Top雑感2023年2月(11日〜20日)

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2月11日 4610万回分
 厚労省が今回廃棄した新型コロナウイルス対応のワクチンだ。モデルナ製の従来型株対応のもので、有効期限が切れる4610万回分を廃棄したという。
オミクロン株対応のワクチンはまだ有効期限が来ていないので使えるということだ。元々、1億4300万回分を購入していたのだが、残った分の廃棄となる。
出始めの頃で世界的な獲得競争があったのは事実なのだけど、同時にファイザー製のものも購入していたわけで、この数が本当に必要だったのかという
検証はどうなっているのだろうか。結果となったのは仕方ないと思うのだが、そもそもの購入量が現実に即していたのか、そして購入した分の余剰の費用、
廃棄費用はどう手当するのか、そのあたりが分からないのが気持ち悪い。

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2月12日 デジタルアーカイブ
 東日本大震災の写真や動画を収集、公開しているデジタルアーカイブの閉鎖が始まっているという。震災の発生から12年が経過し、システムの更新や
セキュリティ関連のアップデートなどの維持管理の費用が大きく、自治体で持っていたアーカイブを国立国会図書館が運営するアーカイブにデータを移して
自治体側は閉鎖するという動きのようだ。情報が一箇所に集まるのは悪い話ではないのだが、本当に情報の集まりになってしまい、地域の特性を含んだ
内容が失われているということらしい。デジタルにした以上は必ず付き纏う問題のような気がする。いっそのこと、紙媒体にすれば地域の図書館で
保管できたと思うのだけど、今度は物量の問題と検索性の問題が浮上してくるわけで。これを機に情報の残し方を考えないといけないのかもしれない。
まぁ、最も長期間保存できるのは石碑だろうから、とりあえず津波到達点に石碑でも立てておくか?

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2月13日 缶コーヒー値上げ
 飲料大手が5月から缶コーヒーを1本115円から140円に値上げすると発表した。実際にはコーヒーだけでなく紅茶も含めてだが、希望小売価格を19%〜23%
引き上げると発表したのだ。140円も税抜き価格なのでここに消費税が乗り、自販機の形態を考えると160円になるのだろうか。ついこの前も、出先で自販機で
何かを買って飲もうかと思った時に、表示されている価格を見て驚いてしまい、そそくさと自販機の前を後にしたことがある。さすがに1本100円の時代まで
戻ってくれとは言わないが、500 mLのペットボトルで130円とか150円の感覚だったのだが180円とかになっているわけで・・・。ちょっとそこまでの
お金を払ってまで飲みたくないな、と。いつからこんな状態になってしまったのだろうか。。。

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2月14日 情報漏洩
 ある会社が個人情報rの漏洩を報告した。その会社のWebサイトが不正アクセスを受け、利用者のクレジットカード情報11万2132件を含む個人情報12万
982件が漏洩した可能性があるとしている。クレジットカード情報についてはカード名義人、番号、有効期限、セキュリティコードも含めて漏洩した
可能性があるとか。パスワードの漏洩はないとしている。既に情報が不正利用された可能性もあるとしており、カードの再発行手数料などもこの会社が
負担するとしている。これまでも色々と情報漏洩はあったが、今回はド派手に漏れ出たなという感じだ。クレジットカード決済の時のセキュリティコードも
一緒に保存されていたというのはなかなか・・・。まぁ利用者側としては毎回入力しなくて済むのでありがたい話ではあるのだけど、こういう落とし穴が
あるとは。最近は決済する会社のサイトを離れてクレジットカード会社に直接認証を求めるものもあり、セキュリティの度合いは高まっているものの、
まだまだ完全に使われているわけではないわけで。恐ろしい・・・。

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2月15日 賃上げ議論
 政府の新しい資本主義実現会議で、構造的な血投の実現に向けた労働市場改革が議論されたそうだ。もうこれだけで抽象的な表現が並んでいて頭が痛いが
まだまだ続く。首相は日本企業と海外企業の間に存在する賃金格差の解消を目指すと強調したようだが、イマイチ具体策がない。日本では職種別の
賃金の差が小さいというデータがあるらしく、ITや専門的なスキルを身に付けても賃金アップにつながらないというのが現実のようだ。そこで仕事の役割に
応じて給与を定める職務給への移行が重要としている。結局、これに移行しても係長レベル、課長レベル、部長レベル、平社員という感じでこれまでと
何も変わらないのではないだろうか。企業の給与体系を抜本的に変えることを政府が強制できるわけもなく、企業側もそんなに簡単な話ではないはずだ。
こんな号令だけで動くなら既に変わっているだろうし。結局、何がしたいんだろうか・・・。

