Top雑感2022年4月(21日〜30日)

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4月21日 対話できるロボット
 NTT東日本とサンリオが共同で開発したハローキティロボットを発表した。法人向けのコミュニケーションロボットとのことだが、身振り、手振りの動作を
用いて案内やプレゼンテーション、レクリエーションなどを行うという。音声合成技術により、決められたセリフだけではなく、柔軟な対話シナリオを
設定できるようにしたという。なんかしれっとニュースになっていたが、これってかなり凄いことなのでは?せいぜい文字にして対話を出すというのも
結構凄いのだが、そのままリアルタイムで音声にしてしまうという。しかも、声も誰もが知っている状態なので、そこに違和感があってはいけないわけで。
かなり凄いことになっていそうだ。一応、5年間のリース契約を予定しており、初年度は100台が目標だという。どれだけニーズがあるのか分からないが、
介護施設では人気が出そうな気がする。さて、どれだけ出荷されるか・・・。

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4月22日 宇宙飛行士
 宇宙航空研究開発機構、JAXAが13年ぶりに実施している宇宙飛行士の募集について、2266人が書類審査に合格したと発表された。応募者が4127人という
ことなので書類審査の倍率としては1.8倍。今回の審査は健康状態や実務経験など、主に応募条件を満たすかどうかを審査したものということなので、
むしろ落ちた人はなぜ応募したんだ?という気にすらなってしまう。次は英語の試験があり、その先に資質検査や面接などがあるという。最終的には
若干名が選ばれることになっている。この応募、博士号が無くてもいいという、宇宙飛行士にしては珍しい物だった気がする。それだけ広く人材を集めよう
ということなのだろう。宇宙飛行士は行った先で様々な実験をする必要があるので、求められるのは器用さのような気がする。極限状態に耐えられる
精神力を持っているか、とか。ちなみに、今回の試験、60代以上の合格者も23人いるという。まだまだ若い者には負けないということか。

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4月23日 水サミット
 熊本市で今日から開催される「第4回アジア・太平洋水サミット」。参加する国のトップが続々と熊本空港に到着しているという。49か国が水不足や
水質汚濁などの課題解決を図る国際会議で日本での開催は2007年の第1回以来15年ぶりだとか。一部の参加者はオンラインでの参加となるようで、現地に
入るのは11か国の首脳や閣僚とのことだ。まぁこの辺りの人たちが、世間一般の人たちと触れ合うようなことはないだろうけど、国を跨いだ移動
というのが徐々に再開されているなというのを感じる。オンラインこそ残っているものの、やっぱり対面じゃないと、というのがどこかに残っている
という事実もここから読み取れるわけで。2日間の会合で何かが解決するとは思えないので、顔合わせの意味が強いのだろうけど、それでも集まることに
価値を見出しているということだ。一時は会議は全部オンラインでいいし、飲み会もオンラインで十分という風潮があったが、結局は元に戻りつつある。
まぁ、そんなもんなんだろうな。

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4月24日 観光に打撃か?
 知床で観光客を乗せた遊覧船が浸水、沈没した事故を受けて、知床小型観光線協議会は4月28日〜5月8日の運行自粛を決めたと発表した。この事故、乗員
乗客26人が乗った状態で浸水したというのを最後に連絡がつかなくなり、今日までに10人が発見、全員の死亡が確認されているものだ。当日は波も高く
他の観光船は出航を取り止めていたというのだ。この大型連休は政府から移動自粛の要請も出ていないので観光業としては書き入れ時のつもりだったのでは
ないだろうか。知床はまだ少し寒いので難しいかもしれないが。今の状況ではこの後の捜査状況も分からないし、心情的にも観光客が集まる状態でもない
だろう。そうなると観光客は集まらないだろうから営業しても仕方ないというのも分からないではない。残念な話だが、これはこれで仕方ないのだろう。
これを受けて全国の観光船に査察が入るとか入らないとか。今回の事故が与えた影響は大きい。

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4月25日 スキャナ事業売却
 普段はこの手のネタの時に企業名を書かないようにしているのだが、今回は書いてしまおう。富士通がドキュメントスキャナーや高性能キーボードを
手がける子会社を売却するという報道が流れた。富士通側は経営戦略上の可能性を検討しているとコメントしているが、火のないところに煙は立たないので
大体は少し経って正式に発表される。富士通がいよいよソフトウエア事業に一本化するということだろうか。事務機器を色々と販売していたと思うのだが
着々と切り捨ててきて、企業向けのソフトウエアを強化している印象だった。ますますそこに力を入れていくということなんだろうけど、果たして大丈夫
なのだろうか。ソフトウエア事業はデファクトスタンダードになると強いのだが、常に技術革新を求められ、場合によっては一気にシェアを奪われる
ことだってあるわけで。なかなかそこに集中するというのは危険なような気がするが。自信があるということか?

