Top雑感2021年12月(1日〜10日)

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12月1日 札幌オリンピック
 2021年の東京オリンピックに前後して、2030年に札幌で冬季オリンピック、パラリンピックを開こうという動きがあった。しかし、東京オリンピックでの
談合が数多く報告され、疑惑が解明されていない状態では難しいのではないか、という意見が東京オリンピックの大会組織委員会の会長から出た。札幌
市民や北海道民は東京大会を別物だとは思っていないとも発言している。何となくそうだろうなとは思っていたが、やっと発言力のある人が言ってくれた
という感じだ。実際、東京オリンピックも当初予算から大幅に費用が嵩み、その上で十分な経済効果があったのかは分からないままだ。かつてのように
一気にインフラ整備が進むというわけでもなく、誘致することにどれだけの意味があるのか分からなくなっているというのが実際だろう。うん、
札幌も要らないんじゃないか?

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12月2日 公園の閉鎖
 長野市で子供の声がうるさいとして公園が廃止される。小学校の体育館1つ半くらいの大きさというから、なかなかの広さを持つ公園だが、隣に
児童センターや保育園があり子供たちが遊び場として使っていたようだ。色々と対策を施したが、苦情が収まることがなく、市役所としても
断腸の思いで閉鎖を決めたという。今回の事例に限らず、残念案がらよく聞く話ではある。ある意味では仕方ないのかもしれないが、どうしても
子供の声というのは耳につくのだ。特に子供がいない人にとっては騒音でしかないだろう。私もよく分かる。誰もが子供の時代を通って大人になって
いるのだが、誰もが子供好きだったり、子供に対して寛容ではないのだ。私も遊び場がなかったクチだからそう思うのかもしれないが。仕方ないと
言ってしまえばそれまでだが、寂しさはある。

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12月3日 重大な事態
 個人情報保護委員会によると、2017年度から2021年度までの5年間で少なくとも3万5000件のマイナンバーの漏洩があったそうだ。企業や行政機関からの
マイナンバー情報の紛失や漏洩だ。委員会はマイナンバーや付随する個人情報を紛失、漏洩させた企業や行政機関に報告を求めているので、数字が
はあくできるようだ。ここで問題なのは、紛失や漏洩が100件以上だったり、不特定多数に閲覧される恐れがあったりする場合は「重大な事態」として
概要が発表されているのだそうだ。ところで、最近になってマイナンバーカードを普及させようと躍起になっている政府は数字が漏洩しただけでは
何の問題もない、番号そのものは隠す必要が無いということを強調するようになっている。それなのに「重大な事態」としているのであれば、基準が
違うことになる。だからと言って企業や政府機関から情報が洩れていいというわけではないが・・・。少なくとも「重大な事態」というのは違うかな
と。そのような区分をしている限りは知られてはいけないもの、という認識が抜けないのではないだろうか。

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12月4日 錦鯉
 農水産物の輸出拡大に向けて、政府が実行戦略を策定しているのだが、そこに錦鯉を新たに加える方針のようだ。これまで重点品目に入っているものは
コメや牛肉、イチゴなど海外で評価され、日本お強みがある28品目だ。ここに錦鯉を追加するという。すでに中国やアメリカなどで人気が高まっているので
そこに政府が目をつけて、日本文化の象徴として輸出を推し進める方針のようだ。まぁ確かに日本独特の文化なのかもしれないが、今更政府が重点品目に
加えることで何の意味があるのか、という気はする。これから推していくんだという決意表明でもなく、人気が出ているものを指定するということに
違和感がある。そして錦鯉とはいえ、量産できるものでもないので、重点品目にされたからといってどうにもならない気がするのだ。結局のところ、
何か変わるのか、そこが見えないとなかなか実感を持てないわけで。まぁ好きにやれば、という感じではある。

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12月5日 子供の名前
 この手の話が出てくると年末感が強まってくる。大手生命保険会社が破票下、今年生まれた子供名前のランキングでは、男の子では「蒼(あおい)」と
「凪(なぎ)」がトップで並び、次いで「蓮(れん)」なのだそうだ。女の子では「陽葵(ひまり)」がトップで「凛(りん)」「詩(うた)」が
続いたという。凪は昨年45位からの急上昇で女の子の名前としても20位だという。まぁ全出生者を網羅したデータではないのでとやかく言うような
ものではないのかもしれないが、「凪」という名前がなぜ人気なのか、そこがよくわからない。ロシアによるウクライナ侵攻など、何かと社会情勢が
不安要素を抱えているので、平和をイメージする名前が増えたというのは分からないでもないが、凪って確かに波は穏やかだが、帆船の時代には大問題だった
わけで・・・。まぁちょっと考えさせられる名前ではあるな。

