Top雑感2022年3月(1日〜10日)

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3月1日 寒冬
 気象庁が12月〜2月に相当する、この冬の天候のまとめを発表した。それによると、平均気温は東日本、西日本ともに平年を0.5 ℃下回り、4年ぶりに
寒冬になったという。特に2月は東日本では平年を1.0 ℃、西日本では1.4 ℃も下回ったという。平均でこれだけの数字なので、いかに気温が低かったか
は容易に想像できるところだ。他方、北日本は平年を0.1 ℃上回り、沖縄と奄美は閉園と同じだったとか。降水量の数字なども出ているが、とりあえずは
割愛しておこう。体感的にも今年の冬は寒かったのだけど、数字にもはっきりと表れたわけだ。今年はラニーニャ現象が見られていたこともあったので
寒くなるだろうとは予測されていたが、それにしてもなかなかの気温だったような気がする。そして2月最終週あたりからはすっかり気温も高くなって
きており、春だなぁ、という日が続いている。こうやって季節は巡っていくのだ。

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3月2日 交通系ICカード
 今日の正午頃から午後4時15分頃まで、交通系ICカードでの決済が、コンビニなど一部の店舗でできなくなるというトラブルが起こっていたらしい。
原因は今のところ不明。ニュースを見ても影響範囲は不明で、コンビニなど一部店舗で支払いができなかったという表現がされているだけだ。交通系
ICカードはかなり安定したキャッシュレス決済だと思っていたのだが、それでもトラブルは起きるわけで。これがあるからやっぱり現金は手放せない
んだよなと思ってしまう。日本政府としてもキャッシュレス決済を押し進めようとしている雰囲気は感じるのだが、トラブルが起こった時の対処が
何も用意されていないので不安なのだ。私はもうしばらく現金で生活だな。

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3月3日 パラリンピック
 北京オリンピックが終わり、さぁパラリンピックだというタイミングでロシアとウクライナの戦争が始まってしまった。結果、パラリンピックはバタバタ
になってしまっている。ロシアとその同盟国であるベラルーシの選手の出場を許容したと思ったら一夜でその方針を覆したりしている。曰く、選手の
安全を守るためとのことで、中にはボイコットを訴える選手も相当現れたようで、大会そのものが不成立となることを恐れたようだ。ただ、ロシアも
ベラルーシも冬季大会では強豪国になるので、出場を認めないとなるとそもそもの大会のレベルが落ちてしまうことになる。それでも障害者スポーツの
大会として開催の意義があるという判断なのだろう。まぁ分からないではないが、選手団に罪はないわけで。特にベラルーシはいい迷惑だろうし、
ロシアにしても軍人とスポーツ選手は別なわけで・・・。色々と考えさせられるな。

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3月4日 teacup
 まだ続いていたということに逆に驚く。個人向けのレンタル掲示板として、インターネット黎明期からあるサービスのteacupがサービス終了を発表した。
2022年8月1日13時をもって終了となるという。3月1日以降は新たなレンタル掲示板の作成も停止されているという。サービス開始が1997年というから
実に25年にわたって続いてきたサービスだ。趣味でCGIを書いていた私は自力で掲示板も作ってしまったのでお世話になることはなかったが、当時は
個人のWebサイトには当然のように掲示板があり、往々にしてteacupだった気がする。こうして色々な黎明期のサービスが終了していくんだなと
しみじみ思ってしまう。仕方ないと言えば仕方ないのだけど。geocitiesや忍者カウンターなども終了してしまったし。もう当時からあるサービスって
何があるんだろう・・・。

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3月5日 袖振り合うも
 毎月恒例の献血の旅にでている。今回も列車で移動したのだが、その途中で私が窓側で見ず知らずの人が通路側に座ることになった。その人からは
終点まで行くかを聞かれたので、途中で降りる旨を伝えた。私の隣に座った人は移動中は寝るタイプの人のようだったが、私が途中で降りることを
知っているのであまり熟睡できなかったのではないかと推測している。そんな状況でも、私が下りるときに通路を空けてくれ「お気をつけて」と
言ってくれた。多分2度と会うことはないだろうけど、そういう声を掛けられるといのは素敵だな、と。袖振り合うも他生の縁とはよく言ったもので
折角隣同士の席になったのだから一言だけでもそういう言葉をかけるというのも一つの縁というものなのだろう。あまり書きたいことが整理できていない
のだが、そういう素敵な人がいた、という話だ。

