パナマの日記 (2008年9月23日〜2008年9月28日)

■パナマ運河
2008/09/28
パナマといえば、パナマ運河。
今日はパナマ運河見学にいってきました。
太平洋とガツン湖と大西洋には水位の差がありますが、パナマ運河では水位を変えるための閘門が3ヶ所設置されいます。
閘門のひとつであるミラフローレス水門には運河見学のための展望台や博物館、レストランが揃っています。
新市街からタクシーで約20分。ミラフローレス水門には午前10時すぎに到着しました。
到着してチケットを購入。荷物チェックを受け、すぐに展望台へ。
入場料は展望台のみで1人5$、その他博物館など全て見学できるチケットが1人8$です。
インフォメーションでは、日本語のパンフレットをもらうことができます。

さて、私達が展望台に到着したときには、エジプト船籍の大型船がちょうど運河を通過し終わったところ。
残念ながら、この船が水位を変えながら通過する様子をみることができませんでした。。

ここまできたら、どうしても水位を変えながら水門を通過する様子を見たかったので、係員の方に尋ねたところ、次の大型船は午後3時に通過するとのこと。

一旦、外にでて戻ってきても良いという話でしたが、タクシーで新市街までもどるのももったいないので、博物館やスライドショーを見学。それでも時間があまったのでレストランの前のソファーで休憩したりお土産屋さんをみたりして時間をつぶしました。

そして午後2時、展望台にあがり一番よく見える場所で待機。すると30分もしないうちに大型船が徐々に近づいてきました。
ミラフローレス水門には、水位を変えるための水槽がふたつあり、船が水槽に入ると、船は電気機関車にロープでつながれて少しずつ少しずつ前に進んでいきます。
船の幅は水槽の幅ギリギリです。パナマ運河を通過できる船のサイズをパナマックスというそうです。

船がひとつめの水槽に入るとひとつめの水槽の後ろの水門を閉め水位を下げます。
ひとつめの水槽の水位がふたつめの水槽と同じになったら、今度はひとつめの水槽の前の水門を開きます。
間近でみる大型船はかなりの迫力。

目の前を通過するころには、展望台は中南米各国からの観光客がいっぱいでした。
逆に大型船の甲板からは船員さんたちがこちら側を写真にとっていました。
結局、もう一隻の通過を見届け約1時間展望台にいましたが、期待していた以上に良かったです。。
■カスコ・ビエホ
2008/09/27
ホテルから歩いて旧市街(カスコ・ビエホ)まで行ってきました。世界遺産に登録されているとのことだったので、どんな街並みなのか期待して行ったのですが。。。

途中、セントラル大通りは商店街風になっていて、ファストフードやお洋服屋さん、スーパーなどがあり、たくさんの人でにぎわっていました。サンブラス諸島の民族衣装を着た人もいました。が、商店街が終わった瞬間、人が極端にいなくなります。そこからが旧市街のはじまり。

こんなに人のいない街って、はじめて、というくらい人がいない。観光客すらちらほらで、地元の人なんてお土産売りの人しか見かけない。

と言うのも、ここは治安が悪い地区らしく、地元の人もあまりこないところみたいなのです。昼間なら大丈夫らしいですが、夜はとても危険とのこと。昼は大丈夫、と聞いていたから行ってみましたが、この静けさからはさすがに異常な感じを受けました。

フランス公園は見晴らしが良く、パナマ運河通過待ちの大型船舶が見えたり、新市街の高層ビル群が見えたりします。街には教会もいくつかあり、他にも運河博物館などコロニアル風の建物が並んでいます。治安さえ問題なければもう少しにぎわうはずなのに。

景色や建物より、静けさが印象に残った街でした。
■パナマ
2008/09/26
パナマシティ到着。暑い暑いと聞いていたので、エアコンのある宿にチェックイン。相変わらず軟弱旅行者です。

今までの中米各国の首都と比べるとやはり街の規模が大きいです。特に海沿いはホテル等の開発ラッシュ。工事中の高層ビルがいっぱい。だけどそのせいで郵便局が移動していたり、予約を入れるために行ったコパ航空のオフィスが移転していたり、私達にはものすごい迷惑でした。

街が大きいだけあって、品物も豊富。スーパーの品揃えが違う。一つ買うのにも、選択肢があるって素晴らしいことですね。それからパナマは関税が低いので、輸入物が安く手に入ります。プリングルスもその一つ。日本の半額で買えちゃうのです。今のところ、それだけが嬉しいパナマです。
■アリの襲撃
2008/09/25
ボケテの宿を出発するちょっと前の話。お庭に干してた洗濯物を取り入れるべく、サンダルつっかけてお部屋からでました。まだ生乾きだなぁ、なんて思いながら、ちょこちょこ取り入れていると、急に右足の指から甲にかけて激痛が!

