■アリの襲撃
2008/09/25
ボケテの宿を出発するちょっと前の話。お庭に干してた洗濯物を取り入れるべく、サンダルつっかけてお部屋からでました。まだ生乾きだなぁ、なんて思いながら、ちょこちょこ取り入れていると、急に右足の指から甲にかけて激痛が!

なんだなんだと思って右足を見ると、そこには何十匹というアリの大群が!小さいアリだけどこれだけ複数だと大迫力。あわてて手でアリ達を振り落としました。何十匹というアリが、一気に私の足をかんだみたい。どうりであちこちが痛いはずだ。

後から見てみると、私が踏んだ場所がちょうど彼らの巣になっていた模様。しばらくしたら痛みも腫れもひいてなんともなくなったから良かったけど、アリって本当にこわいですね。大群で襲われたら勝ち目なしな気がします。あぁ、こわかった。

ダニに食われたところも全く治る気配がなくてかゆみもひいてくれないし、小さな虫の脅威にさらされている今日この頃です。。。
■ボケテ
2008/09/24
ボケテは高原の村です。よって朝晩はとても冷えます。が、今日は起きてみたらものすごい快晴。早速お散歩に出かけることにしました。

途中、流れている川を見たり、木になっていたビワを取って食べちゃったり、小学生の子供たちの写真を撮ってみたりしながら、目的もなく歩くこと5キロ。とてもいい森林浴でした。

ただ、写真を撮った子供たちが最後に「何かくれ」と言い出したのはちょっとショックでした。純朴そうに見えて、意外と旅行者慣れしてる。それでもチョコボール1粒ずつで納得してくれたので、それはまだ純朴な証拠なのでしょうか?

ホテルに戻ると、偶然にも同じ宿にENOKEYがきていたので一緒にお茶しに行くことに。ここボケテはコーヒーの産地としても有名です。コーヒーとお茶菓子でなごんだあとは、お土産用のコーヒー選び。種類がいっぱいあって悩んじゃいます。

グアテマラと、コスタリカと、パナマ。この3国でコーヒーを買ってみたけど、どう味が違うのか。日本に帰って飲み比べするのがとても楽しみです。
■入国スタンプ確認ミス!
2008/09/23
旅も終盤にして、今頃初歩的ミスを犯してしまいました。今日はその報告です。
コスタリカ・サンホセをあとにして、トラコパという会社のバスに乗り、パナマのダビを目指していました。ミスを犯したのは、コスタリカの出国を終えて、パナマの入国の時のことです。

パナマでは入国の際、ツーリストカードを購入させられます。1人5ドルのそれは、キューバ入国の際に購入するツーリストカードと似ていました。そのカードとパスポートをイミグレ係員に渡します。その時、いつもであれば係員がスタンプを押すのをしっかり見て確認しているのですが、今日は怠ってしまったのです。パナマではこの入国審査の際、パナマを出国する飛行機やバスのチケット、もしくは一定額の現金を提示する必要があるのですが、気持ちがすっかりそっちにいってしまってました。

パスポートとツーリストカードを返してもらうと、次に荷物チェックがあります。バックパックを机の上にのせて、係員がくるのを待っていました。その間に一応パスポートのスタンプチェックをしました。が、パスポートにはスタンプがありません。でも、ツーリストカードにしっかりスタンプがあったので、「キューバと同じでパスポートには押さないのかな」くらいにしか思いませんでした。

そして全て終了し、バスへ。ダビに向けてしばらく進んだところで、自分のパスポートをチェックしていたmatuが一言。「スタンプあるよ」。確かにmatuのパスポートにはしっかりスタンプが押してありました。これはやばい、とちょっとあせっていたら、イミグレから5分くらいでバスが停車。ポリスによるパスポートチェックが始まりました。

パスポートにスタンプがない、というのはやはり大問題だったようです。バスから降ろされ、もう一度イミグレに戻るよう指示されました。乗ってたバスは待ってはくれません。荷物を全部持って、ポリスと一緒にイミグレへ。このポリスのおじいさんがとってもいい人で、イミグレまで一緒についてきてくれ、さらに、イミグレへ戻るタクシーの中でしきりに謝ってくれるのです。でも、そもそもスタンプの確認はこちらの義務。イミグレ係員の押し忘れであったとしても、確認をしっかりしなかったこちらが悪いのです。

イミグレへ戻り、今度はちゃんとスタンプをもらいました。さすがにスタンプ押し忘れの係員は苦笑い。こちらもつられて苦笑い。
ポリスのおじいさんは、その後私達をダビ行きのミニバス乗り場まで案内してくれ、金額も教えてくれ、笑顔で見送ってくれました。

もし、ポリスチェックがなく、そのままダビへつき、スタンプがないままだったとしたら。きっと出国の際に指摘されてペナルティが課されたことでしょう。大型バスでの移動だったからポリスチェックが入ってすごくラッキーでした。2度目にミニバスで同じ場所を通ったときは何のチェックもなく素通りでした。

