★あー昨日からのご開帳だしなー、混んでるんだろうなー、どれくらい並ぶかなー、でも朝一だし30くらいで大丈夫じゃん?などと心配しつつ、六波羅蜜寺へ到着。「御本尊御開帳」(だか十一面
観音御開帳)の旗が翻っております。が、誰も、だーーれも並んでません。えっらい拍子抜けはしたが並ばず見れるに越したことはない!ついてるぞ。「辰年御本尊様開帳」記念のお札「淵龍の御符」を貰いお堂に上がる、とそこに朱印を押してもらえる。その印がクルミを割った様な形でかっこよかったので「これは何を現すのですか?」と聞いたのだが「今回の御符は緑でしょう、この色は五色の内の一色で12年ごとに色が変わり、次に緑色を配るのは60年後の辰年なんですよ。」「はー、そうなんですか。」で会話が終わってしまった・・・。
★はいはい、ご開帳!ご開帳!参拝人が私達の他に4人くらいしかいないので清水寺と違って真ん前で堂々と見れる。んーでかい。腰を左にひねったかなりずんぐりどっしりした感じの仏。顔は男顔。はー、なーる程ね。とひとしきり見仏し、宝物館へ。
★宝物館で気になったのが“夢見地蔵”と言われる地蔵菩薩坐像。地蔵なのに優しそうな女性的な感じじゃなくて健康的で男性的。今時の体格の良い若い男子のようだ。頭も坊主じゃなくてちょっと伸びた感じで耳に金の輪のピアスしてるし、瓔珞が太いのがブラザー系の金チェーンっぽいのでそう感じるんだろうな。ややっ、また玉
眼だよ。私、玉眼好きなのだろうか?
★ここでふとさっき見た秘仏に違和感を感じる「あれ?秘仏って十一面
観音じゃなかったっけ?」普通の観音のイメージしかないぞ???、と、もう一回戻って見てみる。な、なるほど記憶がないのも当然。だって頭上の十一面
、天井から下りてる幕のせいで見えないんだもの。これじゃあ聖観音みたいだね。いっくら床に這いつくばってもちーとも十一面
は見ることが叶いませんでした。
★六波羅蜜寺、空也さんは口から出た「南無阿弥陀仏」がおもろいんだけど、この像はぱっと見がコワイです。いつも思うんだけど、これって口から出てるっつーより吸い込んでない?なんか化仏食べてる感じがするから恐いんだよねえ、きっと。(あああ、バチ当たりー。でもさー、そう見えるもんはしょうがないよ。)
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