Top雑感2022年6月(21日〜30日)

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6月21日 マスクの基準
 今になって厚生労働省や東京都医師会が屋外であればマスクは不要という話を出している。今日も厚生労働大臣が、特に夏場の屋外でのマスク着用は
熱中症のリスクが高まるとして、近距離で会話する場合を除いてマスクを外して欲しいという記者会見をしている。実態はなかなかマスクを外している
人がいない。ずっと屋外にいるわけではなく、屋内に移動するときに着け直すのが面倒とか、何だかんだ言っても周りがまだ着用しているから、という
のが大きいのだろう。思うに、マスクの着用を呼びかけたのは専門家会議であり、マスク会食なんてものまで提唱していた。だが、解除にあたっては
専門家会議は全く出てこない。これが信頼を失っているのではないだろうか。実際、専門家会議は感染が落ち着いた今では全く見かけなくなっている
わけで、どこで何をしているのやら・・・という感じだ。日本人の同調圧力は凄いからな、もうしばらくは駄目だろう。

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6月22日 公示
 7月10日に投開票となる参議院議員選挙が今日公示された。今日の帰り道で選挙の掲示板を見たらポスターが貼り出されていたので、あぁ、公示された
んだなという思いで見ていた。候補者を見ても、う〜んと思うのはいつも通りだ。誰が誰だか分からないし、これまでにどんな実績を上げてきたのかも
分からない。まぁ政見放送でも見ればいいのだろうけど、大体は政党が作ったもので、各候補者は一言話すくらいが精一杯。見たからと言って何かの
判断材料になるようなものでもない。昨年の衆議院議員選挙では戦後3番目に低い投票率を叩き出した国政選挙だが、参議院ということでより下がるような
気がしないわけでもない。これで大丈夫なんだろうかという気もしてしまうが・・・。とりあえず、選挙の開票速報の番組だけを楽しみにしていようと思う。

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6月23日 13桁
 尼崎市で全住民の個人情報が入ったUSBメモリを紛失したとして謝罪会見が行われた。委託先の従業員が住民基本台帳のデータや住民税の情報、生活保護
や児童手当の口座情報などが入っていたという。USBメモリをカバンに入れたまま飲食店で食事や飲酒をし、そのままカバンごと無くしたという。市の職員が
パスワードについて聞かれたときに英数字13桁のパスワードを設定していると回答したことが問題になっている。つまり、パスワード解除のために
全ての組み合わせを試そうと思った時、13桁と限定されていると、総当たりでのパスワード解除が相当にやりやすくなるのだ。桁数が多いわけでも
少ないわけでもないからだ。この解答をした職員はそういう感覚がないんだろう。まぁなかなか一般の人に総当たり攻撃の大変さを想像しろというのは
無理なんだろう。それが今の日本のレベルということだ。

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6月24日 社内公用語
 実際の発表は昨日だったのだが、シャープが1年後に社内公用語を英語にすると発表した。グローバル人材の育成を加速し、海外事業を拡大することが
目標だとしている。社内公用語を英語にしたといえば楽天が思い浮かぶし、その後もファーストリテイリング、資生堂が続いている。生産性が大きく落ちる
という予想もあったのだが、逆に伸びている企業もあるし、特に悪い影響が出ているとも思えないわけで。ただ、どうしても社内の雑談は減るだろう
ことは想像に難くないわけで。それが良いことなのか悪いことなのかの判断は別として、本当に英語が必要なのかは考える必要があるだろう。特に
意思決定を必要とする会議体で、果たして英語で行う必要があるのかという疑問がどうしてもある。意思疎通の齟齬や誤解が生じるのではないか、
会議資料の作成に必要以上の時間をかけているのではないか、といったところだ。考え方次第だとは思うが、あまり他社が続かないところを見ると
効果は限定的なんだろう、きっと。

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6月25日 覆面パトカー
 自動車のバッテリー上がり防止もあって、高速道路をドライブしていたのだが、ある車が私を追い越し、車線変更して私の前に入った。その直後、
パトカーのサイレンが鳴り響いた。覆面パトカーがその追い越した車の脇につけ、ドライバーに指示、パトカーの後ろに続くようにいい、SAへと連れて
行かれた。制限速度で巡航していた自車を追い越したので、+20〜30 km/hが出ていたのではないだろうか。そこを覆面パトカーに見つかった、と。
まぁ車線変更の時にウインカーをつけていなかった気もするし、結構車の直前に入られたってのもあるが、それだけでSAに連れ込むことはなく、せいぜい
スピーカーで注意を促すくらいではないだろうか。多分、自車の数台後ろからの追い越しだと思うが、全く気づかないところに覆面パトカーは潜んでいる
ものなんだな、と。他山の石として自身も気をつけないとと、認識を新たにした。

