Top雑感2023年6月(21日〜30日)

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6月21日 マイナ保険証
 マイナンバーをマイナと略すのは英語の単語から考えていかがなものか、という意見がちらほらと見えていたりするが、何となく政府が意地で進めようと
しているマイナンバーカードと健康保険証の一体化に微妙に待ったがかかりそうだ。何かとトラブルが起こっているので、現行の保険証の全面廃止は国民の
不安を払拭するための措置が完了することが大前提と総理大臣が述べたようだ。先日の総点検本部との兼ね合いもあってどうにか進めようという意思を
感じてしまう。そしてここには言葉遊びが含まれているわけで。国民の不安が払拭されたかどうかは問題ではなく、そのための措置が完了するという
前提なのだ。つまり、行政側としては十分な対応をしたと主張するだけでいいわけだ。なんだかなぁ・・・。なんだかんだ言って強行するんだろうな。

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6月22日 梅雨は?
 気象庁が向こう1か月の天気の見通しを発表した。それによると全国的に気温が高いと見込まれている。降水量は平年並みかやや多めという感じ。ただし、
沖縄、奄美は平年並みか少ないと見られている。その割に沖縄、奄美の日照時間は平年並みから多いという予想で、他の地域は少ないという予報になっている。
例年この時期は梅雨だろうから日照時間は短い方だろうが、それよりも短くなるという予想が出ている。にも関わらず気温は高めというのだから、よく
分からない。南からの高気圧に覆われるのだろうか。その割には降水量が多めというのは、降れば土砂降りということ?発表されている1ヶ月予報に合致する
状態というのがあまり想像できないのだ。どうなっているんだ、日本の天気は。

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6月23日 カード返納
 ニュースの出所が中国新聞だったので広島市に限定された話だが、これが全国となるともっと大きな数になるのだろう。広島市で5月1日以降のマイナンバー
カードの返納が107件あったという。カードを巡るトラブルが多発する中で、信頼できないなどの理由があったようだ。政府が総点検本部を設けた直後に
こういう数字が発表されることに意図を感じてしまうが、仕方ないのだろう。最近になって返納できるという話が広まってはいたが、広島市だけで
100件を超えているというのはなかなか多い気がする。特に使わないけど持っていればいいや、ではなくて返納という意思を示すというのは余程のこと
なのだろう。政府がそれだけ信用されていないというのも凄い話だ。まぁゴリ押ししていたからなぁ。これで何か対応が変わるといいのだけど、
全体から見たら微々たるものだから変わらないよな、きっと。

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6月24日 新紙幣
 日本銀行が2024年7月から新しいデザインの紙幣を発行すると発表した。デザインが一新されるのは2004年以来というので実に20年振りのようだ。
元々、2024粘度上期に発行するとしており、2021年9月から新紙幣の印刷を始めていたようだが、今回、正式に発行の時期が発表されたことになる。
新しいデザインが正式に発表されたのは何年前だっただろうか。結構時間が経っている気がするのだが、やっと発行されることになるようだ。これで
世の中の自動販売機など紙幣を読み取る機械の刷新が始まるわけで。しばらくの間は「新紙幣使えません」のシールが貼られるところが出てきそうな
気もする。新しい500円玉が使えないところはまだ残っているのだが、この紙幣の刷新に合わせて対応されることだろう。なんか経済が大きく動く
ことになりそうだなぁ・・・。

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6月25日 梅雨明け
 梅雨入りしたと言ってもそれほど雨が降らないし、休日は30 ℃近くまで気温が上がるので、梅雨の真っ只中であることをすっかり忘れつつあるのが本州。
鹿児島あたりは大雨が降っていたりするのだが、今住んでいるところは大雨の日が1日か2日あっただけでそれ以外は大したことがない。そんな中で、沖縄の
梅雨明けが発表された。つまり、本州の大雨はこれからが本番ということだ。それにしてもちょっと早くないか?と思ったのだが、平年より4日遅く、
昨年より5日遅い梅雨明けとのことで、むしろ遅いくらいのようだ。ここ数年で思うのだけど、特に梅雨の時期は「降れば土砂降り」ということが多いような
気がする。パラパラと降ることが無いわけではないが、傘が要らないくらいの雨か、傘が役に立たないくらいの雨かの2択になっていないだろうか。
単なる印象の問題かもしれないが。ところで、今の通勤経路は川沿いの道が含まれており、増水するとそこそこ危険な様子を目にすることになる。
氾濫はないと思うのだが、ほどほどにして欲しいなとは思う。

