Top雑感2023年7月(21日〜31日)

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7月21日 9割まで回復
 8月10日〜17日のお盆期間中のJR東日本の予約がコロナ禍前である2018年比9割まで回復したという。新幹線、在来線の指定席予約数での集計だ。
東北方面への帰省者が元通りの人数に近づきつつあるのだろう。無駄に一時期に集中する民族大移動がまた始まるわけだ。お盆と年末年始の風物詩と言っても
いいかもしれないが、あれを見る度に休みを分散するという話はどこに行ったのだろうかと思ってしまう。かつて、秋頃に日本全体を4つ程度のブロックに
分けて、1週間ずつずらして休みにするという話が持ち上がっていたのだが、いつの間にか消えてしまった。実際のところ、1箇所で仕事が成立している
ところは少ないので、支社や取引先の都合も考えると一斉に休みの方がありがたいということなのだろう。鉄道と高速道路の渋滞は今年も続く。

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7月22日 シエスタ
 熱波が警戒されているドイツで昼食後に数時間の休憩を取得するシエスタの導入を求める声が上がっているとか。南ヨーロッパには実際にある風習で
暑い時期には暑い地方の風習を取り入れるのもアリではないか、ということのようだ。一方で非現実的という反対意見もあるようで、なかなか難しい
問題にはなっているようだ。シエスタで帰宅すると通勤時間が嵩むということのようだ。まぁ日本だと無理だろうなという感じだ。理由は同じく通勤時間。
往々にして長い通勤時間をかけているのでシエスタが導入されたとしても労働する現場に居続けるだろうし、居るなら昼寝とかではなく仕事をし続ける
というのがか日本人の悲しい性質だろう。となると導入してみても朝が早くなり、帰りも遅くなり、昼休みという名の労働時間が増えるという
望ましくない状況が発生するだけだ。ドイツでどうなるかはこれからの状況を注視する必要があるが、日本では無理だろうな・・・。

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7月23日 新しい日常
 やたらと暑いのは日本だけではなく、北米、ヨーロッパ、アジアの他の国でも起こっていることのようだ。それを受けてか、世界気象機関が地球温暖化の
影響で異常気象の頻度は増しており、残念ながら『新たな日常』になりつつある」と警鐘を鳴らしている。新たな日常であれば異常ではないのでは?という
言葉の疑問は置いておいて、今の状態が普通になりつつあるというのが実際なのだろう。気象統計の関係上、どうしても30年間の値を「平年」としている
ので、そこから外れたものを異常としてしまうのだろうが、ここ数年の状態を平均して考えると「平年」になるのではないか、という気がするのだ。
そもそも、日本国内の天気予報については、大昔と違ってデジタルでデータを集めているので、平年だって簡単に更新できるはずなのだ。そうであれば
今のように10年毎ではなく、毎年平年値を改めてもいいはずで・・・。何が異常で何が平年なのか、今よりも早いペースで見直す必要があるのでは
ないだろうか。

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7月24日 大阪万博
 開幕は2025年4月とされているがその準備が全く整わないようだ。相変わらず海外からのパビリオンの建設許可は出ていないようだし、その他についても
日本戦接業連合会の会長が、準備が間に合うかと聞かれた時に厳しい状況と解凍している。日本政府が出店するパビリオン、日本館については建設費が
9億円ほど上振れして76億8000万円で契約が締結されたという。つまりギリギリなのだ。資材の高騰や人件費の高騰などの他、これまでのような外国人
労働者もアテにできない状態になり、費用を上乗せするからどうにか間に合わせて欲しいという状態になっているようなのだ。そんなことを言われても
無理なものは無理と言いたくもなるところだ。請け負う側としても納期を約束できない状態であれば請けたくないというところなのだろう。入札は
不調であったと伝えられている。だからって中止とも言えないんだろうな、と。

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7月25日 転んで火傷
 今のところ、アメリカのアリゾナ州での話。猛暑に見舞われ6日連続で46 ℃を超えるなどとんでもないことになっているそうだが、道路で転んで火傷をして
病院に運ばれる人が増えているのだそうだ。アスファルトやコンクリートが82 ℃にもなることがあるそうで、ほんの一瞬触れただけでも重い火傷を負う
ことになるそうだ。屋外で作業をしていて疲労や脱水症状で意識を失って地面に倒れて火傷というパターンさえあるそうだ。犬の散歩も犬が火傷をするので
早朝がベストと呼びかけているそうだ。アメリカのアリゾナ州ということで、極めて暑いところでの話ではあるのだが、いつか日本もこうなるのでは?
というくらい、ここ数日は暑い。記録的な猛暑というのがずっと続いていて、記録でもなんでもないような感覚になっている。今は24節季の大暑になる
わけだけど、これから暑さが落ち着くとも思えないわけで。

