Top雑感2024年3月(11日〜20日)

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3月11日 13年
 1年前に書いたことを見てみると、東日本大震災から12年であることが記載されていた。となると今年は13年となる。2011年に起こったのだから計算すればすぐに
出るわけだけど、毎年この時期にならないと何年目であるかは意識しない。それはそれでどうかと思うのだけど、ずっと思い続けているのも辛い話なのでそれくらいで
いいのかもしれないが・・・。昨日もNHKでは福島第一原発の汚染水処理の問題を取り上げていたりするわけで、この時期だけやたらと被災地関連が取り上げられる。
もっと現状を伝えることがあってもいいのではないか?とも思うのだが、なかなか出てこないわけで。あと何年こんな振り返りが行われるのだろうか。そういえば
「福島をずっと見ているテレビ」とかいうのもあった気がするが、見なくなったな。どうなっているんだろうか。。。

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3月12日 セルフ保安検査
 空港の保安検査場でのセルフ保安検査のテスト運用が始まっているそうだ。と言ってもアメリカでの話。機内持ち込み荷物やポケットの中身をトレーニ乗せて
X線検査で確認、搭乗者自身もボディスキャンチェックを受けるというので、人が居る状態での保安検査と同じだ。セルフ検査で困った時はマシンから職員に
連絡し、リモートで助けてもらうという。また、完全にセルフになったわけではなく、人がいる保安検査も残っているという。今後、完全に無人化するかは
分からないとしている。導入の理由は人員削減だという。まぁ分からんではない。X線検査は画面を見ているので画面の情報を遠くに飛ばせばそこに人がいる
必要はないわけで。ただ、ボティチェックは人がいた方が安心かな、と。時々、思いもしないものが引っかかるので、そのあたりのサポートがあると有難い。
日本でも導入されるかな・・・。

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3月13日 ブームに翳り
 そもそも、なぜそんなにブームになったのか私には分からないので、翳りが出ていると言われても、そんなもんだろうな、くらいの感想しか抱かない。コロナ禍前には
「空前の」なんていう形容詞がつくくらいのマラソンブームだったわけだが、最近は定員割れも起こっているという。原因の1つとして考えられているのが年々高騰する
参加費だ。もはや1万円を超えるのは当然というような勢い。結果、参加者は減るし、場所によっては大会そのものが中止ということも起こっているようだ。別に走る
だけなら好き勝手家の周りでも走っていればいい、というのが持論だし、わざわざ高いお金を払って苦しい思いをするというのもイマイチ理解できないのだ。
これからも市民ランナーは減り続けるだろう。参加費の高騰だけで説明がつくのかすら分からない状況なので、正しい理由を把握する必要があるのではないだろうか。

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3月14日 同性婚
 同性婚を認めていない民法などの規定は婚姻の事由や法の下の平等を保障した憲法に反するという判決を札幌高裁が下した。曰く、憲法は同性婚も保障しており、
現行制度は違憲とする判断のようだ。画期的な判決ではあるのだが・・・。日本国憲法では24条で規定されているのだが、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」
という文言をどう考えるか、だ。その先の「夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」というのは同性でも構わない
のだろうけど、最初のところだ。「両性の合意のみに基いて」というところだ。まぁ裁判所が判断したのだからそういうことなのだけど、なかなか文字通りに解釈
してはいけないというのも困った話だ。

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3月15日 助言機関
 COVID-19の感染状況を分析してきた助言機関を3月末で廃止すると発表された。国内で初めて感染者が確認されてから3週間後の2020年2月7日に初会合が開かれ
昨年の8月4日までの124回にわたって会合を開いてきたという。最後に厚生労働大臣と懇談会を開いて終わるという。まぁ5類感染症に変更されてからだいぶ経つし
爆発的な感染も起こっていないのだから解散して然るべきだとは思うのだが、その前にやることがあるだろう、と。今回の感染症対策がどうだったのか、総括する
ことが必要ではないだろうか。マスクをしろとか、距離を取れとか、目新しい感染症対策はなく、経済を大混乱させたことをどのように受け止めるべきか、
次に同じような事態が起こった時にどうすべきか、それを残して終わるべきではないだろうか。正直、どこまで役に立ったのか分からないわけで。

