモン。だけど、ここのサンシモンは全くの見世物、と思う。きっと誰も信仰なんてしてない、と思う。ぼろぼろの民家を入ってすぐのところにポンと置かれて、それっぽく布とか巻いたり、ロウソクついてたりしてたけど、ただのこけし同然。お願いに来てる人もいなかったし、お願いなんかできないくらい狭いところにあった。

がっかりしてパナハッチェルの宿へ戻ると、なんと、「たいやき焼いてるからできたら呼ぶねー」、だって。いい時に帰ってきちゃったー。たいやきなんて超久々。

サンシモンでがっかりな一日になるかと思ってたけど、たい焼きのおかげで復活です。
■カラフル!
2008/08/31
楽しみにしていたチチカステナンゴの市へ行ってきました。チチカステナンゴのパナハッチェルからチキンバスを2回乗りかえて所要時間は1時間程度。くねくねの山道をがんがん飛ばすチキンバスはまるでジェットコースターのよう。実際スピードの出しすぎで横転することもあるらしいので、ジェットコースターよりスリルかも。手すりのつかまりすぎで腕が痛む。

グアテマラはお土産が豊富です。キレイな布があるので、それをつかった布製品が多いです。布も地域ごとに特色があって、色も違って、見ていて飽きません。自分達用に少しお土産を買いました。だいたい倍近い値段でふっかけてくるので、半額以下の価格を言って値切ります。徐々にグアテマラ人がみんな計算高く見えてきて、信用できなくなってきます。

市にはお土産ものだけではなくて野菜や果物、日用品までほとんど全ての物が売りにでています。中には鶏肉を扱っているまさにその真隣でボールペン売ってる屋台があったりして、売り場はごちゃごちゃ。

あちこちの村から売りにきたり、買いにきたりなので、道は人でごったがえしています。歩きにくいったらない。しかも現地のおばちゃんたち、みんな丸々してるのに道を譲ろうっていう意識はまるでなし。こっちが避けてあげるしかないみたい。

こういう市がグアテマラ国内のどこかの村で毎日繰り広げられています。村によって特色があるらしいので、このあともいくつかの村を見てまわる予定です。
■チキンバス
2008/08/30
お土産と湖を求めてパナハッチェルへ。パナハッチェルは高原の過ごしやすい場所。日本で言えば軽井沢?
せっかく直行バスのチケットを買ったのに、なんとバスが故障。バックパックをかついでミニバス、そして思いがけずチキンバスに乗り継ぎ。決して乗るまいと思っていたチキンバスに。。。

グアテマラといえばチキンバス、というくらい有名な乗り物がチキンバスです。アメリカで使われていたスクールバスのお下がりを使ったバスのことで、もとの黄色いペイントがわからないほどにカラフルにペイントされています。

そして、名前の由来のごとく、人をチキンのごとくぎゅうぎゅうにつめこんで走ります。名前の由来にはもう一つ説があって、家畜(チキン)を乗せてるかのごとくびゅんびゅん猛スピードで走るから、らしい。こちらもウワサ通り山道のカーブもおかまいなしにガンガン走っていました。座っているのにあっちこっちに飛ばされるので、つかまっているのに必死。

そんなチキンバスですが、場所によっては強盗バスと化すことがあり、ピストルを持った強盗に脅されたり、場合によっては運転手もグルでバスごと山奥に連れていかれたり、と悪いうわさも耐えません。スリは当たり前にいるらしい。そしてノミやダニも生息している、とのこと。乗るときにはズボンのすそに虫除けスプレーをお忘れなく。。。

それでも安さにつられて乗っちゃうのが旅人のいいところだったり、悪いところだったりね。私達も利用することになるでしょう。
■クラT
2008/08/29
アンティグアの中ほどにある広場にものすごいたくさん人が集まっていました。そのほとんどが地元の中高生。エデュケーションフェスタ、という、学生さんのお祭りだったようです。文化祭と体育祭をかけあわせたようなものです。

目の前でブラスバンドが繰り広げられているかと思うと、向こうではバレーボール大会、隣のステージではダンスパーティ。公園内ではサッカーに水かけっこ。みんな思い思いに楽しんでいる様子。もちろん日本と同じでサボり組もちらほら。

日本だと、クラTを作ってみんなで着ますが、ここでは学校ごとに作っているみたい。白地のTシャツに学校のエンブレムを入れていたり、学校名をデザイン化して入れてみたり。派手ではないけど、かわいらしかったです。グアテマラでもクラTみたいの、やるんだねー。

公園の外周ではアイス売りのおじさんが大人気。1ケツァール(約15円)でコーンに乗ったイチゴアイスを売っています。小さい子から大人まで、次から次へと買いに来るのでアイスをすくう右手が疲れて大変そうでした。

午前中は晴れていたアンティグアですが、午後からは大雨。せっかく干した洗濯物も雨に降られてしまい、意味なし。激しくなる一方だったのでどこへも行けず宿の目の前にあるマックでネットしたり、今後のスケジュールを相談したりしていました。アンティグアのマックは、100円マックみたいなお手頃なものがなくて、全て日本並みに高いです。
■廃墟
2008/08/28
昨日の夜、夜行バスに乗りました。フローレスからアンティグアへの移動です。直行のバスではなく、一度グアテマラ・シティで乗り換えがありました。とてもいいバスだから、と旅行会社の人に勧められたのに、現地民だらけの1等としては下位クラスのバスでした。絶対多く払わされた、返せー。

