Top雑感2023年9月(11日〜20日)

<<Prev. | Next>>

9月11日 まだ残ってたのか・・・
 東京都の都立高校に残っていた全日制普通科の男女別の定員について、来年の入試から全て撤廃することを決めた。都立高校では1950年から男女別に定員を定めて
いたが、性別により合格最低点に違いがあるのは不公平だと指摘されていたという。2020年の入試から段階的に廃止していたが、来年の入試から残っていた108校
全てで撤廃されるという。全国の都道府県で唯一残っていた制度だそうだ。というか、そんな全時代的な制度がまだ、しかも東京で残っていたという事実に驚いて
しまう。男子校、女子高というわけでもなく、公立高校でそんなことをするとは。一方で、女子の方がないしんがいい傾向があり、進学校は女子校のようになる
のではないかという話も出ている。確かに成長期のタイミングから考えるとそうかもしれないが、別に男子だから内申が悪いということも一概には言えないだろう
とは思ってしまう。とりあえず、ジェンダーレスが叫ばれて久しいので、こういう制度が残っていたこと自体に驚くわけで・・・。

▲Page Top

9月12日 大阪万博
 大阪・関西万博で色々とニュースが出てくるのだが、予想を大きく下回りそうな入場者数への対策か?とも思われる施策が出てきた。そもそも、大阪府が府内在住か
府内の学校に通う4歳から高校生までを無料招待する予定にしている。そこに加えて、大阪市が2回目に相当するか、複数回とするかは未定としつつも、大阪市内の
子供を無料招待を考えているという。東京オリンピックの時に「学徒動員」と揶揄されたことを再び行おうとしているのだ。確かにこうすれば、チケットは自治体が
購入するという形で売れるだろうけど、実際に子供が2回も見に行きたくなるほど魅力的な展示があるか、という問題がある。建設も間に合わないかもという
話が出ている中で、バタバタで作られたパビリオンで間に合わせのような展示を見ても・・・。だったらテーマパークの方がいいというのが本音ではないだろうか。
ちょっとズレているんだよな。

▲Page Top

9月13日 全席指定へ
 東海道・山陽新幹線の「のぞみ」で12月28日〜1月4日の運行分について、全席指定にすると発表された。これまで年末年始や大型連休、お盆休みなどでは混雑し、
自由席を求めてホームが大混雑することが起こっていた。それでも始発駅以外では座れないということも。それを受けて、予約できる座席数を増やすということの
ようだ。ただし、自由席特急券があればデッキなどに立つことはできるという。なんとなくだが、デッキが混雑するような気がしてならない。知らなかった人が
自由席券でホームまで行ってしまい、さりとてひかりやこだまで目的地まで行くのは嫌だということで立ち席で行きそうな気がするわけで。なんとなく混乱が
起こりそうな気がするなぁ・・・。まぁやってみないとどこに落ち着くかは分からないのだけど。

▲Page Top

9月14日 変異株
 COVID-19は感染症法上で5類の位置付けになったが、そんなのはヒトの勝手な分類に過ぎないので、相変わらず感染者は出続けているようだ。実際、私の周りにも
何人か感染者がいる。ウイルスなので変異を続けるのだが、かつてはギリシア文字でその変異株を示していたのだが、いつの間にか全く違う表現になっていた。
ついこの前まで猛威を振るっていたのが「ピロラ」、そして新たに感染者数が増えてきているのが「エリス」なのだそうだ。もはや元ネタが何なのかも分からない
状態の通称が付けられている。一般の人がニュースで触れることがほとんど無くなったため、どんな名前をつけても、発生順が名前だけから簡単に判断できなくても
問題ないという認識なのだろうか。そうだとしても全く分からない名前がついたもんだな、と。

▲Page Top

9月15日 珍しくない時代に?
 敬老の日を前に、厚労省が全国の100歳以上の人数を発表した。今月1日現在で9万2139人で53年連続で過去最多を更新、千年からは1600人ほど増えているという。
そのうち女性は8万1589人で全体の89%。やはり平均寿命が示すように女性の方が長生きになるようだ。100歳以上の人数は2012年に初めて5万人になったとの
ことで、約10年で2倍近くに増えたことになる。高齢化社会というのもあるのだろうけど、さすがに増えすぎじゃないか?高齢者が増えると100歳まで到達する人も
増えてくるだろうし、医療や食事、生活環境の変化もあってますます増える傾向はあるのだろう。100歳まで生きるのが普通の時代になる・・・とは思えないが
これからも増えることを考えると結構ありふれた話になるのかもしれない。その前に日本の人口減少の方が問題になりそうだけど。

