2010年1月23日
さぁと意気込んでおいてなんだが、アドインを作るために、マクロを組むわけだが、そのマクロを組む上での
準備と、知っておいた方がいい物を最初に書いておこうと思う。
手元のアプリケーションの関係上、Office 2007で説明させてもらいたい。手元にあるのがWindows版のOffice 2007と
Mac版のOffice 2004しかないので・・・。Mac版の画面を見せても仕方ないでしょ?古いバージョンのOfficeでも
同じようにできます。ボタンの位置が違ったり、名前が変わっていたりするだけです。頑張って探してください。
マクロを組むにあたって、表示させておくと便利なのが「開発タブ」。
Excelのオプションの中にあるので(画像1)、
チェックを入れると表示されます(画像2)。
まぁアドインを「開発」しようとしているのだから、当然と言えば当然かも。
Excelのオプション |
開発タブを表示させる |
出てきたタブの中の「Visual Basic」というボタン(画像3)
をクリックすると見慣れないウィンドウ(画像4)が開きます。
その中の「プロジェクト」内にある今開いているエクセルファイル名のVBAProjectを右クリック
(画像5)。
「挿入」→「標準モジュール」。これでできる「標準モジュール」の下の「Module1」の中に書き込んでいくことになる
(画像6)。
通常はモジュールを挿入するとウィンドウの右側の領域にモジュールのウィンドウが開くが、
開かなかった場合は「Module1」をダブルクリックすると開くので、そちらで。
開発タブの中身の一部 |
Visual Basicのウィンドウ |
VBAProject |
モジュールを挿入したところ |
他によく使うのが「ヘルプ」。その中でも「Visual Basicランゲージリファレンス」を一番開くかも。
他に、地味に便利なのがオブジェクトブラウザ(画像7)。
最初はさっぱり分からないかもしれないが、
そのうち何となく分かるようになってくる。オブジェクトとプロパティの事が分からないとサッパリかも。
オブジェクトブラウザ |
実際に作ったマクロを動かすのは、Excelの開発パネル内の「マクロ」のボタン。
押すと設定したマクロの名前の一覧が表示されるので、実行したいものを選んで「実行」を押せばいい。
まぁ基本的にはそれだけ。
マクロに限らず、プログラムを組む場合の心構えなのだが、基本的には小さな、簡単なプログラムを作って、
正常に動く事を確認してから、機能を少しずつ追加していく、というのがベター。
最初から巨大な物を作ろうとすると、大体は心が折れるし、エラーの原因も掴み辛い。
まぁそんなわけで、実際に組んで発展していく様を次のページから見ていこうと思う。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14]