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2月16日 コロナウイルス感染症2019
 今更のように「新型コロナウイルス感染症」の名前を変更しようという話が出ており、その名称が「コロナウイルス感染症2019」にする方向で調整されて
いるらしい。5月に5類に改められるのに伴って呼び方を変えるようだ。きっとこの名称を考えるのにも会議とか開かれているんだろうなと思うと悲しく
なってしまう。挙句、WHOが命名したCOVID-19とは別の案を出してきて採用してしまうという点にセンスを疑ってしまう。なぜ国際的に標準になっている
名前を使わずに、わざわざ新しい名前をつけるのか。。。そもそも、これまでずっとCOVID-19を使わずにきた理由もよく分からないのだけど。またこうして
日本だけが世界標準から取り残されていくのだろう。別に世界に合わせろと言うつもりはないが、同じものが世界的に定着した名前があるのに、わざわざ
別の名前を付ける必要は無いのではないか、と。

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2月17日 なぜ合格前提?
 ある資格取得のために講習を受けてきた。学科試験を合格した上でないと受講できないもので、5日間の講習を受けて試験に合格すると腫れて資格取得
となる。今日がその最終日で夕方に試験があった。でまぁ、試験が終わって答案用紙を回収する時点で「この後すぐに修了式を行いますのでこのままお待ち
下さい」と言うアナウンスが。そしてロッカーの鍵など講習会場で貸与したものの回収作業も淡々と進んでいった。試験自体は不合格なら1度だけ再受験が
できることになっているのだが、なぜこんなにも全員合格の前提で段取りが進んでいくんだ?と。まぁ実際に全員合格だったので問題ないし、実際のところ
事前に合格していないといけない学科試験の方がよほど難しいわけだけど・・・。色々と不思議な感じではあったが、とりあえずこれで足掛け1年に渡った
資格の取得は終了した。あとは1か月ほどで郵送されてくる免状を受け取るだけだ。

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2月18日 どちらが悪い?
 時間は薄暮と呼ぶよりも少しだけ夜に近づいた時間帯、場所は片側1車線の幹線道路であり、直行する川を渡るための橋があるところ。ちょうど川沿いに
歩道があり、その幹線道路を突っ切れば川沿いをずっと歩いて行けるのだが、そこには信号や横断歩道はない。数百メートル先には信号と横断歩道がある。
お年寄りが川沿いの道から出てきて車道を突っ切ろうとしたところに、いわゆる競技用のような自転車に乗った人が近づいており、自転車の人が何やら
罵声を浴びせてお年寄りが慌てて立ち止まる、という場面を見たのだ。事故にはなっていないが、この場合の正しい方法は何だったのか、という話だ。
まず、歩行者は近くに横断歩道があるならそこを渡らなくてはならないが、距離の規定はなく、横断歩道が近くになければ車道を渡れる。もちろん、
横断禁止の標識がなければだが、そこには横断禁止の標識はない。そして、「車両等は、交差点又はその直近で横断歩道の設けられていない場所において
歩行者が道路を横断しているときは、その歩行者の通行を妨げてはならない」という規定があり、今回、自転車は横断歩道の設けられていない場所で
歩行者の通行を妨げたことになる。問題は交差点が近いかどうか、だ。この判断が難しいわけで、近いのであればお年寄りの行動が違法であり、「車両等は」
の規定は対象にならない。。。難しい・・・。さて、何が正しかったんだろうか。

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2月19日 続く人員削減
 旧フェイスブック、現在のメタが昨年11月に続いて人員削減をするのではないかという噂が流れている。昨年11月には全従業員の13%に相当する1万1000人
超を削減すると発表したばかりだ。その後、最近実施した従業員に対する業績評価で数千人に対して標準以下の評価を与えたというのだ。この標準以下の人が
追加の人員削減の対象になるのではないか、という話だ。まぁ日本とは違って雇用に流動性があるので転職というのもありがちな話ではあるのだが、
そもそも今の企業規模が本当に必要だったのか、という問題がありそうな気がする。2019年末から2022年9月末にかけて従業員を倍増させているので
それが負担になっているのではないか、と。そもそもSNS事業ってそんなに人が要るものなのか?という疑問が・・・。

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2月20日 伝統行事継承の日
 与党の有志議員の集まりが、1月15日を伝統行事継承の日として休日にしようという決議をまとめたそうだ。小正月として行事が集中するが、少子高齢化や
COVID-19の影響で行事の維持が厳しくなっており、若者らの参加を促すために休みにするという。残念ながら理由が全く納得がいかない。少子高齢化も
COVID-19も休みにしたからと言って解決する問題ではない。そして、元々は成人の日として休日だったのだから、その制度を元に戻せばいいだけなのに
わざわざ新しい休日を作ろうというのが分からない。この休日は私が作ったんだ、という実績残しのためだとしたらいい迷惑だ。休みが増えるのは
嬉しい反面、研究という職業であるために、ブツブツと日程を細切れにされると意外と仕事がやりにくかったりするのだ。現行の成人の日に加えて15日も
休みにしたら、1月はバタバタしたままで終わるのでは?という気がする。イマイチだなぁ・・・。

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