Top雑感2022年7月(1日〜10日)

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7月1日 無形文化遺産
 ユネスコがウクライナで広く食べられているボルシチ料理を、消滅の危機に瀕する無形文化遺産に指定した。ロシアによるウクライナ侵攻と、それが
もたらす伝統への負の影響を考慮して承認プロセスを迅速化し、承認に漕ぎ着けたようだ。ユネスコ、世界遺産の他にもこんなことをやっているのかと
思うと同時に、なんでもアリだなと言う気になってしまった。この手の料理というのはなかなか国家単位で切り分けられるものではないだろう。ある程度の
広がりで浸透しているものだろう。実際、私もボルシチはロシアのものというイメージだった。いや、正確には旧ソ連だろうか。それ故にあまり簡単に
地域で切っていいものでもない気がするのだ。まぁ切ってしまったものは仕方ないのだが。で、指定されたらどうなるんだ?

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7月2日 選挙活動
 参議院議員選挙の投票日が7月10日なので、残りは約1週間。そんな状況の中で献血で他県に来ているわけだが、候補者が必死に訴えているのを見て
どういう反応をしていいのか分からない。昔は他県の候補者に手を振って「応援しています!」っていう空気を出してみたりしたのだが、それはそれで
可哀想なのでやめることにした。結果、無視し続けているわけだけど・・・。地元に戻った場合はどうかというと、選挙活動が解禁されている時間帯は
ずっと会社の中にいるような状態なので会わないのだ。土日もあまり外に出ないし。まぁ、そもそも、旧来の選挙活動のやり方というのが現代社会に
合っていないというか、研究職のような裁量労働制で定時という概念のない人たちに合っていないだけなのかもしれないが。実際、20時までの活動で
キッチリ毎日8時までに家でくつろいでいる人というのはどれくらいいるのか、という疑問もあるわけだけど。意外といるのかな?

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7月3日 携帯インフラ
 今や重要なインフラとなった携帯電話。その大手キャリアの1つが昨日の未明から通信障害を起こしていた。復旧は今日の夕方、ただしその後も
繋がり辛い状態が続いているという。一気に接続を解放したらアクセスが殺到する輻輳で再び回線が落ちると考えられるためだ。この状態、結構
大変な状態のようで、そのキャリアのユーザー、同じ回線を利用している格安スマホの人たちも全部繋がらなくなっていたようだ。そうなると
緊急電話も繋がらないので、何かあっても110番や119番ができない状態だったということになる。固定電話を引いていない人も多くいるし、
公衆電話も少なくなっているので、かなり大変なことだろう。我々ユーザーにはどうしようもないので、キャリア側で対策を取ってもらうしかなく。
ダウンした時には他社の回線に乗るとかできないのかな・・・。

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7月4日 連続猛暑日
 台風が来ている関係もあって、昨日あたりからスッキリしない天気が続いているが、今日も太平洋側では気温が上がらず、東京都心での連続猛暑日の
記録がストップしたと発表がった。今日の最高気温は29.0 ℃だったようだ。全国規模で見ても最も高かったところで34.7 ℃だったとのことで、全国の
猛暑日地点がゼロになるのは6月22日以来12日振りだと報道されていた。そうは言っても異常だからな、と。最近の流れで35 ℃の猛暑日が普通という
感じになってきているが、この言葉が最近作られたものということからも、昔からそうそう35 ℃までは上がっていなかったことが想像できるわけで。
しかもまだ7月に入ったばかり。夏本番はこれからだ。その状態で猛暑日の記録が途絶えたというのは、これから先が思いやられるというわけで。
この状態で夏本番を迎えるのが怖いのだけど・・・。

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7月5日 再審議
 日本の製薬会社が開発したCOVID-19の飲み薬についての再審議が20日に行われる見込みだ。この薬、新設された条件付き早期承認を目指して
申請されたものだが、6月の部会では結論持ち越しになったものだ。ウイルスの数は減ったが症状の総合的な改善効果が明確ではなかったというのが
その理由だ。今度は医学系の専門家以外も含まれる分科会で審議されることになるという。国産の薬には厳しいとか色々なことがネットで書かれていたり
するのだが、単純に効果が確認できなかっただけのこと。それでは承認されないという分かりやすい理屈のはずだ。治験の患者数も少ないようだし。
6月の審議では早期承認の制度ができる前の2月時点でのデータを提出していたというが、そこから5か月、コロナ患者もそれほど増えなかったので
データはそこまで集まっていないだろうと考えられる。そんな中で承認されたら、それはそれで不思議な気がするわけで。どうなるかは見守るしかないが
何となく苦しい気がする。