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4月26日 ついにJR東も
 鉄道各社が回数券を廃止する流れがあるのだが、ついにJR東日本も普通回数乗車券の販売を終了すると発表した。9月30日で販売を終了、有効期限満了
までは利用可能となっている。身体障害者割引などの割引がついた回数券は引き続き販売するという。代替としてICカードへのポイント還元のサービスを
挙げているのだが、同一月内に同一区間を10回利用となっているので回数券とは条件が少し違っているのが実情だ。ついにJR東日本もこういう方向に進んで
しまったかというのが正直なところだ。在宅勤務が多くなった人で、定期とどっちがお得かを天秤にかけた場合に回数券を選択していた人も多いのでは
ないだろうか。JR東日本としても紙の切符を撤廃したいとかあるのだろうけど、割引の回数券は残るし、旅行中などで単発で乗る人もいるだろうから
紙の切符は無くせないと思うので、コスト的にどうなんだろうと思うが、何かと理由をつけて割引制度を減らしているように思えるわけで。それだけ収益が
悪化しているということだろうか・・・。

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4月27日 電気代値上げへ
 東京電力はずっと値上げが続いていて、ここ1年で25%も上がったと言われているが、6月も上がるということが発表された。曰く、比較可能な過去5年間で
最も高くなるのだそうだ。比較可能なのがたった5年しかないというのがどういうことなのか分からないが、そういうことらしい。東京電力の場合、標準家庭
のケースで60円値上がりするそうだ。5月の料金からだろうか。すでに値上げ可能な金額の上限に達している電力会社では値上げはないが、それ以外の
電力会社では全て値上げだ。う〜ん、5月6月でもこの有様なのに、夏になって冷房需要が増えてくると電気料金はどうなってしまうのか。そしてそもそも
電気は足りるのかという問題が出てくる。またしても突発的に節電のお願いが発表されるかもしれなくて。こんな状況でも、デモなどは起こさない
日本人は穏やかだなぁ、と。

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4月28日 円安
 円安が止まらない。円安の目処だとされていた1ドル=125円に到達したのが3月28日だったようだ。ニュースを探し直すとその辺だった模様。その時でも
大騒ぎだったのに、そこから円高に振れる要因がないので区切りの130円、場合によっては140円、150円まで行くだろうとさえ言われていた。そのうちの
130円という水準を今日になってあっさりとクリアした。日中は仕事をしていてニュースを見れなかったのだが、夕方にふとニュースをチェックしたら
そのようなヘッドラインが踊っていて、どうせ夜には持ち直しているだろうと思っていたのだが、夜になっても130円を割り込む様子は無いようだ。
経済には疎いのでここで円高に大きく振れるのがいいのか、円安を続けるのがいいのか、なんとも判断できないのだが、貿易赤字の状態であることを
考えると円高の方がいいのでは?という気がしてくる。日本の輸出品は多少高くても売れるという前提付きだが。さて、1つの区切りを突破した日本円は
どこまで行くのだろうか。

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4月29日 初日
 大型連休の初日となる今日、鉄道や航空便は大混雑になったようだ。緊急事態宣言が出ていない大型連休は実に3年ぶりとのことで、ここぞとばかりに
羽を伸ばしているようだ。海外への航空便も多いようで、羽田・ホノルル便は昨年のおよそ9倍の予約数になっているそうだ。ハワイへはワクチンを
3回接種していれば帰国後の隔離が免除されるというのも人気の理由のようだ。やっぱりこういうことになるんだよなとは思っていた。放っておいても
勝手に人々は動くのだから、別に政府が観光振興策などを実行しなくてもいいのだ。それくらい人々は不満が溜まっているし、この季節の風物詩のように
なっているので、制限さえ解除すればこうなるのだ。まぁ好きにすれば、という感じでしかなく、私はいつものように淡々と献血に行くだけだ。駅が混む
から嫌だなぁと思うだけだ。

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4月30日 夏のボーナス
 民間シンクタンクがこの夏の1人あたりのボーナスの予想を公表している。予測を出している会社によって多少の差はあるものの、0.3〜1.6%の小幅増となる
と予想されている。COVID-19による影響が一巡して業績が好調な企業が増えたことが背景であるとしている。ちなみに、前年の夏のボーナスの実績は0.8%の
マイナスだったということなので、まだ元の水準に戻らないという風に見るのが正しい気がする。また、実際にはここのところ、物価が急激に上がっている
ので、額面が多少増えたところで、増税分や物価の上昇を考えた実質賃金という点ではマイナスなのではないだろうか。むしろ、今、業績が上がっている
企業があるということに驚くわけだが、そんなに好調な企業ってあっただろうか。まぁあるんだろうな、くらいの感覚だが、結局はフタを開けるまでは
何とも言えないわけで。

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