Top雑感2022年7月(11日〜20日)

<<Prev. | Next>>

7月11日 第7波
 COVID-19の感染者数が急激に増加していることを受けて、再び政府の対策分科会が顔を出してきた。ある意味予想通りではあるのだが、これまでの総括を
して欲しいし、感謝数が落ち着いていた時に何をしていたのか、どういう分析をして、どういう結果が得られたのかを示して欲しいと思っている。分科会が
出てきて言っているのは、感染リスクが高い場面はこれまでと変わらないこと、できることをやれば行動制限は今の段階では必要ないということだった。
実に予防線を張った発言だなという感じだ。「現時点では」ということは、状況が変われば発言を変えるということを暗に示しているわけで、明日には
違うことを言うかもしれない。これまでの傾向から考えて、発言内容が変わった理由については示されない。今回も今までと何が違うのかは明かされて
いないようだ。相変わらず科学的じゃないんだよな・・・。

▲Page Top

7月12日 1万人
 今日の東京都での新規COVID-19感染者数が1万人を超えた。1日の数字で1万人を超えるのは3月16日以来ということで4か月振りになるようだ。しかも
その時は減少傾向の時の1万人であり、前の波で増加傾向で1万人を超えた日というのは1月22日になる。その後、2万人を超える数字まで伸びた後で
減少トレンドに移っていった。今回の1万人超えだが、世間的に極めて冷ややかに見ているのがこれまでとの違いだろう。もう新規感染者の数だけで
騒ぎ立てないという意志を感じる。重症者数など、もっと違う指標があるのではないか、という声さえ聞かれる。まぁこれだけ増加していても、
専門家が行動制限は不要というようなことを発言しているというのも裏にはありそうだ。個人的にも何を指標にしていいのか分からないわけだが、
2020年初頭から始まった感染症との闘いで、ずっと国内での対策とか考え方が進化していないということには疑問を感じる。もっと大事な指標があり
それに基づいて適切な対応を取るべきではないか、そんな気がするのだ。

▲Page Top

7月13日 節ガス
 そんな言葉があるのか?と思ったのだが、節電、節水と同じ流れと考えると節ガスというのも考えられるわけで。ロシアのウクライナ侵攻に対して、
反対の姿勢を示している国に対するロシア側の報復措置だ。実際、ロシアはドイツに天然ガスを送っているパイプラインを止めたという。定期点検という
理由を伝えているらしいが真偽は不明だ。日本の天然ガスはサハリン2プロジェクトからのものがあるのだが、事業主体がロシアの会社に引き渡す
大統領令が出たという。結果、都市ガスなどの供給不安があるため、節ガスの要請を考えているという。もう何でもアリの状態になってきているな。
日本がいかに資源がなく、外国に頼って生活しているのかがよく分かる。輸入を止められると一気に国内が混乱するのだ。次は何が来る?

▲Page Top

7月14日 国葬
 先日の選挙期間中、選挙演説中に銃撃により死亡した元首相について、9月に国葬が行われる方向で調整が進んでいるようだ。首相経験者の国葬は
戦後では吉田茂に次ぐ2例目ということでかなり異例のようだ。この殺害された元首相の業績については賛否あるのだろうが、ちょっと物事がトントン
進みすぎていて気持ち悪さを感じている。政治と金の問題を色々と残していた気がするのだが、亡くなった途端にその辺りは完全に不問となり、
神格化している空気さえ感じてしまう。それってどうなんだ?という気がするのだが。我々一般市民が気になるのは、国葬ということだが、その日は
休日になるのか?という点だけ。昭和天皇の国葬の際には休みになったのだが、それしか経験がないので今回はどうなるのかさっぱり分からない。
勿論、どちらでもいいのだけど・・・・。

▲Page Top

7月15日 10円玉
 財務省によると、2022年の10円玉製造枚数が過去20年で最少になる見通しなのだそうだ。4月時点での製造計画を見直し、4割減らして6100万枚
とするそうで、20年前の1割程度とのこと。背景にはキャッシュレス決済の拡大や、金融機関が硬貨を扱う際に手数料を取るようになったことなどで
使用量が抑えられていることがありそうだとのこと。硬貨全体としても20年前と比較して半減しているという。思い切り現金派なので、こういう
ニュースを見ると悲しくなるのだけど、そういう流れのようだ。硬貨の場合は紙幣とは違って、一度流通すると短期間では回収されないので
まだまだ現金で生活できるとは思うのだけど、やはり減らされていく流れのようだ。だとしたら、日本ではキャッシュレス決済の選択肢を減らして
もらえないだろうか?クレジットカードは別として、核種決済方法が乱立している状態というのは望ましくない気がするのだ。使えないところも
まだまだ残っているし。やっぱり完全にキャッシュレスに移行できるほどの体制じゃないんだよな・・・。

