南アフリカの日記 (2008年5月13日〜2008年5月18日)

■インターケープ
2008/05/18
早くも南アフリカ共和国を後にしてナミビアに向かう日がやってきました。ナミビアへはインターケープという会社のバスを利用して行きます。20時間という長時間のバス移動なので、乗り物酔いしやすい私はとても不安だったのですが、全く問題なし。この区間は道が良い上、何度も休憩で外に出ることができます。バスのシートもゆったりしていて、matuもいつもよりはリラックスできたようです。
国境には夜中の10時くらいにつきました。24時間開いてるみたいです。南アフリカ側でノートパソコンが引っかかったくらいで、あとはナミビア側も問題なく通過。ナミビアの人のパスポートが意外に厚みがあったことにびっくりしました。他のアフリカ諸国のパスポートってだいたい薄っぺらいのに。
ウィントフックへはほぼ時間通りに到着。なのに、預けていた荷物を受け取るのに20分くらいかかりました。一つずつ荷物を持ち上げては番号を読み上げて、持ち主が取りに来るまで次の荷物を出さないから。こっちは時間がないので、イライラです。
ウィントフック。ナミビアの首都です。もっとラオスのビエンチャン的な町を想像していたのですが、なんと大都会。建物は立派だし、道は舗装されてキレイだし。コンビニもあるし。ナミビアは未開の地、というイメージでしたが、未開じゃない場所もやっぱりあるんですね。
■テーブルマウンテン
2008/05/17
ケープタウン最終日。やっと晴れたのでテーブルマウンテンへ。ものすごい快晴なのに、ケーブルカーは動いておらず、自力で登ることに。もともとそのつもりだったので問題なし。ただ、年配の人とか体力面で登れない人にとっては残念だったよね。

1,000mちょっとの山だから、と軽い気持ちだったんだけど、甘かった。普段から甘やかしているから、自分の体がまったく持ち上がらない。もともと持久力のない私ですが、もっとなくなってた。登っても登っても全く見えない山頂にイライラしながら一歩一歩登りました。途中、滝のように水が落ちてくる場所があって、そこの冷たい水を飲んで気分転換しました。

天気が良すぎて、暑かったのが誤算。長袖のパーカーが暑くてしょうがなかった。そのかわりテーブルマウンテンにはテーブルクロスもかかっていなかったので頂上からの眺めは最高でしたヨ。
しかも、ものすごくかっこいい男の子としゃべっちゃった。えへ。がんばったご褒美だな、きっと。

途中、登っても登っても近づかない山頂に嫌気がさして、「もうやだ」とか「もう降りる」とか言う私を、ごまかし、なだめ、山頂までなんとか連れて行ったmatuはとても大変だったでしょう。。。みんなが1時間ちょっとかけて登れるところを、2時間半もかけてしまいました。最近油っぽい食事で丸くなりつつあるので、それも原因の一つかも。。。
■チャリチャリ
2008/05/16
今日も曇りでテーブルマウンテンには行けず。
終わった国のガイドブック、ンデベレ人形を含めて荷物を日本に送るため、駅のあるセントラル方面に出かけました。

ホテルのあるシーポイントやウォーターフロントには白人がいっぱいでアフリカという気がしなかったのですが、セントラルには黒人がいっぱい。やっぱりここはアフリカでした。

ケープタウンの一部には一応外務省の危険情報がでています。セントラルはもちろんその範囲。だから歩くときは早足です。
なのに!どこかからお金がチャリチャリいう音がして、見てみるとmatuが小銭を手に遊んでる。お金の音って意外とみんな敏感。振り返って見てる人もいます。なんて無防備なっ!
こういうことは今にはじまったことではありません。何度もあって、そのたび注意してるのですが治りません。一度くらい怖い思いをしないとだめなのかなぁ、と私はあきれています。

荷物を無事送り出せたので、少し荷物が軽くなりました。ガイドブックが減ったのが嬉しい。
■ンデベレ人形
2008/05/15
今日はあいにくの雲りだったので、テーブルマウンテンをやめてウォーターフロントへ出かけました。
海沿いをゆっくり歩いて1時間程でつきます。ホテルのあるシーポイントやウォーターフロントは夕方くらいまでなら歩いていても大丈夫。夜間も歩けるらしいけど、やっぱりなんとなく、不安。

ウォーターフロントは、ショッピングセンター街。横浜のみなとみらい、といった感じ。いや、まさにそのもの?
高級レストランからフードコートまで、そしてブランド物からみやげ物まで、なんでも揃う場所です。

南アフリカにきたら、荷物になっても絶対欲しい、と思っていたのが「ンデベレ人形」。ンデベレ族の民芸品です。顔がいいんだよね、顔が。
早速ンデベレ探し開始。

アフリカ土産のお店は結構あるんだけど、ンデベレがおいてないことが多く、捜索は難航。
やっとみつけたと思ってもブランケットをはおってないものだったりして。それじゃ意味がないっ!

