ケニアの日記 (2008年6月18日〜2008年6月22日)

■ケニア航空
2008/06/22
ナイロビからカイロへ移動の日。
今回利用するのはケニア航空。いつもそうですが、初のエアラインにはなぜか期待します。ケニアの国際空港は、ジョモケニヤッタ空港。ケニヤッタ、ってかわいい響きですね。
カイロまで直行だと疑いもせずに空港まで行って、案内板を見てびっくり。なんとハルツーム経由でした。ハルツームはスーダンです。一瞬だけ、スーダンに行くわけだ。
時間は17時20分発。そうすると、ハルツームまでの人は機内食どうするんだろう、という疑問が。ハルツームには21時頃の到着予定。カイロには23時30分頃。ハルツームまでに機内食を出すと、ハルツームから乗ってきた人が食べれない、逆もまた食べれない人が出る。んー、難問だ。
結果は、簡単。両方出る。1食分が少ないけどね。ナイロビからカイロまで乗ってる人は、2回食べるわけだ。で、これが苦痛。メインが変わるだけで後は全く一緒なんだもん。
ただ、機内食についてくるお砂糖やお塩などのパッケージが動物の絵柄だったり、シートの頭の部分にある布がライオンの絵柄だったり、他に比べてかわいらしいので、ケニア航空、トータルでは気に入りました。
空から見た限り、ハルツームは超都会。ものすごくキレイな夜景が見れました。苦労する割にあまり見所がないと言われているスーダン。でもちょっと見てみたかったなぁ。
■赤道
2008/06/21
「Tropic of Capricorn」って何のことか知っていますか?
私は、最初ナミビアの大地にある看板でそれを見たとき、「トロピカルカプリコ」だと思って、なんだかおいしそうな名前だなぁと勘違いしていました。なんだかわかりもしないのに、みんなが写真を撮るのでついでに撮ってみたりして。
それが、「南回帰線」のことだとわかるまでに1ヶ月。地図を見ていて偶然matuが発見したのです。あぁ、それで写真を撮っていたのか。。。
そんな情けない私達ですが、さすがに赤道はわかります。「Equator」ですね。その赤道が通っている町、それが「ナニュキ」なのです。
せっかくケニアまで来たからのに赤道を越えなくてどうする!と一生懸命主張して、めでたく日帰りで行くことが決定。ここで赤道に行かないともう今回のルートで行くチャンスはありません。情報をくれたまっちゃん、ありがとうございました。
マタトゥに乗って約3時間。ナニュキの町の3キロ程手前に赤道が通っています。マタトゥの運転手さんに「赤道で降りたい」と伝えておいたら、しっかりその手前で降ろしてくれました。赤道が通っているまさにその場所にはとっても控えめな看板が。地面に赤い線でもひいてあるかと思ったけど、さすがにそれはありませんでした。周辺にはとってつけたようなお土産屋が10軒ほど。それと、南北での渦巻きの違いを見るためのお水が入った道具がぽつんと置いてありました。が、渦巻きを見るのは有料です。(だから見なかった)
ナニュキの町は、ケニア山に登る人の玄関口になっていますが、そうでない人には何もない町にしか見えません。結局赤道を越え、一瞬北半球のナニュキに入り、お昼を食べてすぐに南半球のナイロビへ帰ったのでした。
■ダウンタウン
2008/06/20
明日、ナニュキ、という町へ日帰りで行くべく、マタトゥのチケットを買いに行ってきました。ナニュキは赤道が通る町です。せっかくここまで北上してきて赤道を見に行かないというのももったいない気がして、ナニュキまで行ってみようかなぁと。
ナニュキへはマタトゥ(マタツ)という、まぁワゴン車の後部にぎゅうぎゅう詰めに乗せられる乗り物で移動します。そんな乗り物なのに、予約が必要らしく、前日にチケットを買ったほうが良いとホテルのお兄さんに言われました。
チケット売り場は、なんとダウンタウンの中。地球の歩き方なんか見ると「旅人はどんな理由があってもダウンタウンへ行ってはいけない」なーんて書いてあるというのに。そこへどうやってチケットを買いに行けばいいんだ、とお兄さんに聞くと「スタッフが案内するから」とのこと。それで納得して、スタッフさんに連れられてダウンタウンへ潜入したのでした。
ホテル自体、ダウンタウンと言われる場所からほど近く、5分も歩けばダウンタウンなのですが、チケット売り場はもう少し奥の方にあります。ダウンタウンは怖いと思っているからか、進むに連れてちょっとした恐怖感がつきまといます。でも歩いている人もタウン内とそう変わるわけではなく、いかにも怪しい人もいません。本当に怖い場所なのか疑うくらい普通でした。でも、ホテルのスタッフさんがいなかったらどうなってたかはわかりません。途中、有名な日本人宿、ニューケニアロッジの前を通りました。行ってみたら日本人たくさんいたのかな?