イミグレからダビまで、ミニバスが1人2ドル。計4ドルの余分な出費となりましたが、いい経験になったと思うことにします。
■海亀のたまごの食べ方
2008/09/22
さて、ここコスタリカでは海亀のたまごを食用として売っています。
その話をENOKEYにしたところ、絶対食べてみたい、と。
そこで、今日は一緒に市場へ買出しに行って、海亀のたまごを購入。

海亀のたまごは25個、2500コロンで売っていました。どこに売っているか、というとお魚屋さんです。とてもポピュラーなものであるらしく、多くのお魚屋さんでは売り切れ入荷待ち状態。何軒かあたって、やっと手にすることができました。

海亀のたまごは白くてピンポン玉大の大きさで、殻は固くないです。ピンポン玉のプラスチックをものすごく薄くして柔らかくなった感じ。手で押すとペコッと凹んだりします。

地元コスタリカの人は生たまごのままジュースに入れて飲んでいるそうです。白身を除いて黄身だけで飲むそうです。人によって、タバスコをいれたり、ビールに混ぜたり、色々らしい。

宿に帰って、宿泊者みんなで試食会。まず1個割ってみました。殻は本当に薄いプラスチックのような感触。割ると白身に包まれた黄身があらわれます。鳥のたまごと違うのは、白身がものっすごくゼラチン質だということ。コラーゲン超たっぷりな感じです。

ENOKEYが生たまごでまず一つ味見。地元のひとでさえとってしまう白身ごと。彼曰く、白身がぷるっぷるで食感がイマイチらしい。黄身はそれに反して粉っぽい。とても生臭い、とのこと。ちょっとそれでひるんだけど、もう出会うこともないかもしれない海亀のたまご。ここはやっぱり食べとかなくちゃね。食べてみたけど、ん〜、ENOKEYの感想そのもの。。。

生たまごのままでは生臭いのがかなりきびしいです。なので、残りはゆでたまごにしてみました。
ところが、ここで大誤算。いくらゆでても白身が固まらないのです。20分ゆでても全くダメ。あきらめて取り出して食べてみると、白身は生と同じ状態なのに黄身はしっかり過ぎるほど固まっていて、パサパサどころかジャリジャリに。これは全くおいしくない。生臭いのもとれてないし。でも、白身を取って黄身だけにして、お塩をたっぷりかけると食べれる、という発見もありました。

スクランブルエッグにしようと器で生たまごを溶いてみるも、白身がプルプルすぎて混ざりません。これではスクランブルエッグはおろか、卵焼きも無理。その状態で一応フライパンに落としてみたら、白身が油に反応してバチバチはじけて大変でした。かなりの水分を含んでいます。最後まで白身は焼けることなく、ただ縮んでフライパンに張り付いていくだけでした。

これは煮ても焼いても食べれない、という結論に達し、どうにか生臭さと特有のとろみを消して生のまま食すべく、砂糖を入れてみたり、牛乳を入れてみたり、コーラを入れてみたりしたのですが、全くだめでした。
結局、海亀のたまごの正しい食べ方は、「生のまま白身を取って、黄身だけ何かに混ぜて食べる」ということのようです。まさに地元の人々がやっている通りでした。
ちょっと悲しい結論でした。
■カポエラ
2008/09/21
朝6時半のバスでサンホセへ。4泊の小旅行もおしまいです。
サンホセの宿にはENOKEYがきていました。パナハッチェル、サンタ・エレーナ、サンホセ。再々会です。

夕方、ENOKEYがスターフルーツを買ってきて、みんなにおすそ分けしてくれました。木になってるのをみて、気になってはいたのですが、なかなか買うまで至らずにいました。輪切りにすると、本当にキレイな星型。お味は、というと、かなりの酸味にびっくり。お砂糖かけて食べてちょうど良いくらい。それでも結局3人で4つもたいらげてしまいました。

ENOKEYはカポエラという格闘技をやっているのですが、同じくカポエラを習っているサンホセ在住の大介さんがやってきて、2人の対決を見ることができました。カポエラっておもしろい。舞踊の要素もあるし、音楽もできなきゃだめだし、和を乱しちゃいけない、で、それでもやっぱり戦いなわけだ。ゆっくりしているようだけど流れるような動きを続けなくちゃいけないので、相当筋力がいるように見えます。そして音楽に合わせて舞うので、リズム感も重要。

カポエラで使うタンバリンを少し叩かせてもらったけど、それも結構難しい。ENOKEYや大介さんがすごく簡単そうに叩くから、できるかなぁと思ったけど全くうまくできませんでした。すごく奥の深いスポーツです。