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6月26日 マスク
 国の指針として屋外での通勤、通学では着用しなくてもいいというのが出ている。あれだけ着用するように訴えていた専門家会議や分科会ではなく、
政府の役人が発表しているのが気に入らないが、とになくそうなっている。確かにチラホラと見かけるようになってきた。そんな中、学校でも通学の
場面で着用をどうするかで地域毎に対応が話kれているそうだ。これから夏本番を迎えるにあたって、更に対応が別れていくことだろう。なんとも
面倒な話だが、実際に起こっているのはそういうことだ。私自身も、そろそろ通勤で外を歩いている時は要らないかなと思い始めている。ところで、
生産の現場はもっと悲惨らしく、作って大量の在庫を抱えて困っているところがあるらしい。店頭から消えた時に国内での生産能力を増強したものの、
その後、余るようになり、廃業しているところがかなりあるらしい。なんとも罪な政策だったな。

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6月27日 梅雨明け
 今日、九州南部と東海、関東甲信地方が梅雨明けしたと見られると発表された。関東甲信は観測開始以来最も早い梅雨明けであり、6月中の梅雨明けは
2例目だという。もちろん、今回発表されたのは速報値なので、後から修正される可能性はあるが、速報だとしても異例とも言える早さだ。気になるのは
降水量が少なかったのではないか、ということ。スッキリしない天気が多かったのは事実だが、それほど雨は降っていなかった印象だ。実際のところ、
平年の半分の降水量とか20%程度の降水量という地点があるようだ。となると、関東方面で気になるのは水不足。今年はただでさえ電気が足りないと
騒いでいるのに、そこに水不足が加わるとなると、いよいよ「ここは先進国の首都か?」という気になる。私は神奈川県なので東京とは水系が違い、
大体は水不足にならないのだけど・・・。今年の夏は色々と大変なことになりそうだ。

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6月28日 電力需給逼迫注意報
 この注意報は今年から運用が始まったもので、電力需給で予備率が5%を切る時に発表される。需給が安定すると言われている3%の予備率のギリギリまで
追い込まれる前に発表することで節電を促そうというものだ。これ、東京電力管内では昨日、今日と連続して発表され、結局は何も起こらずに夜を迎えている。
そして明日についても発表されているし、明後日についても発表される見込みである。何となくだが、既に狼少年のようになっていないだろうか。
注意報が発表されたとしても、実際には何事もなく終わるだろうという空気が流れている気がする。天気予報の注意報がそんな感じで軽く流されている
との同じ現象だ。事の重大さをもっとアピールするべきなのかもしれない。まぁそれでも国民に響くかどうかは謎ではあるが。今はそれくらい政府の
発信する情報に信頼性がない状態なので。

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6月29日 まだまだ訴える
 屋外ではマスクの着用は不要ということを政府が発表していたが、実際に通勤時などではまだまだマスクをつけている人が多い。私は暑くて倒れそうに
なるので外しているのだが、それでも徒歩通勤約40分の間にすれ違う人で、マスクを外している人は片手で足りるほどしかいない。そして、今度は
日本医師会がマスクは原則不要という発表をしてきた。おそらく、これでもまだつけ続ける人が多いことだろう。それだけ刷り込まれてしまったし、
同調圧力が残っているのだ。となるとやっぱり気になるのは、マスクの着用を強く求めていた政府の専門家会議や分科会のメンバー。全く
表に出てこなくなってしまった。あの人たちが不要であると言うのが筋だと思うのだが・・・。自分達で言ったことには責任を持ってもらわないと。

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6月30日 育業
 ここ数年、男性の育児休業取得について注目されることが多くなった。しかし、実態として、男性の育休取得率は20%にも満たない。そこで東京都は
誰もが育休をとりやすい社会へとマインドチェンジするために、名称を「育業」に決定したと発表した。この名称は一般公募したものから選ばれたもので
8825件の応募があったという。育児を大事な仕事として認識させることも狙いとしてあるようだ。この内容について、一般の人を対象にしたアンケートの
結果が発表されていたが冷ややかなものだった。イメージが変わらないとの回答が43.7%にもなるのだ。まぁそんなもんだろうな、と。名称の問題では
ないのだ。別に「育休」と言う名称にネガティブなイメージがあって取得しないわけではないからだ。どう言う名前にしようが休みは休み。その人の
分の仕事をどうにかカバーしないといけないことに変わりはないのだ。この名前のイメージで何とかしようという考えは、そろそろ捨てたほうが
いいのでは?

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