Top雑感2023年1月(21日〜31日)

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1月21日 見直しへ
 現在、感染症法での第2類相当となっているCOVID-19だが、今度の春頃に第5類に分類を変えるという話が出ている。マスクの着用も緩和すると言われて
いるのだが、詳細は検討が始まったばかりだ。今年の春以降に何があるのかを考えてみると、統一地方選挙があり、その後は広島でG7がある。統一地方選挙は
まだいいとして、G7の時に各国首脳が日本に来たときに、いまだに日本人の大半がマスクをしているという状況を避けたかったのでは?と勘繰ってしまう。
もう「日本の民族衣装です」くらいの勢いで言わないと説明がつかないような状態に見えるだろう。実際のところ、総理大臣は国内ではマスクをつけている
のだが、外遊先ではマスクをしていないというのが、国民にはダブルスタンダードに見えてしまっているのだ。そこを解消したいという思惑が何となく
見えるのだ。マスクの購入が家計にどれだけの負担を負わせたか、行政は分かっているのだろうか。

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1月22日 地形図
 理科で得点調整が行われたりと、何かと話題が絶えない大学入学共通テストだが、地理の問題で「ある地方都市」として登場した場所が特定されて話題に
なっている。問題としては東京に住む高校生が鹿児島の祖父を訪ねるという設定のようで、祖父が住む地方都市として地図が掲載されたそうだ。別に驚く
ような話ではなく、私が現役の頃も「ある島」として南鳥島の地形図が出たりしていた。色々と特徴的なので分かる人は一発で分かるような地形図なのだ。
分かったからと言って有利になるようなわけではないというのは今回の問題も同じだったようだ。というか、普通に生活していて、今の地図で見ると
どうなっているのかなんて考える人が稀だろうから、関係ないだろう。というか、社会の問題の為に完全に架空の地形図を作る方が大変だというもの。
もうこれは仕方ない話だろう。

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1月23日 価格転換率
 国内の企業約1万2000社から得た調査結果によると、原材料価格や物流費のコスト上昇分のうち、39.9%しか価格に転嫁していないことが明らかになった。
上昇分を全て転嫁したと回答した企業が4%であったのに対し、全く転嫁できていないという企業も15.9%あり、企業間の差が浮き彫りになった形だ。勿論、
転嫁できていない分は企業が負担していることになり、企業収益の悪化に繋がる。実際には同業他社がどれくらいあるのか、実質の上昇分はどれくらい
なのかなど、色々な要素が絡み合うのだろうけど、この結果はなかなか深刻なのではないだろうか。円安の影響で値上げしました、とか言われていたが
ドル円レートが元に近くなっても値段が戻らないあたりがなんとも嫌らしいのだけど、上がった分を回収できていないということなのだろう。日本人は
価格の上昇に敏感だから仕方ないとも言えるが。

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1月24日 寒気
 この冬一番の寒気が今日から明日にかけて日本列島に流れ込む。東京でも雪がつもり、明日の夕方までに予想される降雪量は多いところで2 cmとのこと。
これで交通障害が懸念されるというのだから、どれだけ雪に弱いんだと思ってしまう。今回の寒波も色々と注意がされているのだが、特徴的なのが水道管の
凍結に関しての注意が多いことだろう。不要不急の外出とか歩き方とかはよく見る気がするのだが、今回は水道管の話がよく出てきている。凍結したら
どうしたらいいのか、凍結させない為にはどうしたらいいのかといった話だ。雪国ではないので水抜きの栓なんてあるわけもなく、どうしようもない
わけなのだけど・・・・。雪国でも滅多に凍らないので、別に東京とかなら平気なんじゃないの?とか思うのだけど、雪国は何か対策でもしているの
だろうか・・・。

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1月25日 個人の選択へ
 COVID-19の感染症法での扱いを2類相当から5類にするにあたり、厚労省の専門家組織の有志が、変更後の感染対策の考え方を公表した。それによると
政府要請による一律の対策ではなく個人がそれぞれの価値判断で決めることになる、としている。曰く、どの対策を継続すべきかを見直す時期とのことだ。
煩いことを書けば、これまでの政府は強制はしていない。憲法で自由が保証されているので政府として強制はできず、あくまでもお願いレベルでしか
なかったのだ。だが、専門家会議がやたらと強調したり、同調意識、相互監視の強い日本人の性質が相まって、半ば強制になっていたというだけの
話だ。気になるのは、今回発表したのが専門家組織全体の総意ではなく、有志が発表したという点。最終的に全員が集まったら違う意見になるかもしれない
ことを示唆しているわけで、それってどうなの?とか思ってしまう。責任ある立場なのだから、しっかりと発言して欲しい。