せっかく痩せに痩せたmatuが日本に帰ってリバウンドしないように、カポエラやってくれたらいいんだけどな、と思いました。
■ケツァールとジーパン刑事
2008/09/20
どうしてもケツァールが見たくて、昨日プライベートツアーを申込みました。9月後半のこの時期で90%見ることができる場所がある、というのです。それがモンテベルデ自然保護区のすぐ裏にある、センデロトランキーロ。

ここはモンテベルデ自然保護区より標高が低く、1300m程の高さで、ケツァールの好物であるミニアボカドがまだ残っているらしい。ここもあと2週間もすれば食べつくされて実がなくなり、ケツァールは更に低い場所へと移っていくとのこと。

10%の見れない人々に該当したら嫌だな、と思いながらのハイキングでしたが、始まって30分ほどでめでたく90%の仲間入り。しかも最初の発見者はガイドさんではなく、matu。指をパチンと鳴らして、「ヘイ!」とガイドさんを呼び確認。メタリックな緑色の大きな鳥はまぎれもなくケツァールでした。

その後、5,6羽のケツァールと遭遇。いろんな角度から見ることができて、大感動。もちろん大きな木の上方の枝に止まっているので間近で見れるわけではありません。肉眼でも存在の確認はできるけど、双眼鏡を使ってみないとディテールまではわからない距離です。それでもこんなにたくさんのケツァールが見れたなんて、ラッキーらしい。ガイドさんが言ってました。

トランキーロでは他に、ハナグマ・タランチュラ・リスなどを見ることができました。ケツァールのためだけに行ったツアーだけど、なかなか充実。ガイドブック等に載っていないので知られていないため、観光客は皆無。とてもいい場所なのにもったいないなぁ、と思います。

午後はカエル博物館へ。コスタリカはカラフルなカエルでも有名です。アカメアマガエルや、イチゴヤドクガエルなどなど、カエル天国。モンテベルデやトランキーロのナイトツアーでなら運がよければ見ることができるらしいです。
お目当てはアカメアマガエル。博物館でもラストを飾るこのカエルは本当に美しいカエルで、あの日本にいるガマガエルとかと同じ種族とは思えません。おもちゃのようでした。
そしてもう一つのお目当て、イチゴヤドクガエル。こちらはびっくりするほど小さいカエル。1センチないんじゃないでしょうか。自然保護区で見つけるなんて、きっと至難の業だろうなと思います。派手だけど、目立たないから。このカエルは足の部分が濃い青になっているため、「ジーパン」とも呼ばれます。ちょっとジーパン刑事を想像する私なのでした。
■モンテベルデ自然保護区
2008/09/19
朝早く起きてバスに乗り、モンテベルデ自然保護区へ。
モンテベルデ自然保護区は熱帯雲霧林という特殊な環境です。湿度が高いため、木にはコケやツル植物が生え、あたり一体が真緑。カラフルなカエルや、ハチドリ・トゥカン・ケツァールなどの鳥が有名です。

そうは言っても、それらを間近に見ることはなかなか難しく、ガイドさんをつけても簡単に見れるものではありません。森林浴をするだけのつもりで楽しめ、と歩き方に書いてあったので、そのつもりでガイドをつけず自分達で歩くことにしました。

3時間あれば保護区内の外周を1周できるコースがあります。そんなに起伏も激しくなく、ハイキング感覚で楽しむことができます。雨さえ降らなきゃね。。。

私達はその外周1周コースを選び、途中までは道端のお花や木の上の鳥を観察しながらゆっくりと進んでいました。ハチドリと遭遇したり、トゥカンを一瞬見れたり、結構楽しんでいました。雨が降り出したのはコースを半分くらい進んだ後のことです。

生涯で経験したことのない、超大量に降る静かな雨。どんなスコールよりも激しい量の雨なのに、土が吸収するからなのか物音があまりしません。そんな雨が1時間以上続きました。最初はすぐ止むだろうと思って木陰で休んでいたのですが、全く止む気配がなく、このまま立ち止まっているのにも限界を感じて引き返すことにしました。標高があるからか、雨が降り出すととたんに気温が下がり、肌寒くなります。

そのままフロントまで引き返したので、モンテベルデはあっけなくこれにておしまい。ちょっと悲しいハイキングでしたが、前半は楽しめました。雨が降ってからも、これが熱帯雲霧林の醍醐味だよな、と恐ろしい程の雨の中を歩く経験も悪くはないかなと思いました。そのかわり靴はぐちゃぐちゃのどろどろ、服は肌に気持ち悪く張り付きました。

フロント近くにあるハミングバードビレッジは無料で入れるのに、ものすごくたくさんのハチドリが見れてオススメです。目の前をブンブン横切って飛んだり、ハチドリ用ジュースを飲む姿を見たりすることができます。緑や青、紫のハチドリが入り乱れる様子はとてもにぎやかで楽しかったです。
ただ、野生の鳥なんだけど、餌をやってるわけだから、半分飼われている様な感じです。

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