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3月6日 一区切り
 今度の3月11日で東日本大震災から11年目になる。そんな今年から、政府主催の追悼式は開かれないことになった。福島第一原発の廃炉問題が最たる
ものだと思うが、被災地としてはまだまだ問題が残っているという主張だが、国会の審議の中でも風化が進んでいると嘆く国会議員もいるようだ。
まぁ全ての自然災害に対して永遠に政府主催の追悼式を行うわけにもいかないので、どこかで区切りをのは仕方ないことだと思う。東日本大震災が特別
というのも分からないではないが、阪神大震災だって現地の人にとっては特別だし、他にも色々と地震災害はあったわけで。ただ、東日本大震災、
特にそれに続いた原発事故が色々な議論を呼び、世界を大きく動かしたことは事実だろう。そういうことに思いを馳せればいいわけで、別に政府が主催する
必要はないのではないか、と思う。

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3月7日 新しい学校
 3月11日が近いからか、東日本大震災の被災地関連のニュースが増えてきている気がする。今回出てきたのは大熊町の新しい教育施設の話。新しい学校は
小中学校の一貫教育に加えて認定こども園の機能も持っているため、0歳から15歳までが対象となる学校だ。総工費は45億3900万円。従来の教育システムとは
違い、AIを取り入れた最新の方法を行うそうだ。今のところ、新しい学校に通う予定の子供は6人とのことだ。この人数が総工費に見合うかというと
難しいところだろう。自治体としては、子供がいる以上は教育機関を設置しないというわけにはいかないのだろうけど、この新しい学校で人を集めよう
というのは無理があるのではないだろうか。実際の震災から11年だ。もう避難先でも生活の拠点ができてしまっているだろう。そこであえて引っ越しを
してまで故郷に戻ろうと考える人がどれだけいるのか。親にとっては故郷かもしれないが、子供にとっては新天地になるわけで。どちらを優先するか
という難しい判断になる。感覚としてはやっぱり人は集まらないかな・・・と。

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3月8日 コンビニの値上げ
 大手コンビニがおにぎりやサンドイッチなどを値上げしたと発表した。調理麺、寿司、調理パン、サラダの一部商品を含む50品が対象で改定率は2〜14%
程度だという。原材料の一括仕入れや製造方法の見直しで価格を維持してきたが、小麦や食用油などの高騰、包装や輸送のコストも上昇しているため値上げに
踏み切ったという。ここのところ、コンビニに限らず色々な商品が値上げされているので、諦め気味になっているのは確かだ。他のコンビニでもシレッと
値上げされていたし。今回の値上げ、元々の単価が安いので仕方ないと言えば仕方ないのだが、14%の値上げって幅としては大きくないだろうか?
一気に10%以上の値上げというのは元の値段を知っていると商品を手に取る時に躊躇するくらいの差額だと思う。値上げはこれからも続くだろうし、
我々消費者はどうしたらいいのやら・・・。

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3月9日 チェルノブイリ
 ロシアのウクライナ侵攻にともなってか、チェルノブイリ原発で電力の供給が遮断されたというニュースが流れている。事故を起こした原子炉こそ石棺の
中だが、使用済み核燃料は今でも電力を使って冷却をしているのだとか。予備のディーゼル発電機は48時間ほど稼働できるというが、戦闘が続いているため
48時間で復旧できるかは不明だ。最悪の場合は使用済み核燃料が冷却できなくなり、放射能漏れを起こすというシナリオが考えられている。国際原子力機関は
冷却には支障はないという見解を示している。結局、どっちが問題なんだ?という話だ。使用済み核燃料は通常は水の入ったプールに沈めて保管しており、
その水を循環させる必要があるはずだ。そこに電力が必要なのだろう。そういう意味では水さえ補充し続ければ冷却には問題ないとも言えるわけで・・・。
なんか、あちこちに影響を与える戦争だな・・・。

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3月10日 マスク着用義務
 アメリカではついに50州全てでマスクの着用義務が終了となる。最後まで残っていたのはハワイ州であり、それも25日で終了と発表されたので、これで
アメリカ全土ということになる。翻って日本だ。本当にまだマスクがいるのか?という疑問がどうしても消えない。先日もふらりと外に出たのだが、
誰もいないし、公共交通機関に乗っても誰も何も話さない。この状態でマスクをしている意味とはなんなのか?と考えてしまった。これから花粉症の
シーズンなので付けたい人はつければいいが、そろそろ不要という話が出てきてもいいのではないだろうか。政府としては特に義務化していないので
何も関知しないというのは無責任だろう。政府の分科会がマスクを推奨していたのだから。いつまでこの体制が続くのだろうか。マスクにかけたお金だって
馬鹿にならない人が多くいるだろうし。

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