Top雑感2024年2月(11日〜20日)

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2月11日 選挙告示
 用事があって駅前に行った時に街頭演説が行われていた。そういえば選挙の告示が今日だったなと思い出した。首長選挙だ。近くを歩いている間は聞くとはなしに
耳に入ってくるので聞いていたのだが、この選挙、地元自治体で行われる選挙の中では最も投票率が低いのだそうだ。おそらく3割を切るのではないだろうか。
やはり首長の選挙というのが地味なのだ。国政選挙ほど生活に影響を及ぼすほどではないし、市町村議会選挙のように候補者が多いのと同時に支援者が多いという
わけでもない。結果的にどうしても投票率が落ちるのだろう。選挙は必ず投票している私だが、ちょっと地方自治体の選挙はどうでもいいかなと思っているフシが
あるわけで。ま、当日行けなかったらそれで仕方ないくらいのスタンスでいいかな。

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2月12日 ベビーシッター
 こども家庭庁が発行するベビーシッター利用料の一部を補助する割引券について、2024年度の発行枚数が70万枚になる方針が発表された。2023年度は39万枚
とのことだったので1.8倍になる見込みだ。首都圏を中心に39都道府県で使われており、2023年度は月3400人ほどの利用者がいたという。2024年度は6000人程度
まで増えると見込んでいるとか。これ、昨年は昨年は予定していた上限枚数に到達したために発行を打ち切ったことで問題になったものだ。ちなみに、企業が
発行を担っている協会に申請して従業員に支給する形をとっているので、何となく二度手間のような印象を受けてしまう。まぁそれはそれとして、ベビーシッターが
十分な数の手配される都道府県ってどれくらいあるのだろうか?そして補助されたとしても結構なお値段ではないのだろうか、という疑問が。結局、その恩恵を
強く受けるのは首都圏の富裕層だけ・・・なんてことになってないといいのだけど。

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2月13日 H3ロケット
 2023年3月に打ち上げた初号機が失敗に終わったH3ロケットの2号機について、15日を予定していたのだが悪天候が予想されるために延期すると発表された。
JAXAのプロジェクトマネージャーは1年間見直しを重ねてきたので、今度こそ一発で打ち上げを成功させたたいと意気込みを述べたそうだ。早速延期されているが
天候なので不可抗力ということだろう。初号機は本物の人工衛星を載せていたので派手に吹っ飛ばしたわけだが、今回はそこで失った衛星と重さなどが同じものを
搭載するという。長後型衛星も相乗りさせるようだが、失ったとしても高が知れている金額なのだろう。H3初号機の時にも書いた気がするが、H2が長く安定しすぎて
いたのだ。後継者が育たないままにH3を開発することになり、技術が伝承されなかったのだろう。上手くいくことを願っているが、失われた技術は大きい。

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2月14日 被災地ボランティア
 地震が起こったのは元日だった。それから1か月半ほど経ったのだが、一般ボランティアの活動がままならないようだ。事前登録者が2万5000人ほどいるのだが、
実働人数は延べ2205人とのことで、10分の1になっている。交通アクセスが悪いことが原因のようで、金沢市などからバスで被災地入りするのだが、最北の珠洲市の
場合は往復で8時間半ほどかかるとのことで、実働時間は限られているという。そんな状態では登録している人も解除してしまうのではないだろうか。バスで
長時間かけて移動して、トイレもままならないところで肉体労働、再びバスで戻ってくる・・・流石に過酷すぎではないだろうか。残念ながらそれが被災地の実態
のようだ。世間ではすっかりニュースでも流れなくなってしまったので、風化が激しいのだが、現地はまだまだ避難所生活の人もいるらしい。地方都市というのは
こういう時に軽い扱いを受けるのが悲しいところだ。

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2月15日 鉄板?
 2月7日に発表された福島第一原発の汚染水漏洩の問題、数字が色々と変更され、漏洩した水が5.5トンから1.5トンに、放射性物質は220億ベクレルから66億
ベクレルに修正された。まぁ下方修正自体はありがたい話であるのだが、ちょっとお粗末な人為的ミスだなとは思う。問題はこのニュース記事に掲載されていた
写真のキャプションだ。「排気口から漏れた汚染水は建屋外の鉄板や土壌にしみこんだ=東京電力提供」とのこと。鉄板に染み込んだと書いてあるわけで。
流石にそれはないだろう・・・と。記事中にはどこにもそのような記述はないし、普通に考えてあり得ない話なので、どうもキャプションで勝手に書かれたもの
なのだが、誰かチェックしろよ、と。これが立派な全国紙が提供しているニュースだというから驚くわけで。校閲、大丈夫か?