▲Page Top

9月16日 インフルエンザ
 今、インフルエンザが大流行しているようだ。夏休み明けの9月1日、全国のインフルエンザによる学級閉鎖は42クラスだったが、14日は446クラスとなっており、
2週間ほどで10倍になった計算だ。元々は冬に流行するものだったので、この時期だとすると季節外れということになるが、実際に起こっているようだ。小学校では
COVID-19の頃のように全員が前を向いての給食をしたり、うがい、手洗い、消毒も徹底しているという。この辺りの話を聞くと、どうしてこうなった?という思いしか
出てこないのだが、これはこれで仕方なく、起こっていることをありのままに受け入れないといけないのは事実だろう。何年か前から夏にもインフルエンザが流行する
ようになっており、この辺りは感染経路がどうなっているのか、誰かに調べて欲しいところだ。そんなに簡単な話ではないことは承知の上だが。ただ、ここ数年ずっと
夏にも流行していることを考えると完成経路も明らかにしないといけないのではないだろうか。

▲Page Top

9月17日 別の統計
 つい先日、100歳以上の公理者の統計が出ていたが、また別の統計が出てきた。日本お高齢者の数と割合だ。65歳以上の高齢者の数は、比較可能な1950年以降は初めて
減少し3623万人だが、総人口に占める割合は29.1%と過去最高を記録。世界200の国と地域の中でも最高になっているという。75歳以上に絞ると初めて2000万人を超えて
総人口の10人に1人が80歳以上だという。2022年時点で就労している高齢者は19年連続で増加して912万人、25.2%となり、仕事に就いている人の7人に1人が高齢者
という数字になるようだ。なかなか危険な統計の数字が出てきている気がする。高齢者の減少というのはそんなタイミングなのかとも思うが、割合が過去最高ということは
高齢者の減少よりも若者の減少の速度が大きいということを示しているわけで、かなり致命的なのでは?そして就労している人の多さだ。つまり、それだけ年金だけでは
生活できないということだ。社会との繋がりを維持したいという人はいるのかもしれないが、それを理由にする人はある程度限られるだろう。こういう数字を見ると
国を維持するという観点から、かなり危険な香りがする。

▲Page Top

9月18日 AMの停波に向けて
 総務省が行う実証実験、AMを一部地域で一時的に停止して影響を見極めるものだが、全国の13社が参加することになった。停止される規模は様々だが、山口県と
佐賀県では民放AMを完全に止めるという。今のAMはワイドFMと呼ばれる形でFMでも聞けたりするのだが、AMからFMへの一本化なども視野に入っているようだ。
AMの休止には運用停止前の世帯、エリアカバーがFMやケーブルテレビで最大限維持できることが前提にはなっているようだが、放送設備の関係などもあってFMに
移行しているのは間違いないだろう。気になるのは山間部などではFMは届きにくかったりするし、高速道路の交通情報もAMだったりする。高速道路については
設備を全部入れ替えるというのは大変なことになるだろうし、車の方も設定の変更などが必要になってくるわけで。なかなか影響が大きそうなのでもうしばらくは
AMが残るかなとは思うが・・・。限界かなぁ・・・。

▲Page Top

9月19日 ワクチン廃棄へ
 接種が始まった当初は保管温度の異常などで廃棄が出ようものなら国民全体から白い目で見られるような重大なニュースとして扱われたものだ。今回、政府が保管する
新型コロナウイルスワクチンについて8630万回分を順次廃棄すると発表した。明日から全世代を対象に新しい系統に対応したワクチンの接種が始まるのに伴い、
従来株に対応させたワクチンは不要となるからだ。ワクチン1回あたりの購入単価は公表されていない。ワクチンの出始めの時は国民全体がすがるような思いで
いたため、大量に購入してそれなりの量の廃棄が出たと思うのだが、今回廃棄するのはそれよりもずいぶん後のもの。オミクロン株に対応した時のものだ。
メーカー別の数字も出ているが、それを無視して合算すると、国内に供給された4億6990万回分のうち8630万回、18%ほどが廃棄となる。意外と打たれているな
という気もするが、もう少しなんとかならんのか?という気もする。万が一にも「不足」という事態を避けるためには仕方ないことなのか・・・?

▲Page Top

9月20日 道頓堀川
 気づいたらプロ野球のペナントレースが終わりかけているのが常態化しているのだが、今年は優勝が決まる直前でやたらと盛り上がったので、そろそろなんだなと
思っていた。18年振りに阪神がセリーグの優勝を決めたのだ。例によって道頓堀川に飛び込む人が出たわけだが・・・。大阪市が飛び込む人がいることを見越して
水位を50 cmほど上げていたことが明らかになった。飛び込んだ際の川底への衝突防止の他、遊歩道に上がりやすくしたとのこと。実際、道頓堀川の底に大きなゴミが
あった場合に、飛び込んでぶつかると洒落にならないだろうし。自転車とか沈んでいそうな気もするし、こういう配慮は必要なのかもしれない。だが、それ以前に
飛び込ませないようにする対策が先ではないだろうか。当日は警察官1000人以上で警備していたというが、一瞬の隙をついて飛ぶ人は出てくるわけで。今年は26人が
飛び込んだらしい。対策の方向が間違っているとは思うが、怪我人が出なかったのは水位のおかげかもしれない。

▲Page Top

<<Prev. | Next>>