Top雑感2022年10月(11日〜20日)

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10月11日 マスク着用ルール
 今日からCOVID19に関する外国人の入国制限が緩和される。それによって多くの外国人が入国すると思われるのだが、ここで問題になるのが日本でのマスク
着用のルール。日本人でもフワッとしたルールで良くわかっていないし、そもそもお願いレベルなので守らなくてもいいという話もある。2 m以上の
距離があるとか、会話がほとんどない場合には不要ということになっている。そして訪日外国人については「基本的な感染防止策の順守を引き続き要請する」
としている。正直に言って、これでは何をどうさせたいのか分からないのではないだろうか。どうしてこういうよく分からない発言をするのだろうか。
要るなら要る、要らないなら要らない、状況によって線引きをするならその旨をしっかり示すべきではないだろうか。外国人は日本人ほど発言の裏の
心情を読み取ってはくれないだろうし。こういう中途半端な発言は後で問題になりそうな気がするけどな・・・。

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10月12日 1、2回目終了
 COVID-19のワクチンで1回目と2回目に相当するワクチンは年内に供給が終了すると発表された。現在接種が行われている3回目、4回目のワクチンは
従来型の1回目、2回目のワクチンを接種している場合にのみ接種することができる。仮に今から1回目を接種しても2回目が間に合うのだろうか?
接種間隔とか忘れてしまったが、今になって呼びかけているということはまだ間に合うのだろう。それにしても、これまで接種してこなかった人が
今になって1回目を受けようとは思わないだろう。そして気になるのが、これから接種の対象年齢になる子供たち。理屈の上ではワクチンを1回も
摂取できないことになる。まぁ変異型のワクチンを初回接種とする治験を走らせて対象にするのだろうけど、そんなことをしている間にウイルスは
変異するだろうし・・・。もう何がどうなっているんだか・・・

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10月13日 健康保険証
 事前に色々と噂は流れていたが、現行の健康保険証を2024年秋にも廃止し、マイナンバーカードと一体化すると政府が正式に発表した。正確には
6月に出ていた経済財政運営の指針で謳われていた内容ではあるのだが、本当にやるんだ、という感じが強い。そもそもマイナンバーカードは任意取得だし、
重要なものだから無闇に持ち出すものではないことになっている。にもかかわらず、保険証として使うことになるわけだ。普及が進まないことによほど
ご立風と見える。もっと大変なのは医療機関だろう。大きな総合病院などではどうにか対応できるかもしれないが、小さな個人病院、町医者とか
数多くある歯医者とかでも対応しないといけなくなる。そんなことができるのか?という問題が。これ、結構大変なことになるぞ。その先には免許証も
一体化しようという構想もあるようで。1枚のカードに証明書の機能全てが詰め込まれるというのも恐ろしい気がする。

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10月14日 12億4000万円
 選挙期間中に銃撃された元総理大臣の国葬の費用だ。元々は16億円と発表され、詳細は国葬が終わってから発表ということだったが、この度発表され
その費用が12億4000万円であったことが示された。海外からの要人が少なく、接遇に要した車両の手配や職員の減少、都道府県警の警察官の宿泊費や
超過勤務等の減少が予算を下回った理由とされている。この費用についても、どこまでを費用として計算に入れるかでどのようにでも操作できるという
声も上がっているのだが、まぁ1つの指標としてはいいのではないだろうか。ただし、当初の予算より少なかったから良いだろうというのは間違っている
気がする。そもそも必要な出費だったのか、という点があるからだ。私も決して国葬をやるべきという方の人間ではないので、他に有効な使い道があった
のでは?とも思う。国民1人あたり10円だからいい・・・というのも違う気がするんだよな・・・。

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10月15日 45年
 政府が国民年金の保険料納付期間を現行の40年から5年延長し、45年間とする検討に入った。企業の雇用延長などで65歳まで働く人は現在も保険料を
払っており、負担は変わらないという。高齢者急増と現役世代の減少を受けて、需給水準の低下を食い止めるための財源を補うのが狙いだという。まぁ
こういうのは検討に入ったらほとんどが実現してしまうので、政権交代でもない限りは決定してしまうのだろう。年金の100年安心プランというのは
どうなってしまったのか。全く100年持たないじゃないか。そして何よりも可愛そうなのが、もうじき40年の支払い期限を迎える人たちだ。やっと
終わると思ったらゴールを5年先まで伸ばされるわけだから。逆にギリギリで支払いを終える人たちもいるわけで。端境期というのは必ずできてしまう
ので仕方ないのだが、5年多く払っても貰える額に反映されないのだろうから悲しいものがある。もう崩壊しているんだよな、この制度。

