Top雑感2017年4月(21日〜30日)

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4月21日 カッシーニ終了
 つい先日、土星の衛星エンケラドスに生命がいる可能性を示唆する観測結果をもたらしたカッシーニだが、ついにその役割を終えることに
なった。衛星であるタイタンの重力を使って軌道を変更、土星の最も内側の輪よりもさらに内側の軌道に入り9月15日には土星に落とす
という。燃料が少なく、制御不能になる前に、エンケラドスなどに落ちて地球の微生物で環境を汚す前に落とそうということのようだ。
調べてみると、1997年10月に打ち上げられて2004年に土星軌道に入っていたようだ。その後観測期間を2度に渡って延長し、
現在に至るようだ。なんとも残念なことだが仕方ない。土星に落ちるその時まで観測は続けるらしいので、貴重なデータを送信して
その役割を終えることになるのだろう。最後にどんなデータを送ってくるのか、楽しみにしていようと思う。ちなみに、昨日ネタにした
出国しようとしていた人たちは、事件とは菅家無いことが明らかになったそうだ。

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4月22日 障害者教育
 政府は教職課程で障害者に対する教育に関する科目を必修にする方針を固めた。90分の授業を7、8回受講するとしている。教員免許を
更新する講習でも障害を持つ子どもたちの指導法を学ぶことを明示して、質、量共に充実を図るようだ。よくわからないのが、2020年の
東京オリンピック、パラリンピックに向けてというお題目がついていることだ。別にオリンピック、パラリンピックが無かったとしても
これは行うべきだし、きっかけとするには弱い。なんでもオリンピックにかこつけて実施しているような印象を受けているので、
ここまでやらなくても、と思う。で、障害を持つ子どもだが、十分な体制が取れるのはやっぱり都会だけなんだろうな、という気がする。
田舎の方ではそもそもの生徒の数が少ないので、特別なクラスを作るわけにもいかないし、そもそも部屋数に余裕がなかったりする。
教員に教えてみたところで、そんなに単純ではないよな、というのもあるが。

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4月23日 ラン活
 今やそんな言葉すら生まれているという。略さないで書くと「ランドセル活動」新しく小学校に入学する子供のために、親や祖父母だけで
なく、おじさん、おばさんに至るまででランドセルを選ぶ時代になってきているというのだ。しかも、2018年の春に向けての商戦が
すでに始まっているという。新宿にある有名百貨店では大型連休での需要を取り込もうと、売り場の開設を4月に前倒ししたという。
いくらなんでも早すぎるんじゃないか?と思ったら、人気のあるものは5月には無くなるという話も出ているらしく、いよいよ意味が
分からない感じになっている。そんなにしてまで選ばないといけないものなのか?という気がするのだ。やはり子供が少なくなった
ことで、後悔しない子育てを、とか考えられているのだろうか。やりすぎじゃないかなぁ・・・。

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4月24日 フランス大統領選挙
 昨日行われていた。投票の締め切りは日本時間の今日午前3時。にも関わらず、午前5時ころのニュースでは既に大勢が判明していた。
投票している様子もニュースで流れていたのだが、投票箱が透明なので日本のように自然に開く紙ではないにも関わらず、わずか
2時間でだいたいの結果がわかるという素晴らしい結果だった。日本の選挙の結果が出てくるのが凄く早いとは思っていたが、
フランスも凄いな、と。日本の場合は出口調査の成せる技なのだが、フランスは果たして。そう考えると、アメリカ大統領選挙の
結果が出るのは何故あんなに遅いのか・・・。もうちょっと頑張れよ、と言いたくなるわけで。というか、全部電子投票にすれば
いいんじゃないか?

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4月25日 マスコットは小学生が
 東京オリンピック、パラリンピックのマスコットについて、候補を3、4点まで絞り、最終的な決定を全国の小学校で投票して決める
という方向性が明らかになった。1クラス1票とする方針であり、最も得票の多い作品が原則的に選ばれるとされている。昨年度の
数字だと全国には2万313校あり、27万1764クラスあるという。この27万票で決定するわけで、投票は年明け、2018年前半には
マスコットのデザインが決まるとされている。ここ数大会、オリンピックのマスコットの印象が薄い。リオはまだ露出があった方だが、
ロンドンに至ってはデザインが不評すぎて、大会の途中から全く見かけなくなってしまった。ここで子供に投票させて記憶に残る
マスコットに、といったところか。結局は最終候補の出来次第ではあるのだけど。

