文章
以前は随筆や身辺雑記も載せていましたが、最近は何となく物語もどきのものばかりになっています。マンガとか絵のときとくらべて、文章の方が、より気ままにいいかげんに書いています。要するに一番楽しんでいるかも知れません。 ※タイトルをクリックすると、本文が表示されます。 |
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■さなぎまん
このお話に登場する本多君は、私が中学生の時に同学年だった少年がちょっとだけモデルになっています。私は、その子のことを、大不良だと思ってひそかに畏怖していたのですが、一度彼の家に遊びに行ったら、ちっちゃなお母さんが出てきて、「ウチの子を悪い遊びに誘わないで」と私のことをにらんだのです。
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■竹にひそむ
ナヌカザメの卵殻は、まるでプラスチック製品のように硬質で無機的な手ざわり。そして四角いような丸いような、とても地球のモノとは思えない形をしています。その卵を照明で透過させて見ると、中には動物の魂そのもののようなやわらかそうな生き物が一匹いて、静かに脈動していました。
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