なんだなんだと思って右足を見ると、そこには何十匹というアリの大群が!小さいアリだけどこれだけ複数だと大迫力。あわてて手でアリ達を振り落としました。何十匹というアリが、一気に私の足をかんだみたい。どうりであちこちが痛いはずだ。

後から見てみると、私が踏んだ場所がちょうど彼らの巣になっていた模様。しばらくしたら痛みも腫れもひいてなんともなくなったから良かったけど、アリって本当にこわいですね。大群で襲われたら勝ち目なしな気がします。あぁ、こわかった。

ダニに食われたところも全く治る気配がなくてかゆみもひいてくれないし、小さな虫の脅威にさらされている今日この頃です。。。
■ボケテ
2008/09/24
ボケテは高原の村です。よって朝晩はとても冷えます。が、今日は起きてみたらものすごい快晴。早速お散歩に出かけることにしました。

途中、流れている川を見たり、木になっていたビワを取って食べちゃったり、小学生の子供たちの写真を撮ってみたりしながら、目的もなく歩くこと5キロ。とてもいい森林浴でした。

ただ、写真を撮った子供たちが最後に「何かくれ」と言い出したのはちょっとショックでした。純朴そうに見えて、意外と旅行者慣れしてる。それでもチョコボール1粒ずつで納得してくれたので、それはまだ純朴な証拠なのでしょうか?

ホテルに戻ると、偶然にも同じ宿にENOKEYがきていたので一緒にお茶しに行くことに。ここボケテはコーヒーの産地としても有名です。コーヒーとお茶菓子でなごんだあとは、お土産用のコーヒー選び。種類がいっぱいあって悩んじゃいます。

グアテマラと、コスタリカと、パナマ。この3国でコーヒーを買ってみたけど、どう味が違うのか。日本に帰って飲み比べするのがとても楽しみです。
■入国スタンプ確認ミス!
2008/09/23
旅も終盤にして、今頃初歩的ミスを犯してしまいました。今日はその報告です。
コスタリカ・サンホセをあとにして、トラコパという会社のバスに乗り、パナマのダビを目指していました。ミスを犯したのは、コスタリカの出国を終えて、パナマの入国の時のことです。

パナマでは入国の際、ツーリストカードを購入させられます。1人5ドルのそれは、キューバ入国の際に購入するツーリストカードと似ていました。そのカードとパスポートをイミグレ係員に渡します。その時、いつもであれば係員がスタンプを押すのをしっかり見て確認しているのですが、今日は怠ってしまったのです。パナマではこの入国審査の際、パナマを出国する飛行機やバスのチケット、もしくは一定額の現金を提示する必要があるのですが、気持ちがすっかりそっちにいってしまってました。

パスポートとツーリストカードを返してもらうと、次に荷物チェックがあります。バックパックを机の上にのせて、係員がくるのを待っていました。その間に一応パスポートのスタンプチェックをしました。が、パスポートにはスタンプがありません。でも、ツーリストカードにしっかりスタンプがあったので、「キューバと同じでパスポートには押さないのかな」くらいにしか思いませんでした。

そして全て終了し、バスへ。ダビに向けてしばらく進んだところで、自分のパスポートをチェックしていたmatuが一言。「スタンプあるよ」。確かにmatuのパスポートにはしっかりスタンプが押してありました。これはやばい、とちょっとあせっていたら、イミグレから5分くらいでバスが停車。ポリスによるパスポートチェックが始まりました。

パスポートにスタンプがない、というのはやはり大問題だったようです。バスから降ろされ、もう一度イミグレに戻るよう指示されました。乗ってたバスは待ってはくれません。荷物を全部持って、ポリスと一緒にイミグレへ。このポリスのおじいさんがとってもいい人で、イミグレまで一緒についてきてくれ、さらに、イミグレへ戻るタクシーの中でしきりに謝ってくれるのです。でも、そもそもスタンプの確認はこちらの義務。イミグレ係員の押し忘れであったとしても、確認をしっかりしなかったこちらが悪いのです。

イミグレへ戻り、今度はちゃんとスタンプをもらいました。さすがにスタンプ押し忘れの係員は苦笑い。こちらもつられて苦笑い。
ポリスのおじいさんは、その後私達をダビ行きのミニバス乗り場まで案内してくれ、金額も教えてくれ、笑顔で見送ってくれました。

もし、ポリスチェックがなく、そのままダビへつき、スタンプがないままだったとしたら。きっと出国の際に指摘されてペナルティが課されたことでしょう。大型バスでの移動だったからポリスチェックが入ってすごくラッキーでした。2度目にミニバスで同じ場所を通ったときは何のチェックもなく素通りでした。

イミグレからダビまで、ミニバスが1人2ドル。計4ドルの余分な出費となりましたが、いい経験になったと思うことにします。