Top雑感2022年7月(21日〜31日)

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7月21日 過去最高
 東京都のコロナウイルス感染者数が31878人と過去最高を記録、国内全体の集計でも過去最高となった。もう今更という気がしてならない。出てくる
対策はワクチン一辺倒だし、現在のところ行動制限は考えていないという曖昧な発表が続くばかり。東京都だけで来週には1日5万人に到達する
という予測すら出ている有様だ。ところが、その割には私の周りには驚くほどに陽性者がいないのだ。これまで周囲で罹った人はたった1人。
しっかりワクチンも接種していたのに、である。もう何がどうなっているのか。この数字をどこまで信じていいのかすら分からなくなりつつある。
どこまで増えるのか・・・。ずっと数をプロットしてきているのだが、第1波の大騒ぎしていた頃の波が小さすぎて、拡大しないと見えなくなっている
ほどだ。あの時の騒ぎはなんだったのか・・・。

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7月22日 GX
 デジタルトランスフォーメーションことDXが叫ばれて久しい。叫ばれているだけで実際にどれだけ進んだのかは疑問が残るのだが、キラーフレーズのように
使われている。今度はGXだそうだ。総理大臣がGX実行推進担当大臣を新たに任命すると表明した。グリーントランスフォーメーション、日本の経済社会や
産業構造を転換し、脱炭素社会を目指すという名目のようだ。実に怪しいなぁと思っている。この推進という言葉のニュアンスがずっと理解できないのだ。
何か明確な成果を残さなくても「推進した」と言って片付けられるような気がしてならないからだ。会社組織では推進という名の雑用になっている気がする
わけだが、それでも現場で汗を流す人よりも評価が良かったりする。なんとも不思議だ。で、GXなんて進むのか?と。

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7月23日 土用の丑
 そうか、今日が土用の丑だったかと気付いたのは夕方の買い物も済ませた後だった。そういえばスーパーのお惣菜コーナーにやたらと鰻が並んでいるな
とは思っていた。季節的にそろそろだとは思っていたが、今日だったとは。で、何に触発されてか、日本人はこの日に鰻を食べる習慣がある。江戸時代に
売上不振の鰻屋を助けるための方便だったという話もある。今や漁獲量も減っているし、昨今の物価高でさらに値段が上がっているというのだが、それでも
買う人は買うようで。結局のところ、物価がどうこうという話とは別のところで、季節物への出費は惜しまないという人が多いんだよな。それはそれで
良いような、もうちょっと考えた方がいいような気もするが。私はいつも通りの食事だ。季節なんて関係ない。

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7月24日 桜島
 いつ大噴火してもおかしくないと言われ続けていた桜島だが、今日の午後8時5分頃に噴火が発生し、噴火警戒レベルをこれまでの3から制度設計後
初の5に引き上げた。大きな噴石が火口から2.5 kmほど先まで飛んだのが理由だという。大きな噴火があると対岸の鹿児島市内でも気づくらしいが
今回は気づかなかった人が多かったようで、噴火警戒レベルと実際に起こっていることとのギャップがありそうな感じだ。気象庁としても桜島は重点的に
観測してきているのだろうから、何か考えがあってのことだろう。降灰の状況は風向きによって大きく変わるのでどうなっているのかは分からないが、
そこまで含めて鹿児島の日常だろうから、そこまでの心配はしていないのだけど・・・。錦江湾の形が変わるほどの大噴火をするとさえ囁かれている
桜島なのだけど、今回はどうなるのか。見守る以外にできることはないが。

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7月25日 テレワーク実施率
 日本生産性本部が今月4日、5日に実施した意識調査によると、テレワークを実施していると回答した人の割合が前回の4月調査よりも3.8ポイント減少し
16.2%になったという。この数字は令和2年5月の調査開始以来最低だという。COVID-19の患者数が拡大しているが、緊急事態宣言などが発令されないので
企業としてテレワークを推進する理由がないと分析しているようだ。その分析が間違えているとは言わないが、おそらく、テレワークでは効率が悪い
ということに気づいた人が大勢いることも理由ではないだろうか。飲み会はオンライン飲み会で十分という話が出たり、テレワークで十分という話が
当初はあったが、少しずつ違うんじゃないか、という流れが生まれてきている。結局は対面で、という流れはどうしても断ち切れていない。まぁ事務仕事
のみであれば可能かもしれないが、営業なんかも直接会ってという流れがどうしてもある。結局はそうなるんだろうなと思っていたので、さもありなん
という気がしてならない。これからテレワーク率はますます下がっていくだろう。

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7月26日 お盆の予定
 JR旅客6社によると、お盆期間中の新幹線、在来線特急の指定席予約は、昨年と比べて2.7倍に増加しているという。COVID-19以前の2018年との
比較では約6割とまだまだ元通りとはいかないものの、かなりの回復を見せているようだ。今年は外出自粛などの要請がないということもあり、
帰省する人が増えているのだろう。ただ、ここにきて急激に感染者数が増えているので直前のキャンセルもあり得るのかな、という気がしている。
以前からずっと献血で日本中に飛び回っている身としては、新幹線、飛行機の乗客が明らかに増えたというのを感じている。早朝などは最盛期と
同程度では?と思うくらいに増えている気がする。というか、6割までしか回復していないのに、経営破綻していないということは、これまでの
貯蓄が十分にあるのか、通常は相当な利益を出していたのか。気になる。

