Top雑感2023年5月(1日〜10日)

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5月1日 リスナーメール
 あるラジオ局の中の番組で、リスナーからのメールとして紹介されたものの中にスタッフが自作したものが含まれていることが判明した。現時点で
14件あったことが確認されているという。4月22日のオンエア後に番組関係者からの報告で事態が発覚し、番組スタッフにヒアリング、調査を行ったところ、
同様のケースが13件確認されたという。なぜこうなってしまったのか・・・。ラジオの現場ではある程度容認されていたとも聞いている。コーナーの
流れを作るために作家がメールを作るという話を聞いたことがある。それが今回は認められなかったというわけで。内部告発のようなので、何か
気に入らないことがあった人が暴露したのか、コンプライアンス意識の高い人が行った行動なのか。まぁこれを機に他局も含めて色々と考え直しても
いいのかもしれない。

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5月2日 アフリカ歴訪
 今、日本の総理大臣がアフリカ4か国を歴訪している。順にエジプト、ガーナ、ケニア、モザンビークだ。で、日本への帰路の途中でシンガポールにも訪問して
日本に戻ってくる予定だ。なぜこの4か国なんだろうという気がしてならないが、何らかの思惑があってのことだろう。エジプトはあまりニュースにならな
買ったようだが、ガーナでは3年間で5億ドルの経済支援をするという表明をしてきたようだ。時々思うのが、日本ってそんなに経済支援をするほどの余裕の
ある国なのか?という点。先進国であるのはそうなのかもしれないが、台所事情は結構苦しい気がするのだけど・・・。高負担・高福祉という感じにはなって
おらず、高負担・低福祉か中福祉といったところではないだろうか。社会保障費の増加が税収では追いつかなくなってきているし・・・。そろそろ先進国
という枠組みを世界的に見直すタイミングではないだろうか。人口減少にも歯止めがかからないし、他国を支援している場合なのか?という疑問はどうしても
晴れないわけで・・・。

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5月3日 「普通の病気」とは?
 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の会長がインタビューに対して、「社会を動かす時期に来ているとの考えには賛成だ」と感染症法上の5類への
移行に賛成を示した一方で、高い感染力があるために「まだ完全に普通の病気にはなっていない」との見解を示した。2020年の国内での感染確認当初から
専門家の取りまとめ役として政府に助言してきた人だ。5類になったからといって感染者がすぐにゼロになることはない」と訴えたようだが、そりゃまぁ
法律上の勝手な位置付けなのでそれでウイルス側が何か変わるわけでは無いのでその通りだろう。ただ、振り返って欲しいのは、専門家会議として打ち出した
対策がどれだけ有用だったのかという点だ。最初は不明な点が多かったので、後から考えると過剰とも言える対策を講じたのは仕方ないかもしれないが、
考えるに専門家会議が言っていたことが果たして世界的な研究結果の最新情報に基づいていたのか、という点だ。海外とは明らかに対応の差があったと
思われるわけで、その点をどう考えるのか、何故起こったのか、どちらが正しかったのか、その辺りの検証をして欲しいと思う。その上で専門家会議の
有用性を再討議すべきではないだろうか。

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5月4日 子どもの数
 これはこれで毎年恒例。こどもの日に向けて総務省が発表する4月1日時点の子供の数が総務省が発表した。外国人も含む15歳未満の人口は前年より30万人
減少しており、1982年から42年連続で減少した1435万人、総人口に占める割合は11.5%。この割合も1975年から49年連続で減少。比較可能な統計が残る
1950年以降で過去最低を記録したという。まぁ少子高齢化が叫ばれて久しいので、過去最低と言われても仕方ないのだが、気になるのは前年からの減少幅
だろう。30万人も減っているのか、と。1435万人のうちの30万人なので、せいぜい2%くらいではあるが、減少が2%というのはなかなか大きいのではないか?
そろそろ国として本格的に手を打たないといけないのではないのではないだろうか。異次元の少子化対策と言われているものは子育て対策だったりして、
新たに子どもを産もうというモチベーションを喚起するものではない気がするわけで・・・。さて、人口減少の日本が辿る末路は?

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5月5日 地震
 今日の午後2時42分ころ、石川県能登地方を震源とする最大震度6強の地震があった。その後も夜になっても余震が続いている状態だ。この最初の地震の
深さは10 km、マグニチュード6.3ということなので、極めて浅い地震になっている。深夜にかけても緊急地震速報が出続けているようなので、現地の人は
ゆっくり休める状態でもなさそうだ。東日本大震災の頃を思い出してしまう。こんな連休の最中に地震を起こさなくても・・・という話になっていなければ
いいのだけど・・・。このタイミングで休みにしているのはヒトの勝手だし、なんだったら日本だけで勝手に休んでいるだけなので、そんな都合を
地震に押しつけられても困るという話だろう。つい先日、ニュージーランドでも地震があったわけで、やはり日本の地震とは連動するのかな、という
気になってしまう。となると、こんな規模では終わらないのでは? 