▲Page Top

7月16日 過去最高
 今日の全国の新型コロナウイルス新規感染者数が11万676人となり、過去最高を更新したそうだ。厚生労働省は民間と1日のカウントの締めの時間が違う
ために、今日の数字では過去最高になっていないのだが、明日の数字では届いてしまうかもしれない。またしても医療の逼迫が・・・などと騒がれている。
元々、緊急事態宣言を出したのは感染者数のピークを遅らせることで医療体制を整えるためだったと思うのだが、2年半も経った今でも全く追いついて
いない。で、感染者が増えたからと言って特に行動制限や緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置の話、イベントの延期やスポーツ関連の行事の中止などの
話は全く出てこないというのだから、日本人も図太くなったものだ。減少傾向の時は鳴りを潜めていたし、議事録が無いことから会議も行っていなかった
と思われる政府の分科会の会長も、再び急に顔を出してきたし。もう何が何やら。2年経っても何が有効な対策なのかすら分からないってどういうこと?

▲Page Top

7月17日 行動制限
 COVID-19の対策で総理大臣が「新たな行動制限は現時点では考えていない」と発言したのが15日。ところが今日のテレビの討論番組では、厚生労働大臣が
更なる感染拡大や医療逼迫が起きれば行動制限も含めた対策の強化を考えていかねばならないと発言した。内閣の中でも意見がバラバラなのかよ、と言いたく
なるのも分からないではないが、色々と抜け道を用意しているのが流石と言う感じだ。総理大臣は「現時点では」ということなので翌日には変わっていても
問題ないし、厚生労働大臣の発言も条件付きでのものだ。つまり、状況が変われば考えも変わると言うことを示しているわけで。まぁそれはそうなんだろう
けれども、どうなったらどう言う対策を打つのかを全く示さないのが誤解を生む原因なわけで。結局、どうなるんだろうか・・・。

▲Page Top

7月18日 人口減少
 日本の話ではなくて中国の話。国連の人口予測が出て来ており、時々ニュースになるので見ていて知っていたのだが、ここで改めて。インドが2023年に
人口で中国を抜き世界一になる見通しが示された。一方で中国は人口減少の局面に突入すると考えられている。今年1月時点では中国が14億2600万人、
インドが14億1200万人ということで、かなり肉薄していたのだが、それが来年には逆転するというのだ。中国の一人っ子政策の余波が出ているという感じ
だろうか。ちなみに、世界の人口は増え続けるようだ。さて、こうなってくると果たして中国に頼っていたいろいろな経済はどうなるんだろうかという
問題が。中国の安い人件費で賄われていたものをインドや東南アジアに移設するのか、円安も手伝って、今や日本国内で製造した方が安いのでは?
という観測もあったり無かったり・・・。世界の経済の様相が変わる時期に来ているのかもしれない。

▲Page Top

7月19日 回数券
 ここのところ、JRや私鉄で回数券の販売を終了するというニュースがよく流れているのだが、ついにJR各社で最後まで残っていたJR北海道も終了すると
発表した。11月30日で販売を終了するという。障害者や通学向けの回数券は継続するというのでまだ救済措置としては残されているようだが、基本的には
購入できないことに。何回も乗る、でも定期では元が取れないという時に愛用していたのだけど、無くなってしまうというのは残念だ。金券ショップで
バラ売りされるなど、JRにとって望ましくない形での流通があったというのも裏ではあるだろう。これからICカードにシフトさせようという魂胆
なのだろうけど、小さい子供などのことを考えると、紙の切符は無くならないのではないかという気がする。だったら回数券だって残してくれても・・・。
そういう問題ではないんだろうな・・・。

▲Page Top

7月20日 吃音とスピーキング
 東京都立高校の英語の入学試験問題は今年度からスピーキングが加わるのだそうだ。この試験について、吃音を持つ人で受験が難しいと判断された
生徒はスピーキングテストが免除されるという。テストの方式としてはタブレット端末に文字と音声で表示される質問に答えるというもの。録音された
音声が採点されるという。免除された人は筆記試験で同水準だった生徒のスピーキングの平均点になるのだそうだ。まぁ吃音を持つ人にとってはありがたい
話なのかもしれないが、団体の代表を務める人がコメントを寄せているように、「本来は吃音者全員がテストを受けられる状態が望ましい」のだ。
吃音があったとしてもスピーキングではいいじゃないか、という話だ。日本語で吃音がある人は日本語の試験として減点するのか?という話。
そういう人だと認識して言葉をじっくり聞けばいいということだと思うのだが。それよりも、タブレットに話して回答するという状態の方が、違和感から
うまく話せないような気がする。そこはいいのだろうか。そもそも、スピーキングの採点基準って何?という話から始めないといけないのだが。

▲Page Top

<<Prev. | Next>>