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3月16日 2億円トイレ
 大阪・関西万博で話題になった2億円トイレ。今後活躍が期待される若手建築家がデザインを担当するもので、建設費は解体費用も含めて最高2億円とされている。
そのトイレは3箇所あるらしいのだが、そのうち1箇所の業者が決まらないという。1回目の入札では予定価格を上回り、2回目では応札者がいなかったという。材質や
広報の見直しも含めて協議して3回目の入札を実施する予定だという。工事の遅れが指摘されて久しいのだが、こうなってくると万博関連の工事に携わることが
罰ゲームのようになっていないだろうか。費用云々ではなく、そもそも日程的にも無理だから応札者がいないという可能性は考えられないだろうか。全体的に
批判しか集まっていないような状態なので、地雷しか残っていないような気がするのだ。それでも予定通りの開催はしないといけないのだろうか。ギリギリまで
ファイティングポーズをし続けることは大事なのだろうけど、限界はあるだろう。

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3月17日 タブレットの故障
 徳島県の県立高校などに、1人1台として配備されたタブレット端末の半数を超える数が3年持たずに故障したという。中国のツーウェイ社製のタブレットだというが、
2020年度に1万6500台を調達、2021年4月から使い始めたが、故障が多いという。予備機も使って運用しているが、7000台以上が足りていないらしく、複数人で
共有するなどして急場を凌いでいるようだ。想定する仕入れ価格を考えると他に選択肢が無かったという話だが、耐久性はもう少し考えた方が良かったのでは
ないだろうか。修理やら何やらで結局高く付くのであれば勿体無い話だ。というか、タブレットが無いと学校教育に問題が出る可能性があるということなのだろうか。
今はそれだけデジタルが教育現場に浸透しているということなのかもしれないが、紙のノートでいいじゃん、とは思う。

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3月18日 新カード
 2026年にも導入が予定されている、新しいマイナンバーカードのデザインのイメージが公表された。券面から性別の表記が削除されるというのは従来から言われていた
わけだが、生年月日を和暦から西暦へ、氏名のローマ字表記の追記、国の保証の下の発行であることを示すための「日本国 JAPAN」の追記などが検討されているという。
まぁそもそも普及していないのに、券面を新しくしてもなぁ・・・という気がしないでもない。顔写真とマイナンバーが記載されているのは相変わらずなので、結局は
役所に行って発行してもらわないといけないし、番号が知られる可能性があるので券面を出すことも憚られるわけで。番号だけでは何もできないとは言われているが、
民間のクレジットカードがカードに番号を表示しないようになっていることを考えると、やはり可能性は少しでも小さくすべきだろう。券面を新しくする前に、
もっと利便性を上げては?とは思う。

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3月19日 運転免許証
 偶然にもマイナンバーカード関連のニュースが2日連続で上がっていた。今度は運転免許証との一体化の話だ。政府曰く、2024年度中に開始するとのことだ。
なるべく早く開始するよう調整しているそうで、正確な時期は追って発表するとされている。さて、マイナンバーカードは今でも任意のまま。それでも健康保険証は
今年の12月には一体化される。そして次は運転免許証。相変わらずカードを持っていない私はというと、おそらくそのままになる。第一、免許証自体、昨年末に
更新したばかりだ。そもそも、本当に一体化が必要なのか、という話からのような気がする。ところで、マイナンバーカードも更新手続きが必要なわけだが、
その時の本人確認はどうするのだろうか?免許証のように即日発行なら何とかなるだろうけど、そこまで簡単でも無いだろう。本人確認の免許証が無くなると
パスポートとかになるわけだけど、パスポートを持っている人の方がレアなわけで・・・。いや、本当にどうするんだろう。

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3月20日 オーバーラン
 今月6日の話なので、2週間ほどしてから出てきた話ではあるが、東北新幹線が郡山駅で520 mほどオーバーランしたとのことだ。通常、列車が郡山駅に入る時の
ポイント通過速度は80 km/hの制限だが、実際には145 km/hで通過したとのこと。当時、周辺では雪が降っていたというが、車輪や線路、ポイントについての
異常は各院されておらず、原因については引き続き調査するとされている。東北新幹線の車両なので雪対策はされている筈だし、何だったら最も雪が多い時期の
事故でもない。それなのに減速できなかったというのは結構問題のような気がする。列車は色々な方法で速度超過をしないような仕組みが用意されているのだが、
それらを全てすり抜けて、挙句は運転士による操作もできないままにオーバーランしたというのはかなり問題のような気がする。安全性が高いとされる日本の
新幹線でこれは結構大きな事故ではないだろうか。原因の究明が待たれる。

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