Top雑感2021年9月(1日〜10日)

<<Prev. | Next>>

9月1日 ミュー株
 新型コロナウイルスの変異だが、止まるわけもなく着々と進行している。8月末にWHOが注目すべき変異株に指定したミュー株だが、既に日本に入っていた
ことが発表された。この株は今年1月にコロンビアで初めて報告されたということだが、6月末から7月初頭にかけて、成田空港、羽田空港に到着した2人が
既に感染していたという。2人とも無症状だったという。今になって発表したのはWHOが注目すべき変異株に指定したからなのだろうが、タイミングが
悪すぎた気がする。噛み付く理由を探している人にとっては、オリンピックが終わってパラリンピックも始まってしまっている今まで隠蔽していたとして、
材料を与えてしまっているからだ。検出される度に変異株を報告するわけにもいかないだろうから、今回の発表は仕方ないかなとは思うが、そう思わない
人もいるわけで。ところで、ギリシア文字は半分ほど使ってしまっているが、大丈夫なんだろうか。2周目に突入した時にどうやって名前をつけるのだろうか。

▲Page Top

9月2日 クラウドサービス
 世界最大手の通販会社が展開しているクラウドサービスで障害が発生した。回復までには6時間ほどかかったとされている。日本の銀行のスマートフォン向け
アプリや証券会社のネット証券のサイト、携帯電話の会社や航空会社のサービスやシステムにも不具合が起こったとされている。午後2時少し前に回復した
らしいが、このクラウドサービスが与えた影響は大きい。今の時代は何でも自前で持つのではなく、この手のクラウドサービスは大手の公開しているものを
間借りするのが多くなっている。自前で持っていたとしてもクラウドサービスを利用するにしても、システムの障害というのは避けられないものだとは
思うのだが、自前でない場合には指を咥えて待っていることしかできないというのはどうなんだろうか。まぁどっちもどっちではあるが。障害が起こった
時に他人のせいにできるのはクラウドサービスのメリットか・・・。

▲Page Top

9月3日 ワクチンパスポート?
 海外に渡航する人向けに、新型コロナウイルスのワクチン接種済みであることを証明するワクチンパスポートの話があったのは事実だ。日本と条件の折り合う
国があまりなく、それほどの有効利用には至っていないようだが。今度はそれを国内で使おうという話が出ているようだ。政府の分科会が提言している
もので、接種の完了やPCR検査の陰性証明を条件に県境を越える旅行や全国的な大規模イベントなどを容認することを考えているという。一方で、大規模
商業施設や飲食店での活用は適用の是非を検討すべきとしている。そろそろ経済活動を戻そうという意図は分かるのだが、そこでワクチン接種を条件に
して欲しくない。アレルギーが出るので打たないと決めている人だっているわけだし。PCR検査がそれに代わると言われても、なかなか気軽に受けられる
値段ではないし。ちょっとこのままの案で運用されるのはキツイなぁ、と。もう少し配慮が欲しい。

▲Page Top

9月4日 延長
 現在では区切りが9月12日になっている緊急事態宣言について、来週にも2週間程度延長する方向で調整が進んでいるようだ。現状で宣言が発令している地域
全てではないようだが、首都圏の4都県や東海3県、京都、大阪、兵庫の関西2府県あたりが延長されそうだ。今の法律上、期間を区切っての宣言発令を
せざるを得ないのだが、こう何回も延長が続くのであれば、法律の方を変えるとかすべきでは?という気がする。そもそも、この緊急事態宣言も、名前から
考えて、これだけ頻発し、かつ長い期間を想定したものではなかったのではないか?という気がしてしまう。これだけずっと出ていると「緊急」という
言葉の意味を疑ってしまう。さすがに1年半も同じことを繰り返していて、国民に今回もお願いしますって言われてもねぇ・・・。日本人は従順とは
言われるものの、いい加減ねぇ・・・。ところで、現在の総理大臣が与党の総裁選に出馬しないことを表明したことで、近々総理大臣が変わることが
確定したわけなんだけど、どう変わるだろうか。

▲Page Top

9月5日 閉幕
 長かったオリンピック、パラリンピックの期間が今日で終わる。オリンピックと同様にパラリンピックもマラソンは最終日に行われていた。献血をしながら
ぼんやりと見ていたのだが、視覚障害者のマラソンって大変だなぁという印象を持ってしまった。1人で走るわけにはいかないので伴走者がいるわけだが
選手と同じ速度で走ることが求められるわけで。半分で交代することもあるようだが、それでも求められる能力はなかなかのものだろう。そして、選手自身も
1人で練習するのも難しいというのは苦しいのではないだろうか。ルームランナーでどれだけ練習になるのかは分からないのだが、外を走ろうと思ったら
必ず伴走者が必要になるわけで、ちょっと気が向いたから走ろうというわけにはいかないのだ。そう考えると練習環境も難しいわけで。それでも続けられる
というのはどれだけのバックアップがあるということなんだろうか、と。色々と凄いなぁ、と。

