Top雑感2024年3月(21日〜31日)

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3月21日 キタシロサイ
 世界で2頭しかいないキタシロサイを絶滅の危機から救える可能性が出てきたという。近縁種のサイの受精卵を代理母の子宮に移して妊娠させることに成功したことから
キタシロサイの受精卵を作製して近縁種のサイの代理母に出産してもらう人工繁殖計画を進めるという。2年後を目標に最初の赤ちゃんを誕生させたいとしている。
現在残っているのはケニアの自然保護区に母子のメス2頭のみが残っているという。いずれも高齢や病気のために妊娠や出産は難しいという。精子は凍結保存されている
という。遺伝的多様性も持たせるというのでなかなかすごい計画のようだ。個人的に、本当に絶滅する種を救うことが大事なのかという疑問はずっと残っている。
これまでも絶滅してきた種というのは色々といるわけで、それが自然の摂理ではないか、と。う〜ん・・・難しい話だ。

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3月22日 宝塚
 これまで狭き門とされてきた宝塚音楽学校の受験者数が過去最低となったそうだ。宝塚歌劇団の劇団員が死亡した事件で、遺族がパラハラの認定を求めて劇団と協議を
続けているのが問題視されたようだ。具体的な数字は出ていなかったものの、定員40人に対して過去最低が612人であったらしいのだが、それを下回ったというくらい
なので10倍は超えているのではないかと思う。十分に狭い門だとは思うのだけど・・・。そもそも、そういった劇場とか興行に縁のなかった生活を送ってきたので、
あまり価値を見出せていないわけで、それだけの人気があるというのもイマイチ理解できていなかったりする。おそらく今後も見に行くことはないと思うので、
価値は見出せないままだろう。ただ、それだけ人が集まるということは、そこに価値を見出す人がいるわけで。何となく不思議な世界だなとは思う。

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3月23日 動物福祉
 ストレスの少ない環境で家畜を育てるというカリフォルニア州の法規制が畜産業界に波紋を広げているという。飼育方法の基準を満たさない豚肉製品の販売を
州内で販売できなくなるという。人口が多いために消費される豚肉の9割を州外に依存しているために、サプライチェーン全体に大きな影響が及ぶとされている。
規制の一例としては妊娠中の母豚が自由に動き回れるように1頭あたり2.2平方メートルの面積を確保が義務付けられているという。とりあえずカリフォルニアだけ
の話ではあるのだけど、これからどこまで広がっていくのか・・・。日本ではさすがに同じ流れは出てこないだろうとは思う。国土の面積が小さいので
どうしても限界が出てくるし、動物に対しては「生類憐れみの令」が悪い例としてよく知られているので、やりすぎはちょっと・・・という頭がどうしても
あると思われるわけで。どうなるカリフォルニア。

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3月24日 バックフリップ
 実際に見ていないので分からないのだが、名前から判断するに後方宙返りなのだろう。本来禁止されているフィギュアスケートでバックフリップをした選手がいる
としてニュースになっていた。衝撃は大きかったが着氷したものの、禁止技であったために2点の減点となったという。それでも206.90点を獲得したという。
どうやら禁止されている理由というのは危険ということもさることならが、氷に対するダメージが酷く、後続の選手への影響があるからということらしい。
後続の選手のことも考えるのであれば確かに重要な禁止事項かもしれないが、それに対する罰則が2点減点というのはやや緩い印象を受ける。点数自体は200点を
超える世界なのだから、わずか1%になる。トップ選手同士では1点未満を競う競技なのかもしれないのだが、他で2点を稼げるのであればインパクトを残すという
意味では十分な効力を持っているだろう。この辺り、ルールのバランスを考え直す時期なのかもしれない。

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3月25日 奈良の鹿
 国の天然記念物として手厚く保護されている奈良の鹿だが、農業被害が起こっていることから、これまでは駆除ができなかった緩衝地区についても駆除の対象と
することで検討していくという。奈良公園、春日大社、東大寺などがある中心部から東に5 km以上離れた地域までの一帯は殺処分が一切禁止。その外側では
年間の制限付きの殺処分対象、今回の対象は緩衝地帯で殺処分が禁止されており、捕獲した鹿は特別柵で生涯にわたり収容されるという。今後も収容する鹿が
増えると考えられているために駆除の対象とする方針だという。まぁ天敵がいない状態で餌が十分にあるのだから、増え続けるだろう。増えたら今度は保護対象から
外すというのは何とも身勝手な話だ。ヒトの身勝手さは今に始まった話でもないので仕方ないのかもしれないが。そのうち天然記念物から外されるとかあるかも。

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3月26日 毎年恒例
 何となくだが、毎年1回くらいはとんでもない転び方をするような気がする。2023年は3月初頭、献血に行った先の茨城で派手に転んでいる。その時のことは
よく覚えている。そして2024年は今日だった。雨が降り風が強い状態で、狭い道で後ろから来た車を避けるために路端に寄って歩いていた時に何かに躓いて
思い切り転んだ。ちょっと右足首を捻ったことと、膝を擦りむいたくらいで済んでいるのだが、後ろから来た車のドライバーには酷く心配されてしまった。
雨が降っているのに車を止めて窓を開けて容態を確認してくれた。その時点で特段の痛みはなかったので大丈夫ですと答えて終わったわけだけど・・・。
何だろう、この毎年1回は「死ぬんじゃないか」っていう転び方をするのは。自分でも分からん。