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6月26日 規制緩和へ
 都市部を中心にじわじわと広がっている電動キックスケーター。どうにも名前が安定しないが、今はそのように呼ぶらしい。これが7月1日から交通ルールが
変わる。これまでは原動機付自転車に分類されており、運転免許やヘルメットの着用が義務付けられていたが、シェアリングサービスでは例外が認め
られているなどの理由で、最高時速20 km以下の特定小型原動機付自転車となるそうだ。16歳以上であれば免許は不要、ナンバープレートやウィンカーは 必要だが、自転車と同様にヘルメットは努力義務、自転車道の走行も可能という。これで無法地帯になるな、という感覚。努力義務の自転車のヘルメットは
相変わらずロードバイク以外で見かけることはなく、原則車道走行とされている自転車だが歩道を猛烈な速度で走っていくし。電動キックスケーターも同じ
ようになるだろう。そもそも、自転車道が整備されていないので自転車でさえ色々と困っているというのに・・・。事故が増えそうだ。

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6月27日 手数料
 東京都にある王子稲荷神社で一円玉のお賽銭は無意味だとする立て札が出ているとしてSNSで話題になった。「1円玉は銀行入金で1円以上の手数料が
必要になり、お賽錢が無意味になります」というのがその全文のようだ。ゆうちょ銀行の場合、硬貨1000枚で1100円の手数料がかかるので、1円玉ばかりでは
赤字になるという計算だ。他の金融機関でもどっこいどっこいだろう。お賽銭は社殿の修復などにも使うのでマイナスになると影響が大きいというのが
立て札の理由のようだ。金融機関が硬貨の引き取りに手数料を取るようになって、実に世知辛い世の中になってしまった。かく言う私も、神社などに
行った時は硬貨でお賽銭を投じるので、こういうニュースを見ると心が痛むものがある。大丈夫なんだろうか、と。中には商店街と両替する神社もあるようだが
ごく一部だろう。金融機関も社寺仏閣だけ特別扱いは難しいだろうし、かといって紙幣でお賽銭というのも額が大きすぎる気がするし・・・。
なんとかならないものだろうか。

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6月28日 税収
 2022年度の国の一般会計の税収の見通しが明らかになった。前年度より4兆円増えて71億円強。3年連続で過去最高を更新し、70兆円に届くのは初だとか。
所得税は前年度の21兆円から増えて22兆円台の見通し。名目賃金が1.9%増えたことが理由と思われるが、実質賃金は1.8%減とのことだ。ここ30年ほど
日本の経済は成長していないと言われている。なのにここ3年で過去最高を更新しているというのはどういうことなんだろうか。しかも実質賃金は
減少しているというのに。どこからお金が出ているんだろう、という感じだ。サラリーマンだからなのか、こういうニュースを見ると虚しくなってしまう。
何のために働いているんだろうか、と。実に不思議な数学だ。

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6月29日 平日休み
 寡聞にして知らなかったのだが、官公庁が平日の休みを増やそうというキャンペーンを行っているようだ。平日に宿泊すると2泊目が半額になるホテル
リゾートがあったり、館内レストランの3000円分の食事券がもらえるホテルがあったりするそうだ。しかし、だからと言って平日に休めるかというと
また別の話であって。世間的にはそんなに甘くなく、休めないものは休めない。どうしても外せない会議が入っていたり、子供がいる人は学校の
休みに引っ張られるわけで。忙しい時に一生懸命働いて、それ以外の時は遠慮なく休める体制にするというのは理想であって、結局はずっと
忙しいわけで。平日の休みは遠いな。

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6月30日 10連休
 佐賀県のある老舗旅館で、10連休することを発表した。理由は従業員の福利厚生のため。旅館の営業を10日間完全に止めることで従業員全員に休暇を
取得させたという。実際にはグループで3つの旅館を持っているので、時期をずらして施行することで、グループとしては営業を休むことなく全従業員
170人が10連休を取得したという。ちなみに、建屋は遊ばせていたわけではなく、修繕を行っていたとか。宿泊業はどうしても長時間労働や休暇が少ない
というイメージがあるので、人手不足から求人をかけても集まらないのだそうだ。そこでこういう施策を行ったようだ。宿泊業は24時間接客のようなものだし、
世間が休みの時こそ書き入れ時だろうし、求人は難しいのだろう。もちろん、ありがたく利用させてもらっているが。果たしてこれで人が集まるのだろうか。
何となく難しい気はする。

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