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5月6日 ラン活
 こんな言葉を作ってマスコミが煽るから余計に加熱するのでは?という気がしないわけでもないが、起こっているものは仕方ない。ランドセルを購入する
動きのピークが今の大型連休なのだという。勿論、来年の4月に入学する子供のために購入するものであり、大手百貨店では今月の3日から特別受注会を
スタートさせるなど力を入れているようだ。ちなみに今年の新入生のランドセル購入金額の平均はおよそ5万8000円とのことで、なかなかの値段がする
状態になっている。かつては夏頃に商戦のピークがあり、お盆休みで両親の実家に帰省した時に孫にランドセルを買い与える祖父母という図式があったと
思っていたのだが、さらに3か月ほど前倒しになっているようだ。なかなか理解し難いものがあり、ちょっと異常じゃないか?という気もしてしまうが、
今やランドセルも受注生産の時代という話を聞くと仕方ないのかも、とか思ってしまう。どうしてこうなった・・・。

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5月7日 笑顔の作り方講座
 明日からCOVID-19の感染症法上の位置付けが5類になるのに合わせて、笑顔の作り方を学ぶ講座が人気を集めているという。マスクを着用する人が
減ることで今までは隠れていた口元が見えるということで、笑顔の作り方を改めて学ぼうということだろう。笑顔の作り方を忘れてしまったという
事実もあるかもしれないが、あまり考えたくはない。それは「作り笑い」「営業スマイル」というものであって、白々しく映ってしまうと思うのだ。
そもそも、トレーニングをしないと笑顔にならないというのは、どれだけ怠慢な生活を送っていたのかと思ってしまう。マスクをしていようが、
笑顔になることはできたわけで、改めてトレーニングをしないといけない理由がよく分からない。そして、明日からマスクを外す人が急に増えるとも
考えにくいのが実際。私は強い意志を持って既にマスクをしてないのだが、連休前にチラホラ増えてきた印象だった。明日になって急に増えるとも思えず、
なぜそんな講座に人気が集まるのか、全くもって謎だ・・・。

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5月8日 変わらぬ風景
 最終的な判断は直前にするという話だったのだが、特に政府から発表があるわけでもなく、今日からCOVID-19の感染症法上の位置付けが5類になる。
季節性インフルエンザと同類だ。となると、マスクをする人も減るのか?と思っていたのだが、街の風景は全く変わらなかった。少しはマスクをしていない
人が増えたかも、という気はするのだが、せいぜいその程度。本当に何が変わったのか?というくらいだ。医療費が自己負担になったとか、一部施設での
マスク着用の推奨が外れたとか、その程度ではないだろうか。以前のようにお店のレジの前の透明な仕切りが無くなるとか、そういう動きはこれから
なのかもしれない。あの対策は本当に正しかったのだろうか。今でも疑問に思ってしまうが、それはそれで仕方ないのかもしれない。いつか総括
する日が来て欲しいと切に願う。

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5月9日 ゲノム解読
 ヒトの全遺伝情報を読み取ろうというヒトゲノム計画が完遂してからだろうか、色々なもののゲノムが解読されてきた。今回新たに発表されたのは
マツタケだ。かずさDNA研究所と東京大学のチームが全ゲノムを解読し、2万1900あまりの遺伝子を特定したそうだ。これでマツタケ特有の香りと
味を生み出す遺伝子や、アカマツの周辺に飲み生える詳しい仕組みを解明するのに役立つと期待されている。そう、この語尾が実は大事なのだ。
「期待される」だけなのだ。ヒトゲノム計画が終盤を迎えた頃、ヒトゲノムが完全に解読された後は、遺伝情報を使って個人個人に合った
テーラーメイド医療が加速するとか、薬の作り方が完全に変わるとか言われていたのだが、それほど大きな変化はあっただろうか。ゲノム完全解読
前後での業界の動きは知らないが、今でも結構泥臭いことをやっているのは確かだ。読めたからといって、そこから先はまた別の話。それでも
ゲノム完全解読を目指した研究は続けられている。

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5月10日 国の借金
 財務省は2022年度末時点での国の借金が過去最大を更新したと発表した。国債と借入金、政府短期証券を合計した金額が1270兆4990億円となり、
過去最大となったという。まぁこれらが本当に借金なのか、国としての資産と比較して問題なのか、という議論は他に譲るとして、逆に、一度でも
減ったことがあるのか、と聞きたいところだ。毎年のように予算としては税収を超える支出を組むわけだから、国債自体は永遠に大きくなり続ける
だろう。それと比較して借入金や短期証券の目減りがあったとしても、それがキャンセルできるような額とは思えないのだ。きっとこれからも毎年のように
過去最大を更新というニュースを見続けるのだろう。毎年見させられるこちらの心情も少し考えて欲しい。

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