Top雑感2023年11月(1日〜10日)

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11月1日 今年のハロウィン
 直前の週末にも大騒ぎにもなるのだが、一応昨日の夜がハロウィンの本番。毎年人でごった返して問題になる渋谷は比較的おとなしかったようだ。実際に仮装している
人というのはほとんどいなかったらしい。一方で新宿の歌舞伎町や池袋に仮装した若者や外国人が殺到したらしい。結局どこかで騒ぎたい人というのが一定数いるようで
その吐け口が、来ないで欲しいと言われた渋谷ではなく他の場所になったというだけの話だったようだ。イマイチ何がしたいのか分からないのだ。そもそもの由来も
分からないままで、何となく騒げる日という認識になっていないだろうか。日本人は確かに海外の文化を色々と取り込んできたわけだが、流石にこれは意味が分からない。
どこが儲かっているのかも分からないし。お菓子メーカーがカボチャっぽい色合いのパッケージに変えたりしているけど、儲かるとも思えないわけで。世間の
モチベーションはどこにあるのやら・・・・。

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11月2日 新語・流行語大賞
 年末が近づいてきたもんな・・・と思いながらも今年のノミネート30語を眺めていた。これだけメディアが多様化し、テレビを見ない人も増えている中で流行語を
選ぶというのも難しい話なのだろう、半分くらいは「言葉だけは・・・」という状態だった。例によって本当に流行ったのかどうかはあまり問題ではないようだ。
ということで去年の受賞を見てみると、年間大賞は村神様だった。もう今年は誰も使っていないような気がするのだが、そう呼ばれた野球選手は今年も活躍している
のだろうか。分からん。所詮は1年だけしか使われない言葉ばかりなんだろうな、と。それは多分、今年も同様であって・・・。そうなってくるとこうやって
言葉を選ぶことにどれだけの意味がるのか。。。

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11月3日 教員不足
 教員不足の対応として、文部科学省が2023年度の補正予算に5億円を計上する予定であることが明らかになった。教員免許を持ちながら教職に就いていないペーパー
ティーチャーやこれから教員になる人に向けて、教員の魅力を発信するイベントや研修を行うとしている。文科省の調査によると全国の公立小中高校などで2558人の
教員が不足しているという。まぁ無駄に終わるだろうな。そもそも、免許の更新制度を実施した段階で多くの人が免許を失効しているだろうから、潜在的な教員の数は
不足しているだろうし、そもそも教員が足りないのは魅力が伝わっていないからではなく、仕事量とハードさに対して給与が見合っていないからだ。それでも子供を
育てることに魅力を感じるという人はいるだろうけど、特に最近の人はドライなので、労働と給与が見合わなければその職を選択しないだろう。魅力を発信とか、
いかにもお役所が使いそうな文言だなとも思う。魅力があるけど伝わっていないのではない、そもそも魅力がないのだという事実を受け止めるべきだろう。

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11月4日 鍵の閉め忘れ
 外出中に自宅の戸締りをしたのか不安になるというのはよくある話。家に帰るというわけにもいかないので不安を募らせたままで生活することになるのだが、警視庁が
その対策をSNSに投稿していた。方法は単純で、戸締りした箇所をスマートフォンで撮影しておくというもの。全ての窓に鍵をかけたかを覚えておくことは不可能なので
写真や動画として撮影しておくということらしい。設定によってはデータを家族間で共有もできるので便利だ、というのが言い分のようだけど・・・。まぁやらないよな
というのが正直なところ。ワンルームならまずしも、何ヶ所あるんだ、と。それを毎回写真に撮るというのはあまりにも非現実的すぎる気がするわけで。結局は
指差呼称などしてしっかりと確認するというしかないのかな、と。あとは家を出た瞬間の自分を信じるとか。それでは不安だから写真に残すという話だとは思うのだけど、
ちょっと無理筋かな。

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11月5日 ライドシェア
 タクシードライバーの不足解消やら経済の活性化やらを狙って政府が導入しようとしているライドシェア。一般のドライバーが自分の車を使って乗客を有償で運ぶ
というもので、かつては白タクなどと呼ばれたものだ。実際にこの導入を検討している都道府県が神奈川と大阪の2つであることが明らかになった。徳島県が
検討課題に挙げただけで、他は具体的な検討に入っていないという。神奈川県は観光地を抱える三浦市で、大阪府は万博の期間を想定しているようで、実際には
全域でとか、恒久的な導入というのはまだまだ遠いようだ。なぜ海外では成功しているライドシェアが日本では導入に足踏みがあるのか、そこが分からないのだが、
安全確保やタクシー事業者の経営圧迫への根強い懸念のようだ。まぁ確かに、私も乗りたいとも思わないし、乗せたいとも思わないので、気持ちは分かるのだが。
こういうのが続くと行政改革って進まないよなとも思うわけで。