アンティグアはその昔首都だったとは到底思えない程小さな町です。端から端まで簡単に歩けます。スペイン語会話を学ぶならアンティグアで、と言うくらいに会話学習で有名な場所でしたが、最近はもっと安くで学べるほかの町に人気を奪われています。

市場やスーバーがあるので、食料品の買い物には困りません。ファーストフードも充実。でも、町自体が遺産登録されているため、そういったお店も過度な看板を出すことができず、地味です。正面から見ないとなんの店だか全くわかりません。

火山に近いだけあって、地震が多い町です。この町は、いくつか教会・修道院があるのですが、地震で崩壊した以前の建物を残していて、その廃墟を見学することができます。廃墟、という響きから、なんとなく薄暗い感じを想像していたのですが、実際は緑が豊かで、天井がないから日の光が入ってきて、開放感があって、公園みたいな感じでした。きっとかくれんぼに最適。
■高所恐怖症
2008/08/27
ティカル遺跡へ。早朝3時半発。これで行けば、ティカルに昇る朝日を見れる時間に遺跡につくことができるのです。ツアー以外の普通のミニバスは朝5時発。これでは日の出に間に合いません。ティカルの日の出を見るのなら、ツアー参加しかないのです。

楽しみにして、早起きして、ツアー会社のバスをホテル前で待っていると、ぽつぽつと雨が降り出しました。すぐ止むだろうなんて甘く考えていたのに、結局そのまま降り続き、ティカルに昇る朝日を見ることはできませんでした。ついてない。。。朝日を見るのに昇ったのはW号神殿。ここからはT号、U号神殿の頭がジャングルから突き出ている様子を眺めることができます。

ガイドさんに連れられて、ティカルを散策。ティカルは遺跡はもちろん、それを取り囲むジャングルや動物も素晴らしく、文化・自然、両方の遺産としてユネスコに登録されています。少しカンボジアのベンメリアを思い出しました。遺跡の説明よりも、自然環境の説明が多かったですが、ガイドさんがいてくれてよかったです。効率よくまわれた気がします。

X号神殿の脇に、木でできた階段がかかっていて、遠くから見ると簡単に登れそうに見えます。ここまできたからには昇らなきゃ、と近づいてみてびっくり。段のピッチがおかしい。狭すぎる。あれじゃ梯子とかわらない。でも目の前まで来てひきかえすのもかっこ悪いでしょ。だから昇りました。高所恐怖症だから、途中から足が震えてきました。でも行かなくちゃ。下から人が昇ってくるから。

そんなにまでして昇った頂上。ものすごい眺めは良かったけど、怖いのに変わりなし。高所恐怖症の人には絶対に勧めません。意地とか捨てて、昇るのはやめましょう。ティカルは他にもU号神殿やW号神殿など昇れる場所がたくさんあります。X号はやめて、昇るなら他のほうがゆるやかです。途中で引き返してる人を見たけど脂汗たっぷりで、見てるこっちが辛かった。

朝日は見れなかったものの、早起きした甲斐あって、涼しい時間にツアーを終了することができました。あと1時間でも遅かったら、あまりの暑さに登る気を失った神殿がいくつかあったことでしょう。

それから、今の時期、そんなに蚊はひどくないです。普通に虫除けスプレーしておけば、半袖半ズボンにサンダルでも大丈夫。すごく暑いのでそういう格好の方がいいのかも。

特に急ぐ理由もなかったけど、一番早い11時のバスでフローレスへ戻りました。暑くてティカルにいられなかったのです。
■孫?
2008/08/26
グアテマラのイミグレでのこと。
イミグレオフィスは掘っ立て小屋が少し進化したか?というような簡単な建物で、係員が2人、だからこちらも2人ずつ中に入ります。

私達の番になったとき。イミグレ係員のおじいさんが、私を見てとてもにこやかに、おいでおいでをしていました。
。。。こういう目、どこかで見たことがある。 
。。。あっ、孫を愛でるおじいちゃんの目だっ!

日本人はたいていの人が幼く見える、と言われていますが、生まれたての孫を可愛がるような目で見られるほど、若くないんだけどなぁ。

そうは言っても、国によっては感じの悪いイミグレ係員もいる中、こんなにこやかなおじいちゃんイミグレ係員に会うと、ほっとします。グアテマラ、最初から好感触。

パレンケからメキシコ国境まではエアコンミニバス、そこからモーターボートに乗り換えて、さらにグアテマラ側から乗ったバスは20人乗りの中型だったんだけど、エアコンはなし。バックパックはバスの屋上へ。グアテマラ側は、道もしばらくがたがたで、ちょっとアフリカを思い出しました。でも、アフリカだったらこのバスに恐らく40人は余裕で詰め込むはず。それに道だってマリに比べたら全く平坦に見えてきました。

目的地、フローレスにつく前に客引きのおじさんが乗ってきて、たらたらと演説を開始します。ツアー会社の客引きみたい。最初適当に聞き流してた割には、結局そのおじさんに乗っかることにしました。ただ、びっくりしたのはティカル遺跡の入場料。半年前に3倍に値上げしたんだってね。予想外のことに予算がまたもぐだぐだです。。。