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12月6日 マスクは?
 深夜0時からサッカーワールドカップの決勝トーナメント、日本の試合があった。例によって実際に見ることはなく、朝のニュースで結果を知るわけだが
日本はPK戦までもつれたが負けた。まぁ結果としては特に興味がないのだが、気になったのは試合を見ている人を取材したVTRだ。渋谷のスポーツバーの
様子が映し出されていたのだが、誰もマスクをするでもなく、密集して試合の展開に一喜一憂して大声を出しているのだ。今でも政府としては密集は
避けるように言っているし、室内ではマスクをするように推奨している。ましてや大声で話す時にもマスクをつけるよう呼びかけているわけで。
もう全部無視だな、と。もう政府が何を言っても世間は聞く耳を持たないのであろうことが透けて見えた気がした。まぁ仕方ないよな、3年間も
同じことを言っているだけだと・・・。

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12月7日 無期限の延期
 国際オリンピック委員会、IOCは来年9月〜10月に決定予定であった2030年冬季オリンピックの開催地決定を先送りすることを決定した。曰く、
気候変動などへの対応策協議が優先として、延期する期間は設けないとしている。絞り込みの時期を含めて無期限の延期となった。地球温暖化の
影響で信頼できる開催地が減少する可能性を懸念しており、今後時間をかけて委員会で検討するという。まぁ開催地の条件としては夏よりも
難しいものがあるだろう。ただ、この決定の裏には東京オリンピック開催の裏で数々の贈収賄や談合の疑惑があり、捜査が始まっていることが
あるのではないか、と勘繰る人もいるようだ。オリンピックが終わってから、今でも色々と事実が出てくるくらいだから、実際にはどれだけの
後ろ暗いことが行われていたか、想像に難くない。オリンピックも商業化してしまっているので、開催は難しいかもな・・・。

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12月8日 電子カルテ
 サイバー攻撃で全国の病院で電子カルテなどが使えなくなる被害が相次いでいることを受けて、厚労省が被害を防ぐために病院の職員らに向けた研修を
始めることに決めた。ポータルサイトを開設してオンラインで学習ができる研修を申し込むというもののようだ。サイバー攻撃への対策や復旧までの
コストなどの被害の実態について学ぶことができるという。まぁ対策と言ってもどうせ知らない送信元からのメールは開かないとか、その程度のもの
だと思うのだけど・・・。企業のセキュリティ担当の人に聞いた話によると、どれだけ注意喚起しても、訓練用のフィッシング詐欺のようなメールを
送信すると1割くらいの人は開いてクリックするそうだ。つまり、そこを完全に塞ぐというのは難しいわけで、結局は同時にバックアップ体制のような
起こってしまった時の対策を立てないといけないのだそうだ。意外とメールの添付ファイルを開く人は多いらしいからなぁ・・・。

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12月9日 行動制限
 政府のコロナ分科会が年末年始の感染対策を発表した。それによると今年は行動制限は設けないとしている。ワクチンの勝機接種、重症化リスクの低い
人は抗原検査による検査と自宅療養、抗原検査キットや解熱剤の事前購入、十分あかん気や帰省前の事前検査といったとこが今度の年末年始の対策
のようだ。もはや対策と呼べるような代物ではないし、専門家でないと言えないような内容でもない。ちなみに、行動制限はしないとしているものの
高速道路の休日割引は年末年始は適用されない。結局のところ、高速道路会社が儲けたいだけのようではある。分科会の会長は、感染抑制だけをする
時代は過ぎたと語ったが、別に何かをしたわけでもなく、過ぎ去るのをじっと耐えて待っていたようなものだ。結局、分科会とは何だったのか・・・。

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12月10日 休眠アカウント
 買収されてからのtwitterの動きが激しい。買収して新しいCEOに就任したアメリカの実業家が、今度は長期間使用されていない15億の休眠アカウントを
削除すると発表した。曰く、何年もの間、ツイートしたりログインされていないのだそうだ。これによって15億のアカウント名が解放されるので新規ユーザーが
アカウント名を取得しやすくなるのだろう。こういう休眠アカウントの削除については、意外と利用規約に謳われていたりするのだけど、大々的に
削除すると発表するのは珍しい気がする。実際、かつて流行ったmixiなどは休眠アカウントだらけになっているのではないだろうか。それでもそのまま
アカウントは残っているわけで。まぁ私としてはどちらでも構わないけど・・・。ただ、確かにこんな名前を使っている人はいないだろう、という
アカウント名を申請しても通らなかった記憶はある。

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