チケット売り場について、明日のナニュキ行きチケットを、と言うと「700KSh」と言われました。ロンプラによると「300KSh」。かなりぼったくってきてる。。。少し逡巡してると急に「500KSh」と値下げ。なんとなく、そこで手を打ち、チケットは無事に手に入れることができました。ホテルのスタッフさんはあんまり交渉はしてくれないんだよね。ホテルに帰ってお兄さんに聞いてみたら、500KShはどうやら公正な価格だったらしい。ロンプラの発行時点よりまた値上がりしてるのね。どこの国も値上がり値上がりで嫌になっちゃうよ。
■ラーメン
2008/06/19
ツアーやら移動やらでなんだかぐったりなここ数日。ちょっとは休養が必要だというワケで今日はらっくりデー。朝寝坊して、ネットカフェ行って、あとはひたすらお部屋でのんびり。
それでもお昼だけはちょっと外に行くか、と中華料理屋さんへ行ってきました。地球の歩き方に載ってたお店、「ホンコン」です。matuがインドからずーっと言ってきたこと、それは「ラーメン食べたい」。確か矢野顕子さんの歌にそんなのがあった気がするけど、とにかくラーメンが恋しいらしい。今までもヌードルスープ、と名のつく料理にはとことんトライしてきたのだけれど、どちらかと言うとラーメンではなくスープだったんだよね。ヌードルといってもパスタみたいにぶつぶつ切れてたし。さすがにここナイロビの中華料理屋でそんなラーメンもどきはださないだろうと、ちょっと奮発して出かけました。
出てきたラーメンは中華街で出てくるラーメンそのもので、具がたっぷり。麺は少なめだったようですが、今までのもどきと比べたら雲泥の差。スープもおいしかったし、matuはある程度満足した模様。良かった良かった。
実は昨日の夕飯はカップラーメンでした。近くのスーパーでタイ産のカップラーメンを久々に見つけたのです。matuはスーパーに行くと必ずラーメン探しを始めます。この日は嬉しそうに「カップラーメンがあった!」と報告しにきました。こんな時はものすごい幸せそうです。そんなわけで、昨日の時点である程度の満足はしていたのです。そしてこのお昼の本物のラーメン。しばらくラーメン熱がおさまってくれるといいのですが。。。
一方私は、西アフリカあたりから急に体重が増えたこともあり、ただいまダイエット中。朝と晩はムエスリやらシリアルビスケットやらにしています。そして今日新たなラインナップが登場。それは「にぼし」。カルシウム、とらなくっちゃねー。
■ケニア入国
2008/06/18
タンザニアでビーチリゾート・サファリを大満喫し、もうすっかり満足してしまった私達。ビクトリア湖をくるっと一周してウガンダからケニアのナイロビへ向かうコースも検討していたのですが、もう東アフリカを後にして次の目的地に向かうかぁ、というわけで、ナイロビへ。アルーシャからならシャトルバスに乗り5時間程でついてしまいます。途中、右手にキリマンジャロ山が見えました。今までずっと曇っていたので見れなかったのですが、最終日になってやっと姿を見ることができました。山頂部はまだ冠雪中みたい。
ケニアではもう観光をせず一番早いフライトで飛んでしまいたかったので、トランジットビザを取りたかったのですが、チケットがオープンのままだったのではねられてしまいました。トランジットビザの場合は1週間以内にケニアを出国しなくてはいけません。日付確定のチケットがない場合にはトランジットビザは出さないそうです。トランジットビザは$10、普通のシングルビザは$50。この出費は痛い。
ナイロビは思ったより普通の町です。というのも、私達が安全エリアにいるから。ATMでお金をおろしても大丈夫だし、スーパーで買い物をしても大丈夫。そのかわり、日中に済ますのがベスト。なんとなく、感じとしてはセネガルのダカールと似ています。ダカールでは警官の見回りなんてありませんでしたが、ここでは多くの警官が見回っています。ナイロビについて早速ケニア航空オフィスへ。明日のチケットがあればすぐにでも飛んでしまいたかったのですが、なんと日曜まで空席なし。ナイロビで4泊もすることになってしまいました。時間の無駄。。。それでも5日間でケニアを出国することに決定したわけなので、結局ビザもトランジットで良かったのに、お金も無駄。。。悲しい一日になってしまいました。