ヨルダンの日記 (2008年7月6日〜2008年7月10日)

■ジェラシュ
2008/07/10
エジプトやヨルダンは一歩街を離れると、本当に緑が少ない。緑が少ないイメージがあったアフリカには意外と緑が多くてびっくりしたけど、ここでは反対に緑が少ないことに驚かされる。
でも、今日行ったジェラシュまでの道には、緑を増やそうと、植林をしている場所がありました。いつかまたここにくることがあったとき、あの小さい木々が大木になっているといいなぁ。

ジェラシュはアンマンから車で1時間ほどにある、古代ローマの遺跡です。昨日の夜出会ってお茶に誘っていただいた日本人ご夫婦(?)と一緒に行ってきました。
タクシー、バス、と乗り継いで、ジェラシュだと降ろされた場所は、遺跡入口からそう遠くはないまぁ便利な場所。ジェラシュなんてあまり聞かない名前だからどんな田舎かと想像していたらこれがまた結構な都会。その都会の中にフェンスに囲まれた遺跡が入り込んでいる、という感じ。

紀元前数十年前の建物なので、後世の争いや天災などで崩れている場所も多いです。でも列柱通りはなかなか見事。円柱がずらっと並ぶ様は壮観です。雑学として一緒に行った方に教えていただいたのですが、円柱はまっすぐ見えるように真ん中あたりに向けて少し太く作ってあるのだそうです。上から下まで同じ太さで作ってしまうと、目の錯覚で真ん中が細く見えてしまうとのこと。確かに遠めに見ると、真ん中が太いことにはあまり気がつきません。

円形劇場である、南劇場はとてもきれいに残っているように見えましたが、なにかのイベントで使われていたようで、中に入ることはしませんでした。それより、その近くにあった売店で売っていたよく冷えた飲み物に目がいってしまって。。。それほど今日も快晴、猛暑だったわけ。

ヨルダン、という国は、立地上、とっても難しい国です。イスラム教であっても歴史上キリスト教が南下してきてこういう遺跡を残していたり、今現在はイスラエルともイラクともうまくやっていかなくてはいけなかったり。それに比べると日本はなんとなく今も昔も平和だな、という気がする。

帰りは、政府関係(?)のお仕事をしている、というヨルダン人にひろってもらって、ダウンタウンまでご好意で送っていただきました。うー、こういう時のために何かお礼で渡せるさりげない日本のものを持っているといいですね。私達ふたりは何もなくって、ただただ甘えてしまいました。

実は、今日は本当はシリアに向けて出発しようと思っていました。が、昨日一緒にお茶した時にお二人が、明日ジェラシュに行く、というのを聞いて、それなら便乗しちゃおうか、ということでご一緒させていただきました。ありがとうございました。
■死海で本を読む
2008/07/09
思えば、きっと世界一周なんて大きな旅に出なくとも、ヨルダンという国にはいつか必ずきていたんだろう。なぜかと言えば、ペトラのみならず、死海にも行ってみたかったので。1つの国に、2つ見たいところがあれば必ずいつかはくるものだと思う。

今日はその死海へ。昨日出会った日本人女性2人とご一緒させてもらい、タクシーをチャーターして向かいました。アンマンから1時間もかからないくらい近いところにあるんです。日本人だけだから会話もしやすいし、楽しい移動でした。

死海はとても南北に細長い海(湖?)です。それはもちろん知っていたのですが、ついてみてびっくり。対岸のイスラエルがとってもよく見える。ヨルダンとイスラエルって、こんなに近かったのか。。。(って、死海じゃなくても普通に国境接してるんだけど。)
次にびっくりしたのが、海が青かったこと。なんとなく、イメージ的に「死海」と聞くと澱んだ感じがしていたけど、別に塩分が濃いだけだもんね。青くても当然。

泳げない人はうまく浮くことができず、ころがって水を飲んだり目に入ったり、大変だと聞いていました。なので、恐る恐る入水。でもこれが、何にも意識しなくても水に入って進んでいくだけでいつの間にか浮いちゃうんです。
最初少しバランスとるのに努力しましたが、慣れてしまえば全く平気。ぼーっとしてるだけで勝手に浮いてる。いつもなら泳げない私も、ものすごく泳げる。

塩分が濃いので体の水分が奪われる、とかで、何十分かに一回は出て水分を補給した方がいいそうなのですが、それさえなければイスラエルまで泳げると思う。水持って泳げば絶対行ける。その前に囚われるとは思うけど。

そうそう。死海といえば、プカプカ浮かんで本を読む、というイメージ、ありませんか?死海では絶対それをやってこなければ、と思っていたので本を1冊持っていきました。結論。死海で読書、できます。

その後、女性2人はペトラへ向けて出発。私たちはダウンタウンへと戻ってきたのでした。
■アンマンへ
2008/07/8
ペトラを堪能した私たちは、アンマンを目指して移動。熱が下がりきらなかったので無理ない程度の移動をしました。