1時間くらい探して、やっとブランケットバージョンを発見。写真はその人形です。かわいいでしょ?

これで、テーブルマウンテンを見たら南アフリカでのミッションは全て完了。
心置きなくナミビアに旅立てるってなもんです。
■喜望峰
2008/05/14
朝起きて、ホテルの朝食を頂きました。今泊まっているホテルはものすごくキレイで、ものすごくスタッフがフレンドリーで、文句のつけどころなんて一つもない、お気に入りのホテルです。朝食もおいしいし。

朝食後、そのホテルのオーナーさんが、喜望峰に行くモデルルートを教えてくれました。すっかりレンタカーを借りてると思い込んでいたらしく、ドライブルート。私達まですっかりその気になってしまい、結局レンタカーを借りてドライブすることにしちゃいました。

コークベイという町がまず最初の見所。海ももちろんキレイですが、海沿いの建物がアンティークな雰囲気が出ていてかわいらしいです。
次はボルターズビーチ。アフリカンペンギンのいるところです。もっと近くに寄れるのかと思ってたので、ちょっぴり期待はずれでしたが、でもペンギンはかわいかったー。結構いっぱいいた。
付近の道路には、「ペンギン注意」の標識があります。やっぱり町まで出てくるんだねー。

そのまま喜望峰国立公園へ入って、駐車場からケープポイントへ。ここからは喜望峰が望めます。が、ものすごい強風。飛ばされそうな勢いです。ちょっとした山の上になっていて歩いても登れますが、ケーブルカーもあります。
ケープポイントから駐車場までおりた後、喜望峰への歩道へ。ここから20分くらい歩くと喜望峰の先端付近まで行くことができます。最後ののぼりがちょっときついくらいで、後は比較的なだらか。ただ、上には何の看板もなく、崖下の車でも行ける場所に「CAPE OF GOOD HOPE」っていう看板があります。ちょっと残念。

そこで夕日を見て、あとは直帰しちゃったのですが、オーナーのオススメは行きとは違って、帰りには大西洋側の道を通るコースでした。ハウト湾やキャンプスベイを通ります。ハウト湾クルーズはオットセイが見られるそうです。今回は行かなかったけど次回があれば行ってみたいな。

夕飯には、昨日の日記で書いたことが実現。寿司です。ホテルのスタッフがすすめてくれたお店、「WAKAME」で、お寿司のセットを。ものすごく洋風なおしゃれな店内で、たくさんの外国人がお寿司を食べてました。お箸もちゃんと使ってくれてた。なんか嬉しい。
グリーンティーにお味噌汁、デザートにはワサビアイスにワサビトリュフ。久々の日本食を堪能しました。あーおいしかった。

最近のぐったりした気分を吹き飛ばす、とっても充実した濃い一日でした。
■南アフリカ共和国無事入国
2008/05/13
アクラの空港ではイエローカードも南アフリカから第三国へ抜けるエアチケットも確認なし。23時発で、チェックインが19時開始。ボーディングは21時、となっていたけど、実際は22時30分くらいになりました。アクラの空港は一応デューティーフリーがありますが、見所は特に無いので暇です。あんまり早くついても仕方がないかも。気合入れて16時くらいから空港にいたけど、することがなくて疲れちゃった。無料ホットスポットもありません。

30分遅れで出発。もしアクラからどこかへフライトするならば、夜中の便がオススメ。ものすごく夜景がキレイです。高い建物が全くないので、フラットな夜景が見れます。南アフリカには現地時間翌日7時に到着。そこからイミグレまで30分くらい。イミグレは意外と係員がたくさんいて待ち時間はありません。記入書類もありません。

緊張と共にイミグレの係員にパスポートを差し出すと、「アクラからきたのか、イエローカードは持っているか」と聞かれました。初のイエローカード使用。第三国のエアチケットは、と聞かれるんじゃないかとびくびくでしたが、なんとあっさり3ヶ月ビザを貼って終了。早朝の到着便はチェックが甘い、というのは本当かも!

その後国内線でケープタウンへ。日中のフライトだと南アフリカの大地を眺めることができます。結構おもしろい。ケープタウンに近づいた時にはテーブルマウンテンがきれいに見えます。今日は快晴だったのでとてもよく見えました。

ヨハネスブルクの空港も、ここケープタウンもそうですが、やたらとキレイ。久々にこんなキレイな大都会を見て、なんとなくほっとするのは日本みたいだからでしょうか。
最近、日本に帰りたい、と思うことがたまにありました。多分西アフリカにやられていたんだと思います。ケープタウンには日本食レストランがたくさんあるので、寿司でも食べればまた元気になるでしょう。明日はとにもかくにも「寿司」探しです。