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7月26日 未知の領域
 今年の夏、気温や海水温、南極の海氷といった気候の指標で数々の記録が更新されているそうだ。国連はヨーロッパで続く危険な熱波でさらに多くの記録が
更新されるだろうと述べている。それらを受けて、気象関係の研究者が「地球は未知の領域に入っている」と指摘しているようだ。今年の7月初め、2016年の
記録を破って、世界の平均気温が初めて17 ℃を超えたのだそうだ。直前の記録が意外と最近であったことに驚くのだが、それにしても平均気温が17 ℃だった
ということにも驚く。平均という数字のマジックで意外と低いなと思ってしまったのだが、過去最高ということは十分に高いのだろう。それはそれで正しく
受け止めないといけないのだけど、なんとも言えない感覚が残るのも事実であって。どこまでが異常でどこまでが変動の範囲なのかが、実はよく分からない
のではないか、という気がするのだ。だから今の状況を放置していいという話ではないのだが、冷静に見る目も必要ではないか、と。まぁでも、しばらくは
下がる方向には行かないんだろうな。

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7月27日 最低賃金
 正確には明日に決定なのだが、日本の全国加重平均の最低賃金が1000円台となるようだ。厚労相の諮問機関である中央最低賃金審議会の小委員会での
最終調整に入ったとのkとおだ。現在が961円なので39円以上の伸びであり、4%ほどの引き上げになるという。この39円の伸びというのは過去最高では
ないだろうか。いつだったか31円で過去最高だと総理大臣が胸を張っていたので。まぁそうだとしても世界的に見ると低いのだけど。ニューヨーク
あたりだと1500円〜2000円くらいではなかっただろうか。物価こそ違うものの、全くレベルが違う状態になっていたはずだ。まぁ問題はこの人件費の
上昇が物の価格に跳ね返ってくるものの、給与はそこまで伸びないという点だ。最低賃金以上で働いている人は大きな違いはないだろうし、給与が
上がらないので物価だけが上がる状態になるのかな、と。そろそろキツイんですけど・・・。

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7月28日 パスワード式トイレ
 コーヒーチェーンの大手で、店内のトイレがパスワード式になっているとして話題になった。チェーンの全店舗ではなく、個別の事情があってのパスワード
式のようだ。時々見かけるドアノブの近くにボタンがあり、4箇所くらいの数字のボタンを押すと開くタイプのものだ。商品を購入するとレシートに
パスワードが記載されているという。観光地が近いとか、色々な理由で公衆トイレとして使われていた過去があるんだろう。普通の客にも手間が増える
ために、店側としても苦渋の決断といったところだろう。ネットの反応としては概ね良好のようだ。コンビニとかでも導入して欲しいという声さえ上がっている
ようではあるが、流石にコンビニはやり過ぎだろう。レジが店の入り口側にあり、トイレが奥にあることが多いと思うが、商品を購入して再び店の奥に行く
というのも面倒だし、万引きとかが増えそうだし。色々と工夫があるんだなぁ、と。

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7月29日 高嶺の花
 親元を離れて久しく、食に対しても興味がなく、根拠のない風習に従う気もない私にしてみれば、土用の丑の日にうなぎを食べるというのは全く意味のない
話でしかないのだが、スーパーに行ったりするとまだまだうなぎが推されていたりするわけで。そんな中でポータルサイトのニュースの見出しに次のような
記述があった。「値上げ続くウナギ 今夏も高根の花」と。リンク先の記事には高根の花という言葉は無かったと思うが、トップページは文字数も限られる
ので表現が変わったのだろう。それにしても高根の花はあまりにも酷いと思う。正しくは高嶺の花なわけで。意味を考えずに音だけで言葉を覚えると
こんな感じになってしまうのかな、と。もう少し考えてくれよ、という感じだ。そのうち高根の花が正しい日本語として定着するとかやめて欲しいな、と
思うのだが、誤用から定着した例もあるので侮れない。

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7月30日 プレハブ方式か?
 建設工事が遅れているどころか、パビリオンの建設に必要な許可申請さえ現時点で韓国の1件しか出ていない大阪万博。2025年4月開幕とのことだが
日本の万博協会として火が着いたような状態になったようだ。開幕に間に合いそうにない国と地域に対して、日本でプレハブ工法で箱のような建物を
建設してないそうだけ当該国にやってもらう提案をするという。元々、パビリオンも設計、建設すると見込まれていたのが56か国、地域のようだが、
この流れでいくと、プレハブだらけの万博になりそうな感じだ。建設費用が抑えられていいのではないかと思う一方で、プレハブだらけの万博に
行きたいと思うだろうか、という疑問が。そもそも集客力に疑問符がついていた大阪万博なので、余計に集客力が落ちそうな気がする。参加国にも
メンツがあるだろうから、プレハブで満足してもらえるのか、という疑問も。迷走が続そうだな。

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7月31日 男性の育休
 2022年度の男性の育児休業の取得率が過去最高となった。17.13%とのこと。10年連続の増加とのことだが、政府が目標として掲げているのが2025年に
50%、2030年に85%という数字であり、程遠い結果となっている。さらに2022年度は女性の取得率が前年から低下し80.2%となっているそうだ。女性は
4.9ポイントの低下、男性は3.16ポイントの上昇とのこと。つまり何がどうなっているんだ?という感じだ。男性の育休取得は企業なども推奨する
傾向があるので増えるのかもしれないが、女性の育休取得が減少するというのはなんとも気持ちが悪い。コロナ禍で小規模な企業で人手不足の影響が
強く出て育休が取得しづらい状態だったのでは?というのが政府の予想だが、そんなことを言っても産後すぐに子供を預けるのも難しいだろうし。
なんとなく不思議だ。

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