Top雑感2023年5月(21日〜31日)

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5月21日 トランスジェンダー?
 世界的な大手スポーツ用品のメーカーが女性用スポーツ着と分類した商品のモデルに生物学的に男性と思われる人物を起用したことが波紋を呼んでいる。
twitterでは不買運動を呼びかける声もあるようだ。商品はワンピースタイプの水着。着用写真が通販サイトに掲載されたことで、「女性を排除している」
などと否定的な声が広がっているようだ。企業側が「ユニセックス」ということもできたはずだがしなかった、というのが言い分のようだ。訴えているのが
トランスジェンダーの女子種目への参加に反対を訴えているもと競泳選手とのことだが、競技参加とモデルへの起用はちょっと別かな、という気がする。
確かにスポーツの世界では、性自認とは関係なくホルモンの関係などで生物学的な男女の違いで筋力などに差が出るので、性自認で種目を分けるのは
違うと思うのだけど、今回の件で「女性を排除している」というのはちょっと言い過ぎではないだろうか。極端に体格の違う人をモデルに起用するのは
どうかとは思うけど。

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5月22日 原爆資料館
 昨日でG7サミットが閉幕し、広島市にも日常が戻った。会期中は一般客の入場が制限されていた平和記念公園も入場規制が解除されたという。原爆資料館は
4日ぶりに再開し、開館時には数十人が列を作っていたという。G7の首脳が実際に立ち寄った場所に行ってみたいという思いはあるのかもしれないが、
そんなに行列を作ってまで見たいものなのだろうか?広島も長崎も原爆資料館には行ったことがあるが、いざ行ってみるとしんみりした気分になってしまう
わけで、決して楽しいものではない。行って思いを馳せるのは悪いことではないし、世界的に見ても、言葉は悪いが貴重な資料なのだが、開館を
行列を作ってまで見るものかは若干疑問が。確実に開館している時間に行けばいいのに・・・とか思ってしまう。まぁ私がせっかちで並んで待つというのが
苦手だからだろうな。

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5月23日 早速メンテナンス
 マイナンバーカードを使った証明書のコンビニ交付サービスで、誤った交付が相次いでいる問題で、開発したメーカーは点検のためシステムを停止すると
発表した。最長で6月4日まで。すでに200弱の自治体に提供されており、他人の住民票や戸籍謄本などが誤って交付される不具合が相次いているという。
どうやらジョブがスタックしたり、操作側でタイムアウトしたりすると起こるらしいというのは少し前に報道されていたが、稼働はそのまま続いていた
らしい。この件について、旗振り役のデジタル庁は「あってはならないこと」というような発言を繰り返すだけのようだ。それにしても急にマイナンバー
周りの不具合が大量に報道されるようになった。今回のような交付ミスや、保険証が他人に紐づいていたとか、口座も他の人の口座が登録されていたとか。
必死になってマイナンバーカードを廃止の方向に動かす世論でも作ろうとしているのだろうか。まぁ作っていないのでそれはそれでいいのだけど。

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5月24日 H3ロケット
 日本の新型ロケットH3だが、1号機が3月に打ち上げ失敗したことは記憶に新しい。世間的にどうかは分からないのだが。その2号機について、当初予定
していた人工衛星の打ち上げを見送ることとしたようだ。代わりにロケットの飛行データなどを取得する装置を載せるようだ。つまりはデータ取りのための
打ち上げになりそうだ。実際に失敗して人工衛星を失った方が損失が大きいからなのだろう。なるべく早く打ち上げを成功させて、再びロケットの先進国に
名乗りをあげようということなのだろう。まぁ世の中そんなに甘くはないわけで。H2ロケットを使い続けた結果、現場での後継者が育つことなく今を
迎えたのではないだろうか。H2を打ち上げながらも常に新型の開発を続けていたらひょっとしたら・・・。資金的にそんな余裕はないのだろうか。
宇宙産業の予算がどんなものなのか分からないからなぁ。

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5月25日 サラ川
 略称こそそのままだが、これまでの「サラリーマン川柳」から「サラッと一句!私の川柳コンクール」に名前が変わった。そのベスト10が発表された。
第一位は「また値上げ 節約生活 もう音上げ」という、昨今の物価高を憂いたものだった。他にもセルフレジの話が出てきたりと、何かと最近の世相を
切っている。同時にまだまだコロナ禍の川柳も入賞しているのが罪深い。そろそろ過去のものにしようよ、とか思うのだが。確か名称の変更は昨年のうちに
公表されていたような気がする。サラリーマンの悲哀を詠むのが多かったのだが、時代が進んで働き方が多様化したこと、サラリーマンのネタばかりでは
なくなってきたことが理由だったような。そうなると一気に間口が広がるようで、なんでもアリになっているのだが、それはそれで。年に1回くらい
こういうことに頭を使って応募するというのも悪くない話なのだろう。なかなかそういう頭の使い方はしないので。ま、応募する気はないけど。