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7月27日 ジェネリック薬
 COVID-19で熱が出た時によく処方される薬がある。今、その薬の在庫が尽きかけており、出荷調整に入ったという噂がSNSで流れていた。メーカーの
Webページを見てもその情報は公開されていなかったので事の真偽は微妙なところだが、世間の反応を見ていて分かったことが2つ。成分としては
アセトアミノフェンでありふれたもの。その銘柄に拘らなければいくらでも代替品はあるのだけど、どうしても銘柄を気にしてしまう人が多いということ。
まぁ薬の箱書きをチェックして成分を確認しろというのは一般の人には無理な話だと思うのでこれについては仕方ないかなとも思う。もう1つが大事で、
その銘柄がジェネリックであることを知らない人が多いということ。ジェネリックは嫌なので先発品のその銘柄でと指定する人がいるらしいのだ。
そうとは知らずにジェネリックを飲んでいた人というのは他にも知っているので特別驚くことではないのかもしれないが、薬局を含めてどこでも説明は
してくれない今の状況はどうなんだろう、と。

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7月28日 間違い電話
 結構前からある特定の電話番号から不在着信があった。電話帳に登録していない番号からの着信は呼び出し音も振動もしないようにしているので、
後になって着信履歴から分かるのだが、しつこい勧誘か何かだと思っていた。今日、ついにその番号の着信で留守電が残っていたのだ。その留守電の
内容は、お年寄りが親しい人に向けて発したような感じの暑いけど頑張ろうみたいな内容だった。特に名乗るでもなく、相手の名前を確認するでもなく
シンプルにメッセージを残すだけのものであった。そんな知り合いはいないので確信した、間違い電話であると。おそらく間違えた番号を電話帳に
登録してしまったのだろう。間違い電話であることが判明したからと言って、こちらからかけ直すわけにもいかないのでこのまま放置かな、と。
可哀想なのは私の番号と間違えられている人だ。メッセージも届かず、連絡も取れない。色んな意味でその2人の関係にヒビが入らないことを願う。

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7月29日 200円
 先日、大手携帯電話キャリアで全く繋がらないという事故が起こった。そのお詫びとして、請求額から200円を差し引くと発表された。その他に
約款に基づいて基本使用料などの2日分の相当額を差し引くとされている。対象者が3589万人いると言うことで、トータルでは73億円に
なるという。この200円という金額をどう捉えるかというのは難しい話で、現在、マトモにスマートフォンの契約をすると月1万円くらいだろうか。
それに比べると50分の1、しかも金額的にも小学生のお小遣いレベル。これでも約款以上に出しているので特に文句はないはず・・・。ただ、ネット上では
そんなことより再発防止に努めてくれという意見もあったりして・・・。確かにこの金額だとそう考えても仕方ないのだが、トータルでは大きな金額
なわけで、企業側としてもこれ以上は難しいだろう。私はキャリアが違うので全く関係ないが、仮に対象だったら特に文句も言わずに受け取るかな、
という感じだ。

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7月30日 全数把握終了へ?
 COVID-19について、政府が今の感染の波が落ち着いたら、感染症法上の扱いを見直しに着手するという。感染者の全数把握の取りやめの是非などを検討
するという。今は2類感染症相当ということになっており、全数把握が必要、病院での外来の診察は発熱外来に限定されている。結果、保健所と発熱外来が
逼迫し、企業や公共機関の職員欠勤が相次いでいる。重症化する感染者も減ってきたこともあり、5類相当に引き下げることを考えているようだ。この場合
全数把握は必要なくなる。これまで、何度もこの話はあったものの、その都度突っぱねてきたのは政府なのだが、ここに来て急に検討を始めると発表した。
掌を返すのは悪くないのだが、その理由を説明してほしいものだ。で、全数把握が無くなった場合には、季節性インフルエンザと同等の扱いとなる。
まぁそれでもいいかなという気はするが、これまでに失ったものが大きすぎるのだ。これをどうするのか・・・。

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7月31日 白物家電も
 あらゆるものが値上げされている昨今だが、ついに家電製品にもその影響が広がっているようだ。パナソニックHDが8月1日から冷蔵庫などの出荷価格を
最大で2割値上げすると発表した。銅やアルミなどの原材料高騰や半導体不足が長期化し、企業努力だけでは生産コスト増を吸収しきれなくなったというのが
理由のようだ。すでに値上げしている他のメーカーもあり、これから広く波及してくるのは間違いないだろう。これまで電機メーカーが白物家電の値上げを
発表することはあまりなかったということで、異例の値上げということが伺える。まぁ昨今の状況を見ると、値段を据え置きにするのが難しいのは何となく
理解できるので仕方ないだろう。気になるのが労働者の賃金に跳ね返っているのか、ということ。賃金を上げるということは企業が負担する社会保障費なども
上がることを意味しており、おいそれと上げるわけにはいかないのは分かるのだが、物価は上がる、給料は上がらないではジリ貧だ。企業がギリギリまで
企業努力をしてから価格を上げるということは、価格があがったほどには賃金は上がらないのではないだろうか。 ▲Page Top

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