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7月6日 国が破産
 経済危機に直面しているスリランカで、首相が議会で国の破産を線源したという。ガソリンなどの燃料が極度に不足していたり、年末にはインフレ率が
60%に達するという見通しが出ていたりと、かなり大変なことになっているようだ。コロンボでは経済危機に抗議する人々もいるようだ。ちょっと
昔のニュースを探してみると、今年の1月半ばには中国への莫大な債務を負っており、返済計画の再興を嘆願したというものもあった。元々対外債務の
返済に窮しているところに、COVID-19で主要産業の1つである観光が打撃を受けたことが原因だという。さて、翻って日本を見てみると、円安が進んで
大変なことになりそう、いつの間にか観光が主要な産業の1つ。となると、対岸の火事というわけにはいかないのでは?という気がする。債務不履行
というのはしばらく先だとは思うが。。。

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7月7日 まだ続く
 COVID-19という名前が相変わらず日本では定着しないのだが、始まったのが2019年の末なのでかれこれ2年半ほど闘っていることになる。国内の感染者数が
再び上昇傾向となり、今日の全国の新規感染者数は1週間前の2倍になった。各地の知事からは第7波に入ったなどの発言が相次いでいるようで、政府も
各自治体に病床の確保を急ぐように要請しているという。最後に流行したオミクロン株の新系統の拡大ともされているわけだが、まだこんな感じで
騒いで慌てるんだな、と。先進国各国はすっかり経済を回す方向に舵を切っているのにも関わらず、日本は相変わらずの様子だ。いつまでこんなことで
バタバタしないといけないのだろうか。これでまた緊急事態宣言とか出したら大問題になるんだろうな・・・。それにしても、今回に関しては今のところ
専門家集団が全く表に出てきていない。もう政府としても頼るのは辞めたのだろうか。

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7月8日 元首相の死亡
 昼過ぎに衝撃的なニュースが飛び込んできた。元総理大臣が選挙の応援演説中に銃で撃たれたというものだ。なんでも犯人の手製の散弾銃で撃たれたとの
ことで、その後、夕方には死亡したというニュースが流れていた。帰宅後にテレビは全く見ていないのだが、どうやらテレビ局各社は特別編成にして
報道番組を放送していたようだ。まぁ総理大臣という立場まで上り詰めると、色々な人から恨みを買うこともあるだろうけれども、まさか今の日本で
これほどまでの事件が起こるとは思わなかった。総理大臣経験者がこのような形で殺害されるのは二・二六事件以来のことらしい。1936年になるので
90年近く前の話であり、第二次世界大戦の終戦後80年経とうとしているのもあって、平和ボケしてしまっているのではないか、という警鐘かもしれない。
元総理大臣ともなれば、常に警備員が周りにいるだろうし、その中でこんな事件だ。警備員も驚いたのでは無いだろうか。ニュースを見た側としても
こんなことが起こるのかと驚いた。

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7月9日 期日前投票
 選挙戦最終日を迎え、明日が投開票日だ。そんな状況で8日までの期日前投票者数が発表されている。有権者の15.29%に相当し、前回の参議院銀選挙の
13.38%を1.91ポイント上回っているという。これに今日分の数字が加わるのでもう少し伸びている筈だ。期日前投票が増えていることは良いことなのだが
これに比例して投票率が伸びていかないのが苦しいところ。確か昨年の衆議院議員選挙も期日前投票率は高かったものの、最終的な投票率は低かった
と記憶している。どうしても国政選挙の場合は自分達が選んでいるという感覚が薄れるのだろう。どうしても政党としての数の暴力で決定していくし、
なんだったら政党の中でも派閥の政治があるわけで。それでも誰も投票しないと変わらないので私は投票し続けるが。。。

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7月10日 投票
 今日が参議院議員選挙の投票日。私も昼前に投票に行った。前回の衆議院議員選挙の時は、記載台も1つおきの使用だったのだが、それは解消されていたので
比較的スムーズに回っていた感じだ。ただ、鉛筆ではなくて使い捨ての筆記具、ペグシルだったのは相変わらずだが。さて、注目の投票率だが、これを
書いている時点ではまだ投票が締め切られていないので正確な数字は出ていないのだが、16時現在で23.01%、前回の参議院議員選挙を0.29ポイント
上回っているという。前回が48.80%だったということなので、今回も最後まで行って50%に届くかどうかという投票率だろうか。国政選挙なのにこれで
いいのだろうかという気になる。とりあえずはこの後、開票速報の番組をのんびり見ながら夜を迎える予定だが、なんか大きな番狂わせでも起こらない
だろうか。投票締め切りの時点で大勢が決定しているというのはなんともつまらないので。

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