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1月26日 明日正式決定
 COVID-19の感染症法での扱いを2類相当から5類にするという話。急に5月8日に移行することを明日正式に決定すると発表された。新型コロナ感染症対策
本部での決定となるようだが、なぜ今日の時点で明日の正式決定と、3か月ほど先の日程が決まっているのかが分からない。大型連休の後にしたいという
のは分からないでもないが、それが4月1日ではダメなのかとか、色々と思うところがある。一応、移行日の1か月前に最終的に確認するということに
なっているが、どれだけ意味があるのか・・・。それに合わせて、マスクの着用は個人の判断に委ねるとされた。これ、個人の判断はいいのだけど、
公共交通機関の中とかはどうするのか、結局事業者から要請されてマスク着用になるのかなど、分からないことだらけだ。結局はその時になってみないと
何も分からないではないか・・・。

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1月27日 宅配便値上げ
 ありとあらゆるものの値段が上がっていき、嘆息してばかりいるのだが、これは仕方ないかなというのが出てきた。佐川急便が一部の宅配便の基本運賃を
4月1日から平均で8%程値上げすると発表した。2017年11月以来というから5年半ぶりとなるそうだ。電気代、ガソリン代、車両代の高騰、人件費の増加が
原因だとか。労働力が不足する中で将来にわたって継続的に安全安定な物流サービス提供のために、従業員の待遇改善に繋げたいという。ガソリンの
値段も上がり続けている割には宅配便に求めるサービスが高度化してきている。そんな状態で5年半も値段を維持してきた方がすごいかもしれない。
まぁ私はネット通販も含めてあまり利用しないので問題ないとも言えるのだが、この値上げはなかなか大きい気がする。物流コストが上がると結果的には
全ての物の値段に跳ね返ってくるわけで。そういう意味ではかなり困った問題ではある。

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1月28日 住民票
 数年に1回、どういうわけか必要になる住民票。これだけのためにマイナンバーカードを作る気にもなれないので相変わらず役所に出向くことになる。
そこで自分の住民票の写しを受け取るわけだけど、見るたびに微妙に書式が変わっているのが気になる。記載事項が入っていればいいので困らないのだが
パッと見た時に合っているのかどうかが気になってしまうのだ。今日受け取った時に自分の現住所がどこにあるのか分からなかったのだ。結局は
一番上にあったのだけど・・・。そうそう見るものでもないので仕方ないのだけど。ところで、住民票を取る時に使用用途を書く欄があるのだが、
そこに正直に「◯◯(資格名)の免状申請のため」と記載したところ用紙を受け付けた窓口の係員の手が一瞬止まったのが気になったのだけど、
真面目に書くものではないのか??

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1月29日 防寒着NG
 ここ1、2年でブラック校則などと呼ばれる、よく分からない理由で設定されている校則が話題になっている。今日のニュースに出ていたのが、オーバーや
ジャンパーコートなどの着用は認めないという鹿児島市立高校の校則だ。生徒指導部の許可があればこの限りではないという但し書きがあるものの、基本的には
防寒着は許可しないというもの。中には男性は不可だが女性は可という高校もあるようだ。他にも色々と出てくるブラック校則だが、今回の防寒着については
案外責めるべきものではないのでは?という気がする。放置していいというわけではなく、今年の強烈な寒波が来るまでは特に問題にはならず、気づかなかった
のではないか、という話だ。気づいてしまったので問題が表面化したのではないか、ということだ。この校則が決められた背景はあるのだろうけど、
先生も含めて校則を全部読んで覚えている人も少ないだろう。改めて読み直して時代に合わせて改正していく必要があるのだろう。

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1月30日 原子炉の停止
 今日の午後、稼働中の高浜原発の4号機で原子炉が自動停止したそうだ。理由は原子炉内の中性子の数が減少したこと。4つある検出きのうち2つ以上が
異常を検知すると止まる仕組みだという。冷却は正常にできているということと、そもそも中性子の数が減るということは核分裂が止まっていることを
意味しているのであって、東日本大震災の福島のようなことは起こらないと考えられる。が、なぜ急に中性子の数が減ったのかは原因が掴めていない
という。制御棒の落下によるものとか、検出機の異常などが考えられる原因として挙げられているが、2つの検出機が同時に故障することは考えにくい
わけであって・・・。果たして原因は掴めるだろうか、そして再稼働はできるだろうか・・・。なにしろ40年近く動いている原子炉だし・・・。

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1月31日 黙食
 コロナ禍で新しく生まれた言葉で、5年前なら漢字の意味から推測するしかないものだろう。食事の時はマスクをすることができないので、飛沫感染を
防止するために喋らずに食事をするということだ。随分長い間求められていたのだが、昨年11月に対策をとれば学校給食では求めないということになった
のだが、実際の小学校ではあまり話をする子供がいないのだとか。マスクの着用も恥ずかしいから外さないという子供までいるというから、この時代は
どうなってしまっているんだ?という感じだ。5月の大型連休明けには感染症法上の位置付けが5類になることもあり、マスクの着用は個人の判断に委ねる
とされているが、実際に外す人は少ないのではないか、という予測すら出ている。何がどうなっているんだか・・・。完全におかしなところまで足を
突っ込んでしまったな、という感じだ。個人的には早くマスクを外したくて仕方ないのだけど。

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