▲Page Top

9月6日 接種証明
 薄々感づいてはいたが、やっぱりそういう動きが出てくるんだな、と。新型コロナウイルスワクチンの接種証明について、民間が提供するサービスなどで
接種証明の活用が幅広く認められるという政府お運用方針の原案が出ているようだ。割引やおまけの提供、店舗や会場への入場にあたって提示を求めることも
可能としている。一方で就職や入学といった場面で接種を要件にすることは不当な差別的扱いに当たる可能性が高いと指摘している。私はインフルエンザの
ワクチンで高熱が出るので打たないことにしているのだが、そういう人を鑑みても、割引やおまけの提供、店舗や会場への入場についての不利益を受ける
ことは不当な差別的扱いではないのだろうか。ついでに書くと、有効期限は?という問題も。世界的な潮流からすると半年で抗体の量が減るという報告も
出始めているようだけど、一度接種したらずっと有効なのか?という問題も。まぁ日本政府のことだから、話が出てから実現するまではしばらく時間がかかる
だろうけど。

▲Page Top

9月7日 補助金取り消し
 愛知県で行われた音楽イベント「NAMIMONOGATARI2021」で最大3000万円の補助金の交付が取り消されることになった。愛知県常滑市で8月29日に
開かれた音楽イベントで、8000人が参加したと主催者が発表している。会場で酒類が提供されるなど新型コロナウイルス感染症の感染対策が徹底されて
いなかったとして愛知県が抗議していたものだ。これまでに観客ら14人の感染が判明しているという。他にも色々と音楽イベントが開かれているのだが、
正直なところ、どれもどんぐりの背比べではないだろうか。たまたま集団感染が起こってしまったところが叩かれるという形になっているのでは?と思う
わけだ。会場に職員が行って状況を確認しているわけではないので。そういう意味では運が悪かったとも言えるだろう。まぁそんなことを言ってはいけない
のだけど。ところで、この3000万円が取り消された場合、主催者としては黒字を維持できるのだろうか・・・。

▲Page Top

9月8日 宣言延長
 前々から話は出ていたので今更驚かないのだけど、12日に期限が切られていた緊急事態宣言やまん延防止等重点措置について延長が発表された。正確には
明日の対策本部で正式に決定することになるが、事前の発表が覆されることが滅多にないのでそのまま決まるのだろう。もうどこに何が出ているのか
分からなくなっているので今更ではあるのだけど・・・。今回は宮城と岡山を除く19都道府県についての緊急事態宣言を延長するのだとか。自分の住んでいる
都道府県についてのに、辛うじて覚えているくらいだ。それにしても今年に入ってからずっと出ているので、そろそろ「緊急」という名前に相応しく
なくなっている気がする。「カラオケの延長と同じノリで延長しないで」という声もわかる気がする。今回の延長は9月末までになるようだ。ちょっと調べた
ところ、東京都に何も出ていなかったのは、1月1日〜1月7日まで、3月22日〜4月11日までの28日間しかなかったそうだ。もう何が何だか・・・。

▲Page Top

9月9日 η株
 新型コロナウイルスの変異株の名前だ。ギリシア文字でつけられているのだが、発表される順番が名前がつけられた順番と違うので、μ株が話題に
なっている中で、昨年12月以降は日本でも見つかっていたということが今日発表された。3月にWHOが注目すべき変異株に指定していたが、日本では
そういった指定をしておらず、公表の対象にもなっていなかったので、今になって発表されたという感じだろう。世間的にはなぜ今更?という反応が多い
ようだ。中にはギリシア文字の順番を把握していない人もいるので、新い変異株として捉えている人もいるようだが、μが出ている以上、過去に確認された
変異株であることは明らかなわけで。実際、他にもニュースにすらなっていない変異株がいくつもあるわけで、これから先も過去に遡っての変異株の発表が
ありそうなのだけど、その度に世間が騒ぐのかどうなのか。

▲Page Top

9月10日 国家試験の値上げ
 今年の秋以降に実施される福祉やIT分野の国家試験の受験料が相次いで値上げされるという。新型コロナウイルス感染症対策で、検温や消毒など、試験会場
での対策費が嵩み、国は受験料に転嫁せざるを得ないと判断したという。介護福祉士で2割増、情報処理安全確保支援士で3割の値上げだという。昨年度の
試験では検温や消毒の機材を揃え、誘導のスタッフを増員、複数の貸し会議室を借りるなどして会場を分散避けた結果、赤字が出たのだという。介護やITの
分野では人手不足が指摘されているというのに、さらに受験料を値上げしたら苦しくなるのではないだろうか。感染症が一段落した後の値下げは検討する
とは発表されているようだが、多分下がらないだろうな・・・。国家資格であれば受験料はもっと安くしてもいいと思うのだけど・・・。そしてありがち
なのが、試験に合格した後に登録料とかでさらにお金がかかるパターン。いや、本当に値上げは可哀想だ。経費削減とかで何とか賄えないものだろうか。

▲Page Top

<<Prev. | Next>>