Top雑感2024年2月(21日〜29日)

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2月21日 接種証明書アプリ
 COVID-19という名前も日本では全く定着しなかった。私はしつこく使い続けているのだが。そんなCOVID-19のワクチン接種証明書アプリがあったのだが、
そのサービスを3月31日で終了すると発表された。スマートフォンでワクチンの接種回数や最終接種日などを表示することができるもので、2021年12月からサービスを
開始していたそうだ。国内でワクチン接種証明書を必要とする場合がほとんど無くなったこと、海外へ渡航するにも接種証明書を必要とする国が少なくなってきたことを
受けての措置だという。なんか勿体無いなぁと思ってしまう。折角お金をかけて作ったのだから、他のワクチンの接種記録を表示できるように転用すればいいのに
とか思ってしまう。簡単に廃止してしまうんだな、と。そもそも、こんなアプリがあることも知らなかったし、必要性がどこにあったのかも分からない。結構な
費用がかかっていそうなんだけどな・・・。

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2月22日 日経平均
 今日の東京株式市場、日経平均が史上最高値を更新した。バブル経済と呼ばれた頃が直前の記録だったので実に34年振り。終値は39098.68円となったようだ。
ここのところ、急激に株価が上がっているので色々と警戒するよう呼びかけるニュースも出ていたりするのだが、ここまで上がると何がどうなっているのやら、
という感じだ。まぁ株価は上がっても普段の生活は何も変わらないのだけど・・・。というか、ずっと景気が悪い状態で過ごして来たので、景気がいいとは
どういうことなのかすら分かっていないのだけど。ところで株価はこのまま上がり続けるのか?それとも一部のアナリストが警戒しているようにどこかで暴落するの
だろうか。どうあんってもあまり関係ないような気もするのだけど。とりあえず、最高記録更新おめでとう、と。

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2月23日 一般参賀
 どうにも2月23日が天皇誕生日というのには体が馴染んでいない。令和になってから初戦は6年なのでそれ以前に体に染みついたものは抜けないということなのだろう。
あいにくの雨だったのだが、公共で行われた一般参賀には1万4000人が集まったという。私は雨のなかで出かける元気もなかったのでずっと家にいたわけだが、
そんな中でも皇居に出かける人がそれだけ居たということに驚いてしまう。日本の皇室はまだまだ人気があるんだな、と。悲しいかな、皇族が普段何をしているかは
全く興味がないし、報道もされないのだが、一般参賀になると人が押し寄せるのはミーハーだからなのだろうか。雨の日に傘をさしたら見えないだろうから、
小雨の中で傘をささずにいたんだろうなと思うとなかなかのものがある。そこまでして見たいものだろうか。あまり分からない・・・。

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2月24日 第10波
 COVID-19である。全数把握ではなくなってから数字をプロットしておらず、感染者数は把握していないのだが、少し前に「最近はまた感染者数が増えてきている」
という話を聞いていた。それが第10波であったらしい。どちらかというと、まだ数えていたんだ、ということに驚いてしまった。もういいんじゃない?という思いに
なってしまっているのだ。というのも、どう頑張っても周期的に増減を繰り返しているようだし、そもそも「波」という定義が曖昧だからだ。確かに後期はそれなりに
大きな波が出ていたのだが、第1波の頃というのは後期に比べるとピークトップも低いので、本当に同列に扱っていいのかが分からないからだ。そういう点でも「定義」
というのは難しいし、そもそも数え続けることに意味があるのか、考え直してもいいのではないだろうか。

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2月25日 奥日光
 外国人富裕層をターゲットに、栃木県が企画した奥日光ツアーの申し込みが1件もなかったと発表された。成田空港他、都内と奥日光をヘリコプターで往復する
2白3日のツアーで価格は1人400万円。昨年10月から売り出したのだが、成約が無かったために290万円に引き下げて販売期間も延長したのだが結局は成約が
無かったのだという。日光の社寺、ガイド付きの自然巡り、旧イタリア大使館別荘でのディナーなどが組み込まれていたという。果たして外国人富裕層への
奥日光の認知度はどれくらいなのか、という問題がありそうな気がする。そして、奥日光に行ってしまったら他にはどこにも行けないという制約を、富裕層が
飲むかどうかという問題もあったような気がする。まぁマーケティングからやり直しかな・・・。