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3月27日 プロ野球開幕
 実際のところ今日ではなく、明後日のことのようだが、日本のプロ野球、ペナントレースが開幕するらしい。少し先のテレビ欄をチェックしていて見つけてしまった。
昔のように毎日中継して、他の番組を繰り下げてというのは減ってきているものの、開幕戦は最大30分まで延長するらしい。全く興味のない私にとってはなかなかの苦痛
でしかないのだが、楽しみにしている人もいるのだから放送されるわけで。もう娯楽が野球しかないような時代でも無くなったのだから、そんなに力を入れなくても
いいと思うのだが、やはり見る人が多いのだろう。最近は動画配信サイトで国会審議の様子がやたらと流れていて、個人的には下手なテレビよりも面白いと思って
しまうのだが、なかなかテレビでは流そうとしないわけで。う〜ん、やっぱり感性がズレていているのかなぁ・・・。

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3月28日 万博に招待
 地震が起こったのが1月1日だったのでまもなく丸3か月になる。そんな能登半島地震の被災者を大阪・関西万博に無料で招待することが検討されているという。
大阪府知事が明らかにした。さらに万博会場で石川県内の特産品や伝統工芸品を展示する構想を明らかにした。なんか本来の万博のテーマからずれているような
気がするし、そもそも自宅の復旧もままならない状態で万博に来てくれと言われても気分的にどうなんだろうという気がする。というか、万博の収入は入場料なのに
被災地から無料で招待するとなると赤字が膨らむのではないだろうか。ただでさえ前売券の売り上げが発売から3か月で4.6%とかなり悲惨なことになっているというのに。
一時期ほどには惨状が報道されなくなってきているが、改善するわけもないので悲惨なのだろう。果たして被災者を招待しているほどの余裕はあるのだろうか。

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3月29日 開花
 今日、東京でのソメイヨシノの開花が発表された。平年より5日遅く、過去10年で最も遅いという。2月中旬に記録的な暖かさとなった一方で、2月下旬から3月下旬は
平年より気温が低い日が続いたために開花が遅れたと考えられている。ただ、ここから温かい日が続くため、満開までの日数は早まりそうだとも。東京での桜の満開が
4月になれば7年振りだとか。まぁ今年は変に暖かかったので休眠打破が上手くいかなかったのでは?ということを言っている人もいた。そんな桜の開花くらいで
毎年大騒ぎしなくてもとは思うが、世間が大騒ぎしてそれを冷めた目で見るのも毎年恒例となりつつあるわけで。特に去年は記録的に早かったので桜祭りを
早い時期に計画していたところは慌てて延期をしているようだ。もうそんなのどうだっていいじゃん・・・。

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3月30日 デジタルサイン
 東京都心の駅で、時間で切り替わる電子看板で案内サインを表示するものが設置されていたとして話題になっている。複数の情報をスライドを切り替えるように表示する
というのはその通りなのだが、階段を昇降しているピクトグラムが動いたり、矢印がその指している方向に動いたりと、視覚的にも目立つようになっているのが
印象的だ。色々な意見が集まっているようだが、個人的には否定的だったりする。東京都心では情報量がどうしても増えるために切り替えたくなるのは理解できる
のだけど、欲しい情報が出てくるまで見続けないといけないし、そもそも欲しい情報が含まれているかも分からないというのは失敗ではないか、と。停電時に全く
機能を果たさないという意見もあるようだが、それくらいの緊急時ならそもそも表示云々ではなく駅員が対応するような気がする。せめてタッチパネルになっていて
必要な情報を任意のタイミングで引き出せるならアリかな・・・くらいの感じだ。残念ながらタッチパネルではなさそうだけど。

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3月31日 四権分立
 51年間生徒会長がいなかった高校があるとしてニュースになっていた。学生運動が盛んな時期に一人に権限が集中することは良くないということで、各クラスの代表者
からなる「代議員会」、有志でつくる「執行部」、「監査委員会」、「会計」の4つを置いて兼任できないようにしたとのこと。生徒会活動に意欲を持った人が執行部に
入るものの実質は裏方で、代議員会は生徒総会の議案を決めるなどの権限を持つがジャンケンで負けた人が集まるなど意欲が低いというアンバランスな状態だったそうだ。
こういう仕組みを変えるというのは大きな労力がかかるので、改革したこと自体はすごいと思うのだが、所詮は高校の生徒会、あったからどうというものでもない
だろう。私の卒業した高校は特に自由を重んじていたからか、生徒会が何をやっていたのかすらよく分からない。別に要らないんじゃない?とさえ思っていたし。
結構有名な高校なので、そんなことになっていたとは知らなかったのだけど、生徒会って本当に要る?

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