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10月16日 用具が高い
 ネットニュースに出ていたのが、野球のグローブを再生させる活動だ。新品でグローブを買うと5〜6万円ほどするのだが、再生品であれば1万円台から
あるという。野球を始めようと思うとグローブだけではなく、帽子、ユニフォーム、スパイク、バットなどなど、必要な用具が多すぎるのだ。挙句、一人での
練習というのはかなり難しい。これこそが世界的に見て野球人口が少ない理由ではないだろうか。今は子供の数も減っているし、選択肢も増えているので
余計に野球の用具は高くなっているのだけど、それがさらに野球離れを加速させている可能性はないだろうか。まぁ私としては野球だろうがなんだろうが、
無くなってしまっても困らないのだけど。自分の体1つでできるジョギングでも十分だと思っているので。何をやるにもお金のかかる時代ということ
なんだろう、きっと。

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10月17日 秒の定義
 さまざまな測定技術が進歩するにつれて、単位の基準というのは精密なものになってきた。つい数年前に温度や重さの基準が変わったことは記憶に新しい
ところだ。化学系ではアボガドロ数が定数になり、アボガドロ定数に変わった。その流れで2030年に秒の定義を新しくしようという流れがあるようだ。
今はセシウムの原子時計を基準にしているが、今度は光格子時計を使って定義しようということのようだ。セシウム原子時計が3億年に1秒と言われる
ズレだが、光格子時計は300億年に1秒のズレだという。宇宙誕生から138億年とされているので、それよりも長い時間をかけて1秒ということになる。
これが原因で生活がガラッと変わるということはないだろうけど、広くサイエンスを行う身としては大事なんだよな、これ。

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10月18日 山手線運休
 来年の年明けに山手線が2日間運休するという見出しを見て、ついに山手線も正月は休むようになったのかと思ったのだが、実際には違った。渋谷駅で
行われている山手線おホームの工事の都合で、1月7日と8日に一部運休するというだけだった。これまで別の島が使われていた内回りと外回りが同じ島に
なるようだ。それに伴う線路の切り替え工事があるようだ。今でも凄まじい頻度で走っている山手線、そんなに走らせなくてもいいだろう、という話には
ならないようで、正月でもバンバン走らせるようだ。実際のところ、正月の丸の内なんかはゴーストタウンと化しているわけで、そこまでの本数は
要らないだろうと思うのだが・・・。まぁそれでも走らせているというのは、ひょっとしたら東京とは逆側で需要があるのかもしれない。半分だけ
走らせるというわけにもいかないので仕方ないのだろうか。。。

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10月19日 週休3日
 働き方改革として一部企業で導入された週休3日制度。今年の10月1日から導入して見たものの、2週間ほどで課題が浮き彫りになった企業について、
その内情が記事になっていた。定休日を土日祝日から金土日祝日に改めた結果、月曜日が休みだと4日休むことになるのだが、世間は週休2日が主流なので
どうしてもズレが生じるという。結果、顧客対応に遅れが生じることに心理的不安があったり、休み明けにはメールの処理などの業務がかなり溜まる
ことになるのだという。元々の1日の所定労働時間を変えずに導入したらしく、結果として1日の仕事の処理量が増えているのだとか。予想できたこと
といえばその通りだろう。平日に有給を取得すると、その翌日のメールの量に唖然とするようなものだ。おそらく、週休2日が一般化する時にも
同じようなことがあったとは思うが、当時は今ほどメールなどが普及していないので忙殺されるほどではなかったのだろう。週休3日は広まるのだろうか?

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10月20日 最低賃金
 現在円安ということもあってか、日本の賃金が世界的に見ても安いということが言われている。そして、国内の企業も成長しないので、中小企業は
特に苦しい状態になっている。そんな中で10月1日から最低賃金がアップしている。それを受けて、400社に聞いた最低賃金改定の実態調査によると、
最低賃金がアップしたことにより、自社の賃金が最低賃金を下回るために、最低賃金まで引き上げると回答した企業が24%もあったそうだ。最低賃金を
超えて引き上げるとした企業も17%いたというので、合計で41%の企業が最低賃金がアップしたことで引き上げることになったようだ。質問をした
分母にもよるのだろうけど、この実態はかなりひどいのではないだろうか。そもそも、最低賃金というのが生活できるギリギリという考え方も
あるだろうけど、正社員でそれはちょっと辛い。もっと救済措置があってもいいのではないだろうか。

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