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11月6日 責任問題
 昨日に引き続いてライドシェアの話。そもそも導入の検討をしている地域が少ないという上に、国交省はタクシーを補完する位置付けとして、タクシー会社が
運行管理や安全対策などを担当する方向での導入を検討しているという。この場合、事故が起こった場合は運転手とタクシー会社両方が責任主体となるという。
こうなった場合、タクシー会社が一般のドライバーに対して安全運転のための教育を行ったりと、管理下に置くことになるだろう。飲酒運転防止のためのアルコール
チェックなども行うことになるかもしれない。そうなってくるとそれってタクシーと何が違うのか?という問題になってくる。2種免許が要らないくらいだろうか。
そもそも、タクシー会社の管理下に置かれるのに2種免許が不要でいいのか?という問題も見えてくる。もう何が何だか、どうやって導入するのかさっぱり分からない。
結局はタクシードライバーの待遇を改善すれば話は済むのでは?なり手がいないのは労働と賃金が見合わないからなわけで・・・。

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11月7日 式場の破産
 名古屋市にある結婚式場が突如として事業を停止し、支払った前金も返ってきていないという事態が起こっているようだ。中には結婚式を18日後に控えたカップルも
いたようだ。ポストに封筒が入っていて中には破産通知のお詫びと説明文だったそうだ。特に直前まで異変の予兆は感じられなかったとのこと。まぁブライダル業界が
厳しいのは今に始まった話ではない。ただでさえ婚姻数が減っているので絶対数が減っていて競争が激しくなっているのに、コロナ禍でさらに減ったので運営が
ガタガタになっているところもあることだろう。今回の破産したところも、ギリギリの資金運営をしていたのだろうけど限界を迎えたのだろう。こういうところでも
不景気を感じるわけで。なかなか資金に余裕がないと結婚式もできないよな、と。

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11月8日 ホタテ
 中国による日本産の水産物輸入停止で、特に影響を受けたとされるホタテが返礼品となるふるさと納税だが、今年9月の寄付は前月の9.3倍になったという。8月に
中国が輸入停止の措置をしたこと、10月からはふるさと納税に関する経費基準の制度変更があるので駆け込みで9月に増えたとも予想される。ホタテ漁師って意外と
儲かっていたんじゃないのか?中国が輸入しなくなったので国内に流通させたいけど値段は下げません・・・ではやっぱり買い手はつかないだろうなという感じだ。
日本の今の状況を考えるとまだまだ高級品だ。だからこそふるさと納税の返礼品で人気を集めるのだろうけど。本来は売れなかったら値段が下がるのだろうけど、
どうやらそういう感じでもないようだ。どちらにしても私は買わないのだけど。

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11月9日 手取り10割
 男性の育児参加を促すために、両親が共に育休を14日以上取得した場合、給付金の支給率を「手取りで10割」に引き上げる方向で厚労省が検討しているそうだ。
現在は休業前の賃金の67%となっているが、社会保険料が免除されるので手取りの8割くらいになるという。収入を実質的に維持することで共働き、共育てを
後押しするという。そもそも結婚できないという状態なのに、育休の話というのはどうなんだ、という話もあるのだが・・・。そんなことよりも、育休で
休まれると残された人でその人の分の仕事を片付けないといけないので負担が増えるのだ。育休期間だけ人を雇うというのは実質的に無理なので、どうしても
周りがサポートすることになる。サポートしてみたところで手当も何もないわけで。サポートして欲しいのは残された人も同じだ・・・。そこはいつも
無視されるのだけど。。。

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11月10日 ジェネリックへの切り替え策
 厚労省がジェネリックが出ている医薬品について、先発品の窓口負担を引き上げる方針を固めた。今は1〜3割負担だが、そこに後発品との差額の一部を上乗せする
案を検討しているという。昨年9月現在でジェネリックへの切り替えは79%だが、それをさらに進めることを狙っているようだ。薬剤費を抑制し、捻出した財源で
製薬企業の創薬力を強化するための研究開発支援費に回す方針だそうだ。どうにもこのジェネリックのゴリ押しが昔から気に入らないのだ。有効成分が同じだが
有効成分しか同じではないのだ。それ以外の部分を製薬企業がどれだけ苦労して開発しているか・・・。そして昨今のジェネリックメーカーの品質不正だ。
何かと起こっていて信頼が損なわれている上に、営業停止による供給不足。この状態でジェネリックを推し進めるというのは厳しすぎる気がするのだ。
これまでも薬剤費はずっと標的にされてきているので、さらにやるか、という話でもあるのだけど。ちょっと焦点がずれている気がする。

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