Top雑感2023年9月(21日〜30日)

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9月21日 流行注意報
 つい先日もネタにしたが、インフルエンザが大流行している。とうとう東京都では流行注意報が発表された。9月に発表されるのは極めて異例とのこと。17日までの
1週間で報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり11.37人であり、先週の5.95人から2倍近く増加、基準の10.0人を超えたことからインフルエンザ
注意報を発令したとのこと。ちょうどCOVID-19も流行していることから、医療機関は大混乱に陥るのではないだろうか。COVID-19が流行した最初の冬は驚くほど
インフルエンザ患者が出なかったことが話題になったが、今度は季節外れの大流行。何がどうなっているのやら。影を潜めていた分だけぶり返したのだろうか。
いずれにせよ、重大な問題であることは間違いないわけで。ワクチンは毎年、冬に向けて用意されているはずなので間に合わないだろうし。流行が過ぎるのをじっと
待つだけなんだろうな。

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9月22日 今度は・・・
 COVID-19、インフルエンザときて、今度はプール熱が警報レベルに流行しているそうだ。夏のイメージがあるプール熱だが、今年の記録的な暑さが原因として
あるようだ。体力や免疫力の低下で9月の末になっても流行しているそうだ。実施には通称であって、咽頭結膜熱が正式名称であり、プールでのみ感染するような
病気でもない。今の所、東京でも流行しているが、福岡、大阪で警報レベルなのだそうだ。どうしてこう立て続けに感染症が流行する状態になってしまったのか。
COVID-19のワクチンを打つと免疫力が落ちるという、よく分からないことを言っている人もいたが、本当にそうなんじゃないか?と疑ってしまいたくなるほどに
感染症が流行している。さすがにそんな話ではない、と思うわけだが。プール熱の原因となるウイルスはアルコール消毒が効きにくく、石鹸で洗うのがいいと
されている。今でも店舗や公共施設には消毒用あるこーるが入り口に置いてあるが、ほとんどの人がスルー。だから流行しているとも言えないのだが、COVID-19の
騒動から、何かが変わってしまったような気がする。

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9月23日 2024年問題
 あちこちで言われているのだが、運輸業界も結構深刻だ。そんな中でヤマト運輸が小型貨物の配達を委託している個人事業主との契約を2024年度末までに全て
終了するとはっっ票した。今後は日本郵便に委託先を切り替えていくという。契約を満了した個人事業主には謝礼金を支払うとしている。さて、ヤマト運輸としては
事業の継続が難しいと判断したのだろうけど、日本郵便だって結構苦しいはずだ。昔ほどの郵便の需要はなくなり、慢性的な人手不足に苛まれていたと記憶している。
求人を出しても薄給の割に忙しいという話が出回ったせいか、人が集まらないそうで。となるとこれから荷物が増えるのに人手が増えないということになり、
一層大変なことになるわけで。別に今更郵便局を国営に戻せとか言うつもりはないが、少子化の影響があちこちに出てくるのがこれからの時代だろう。まずは
運輸業界、そして建設業界。その次は・・・想像がつかないな。

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9月24日 50万筆
 10月1日から始まる予定の適格請求書等保存制度、日本ではもっぱらインボイス制度と呼ばれているわけだが、これに対する反対署名が凄いことになっている。
オンラインで行われている署名だが、オンライン署名では過去最高の署名数を集めているのだ。これまでは東京オリンピックの中止を求める署名が過去最高で
46万筆が集まっている。今回のインボイス反対の署名はまだ締め切ってないのだが50万筆を超えている。東京オリンピックの署名数を超えた際に50万を目標に再設定
したわけだが、それも超えてしまった。次の目標として100万を掲げているが、さすがにあと数時間でこれは難しいだろう。この署名を明日の夕方には行政に届ける
ことになっているが、現時点で513,800だ。さて、これを受けて行政はどう動くのか・・・。東京オリンピックは結局開催されたし、今回のインボイス制度も
直前で署名を出されても・・・とかいう理由で強行されそうな気もするし。いずれにせよ署名が提出されるのは明日の夕方。夜には何かニュースが出ているかもしれない。

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9月25日 受け取り拒否?
 昨日もネタにしたインボイスの署名だが、最終的に52万筆が集まったそうだ。それを携えて、今日の18:30に首相官邸前に集まって署名を渡すということをしようと
したようだが、受け取り拒否されたという話が持ち上がっている。そんな時間に首相官邸や国会に持ち込んで受け取ってもらえるものなのだろうか。その頃には
総理大臣は記者会見をしていたと思うので仕事はしていると思うのだが、いきなり訪問されても困ると言うのが実際ではないだろうか。気になるのがこのニュースが
全く流れていないことだ。SNSでのみ取り上げられており、ポータルサイトのニュースヘッドラインでも全く出てこない。何がどうなっているのか・・・。
ちなみに、オンライン署名は締め切っているのかなと思ったが、まだ募集しているようだ。集まり方は鈍化しているようだが、527,000を超えていた。どこまで
伸びるか。

