Top雑感2022年5月(21日〜31日)

<<Prev. | Next>>

5月21日 インセンティブ
 富山市は今年度から高齢者の運転免許返納についての特典を廃止した。これまではタクシー会社への料金支払いや地方鉄道のICカードに入金できる支援券
1万円分を交付してきたというが、22年3月末の申請をもって終了したという。自主返納という制度の周知が進んだことを理由としているという。県内の
免許保有者のうち、高齢者が占める割合は2016年は26%、2021年は29%と上昇傾向が続いているようで、高齢になっても免許を手放せないというのが
実態のようだ。富山市には行ったことがあるが、駅前にトラムがあるものの、市内をくまなく網羅しているわけでもなく、どうしても車が必要な地域
と考えるのが妥当だろう。その状態で免許を自主返納してもらうためには、やはり何らかの特典という形でインセンティブが必要だろう。それを無くして
周知は進んだのだから自主返納はこれからも継続されるだろうというのは難しい話ではないだろうか。実際には予算の問題とか色々とあるのだろうけど。

▲Page Top

5月22日 テロ対策
 昨日だったか、公共交通機関を利用したときに気になったのだが、駅のホームのゴミ箱が使えなくなったいたのだ。テロ対策と記載があった。まぁ適当な
理由をつけて経費削減なのかな?と思っていたのだが、今日、アメリカ大統領が来日だった。そういえばそんなニュースがどこかであったような気もする
なという感じだった。それに合わせてのテロ対策だったというわけだ。いつの頃からかこのテロ対策でのゴミ箱の使用禁止、場合によってはコインロッカーも
封鎖される訳だが、あまり関係ない地域にまで広げるのは考え直して欲しいな、と。本当に要人が来日して通り道周辺だけで十分だろう、と。なぜ離れた
地域でも規制されないといけないのだろうか・・・。不便で仕方ない。ホームに飲み物の自販機は置いてあり、そのゴミは発生するのに捨てることができない
という現実が何とも・・・。で、いつまでゴミ箱の使用禁止なんだろう。

▲Page Top

5月23日 保険証の廃止?
 政府が6月にまとめる経済財政運営の指針、所謂「骨太の方針」にマイナンバーカードと健康保険証の機能を併せ持つ「マイナ保険証」の利用を促す
ことにより、将来的には現行の健康保険証の原則廃止を目指すと明記する方向のようだ。2023年度から薬局や医療機関にマイナ保険証が利用できる
システムの導入を義務付けるとともに、2024年度中には保険者が現行の健康保険証を発行するかを選べる制度の導入を目指すとしている。あまりにも
マイナンバーカードが普及しないので、あの手この手で普及させようとしている意図を感じる。実際、無くても困らないわけだし、平日しか受け取れない
から何かと大変だし、メリットが全く無いのだ。住基ネットの時は気づいたら消えていたのだが、マイナンバーカードは結構意地で続けているような
気がする。まぁ、全国民に番号を発行してしまったのだから、止めるわけにいかないというのが実際のところだろうか。う〜ん、こんな施策をされても
持つ気になれないんだよな・・・。

▲Page Top

5月24日 太陽光パネル義務化
 東京都が条例で実施を考えているものだ。パブリックコメントを経て年度内にも関連条例を改正するとしている。設置義務は年間の施工や供給実績が
一定の面積以上の大手事業者に限るが、建売、注文住宅を問わず、新築物件に太陽光パネルの設置を義務付けるとしている。大規模マンションも義務化の
対象とするとしているので、実質、かなりの数の新築物件の屋根に太陽光パネルが設置されることになる。これってどうなんだ?という気がする。脱炭素が
声高に叫ばれており、そこに繋がるなら何でも正義のような風潮があるのだが、これって都内の人口減少を招かないか?いくら設置義務が事業者と言っても
その価格は住宅価格に跳ね返ってくるし、屋根の上に重量物を乗せるので家の構造も頑丈にしないといけない。結果、住宅価格が高い方にしか振れない
ということではないだろうか。脱炭素が本当に必要なのかという疑問もあるのだけど、本当に効果のある施策を行なって欲しいものだ。まぁ東京都民
ではないから関係ないのだけど。

▲Page Top

5月25日 観光客受け入れへ
 6月から訪日外国人観光客の受け入れを再開する方向で検討に入ったという。現行1万人の枠を2万人に引き上げるという。当面はツアー客が対象となる
予定だ。今までは観光客は受け入れていなかったが、国内の感染状況が落ち着いていることや、落ち込む観光業を後押しするために受け入れ再開に向けて
動いているようだ。ここのところ、どこに行っても外国人観光客がおらず、実に静かで落ち着いて見て回れたのだが、これが受け入れ再開となると、再び
あの喧騒が帰ってくるのか、という感じだ。これから、外国人観光客とのトラブルが増えるんだろうなと思うと頭が痛い。何しろ、政府が方針を出しても
いまだにマスクを着用しない人が珍しいという状況の中、マスクをしないことが普通になっている外国人環境客が入国したらどうなるのか・・・。
これを梃子に日本のマスク着用率を下げようという狙いなのかもしれないが。というか、いつの間にか日本は観光で外貨を稼がないといけなくなって
しまっていた。かつての物作りや技術大国っぷりはどこに行ってしまったのか。

