Top雑感2024年1月(11日〜20日)

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1月11日 緊急小口資金
 能登半島地震が発生してから10日。日に日に死亡者数が増えていくし余震も続いている。ライフラインの復旧も数ヶ月かかると言われている中で被災者の生活再建が
どうなるのか不安な状態だ。そんな中、厚労省は緊急小口資金の対象に地震の被災世帯を加えると決定した。この資金、原則10万円だが条件を満たすと20万円以内に
なるという。返済の猶予も柔軟に対応するし、利子はつかない、所得要件もないということで、どんどん利用してほしい、というのが政府の意向なのだろう。だが、
流石に額が少なすぎないか?働きながらの1か月の生活費くらいならなんとかなるかもしれないが、被災して家も無くなった状態では20万円というのは一瞬で消し飛ぶ
のではないだろうか。そもそも、これからの生活がどうなるか分からない状態でお金を借りるというのは気が引けるのでは?そもそも、書類を書いて役所に提出に
なるのだけど・・・役所もそれどころじゃないだろ。

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1月12日 先行販売
 デジタル庁の実証実験で、3月の東京ガールズゴレクションのチケット販売について、マイナンバーカードによる本人確認をした場合に、一般のチケットに先駆けて
購入できると発表した。チケットの不正転売が目的であり、チケット購入時と会場への入場時にマイナンバーカードでの本人確認を行うこととしている。当日の
入場も専用レーンを設置してスムーズに入場できるようにするという。実証実験とは言え、マイナンバーカードの使い道でこんな方法が出てきたかという感じ。
先行販売の恩恵を受けたければカードを作れ、ということだろう。ところで、当日はどうやって本人確認するのだろうか。購入時のカードと当日のカードが
同一であることが確認できないといけないと思うのだが、そのあたりがイマイチ明確ではない。複数枚の購入ができないようにだけ制限しておいて、1枚だけなら
転売されても仕方ないというザルではないと思うのだけど・・・。購入時と入場時が同じであることを確認するとなると入場に手間取りそうな気もするし。
果たしてどういうことを考えているのだろうか。

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1月13日 15秒
 今日が大学入学共通テストの1日目。大体は毎年色々と起こるのだが、今年は受験生から試験時間が16秒足りなかったと指摘されたという。大阪府の試験会場で
地理歴史・公民の時間で実際に15秒ほど足りなかった試験室があったという。受験した47人は再試験の対象となったという。通常はタイムキーパー役と監督者が
時計を合わせておくのだが、それを行なっておらず、さらに15秒は誤差と考えたタイムキーパー役も報告をしていなかったという。まぁなんというか、それを指摘した
受験生も凄いなと思うわけで。15秒あれば3個くらいはマークを塗り潰せるとは思うのだけど、地理歴史・公民でそこまで時間が切羽詰まるとも思えないので
そんなにがんばらなくても良いんじゃないか?という気もする。おそらくこの受験生は試験開始のタイミングを秒針まで含めて見ていたということなのだろう。
そういえば、例年、リスニングの機械の不具合が起こり、その件数が発表されるのだが、今年はまだ出ていないな。完全に機能したとも思えないので果たして
どうなっていたのだろうか。

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1月14日 正答の発表
 今日までが大学入学共通試験の試験日。受験生は2日間の日程を終えたことになり、とりあえず明日あたりは自己採点といったところだろうか。さて、自己採点
するにあたり、どこの正答を使うかというのは私の頃には問題になったものだが、今は大学入試センターが正答を発表しているようだ。実際、今年の問題の正答は
今日の夜には発表されている。残念ながら問題そのものは発表されていないのだが、過去の問題は問題と正答が共に発表されていることから、そのうち問題文も
出てくることだろう。時代は変わったなという感じだ。これから二時試験に向かうわけだが、どうやら天皇誕生日との兼ね合いで、3連休になるところに二時試験が
来るようなのだ。世間では色々と浮かれるタイミングで試験というのも辛いだろうが、まぁ仕方ないかな、と。懐かしく思い出してしまうが、すっかり昔の話なので
私の頃とは色々と変わっているのだろう・・・。

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1月15日 2次避難
 こんな言葉っていつからあったっけ?と思うのだが、普通に記事に出てくるあたりを見ると普及している言葉なのだろう。地震や災害などの避難場所とされている
学校の体育館などは一時的な避難場所とされているので、こういう言葉になるのだろう。住宅などの被害が小さければそのまま自宅に戻ればいいのだが、今回のように
自宅が倒壊している場合には戻ることができないので、行政が確保したホテルなどに避難することになる。この2次避難が能登半島地震では進んでいないのだそうだ。
今日現在、避難者全体の6%にすぎないのだそうだ。交通インフラが打撃を受けていることもあるが、それ以上に古里を離れることに抵抗がある人が多いらしいのだ。
そんなこと言ったって、寒さや雨風を凌ぐなら避難した方がいいというのに・・・。なぜそこに抵抗があるのか、あまりよく理解できない。生まれてからずっと
そこに住んでいると不安があるのだろうか。