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5月26日 飛行機のドア
 韓国で着陸直前の飛行機のドアを開けた男性が逮捕されて取り調べを受けているという。大邱空港に着陸する直前で飛行機の扉を強制的に開けたという。
扉が開いた時の硬度は250 m、CAなどは着陸直前の状態だったため制止できなかったという。酒を飲んでいたわけではないというが、警察によると正常な
対話が難しい状況とのことで何が何やら、という感じだ。そもそも、飛行機の扉は上空にいる時は中と外の気圧差で開けることは不可能だが、今回の高度
であれば強引に開けられたのだろう。気になるのは空気で膨らむ滑り台、スライドは出なかったのかということ。確か離陸前にレバーをセットしており、
レバーを解除せずに扉を開けると自動的に出るようになっているはず。スライドが出た状態だと、エンジンに巻き込むなどおかしなことが起きそうだが、
その辺りについて記事には記載がない。それにしても色々なことが起こるもんだ。

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5月27日 北海道石
 実際には昨日あたりからニュースになっていたものだ。北海道で新種の鉱物が見つかったという話。相模中央研究所と東海大学、大阪大学の研究チームが
発見したもので、紫外線を当てると鮮やかな黄緑色の蛍光を発するという。北海道の鹿追町と愛別町の山林で採取され、今年1月に国際鉱物学連合に新鉱物
として承認されたという。それにしても今の時代になっても新しい鉱物って見つかるんだな、と。世界中で鉱山が掘られていたり、隆起して地層が剥き出しに
なっていたり、最近だとトンネルやらの工事であちこち彫りまくっているので、出尽くしたものだと思っていた。そして、新しい鉱物かどうかを判断して
承認する機関があるというのも驚きだったりする。まぁ出てくるということは、世界中に周知する必要があるわけで、どこかの機関が認定する必要がある
ということなんだろうけど。最近は火星の調査も進んでいるけど、まだまだ足元の地面の中ですら分かっていないんだな、と。

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5月28日 就活セクシズム
 就職活動で「男性らしさ」「女性らしさ」を求められることをこのように呼ぶそうだ。多様な性が社会のあちこちで声高に叫ばれている中で、就職活動
というのはまだまだ縛られているようだ。特に女性に多いようで、スカートのスーツでストッキング、パンプスを着用というもの。男性にもあることはあり、
椅子に座ったときに少し脚を開いて座り、両手を軽く握って腿の上にとか。こういった就活セクシズムをやめてほしいという署名活動が行われている
そうで、すでに3万3000人を超えているという。就活生は選ばれるという弱い立場にあるために、過度に気にしているのではないか、という気がする。
そんなところまで見てないって・・・という気がするのだ。極端に変なことをしなければそれでいいと思うのだけど。就活の本とかには「絶対に間違い
のない、無難な線」が書かれているだけであって、実際には大きく外れなければ大丈夫だと思うんだけどな。結局は従うんだろうけど。

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5月29日 ゴールドラッシュ
 今、アメリカ、カリフォルニア州の川でゴールドラッシュが起こっているという。この冬、例年にないほどの雨が多く、流れが急になった川が岸を侵食、
泥と砂金を剥ぎ取り、砂金を川の下流へ押し流しているのだそうだ。佐渡の砂金掘りの体験で、段のついた皿で砂を回すことで比重の大きい砂金が下に残る
ような感じで川底に砂金が残っているのだそうだ。中には吸引ポンプで川底の砂を吸い集めている人もいるのだとか。果たしてこれで元が取れるほどの
利益になるのかという疑問はどうしても残るのだが、そこをツッコムのは野暮というものだろう。まさにアメリカンドリームを体現したような状況に
なっているわけだから。おそらく砂金を取っている人たちもひと時の夢として追いかけているのだろう。さすがにこれで生計を立てられるとは思わないだろう。

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5月30日 98%減
 大手ハンバーガーチェーンの2023年通期決算が赤字に転落した。営業利益が前期比98.8%減となったのが響いたようだ。売上高自体は前期比8.4%増
なのだが、原材料価格の高騰や物流費、人件費、燃料代などでコストが上昇したためのようだ。特にこのハンバーガーチェーンは手作り感にこだわる
ために、調理場の効率化に限界があるようで、人件費を削るのが難しいようなのだ。2022年7月と2023年3月の2回にわたって値上げをしたようだが
全く救急できなかったようだ。改めて言われずとも分かっていた感じはあるのだが、外食産業も楽ではないな。昨今、何から何まで値上げされている中で
販売価格への転嫁が難しいのも事実だろう。高いなと思えば他の店に行けばいいのだから、他の小売店も同じようなものかもしれないが、嫌なら他に
行けばいいという状況はかなり苦しいものがあるだろう。さて、1年で立て直せるだろうか。企業の形態を見る限り難しいような気がする。

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5月31日 セルフレジ
 人手不足の解消や業務の省力化、さらにはちょうどコロナ禍も加わって、あちこちでセルフレジが広まった印象だ。バーコードを読むところから客が行う
フルセルフレジの他、バーコードを読むところは店員が行い精算だけをセルフで行うセミセルフレジまであるのだが、これがかえって仕事を増やしている
場合があるという。客側が操作が分からないというので手伝いをしたり、万引きを疑うケースが増えて客とのトラブルになったり。操作が分からない
というのもどうかと思うし、疑われるような動きをしているのであればそれはそれで問題だし。私のような人はできるならフルセルフレジが嬉しい
のだけど、残念ながら家の近くではセミセルフかセルフレジが設置されてないかしか選択肢がない。そんなに難しい操作を要求されていないと思うのだけど
何故そんなにトラブルになるのか、なかなか想像ができない。

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