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2月16日 断水解消
 能登半島地震の影響で起こった断水だが、2月15日時点で石川県内の約7割で断水が解消し、3月末までに9割強が断水解消する見込みであることが厚労大臣から
発表された。厚労省は給水車などで対応にあたっているほか、水道技術者などを全国から派遣して復旧に向けた支援を行っているという。石川県知事ではなく
厚労大臣が発表したのはそういう背景からのようだ。それにしても、まだ3割程度が残っていて、3か月経つ3月末でも1割弱が残るというのは、かなり厳しい話では
ないか?と。災害に備えた備蓄で3日分とか言われるのだが、そんなものでは全然足りないということだろう。給水車で供給されると言っても貴重な水になるので
自由に使えるわけでもないし。こんなに復旧って時間がかかるんだっけ?

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2月17日 打ち上げ成功
 悪天候で延期されていたH3ロケットの打ち上げが行われた。結果は成功。予定通りの高度に到達し、ダミーの他に搭載していた超小型衛星2機の分離に成功した
という。一応これで何とかなったなという感じだ。H3としては一勝一敗の状態なので、信頼性の獲得はこれから先の話になるだろう。今回はダミーの衛星がメインなので
試作機の位置付けになっているという。今思うとH2Aの成功率は異常に高かったという話ではある。あれだけの信頼性を得るのは大変だったのだろう。それだけの
信頼性があっても宇宙ステーションに人を送るのには使われなかったということを考えると、実際に人を送り届けていたソユーズが如何に凄いことをしていたのか
という話にもなるのだけど・・・。もうしばらくは試行錯誤をしながら信頼性を高めていくのだろう。

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2月18日 大阪城
 大阪城の入場料が来年春に1200円に値上げされるという。現在は高校生以上が600円なのだが、来年春から高校生と大学生を除く大人は1200円とするそうだ。
豊臣秀吉が築いた初代大阪城の石垣の展示に伴う料金改定なのだそうで、天守閣へ入る料金としては日本一高くなるのだそうだ。献血で全国を巡っていて、行った先で
やることがなくなると結構な割合で城に行っていた私。実際に大阪城にも行ったのだけど、中は資料館という感じ。実際に残っていたものではなく、鉄筋コンクリートで
再現されたものなので、歴史的な価値は無いと言っていいだろう。観光地なので行ってみたというだけなので、それほど興味があるわけでもない。折角だから
という理由で1200円を払う人もいるだろうけど、価格としてはちょっと躊躇うものがある。まぁ観光地だから・・・。

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2月19日 血液型
 最近、自分の血液型を知らない子供が増えているという。高校生になっても知らないということがザラにあるらしい。というのも、かつては出産した時にサービスで
病院が検査をしてくれたのだが、ここ20年くらいは生まれた時の血液型は調べないというのが常識になっているという。新生児は母親からの抗体があるので正しく判定
できないことがあるらしいのだ。1歳くらいには抗体がしっかりできるので正しく検査ができるらしい。だからといって困ることはないのも事実だったりして。
血液型占いで困るくらいだろうか。献血に行くと調べてもらえるのだけど・・・。まぁ初回は血液型を申告してもその場で抗体を使って、いわゆる表側の検査を
するのだけど。本人確認で血液型を聞かれることがあるので、その辺は初回だったらどうするんだろうか、という疑問はある。

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2月20日 避難所生活
 能登半島地震発生からもうすぐ丸2か月が経とうとしているのだが、避難所で役割が固定化しているとして不満が出ているそうだ。女性がずっと食事を作り続けている
というのだ。発災から時間が経ち、日中の避難所の働き手が一部の女性に限られている上に、二次避難所に移った人もいるとかで、ますます人手が足りなくなっている
らしい。男女平等だとか、役割の固定化とか言う前に、これだけ時間が経ったのに避難所生活を続けなくてはいけない現状を見つめ直すべきではないだろうか。
東日本大震災の津波のように派手に土地を荒らされたわけではないのだから、仮設住宅などを早く整備して避難所を出れるようにすべきではないだろうか。やはり
集団生活というのはストレスが溜まるので、家族だけになれる空間を確保するのが大事なような気がする。多分、今回の不満も集団生活に対するストレスがある程度
関わっているのではないだろうか。ちょっと対応が遅くないか?

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