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1月16日 4割
 国際通貨基金が公表した報告書によると、人工知能の普及により世界の雇用の約40%が影響を受ける見通しだという。失職などで経済格差を拡大させる恐れがあるとも
警告されているようだ。特に知的労働者が多い先進国では雇用の60%がAIに影響されるとしている。そのうち半分は生産性向上の恩恵があるが、残り半分はAIが人間に
取って代わるといった悪影響があるとされている。AIがもてはやされるようになってから、この手のニュースは常々流れているのだが、なかなかその影響が出てこない
のが日本という国だ。簡単に労働者を解雇できないというのもあるが、何とかしてAIを導入しようとして雇用が増えているのではないか、という気すらしている。
こんなところでも世界の潮流に抗うのはさすが日本という感じではある。本気になったらあちこちに影響が出るのだろうけど・・・。まぁ当初言われていたほどには
万能ではなかったというのが実際なんだろうけど。

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1月17日 2036年
 夏季オリンピックは今年がパリ、次回の2028年がロサンゼルス、2032年はブリスベンが予定されている。その次の2036年のオリンピックについて、メキシコが
誘致を断念すると発表した。国際オリンピック委員会と話し合い、競争が非常に厳しいものであることが明らかになったというのが理由としている。2036年の
オリンピックについては、他に韓国、インド、エジプト、カタールが関心を示しているという。そこまでの経緯としてヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアと
来ているのでアジアやアフリカというのは選ばれやすい素地をがあると言えるだろう。地域的なものでもメキシコの撤退は妥当な線か。にしても、そろそろ
世界最先端を行っている国の立候補がないというのは、やはりメリットがないということに気づいたのだろうか。オリンピック誘致を機にインフラ整備を
加速させようという思惑が見え隠れする。韓国はソウルで開いているからちょっと例外かもしれないが。にしても、まだ誘致しようという国があるんだな。
日本は・・・もういいかな。

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1月18日 有料スプーン
 大手コンビニチェーンが、店内で無償提供しているプラスチック製のスプーンやフォークなどを有料化するという。29日から首都圏を中心とした直営店約100店舗で
先行実施し、全国に順次広げて行くという。スプーンやフォーク、ストローなどで4〜6円に設定する方針だという。フラッペのプラスチック製ストローと竹の箸は
無料での提供を続けるという。他のチェーンでも共同で実証実験が行われていたのだが、本悪的に有料化を進めるのは初めてだという。おそらくはここから
各社に広がって行くことだろう。なんとも世知辛い世の中になったなぁ、と。もっとも、スプーンやフォークも仕入れ価格というのがあるので無償というのが
間違っていたような気もするのだが、その分くらいは他の商品で利益を出しているのではないだろうか。そうであれば客への利益還元があってもいいのでは
ないだろうか。まぁ今まではそうだったのだろうけど、色々と価格が上がって出来なくなったということだろう・・・。2、3年以内には全部のチェーンで
有料化かな・・・。

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1月19日 なりたい職業
 Lineヤフーが運営するスマートフォン専用のリサーチプラットフォームで全国の中学生・高校生1047人を対象に行った調査だ。スマートフォンはかなり普及している
だろうからその点についてのバイアスはないと考えていいだろう。調査内容は「将来一番なりたい職業」とのこと。それによると2位がシステムエンジニア、プログラマー
とのこと。1位が国家公務員・地方公務員だったという。それぞれ5.3%、10.0%とのことなので、ほぼダブルスコアで1位になったようだ。高校生はいつからこんなに
堅実になってしまったんだ、と。そして、システムエンジニア、プログラマは想像している以上にハードな職業だぞ、と。何となく変なイメージが付き纏っている
ような気がするが、それ以上にトップが公務員というのが夢がないな、と。まぁ中高生の頃に将来の夢を描けなかった私が言うことではないのかもしれないが。

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1月20日 割引縮小へ?
 現在、地方部の高速道路で導入されているETCの休日割引だが、その対象日を縮小する方針が固まったという。国土交通省の発表だ。渋滞を緩和する目的で、年末年始
の他に9月の連休を対象外に変更するという。さらにハッピーマンデーで3連休になる場合の除外も検討しているという。他方、特定エリアの周遊パスは平日の割引率を
拡大するという。年末年始の休日割引の除外は、てっきりCOVID-19対策で移動する人を減らすための施策だと思っていたのだが、渋滞緩和だったらしい。因みに
対象外となっているのは年末年始、5月の大型連休、お盆も外れている。さらにSA、PAの利用を有料化しようという話すらあるので何をしたいのかさっぱり分からない。
観光業に打撃が出るぞ、と。まぁ渋滞緩和というのは言い訳で、実際には国としての収入を増やしたいだけなんだろうけど。なんかこう、何をやるにもお金がかかる
時代に突入しそうだ。

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