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┃週刊いい仏（ブツ）情報　　２１号┃○┃　　　　２０００．１０．１６発行┃
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┃■■■■■■■■■　仏前（ホットケマエ）やのう〜。　■■■■■■■■■┃
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　仏前！　http://www.（旧URL）
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　■２１号：昨日、爪長阿弥陀三尊像に会いに鎌倉に行って参りました。　　■

　○今回の仏前！（ぷち）ツアーも私を含め５人で決行。一番の目玉は浄光明寺
　の阿弥陀三尊像。爪が長いことで有名な方たち。○うわー！もうメロメロ（死
　語）ですよー！スッッッゴクかっこいい＆キレイ＆細身な三人で、超オススメ
　！んまー、阿弥陀さんの上品中生＜じょうぼんちゅうしょう＞に印を結んだ指
　先の優雅なこと！脇の勢至と観音菩薩の表情のクールな（優しげだが甘過ぎな
　い）こと！！一緒の部屋にいた矢拾＜やひろい＞地蔵菩薩のスマートで色っぽ
　いこと！！！期待以上、想像以上に素晴らしい〜仏前っぷりにメいっぱいやら
　れ、興奮しまくっていた私達でした。○それから海蔵寺、鎌倉国宝館、宝戒寺
　に行きましたが浄光明寺の仏の強インパクトの後には霞んでしまいます。が、
　国宝館（意外と多くの仏を寄せ集め）、宝戒寺（金歯の閻魔大王、地蔵菩薩が
　本尊で脇に梵天、帝釈天）はよかったです。○「仏前やのう〜。」は、こ難し
　い事スッ飛ばし「かっこいい」「色っぽい」「色鮮やか」な、仏前なブツを紹
　介しています。　　　　　　　　　　・・・前置き長くてすみませんでした。



┃■ＭＹ☆ＦＡＶＯＲＩＴＥ☆ＢＵＴＳＵ
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┗【Ｎｏ．１６：聖観音坐像（伝　楊貴妃観音像）＠泉湧寺　楊貴妃観音堂】━┓

　　■今回の仏前！な仏は泉湧寺＜せんにゅうじ＞は楊貴妃観音堂＜ようきひ

　　かんのんどう＞の聖観音＜しょうかんのん＞坐像です。この観音さんは中

　　国から来たそうで、玄宗皇帝が楊貴妃を偲んで彫らせたと伝えられ、楊貴

　　妃観音と呼ばれています。一目見て鮮やかな色彩や顔の２倍もあろうかと

　　いう大袈裟な冠のせいで「派手！」と感じさせる仏。白、赤、緑、金の彩

　　色がでかい冠や瓔珞などにしっかりと残っていますよ。

　　■この方は「楊貴妃ってこんな顔だったのか！？」と思わずにはいられな

　　い像ですね。私には「男っぽい」という印象が強いです。なぜなら口ひげ

　　がすごく目立つから（たーんじゅーん）。うっすらほどこした化粧とうす

　　紅を引いた唇のせいで余計ひげが際立って見えるのですね。目許は切れ上

　　がり、眉もほっそりと描かれているんですけど、やや下膨れ気味の頬と筋

　　は通ってるけどちょっとつぶれたような鼻のせいか、なーんか男顔。でも

　　体は小柄だし肩幅も狭いので全体的には女性らしいかな。穏やかで高貴な

　　感じを受けます。うまく表現できないけど、不思議な魅力のある仏です。

　　■楊貴妃観音で思い出すのは大学の時に、この観音堂の当時の管理人のお

　　じいさんにもらったアドバイス。「ええかね、お寺さんに行く時は『仏さ

　　んを見に来ました』やのうて、『仏さんを拝ませてもらいに来ました』か

　　『仏さんに会せてもらいに来ました』ゆうんやで。アンタがそう言わはっ

　　たら、お寺の人も悪い気はせんからね。」以来、お寺に電話する時やお寺

　　の人と話する時は必ずそう言うようにしてます。もう本心になったけどね。

　　御寺　泉涌寺オフィシャルホームページ
　　http://www.mitera.org/
　　※楊貴妃観音の写真は「泉湧寺写真集」のページにあります。


　　絶対見とけ度　★★★☆☆（星３つ…名前勝ち、とも言えますね）　　
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　　御寺　泉涌寺　京都府京都市東山区泉涌寺山内町２７
　　□アクセス□　市バス　泉涌寺道下車　徒歩５分
　　□拝観時間□　９時〜１６時３０分（１２月１日〜２月末日は〜１６時）



┃今日のブツ豆知識（仏像なんて皆一緒、と思うなよ！知って得する仏の秘密）
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┗２１豆━踏んでます。踏まれてます。━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

　　仏像は蓮や岩や獅子など色んな物の上に乗ってますが、一番目立つのはや
　　はり鬼でしょう。邪鬼＜じゃき＞は明王や天部の怒り及び守り担当の仏に
　　踏まれてます。彼らは仏教徒にならない衆生の暗喩ですが、もとは仏教に
　　敵対している異教の神で、それを鬼の姿に変えて踏ませているのです。だ
　　からスキあらば逃げ出すぜ！と思ってるに違いない。かと思えば喜んで四
　　天王に踏まれている夜叉神という良い子達もいたりします。


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　今回の仏前度 0|→→|→→|→→|→→|→→|→→|→→|・・|・・|・・|100天
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　　　　　70天！とにかく色彩鮮やか。伏せた瞳と目尻が綺麗な仏です。
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　*「仏前！」ホームページ（掲示板もあります）
　　http://www.（旧URL）
　　
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■次のＭＹ☆ＦＡＶＯＲＩＴＥ☆ＢＵＴＳＵは三千院の阿弥陀三尊像です。
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「仏前（ホットケマエ）やのう〜。」は2000年5月8日より週刊で全46号発行予定。
宜しくおつき合い下さい。感想は京都行きスケジュールを考え中のアキラまで。
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※掲載情報には実在する神社仏閣、仏像名が現れますが、それらには何の関係も責
任もございません。飽くまで編集者の独断と偏見でお届けしており、掲載情報に編
集者はいかなる責任も持ちません。但しデータの訂正はいつでもお受け致します！
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