▲Page Top

5月26日 現金はそんなに悪か?
 銀行から始まり、今や郵便局でさえも預貯金の際に硬貨を持ち込むと手数料が取られることになっている。お賽銭を預金するお寺や神社、小さい子供が
多く訪れる駄菓子屋などが大変なことになると話題になっていた。今日、ちょっとした事情があって郵便局に振り込みをしに行った。振込先の指定で
ちょっと特殊な用紙を使う関係もあり窓口で振り込むように指定されていた。で、窓口に行ったのだが、そこで言われたのは、通常の振込料に加えて
現金での振り込みの場合は別途手数料がかかるということ。ちょっと耳を疑ったがそういうことになっているらしい。いつからそうなったのかは
分からないのだが。なぜ金融機関なのに頑なに現金を扱うことを悪とするのか。今までも取りたかったということなのか?もうこれからは全て
クレジットカードでやり取りしないといけない時代なのか?あまり喜ばしくないなぁ、と。

▲Page Top

5月27日 電力不足
 この夏の電力供給が逼迫するとして、経済産業大臣が節電の協力を呼びかけた。7月が猛暑だった場合、東京、中部、東北電力管内での予備率が
3.1%と厳しくなっている。さらに今冬の状況は厳しく、来年1月には東京電力管内ではマイナス0.6%と不足することが見えている。そのため、大企業などを
対照に電気使用制限の発令を検討しているそうだ。これは違反すると罰金が課されるという強力な措置となる。もうここまで来たら原発を稼働させれば?
という意見が出てきてもいいような気がする。そもそも、どうしてこうなってしまった?去年から爆発的に電気の使用量が増えたとは思えないのに
足りなくなるというのは何故だ?老朽化した火力発電所の閉鎖などだろうか。脱炭素を推し進めている状態だが、それで社会インフラとも言える
電気が足りなくなるというのは間違っていないか?そもそも、電力の供給に制限が出るって、先進国とは思えない・・・。

▲Page Top

5月28日 今度は現金OK
 どうしてここのところ郵便局と縁があるんだろうという感じだが、今日も今日とて郵便局へ。簡易書留を出す必要があったのでポストで済ませるわけにも
いかなかったという理由だ。家に秤があって重さが測れるわけでもないので、窓口で計量してもらって郵便料金を支払うことになるわけだが、ここで先日の
窓口での振込みが頭をよぎった。まぁ流石に郵便事業でそれはやらないだろうという思いもあったので堂々としていたのだが、予想通り、郵便事業では
現金払いについて特別な手数料はかからなかった。郵便事業でもやったらさすがにあちこちから苦情がくるだろうなとは思っていた。となるとやはり
貯金事業だけで適用されている現金への手数料というのが謎に思えてくる。厳密には別会社だから対応が違っても仕方ないのかもしれないけど。

▲Page Top

5月29日 2200万トン
 ロシアによるウクライナ侵攻の影響はまだまだ出てくるだろう。今回出てきたのがウクライナの港湾封鎖で輸出できなくなっている穀物の話だ。元々
あのあたりは肥沃な土地なので世界的にも穀倉地帯になっているわけで、そこから輸出できないとなるとかなりの問題になるはずだ。今回、インドネシアの
外交問題シンクタンクが発表したのが、輸出できず滞っている穀物が2200万トン相当であるというもの。これだけの穀物が滞るのだから、飢餓の被害者も
増えるわけで、低く見積もったとして新たに5000万人増える可能性もあるとしている。こちらは国連の分析のようだ。侵攻が始まってまだ1年も経っていない
のにこれだけ大変なことが起こっているわけで、そう考えると過去の第2次世界大戦なんて4年近く戦争が続いていたのだから、どうなってしまったのかは
想像に難くない。まぁ当時と今では輸入に頼る割合が違うから単純に比較はできない気もするが。このウクライナの穀物問題、今年は作付けができないだろう
ことから、来年以降にも影響があるはずだ。まだまだ序の口というところか。

▲Page Top

5月30日 首位陥落
 スーパーコンピュータの世界ランクで、これまで4期2年にわたって世界トップを守っていた日本の富嶽が2位となった。これまで圧倒的な差でトップだった
ので、一気に抜かれるとは思っていなかったが仕方ないだろう。今回トップになったのはアメリカの「フロンティア」。浮動小数点の計算だと思うが、
富嶽の2.5倍近い計算速度を叩き出したようだ。全4部門のうち、2部門ではまだトップにいるということだが、これも時間の問題だろう。まぁスパコンの
速度なんてイタチごっこのようなものなので、常に記録が塗り替えられていくものだ。そういう意味では仕方ないのかもしれない。まぁ政府などからの
予算のつき方が違うだろうから、むしろよくここまで頑張ったと言ってもいいかもしれない。日本はこういうところに予算が付かないからなぁ。
まぁ金にモノを言わせて世界最速のスパコンを作って何に使うんだという話ではあるが。自動車の空力?効率的な内燃機関の設計?だとしたら
今の性能で十分じゃない?という気もする。むしろ、ちゃんと活用されているのかが気になるところだ。

▲Page Top

5月31日 値上げ
 ここのところ、ニュースを見ていると値上げの話ばかりだ。燃料費の高騰でスイミングスクールで値上げされたとか、銭湯も経営が苦しいが、入浴料は
決まっているのでレンタルのタオルや飲み物を値上げしているとか。他にももやしの生産業者が生産にかかる費用が上がる割に小売店への卸値を上げる
ことを受け入れてもらえないというニュースが今日だけでも流れていた。すっかり円安の状態で定着してしまったし、その割には給与所得は上がらないし
で・・・。まぁ円相場に合わせて給与をコロコロ変えるわけにもいかないから仕方ないのだろうけど、ちょっと物価の上昇が急すぎる気がするのだ。
家計簿をつけているから分かるのだが、電気料金は明らかに上がったし、ガスも高くなった、これからまだまだ上がる予定もある。大丈夫なんだろうか
という思いしかないわけで。まぁなんとかなるんだろうけど。

▲Page Top

<<Prev. | Next>>