さて、ここコスタリカでは海亀のたまごを食用として売っています。 その話をENOKEYにしたところ、絶対食べてみたい、と。 そこで、今日は一緒に市場へ買出しに行って、海亀のたまごを購入。
海亀のたまごは25個、2500コロンで売っていました。どこに売っているか、というとお魚屋さんです。とてもポピュラーなものであるらしく、多くのお魚屋さんでは売り切れ入荷待ち状態。何軒かあたって、やっと手にすることができました。
海亀のたまごは白くてピンポン玉大の大きさで、殻は固くないです。ピンポン玉のプラスチックをものすごく薄くして柔らかくなった感じ。手で押すとペコッと凹んだりします。
地元コスタリカの人は生たまごのままジュースに入れて飲んでいるそうです。白身を除いて黄身だけで飲むそうです。人によって、タバスコをいれたり、ビールに混ぜたり、色々らしい。
宿に帰って、宿泊者みんなで試食会。まず1個割ってみました。殻は本当に薄いプラスチックのような感触。割ると白身に包まれた黄身があらわれます。鳥のたまごと違うのは、白身がものっすごくゼラチン質だということ。コラーゲン超たっぷりな感じです。
ENOKEYが生たまごでまず一つ味見。地元のひとでさえとってしまう白身ごと。彼曰く、白身がぷるっぷるで食感がイマイチらしい。黄身はそれに反して粉っぽい。とても生臭い、とのこと。ちょっとそれでひるんだけど、もう出会うこともないかもしれない海亀のたまご。ここはやっぱり食べとかなくちゃね。食べてみたけど、ん〜、ENOKEYの感想そのもの。。。
生たまごのままでは生臭いのがかなりきびしいです。なので、残りはゆでたまごにしてみました。 ところが、ここで大誤算。いくらゆでても白身が固まらないのです。20分ゆでても全くダメ。あきらめて取り出して食べてみると、白身は生と同じ状態なのに黄身はしっかり過ぎるほど固まっていて、パサパサどころかジャリジャリに。これは全くおいしくない。生臭いのもとれてないし。でも、白身を取って黄身だけにして、お塩をたっぷりかけると食べれる、という発見もありました。
スクランブルエッグにしようと器で生たまごを溶いてみるも、白身がプルプルすぎて混ざりません。これではスクランブルエッグはおろか、卵焼きも無理。その状態で一応フライパンに落としてみたら、白身が油に反応してバチバチはじけて大変でした。かなりの水分を含んでいます。最後まで白身は焼けることなく、ただ縮んでフライパンに張り付いていくだけでした。
これは煮ても焼いても食べれない、という結論に達し、どうにか生臭さと特有のとろみを消して生のまま食すべく、砂糖を入れてみたり、牛乳を入れてみたり、コーラを入れてみたりしたのですが、全くだめでした。 結局、海亀のたまごの正しい食べ方は、「生のまま白身を取って、黄身だけ何かに混ぜて食べる」ということのようです。まさに地元の人々がやっている通りでした。 ちょっと悲しい結論でした。
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