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2月26日 母子手帳
 政府が母子健康手帳のデジタル化を加速させるとしている。民間の母子手帳アプリを活用して、スマートフォンで予防接種の問診票入力などができる仕組みを
構築するという。2026年度以降の全国展開を目指しているという。さらにマイナンバーカードの個人向けサイトとも連携させ、検診結果や予防接種の記録を
自動的にアプリに反映させるとしている。う〜ん・・・一本槍にしてしまっていいのだろうか。そして、母親と子供、どちらのマイナンバーに紐づけて管理
するつもりなのだろうか。色々と分からない点が多いのだが、民間の仕組みを使って、情報を半永久的に保存してくれる保証がどこにあるのかが分からない。
政府が責任を持って管理してくれるなら分かるのだが、民間だと何かの拍子に破産してデータが失われる恐れをどう考えるのか、という話だ。もっとも、
事業を辞める際には必ずデータを引き継がせると法律か何かで縛ればいいのだろうけど、そこまで頭が回るかな・・・。

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2月27日 目視観測終了
 約1か月先、3月26日から、東京と大阪を除く全ての観測地点で目視観測が終了するという。視程や雲の形、あられなど、自動では観測できない気象現象は
まだまだあるのだが、それらは観測記録として残らなくなることになる。ニュース記事で出ていたのは金沢市のあられの観測日数だったが2021年以降はゼロに
なっている。というのも2020年2月3日に目視観測が終わってしまったのだという。気象観測は長い期間で継続的に続けてこそ意味のあるものなのだが、
それが途切れてしまうというのはどうなんだろうか、という気がする。気象庁がずっと行ってきた生物季節観測も数を大きく減らしてしまったし。まぁ
気象庁の職員が観測したか、という極めて属人的なものであったので仕方ない面もあるのかもしれないが、季節の動きを気温でしか追いかけられないというのは
寂しいものがある。

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2月28日 うるう秒
 少し前の話になるが、うるう秒を廃止するという発表がなされた。発表された直後に施行かと思ったのだが、どうやら2035年までに実質的に廃止するということ
であるらしい。元々は地球の自転を元に決めていた1秒だが、時点速度が一定ではないことから別の方法で1秒が規定され、結果として天文学的な時刻と実際の時刻が
ズレてしまうので、調整するために入れたものだ。解説記事が出ていたのだが、うまくいっているように見えて、あちこちでシステムトラブルが起きているらしいのだ。
それだけ今のコンピュータシステムは時刻に依存しているということなのだろう。仮にうるう秒を放置しても何百年で1、2分のズレしかないのでどうでもいい、という
結論に至ったようだ。世のシステムのほとんどはインターネットの時報に同期しているか、インターネットにつながっていなものは時間がズレても困らないものだと
思っていたのだがそこまで単純ではないらしい。まぁ我々も困らないんだけど・・・。天文学者は残したいらしい。

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2月29日 閏日
 今日のことなのだが、今年はやたらとこの言葉を聞いた気がする。というか、辞書にはある言葉なのだけど、全く使われてこなかった気がする。秒を挿入するのが
うるう秒だし、太陰暦で月を1つ増やしたのがうるう月だったのだから、2月29日を挿入するのはうるう日であるはずなのだ。だが、なんとなくうるう年と呼ばれて
いたわけで。定期的に4年に1回くるのでうるう年が2月29日という印象がついてしまったのだろう。なぜ今年になって旧にうるう日という言葉を耳にしたのかは
全く分からない。4年後にまた同じように耳にするのか、もはやうるう年という言葉が消滅してしまうのかは分からないが、言葉の変遷の一端を体験したような気がする。
そんな大袈裟なものでもない気もするが。

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