アンマンは結構都会です。でも他のアラブ諸国と同じく、あまりスーパーマーケットを見かけません。ここがダウンタウンだからかもしれないけど。でも安食堂はたくさんあるので、助かります。
道行く人が日本語や英語で挨拶してくれます。「welcome to jordan!」。このフレーズは色んな国で聞きました。みんな、自分の国へようこそ、って笑顔で言ってくれるんです。エジプトも、モロッコも、ケニアも、インドも、多分覚えてないけど他の国にもそう言ってくれる人がいました。
さて、そこで日本。日本人って、こういうこと、言う?外国人を街で見かけて、「日本へようこそ」って言える?
■ついにペトラへ
2008/07/07
出発前からずっと楽しみにしていたぺトラ遺跡についに到着しました。ホテルからの無料送迎で朝7時半から夕方17時までしっかり満喫。楽しみにしていただけあって、スケールの大きなキレイな遺跡でした。

インディジョーンスという映画でも知られるこの遺跡は、岩盤でできた崖の間を進み、ある時ぱっと石彫りのピンク色の建物が現れます。最初の建物以降、結構奥の方まで石彫りの建物が続いています。最初に出てくる建物、エルハズネが一番有名です。

石そのものがピンク色をしており、日の当たる時間によって色を変えるように見えます。本当は朝日が見たかったけど、夕日もすごくきれいでした。石にはうねうねと曲がったような模様があり、その模様も独特の雰囲気をだしています。どうやったらあぁいう模様の石ができたのかすごく不思議。砂岩ならではの模様なんだろうなぁ。

一番奥にある遺跡エドディルへは、何百段もの階段を登っていきます。40度近い(超えてた?)暑さの中直射日光に照らされて歩くのはかなりつらい。案の定帰ってきたら熱を出してぐったり。でも、それでも行った価値はありました。エルハズネより繊細ではないけれど、迫力があったし、更に奥にあったビューポイントからは素晴らしい景色が見れたんです。あぁいうビューポイントでのんびり座って景色を楽しめるのが個人旅行のいいところ。

もしぺトラに興味があったら、できるだけ若いうちに行けたらいいかなと思います。個人差も当然あるけど、暑い中歩くのはとても体力のいること。体力に自信がないから、とロバに乗って再奥部のエドディルまで行く人がいるけど、ロバが大変なのはもちろん、乗ってる人も実は腹筋とか足とかつらいのだそうです。途中欧米人のおばさんがロバに乗ってるのにフーフー言ってました。

明日はヨルダンの首都、アンマンへ。中東は見るところがはっきりしているので、どうやら駆け抜け旅行になりそうです。熱下がるといいけどな。
■ヌエバ−アカバフェリーのこと
2008/07/06
朝7時前にヌエバに到着。フェリーチケット売り場はバスを降りてすぐそこにありました。でもチケットの売り出し開始は8時から。ひたすらまちぼうけです。

8時になると一斉に窓口めがけて走ります。エジプト人は並ばない。横はいり、当然。ガイドブックによると、スピードボートとスローボートがあるらしいのですが、今日すぐに乗れるのがスピードボートだったのでそれにしました。スローボートが今実際に稼動しているのかは謎です。

何時出発かもわからない、とにかく今日出発することだけが決まっているフェリーのチケットを手にして、フェリー乗り場へ。その後イミグレがあり、フェリーまでのバスに乗車、フェリー乗船、と全てのイベントごとに女性、外国人は優先してくれるので本当に助かりました。エジプト人男性はものすごい必死で喧嘩腰で我先に進もうとしていました。フェリーの会社の人がそんなエジプト人男性を一喝!超こわかった。

フェリーの中でやらなくてはいけないことがあります。ヨルダンのイミグレスタンプをもらうことです。フェリー会社の人は「これはイミグレとは違う」と言うのですが、結局最後までそのスタンプしか押されなかったので、あれが入国審査だと思います。それをもらっておかないとフェリーを降りる段階で引っかかってしまいます。

フェリーは乗ってすぐに出発。順調に進み、2時間ほどでヨルダンのアカバへ到着しました。エジプト側と同じく女性、外国人には優しいシステムになっており、あっという間に下船。荷物チェックを終えて、すぐに外へでることができました。

このフェリーは出航までに12時間待たされた、とか下船までに10時間待たされた、とか悪評が高いので、私たちはもしかしたらかなりラッキーかも。全く待ち時間がありませんでした。

昨日のバスもそうですが、エジプトの交通機関はアラビア語でしか説明をしてくれません。英語を話せる人が少ないわけでもないのに。女性、外国人が優先というのも、雰囲気を見て行ってみたらそうだった、という感じ。もう少し説明をきちんとしてくれたらあんなに大パニックになることもないのにな、と思いました。

アカバは、荷物チェックの場所途中にある両替所を逃すと、もう町にでるまで両替所はありません。ここで両替しておきましょう。
フェリー乗り場からアカバの町まではミニバスかタクシーで行きます。が、ミニバスもタクシーもなかなかきません。町にでるのも大変です。

アカバにいてもしょうがない、ということで、さらにアカバからマイクロバスに乗って、ワディムーサまで一気にやってきました。ここはぺトラ遺跡への拠点となる町です。アカバはダイビングで有名なので、興味のある人は是非何泊かしてみてください。素人のぱっと目にもキレイな海でした。