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4月26日 赤字に
 日本郵政が2007年の民営化後、初めての最終赤字の見込みとなった。オーストラリアの物流子会社が多額の減損処理することになった
ためであり、買収当時から高額すぎるとか、国内への相乗効果は小さいなどと厳しい声が多かったものらしい。2015年2月に買収し、
今回の減損処理、赤字決算になる見込みだという。色々と言われているわけだが、このオーストラリアの子会社が、極めて高い効率で
物流事業を行なっているのであれば、何らかの効果は国内にもあったはずである。減損処理をしているということは、それほどの利益も
上がらず、国内への効果もなかったという解釈なのだが・・・。昨今、日本郵政に限らず、日本の会社が海外の同業を買収する例が
散見される。にもかかわらず、意外なほどにいい結果が出ていない。本体が危なくなる会社すら出てきている。日本は元々そういう
文化が無かったからなのだろうけど、買収が下手だよな・・・と。自分では出来ないけど。

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4月27日 認知度
 何故その会社が?という感じだが、ジャストシステムがプレミアムフライデーに関する調査結果を発表した。全国の20〜60代の会社員
1057人。プレミアムフライデーの認知度こそ80%だったが、勤務先が特に推進していく予定がないというのが71.3%と圧倒的多数。
過去2回で15時に帰れた人は4%、そのうち38.3%が前日の残業で調整、36.2%が当日の朝の早出で仕事を調整していたことが分かって
いる。複数回答があるので単純な足し算ではないにしても、仕事の総量が変わらなないのだから、当然そうなるよな、という感じだ。
そして、約40%が早く帰ることを諦めているという回答が。おそるべしプレミアムフライデー。始める前は大々的に宣伝していたが
4月ともなると全く姿を見かけないので、政府としても諦めているのではないか、とさえ思う。仕事を早く終えて空き時間を作り、
消費を喚起するという名目だったはずだが・・・。5月も続ける?

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4月28日 プレ金
 まだまだニュースになるんだなとは思ったが、付いてくる言葉が残念だ。「手詰まり感」という文言だった。経産省の統計では
導入している企業は4月でも376社、3月からでは60社しか増えなかったというものだった。個人的には60社も増えたのか、という感覚
なのだが、そういうものらしい。百貨店では金曜夕方に客を呼び込もうとイベントを開催しているようだが、それも4月の3回目で
すでにネタ切れ。しかも来るのは既存客ばかりで会社帰りの人はほとんどいないという。まぁ帰れる人が少ないのだから当然の
結果だとは思うのだが。これで大型連休に突入するわけだが、連休明けの5月末には話題にすらならないのではないか、という懸念すらある。
大丈夫か?

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4月29日 佐賀に鹿
 ニホンジカが生息していないはずの佐賀県で目撃情報があったとして調査が行われている。単なる口頭の情報ではなく、写真まで撮影
されているというから、なかなかの信憑性だ。目撃情報も複数に渡り、フンや足跡らしきものも確認されているというので、ほぼ間違い
ないのだろう。九州では生息が確認されているが、佐賀にはおらず、また県境付近にも生息域はないとされており、どこから来たのかが
分からない状態だ。動物にとっては県境なんて関係ないので、山の中を通って移動して来たのか、ただ単に今まで見つけられなかったのか。
何にせよ、九州の他の地域にはいるのだから、佐賀で見つかってもいいじゃないか、とか思うのだが、そうでもないらしい。農作物や
林業への被害が大きいらしく、生息しているとなると対策が変わってくるようだ。まぁ、動物は自由だからな。

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4月30日 独裁政権か?
 トルコが独裁政権の様相を呈している。テロを助長する内容と、政府が複数のテロ組織と協力しているとする内容を削除しなかったとして
Wikipediaへのアクセスを全面禁止。さらに、人々が友人を紹介されるような番組は許可を受けることはできないとして、デート番組を
テレビとラジオから排除したようだ。また、法務省勤務や軍に雇用されていた人など、公務員3794人を解雇したという。昨年7月の
クーデター未遂後、9ヶ月以上に渡って非常事態宣言が続いていて、粛清が続いているようだ。親日国として知られるトルコであり、
日本からの旅行者も多いと聞くのだが、果たしてどこに向かっているのか。世界的に印象が悪くなれば環境客が減り、収入が減ると
思うのだが。そこまで考えてはいないんだろう、というのは想像に難くないわけで。果たしてどうなるのか。海運で重要な海峡を握っている
事実は変わっていないので、政治情勢が不安定になると困るんだけどな・・・。

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