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9月26日 ふるさと納税の厳格化
 来月からふるさと納税のルールが変わる。これまでは納税額の5割程度が返礼品の目安だったわけだが、これからはその5割の中に事務手数料を含むことになったのだ。
多くの自治体がふるさと納税の寄付額を増やさないと同じ返礼品が贈れなくなったそうだ。さらに熟成肉や精米は原材料も自治体が属する都道府県産に限るという
ルールも追加。熟成肉を返礼品としていた自治体では取りやめることになったという。元々、個人的にはふるさと納税に反対の立場なのでこれはこれでいいんじゃないか
とさえ思っている。地元時自体の行政サービスを受けているのだから、その分の税金を納めるのが当然だと思っているからだ。応援したいとかそういう思いで
他の自治体に寄付するのはいいと思うが、今となっては返礼品が目的になっており、制度として趣旨が失われている。ちょっと考え直す必要があると思うんだけどな。

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9月27日 ドラッグロス解消へ?
 日本の薬の承認審査を行う医薬品医療機器総合機構、PMDAがアメリカに拠点を開設する方針を固めたそうだ。現地の創薬ベンチャーに日本での開発を働きかけ
承認申請の相談などに無料で応じるとしている。設置場所は首都ワシントンが候補であり、日本人職員に加えて現地スタッフを数人置くとしている。日本を売り込む
魅力として、効果が高い薬を迅速に承認する制度が整備されていることなどを挙げているようだ。何というか、創薬ベンチャーの仕事を分かっていないんじゃないか?
という気がする。ベンチャーは自分たちで承認申請まで持っていくことは考えていないし、そもそもそれだけの体力がない。どこか大手に薬のモトになる物質を
買ってもらうことで商売になっている。日本の売りという迅速な承認も、別に珍しいものではなく、アメリカでもEUでも既にある制度。どちらかというと日本の方が
遅かったくらいだ。ドラッグロスが起こるのは単純に市場としての日本の魅力が薄れてきているから。薬価はお上が決める上に年々下げられる一方。しかも市場規模が
縮小傾向となると、無理してまで日本で承認を取ろうとは思わないわけで・・・。6600万円の関連予算がついたようだが、果たして効果は出るのだろうか。

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9月28日 期限迫る
 マイナンバーカードを取得して、保険証の紐付けやら公金受け取り口座の登録やらをすることで、内容に応じて最大で2万円分のポイントがもらえる制度の申し込み
期限が今月末に迫っている。今日が木曜日なので実質明日までだ。それを見越してか、自治体の窓口には申請をする人が殺到しているというし、個人情報を抜くための
偽サイトも登場しているようだ。ポイントの申請ができる本当のサイトもあるだけに、入力しそうになる人もいるらしい。というか、ポイントってまだ受付を
していたんだな、と。情報の紐付けミスが多数見つかり、それなりに見限っている人も多いと思っていたのだが、貰えるものはもらうという姿勢は崩さない
らしい。実際のところ、1957万人が未申請であるらしい。それを反発を受け取るのか、単なる忘れと受け取るのかは難しいところだが、ただ、やっぱりどうしても
思ってしまう、この制度に意味はあるのか?と。

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9月29日 略語
 SNSやAED、DXなどアルファベットの略語の意味が分からず困ることがあると書いた王した人が85.1%という結果が出た。毎年恒例の国語に関する世論調査だ。年齢が
上がるほど高くなるが、20代でも67.1%とかなりの数字だ。全体の54.3%が略語が用いられる状況を好ましくないと感じる、どちらかというと好ましくないと感じる
と回答しているという。確かに社内でもそういう部署はある。世間的にも、社内的にも決して一般的ではない略語を勝手に作って、当然のようにプレゼン資料に
入れてくるのだ。それが何を示しているかはどこにも記載がなく、その部署の中でしか通じないのに、だ。見る側としては、周りの情報から何の略かを必死に想像を
巡らせることになるのだが、その労力が無駄でしかない。せめてどこかに書け、と。なんでも略せばいいというものではない。元の意味が想像できないのであれば
分かるようにしておくべきだろう。だからってAEDを略さずに書かれても困るのだが、広く一般的になったら要らない、そういうことだろう。独りよがりな略語は
迷惑でしかない。

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9月30日 インボイス制度
 色々と反対運動があったり、52万筆を超える反対の署名が行われたりしたものの、時すでに遅しという感じで明日から導入されるインボイス制度。それに合わせて
色々と変わっている。コンビニやスーパーで買い物をした時にレシートにインボイスの登録番号が載るようになったのだ。週末に買い物に行く最寄りのスーパーだが、
先週時点では特にそのような記載はなかったのだが、今日、土曜日に買い物に行ったらインボイスの登録番号が記載されていたのだ。レジの仕様を変更したようだ。
おそらく、これからは手書きの領収書というのは廃止される方向に行くのだろう。インボイス制度の登録事業者としては正確な番号を記載する必要があるのだが、
手書きでそれを正確に記載するというのは面倒な話なのだ。実際のところ、インボイス登録番号を印字するためのハンコの注文が殺到しているというニュースも
最近見たりしたわけで。結局、制度そのものは始まってしまいそうだ。大混乱を招いて動きがあるかも。

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