Top雑感2021年8月(21日〜31日)

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8月21日 酸素ステーション
 この名前が出た時からどういう施設を想定しているんだろうと疑問に思っていた。酸素ボンベを大量にストックしておいて、酸素吸入が必要になった患者に
届けるのかな、とも。実際、今日から運用が始まった酸素ステーションは40床ほどが用意された施設で、酸素吸入が必要になった自宅療養者などに対する
施設だという。東京都では自宅療養や入院調整中のCOVID-19患者が3万8000人を超えていて、こうした患者の重症化を防ぐために整備されたという。たった
40床か・・・というのが真っ先に浮かんだ感想だし、酸素吸入は対症療法でしかなく、重症化は防げないのでは?というのが次の疑問。この設置でどれだけの
意味があるのかは是非とも検証して頂きたいものだ。あくまでも本格的に入院するまでの一時凌ぎでしかないと思うのだけど・・・。まぁ医療従事者も無限に
湧き出してくるものではないので仕方ない面もあるだろうけど。効果については疑問符が残りそうな気がする。

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8月22日 人流抑制?
 新型コロナウイルス感染症対策で、最近になって政府が再び持ち出してきたのが人流の抑制だ。企業には7割のテレワークの実施を促し、総理大臣自らが
経済同友会や日本商工会議所に訪れて要請しているほどだ。去年の4月頃にも同じようにテレワークを一気に押し進め、そこでの反省の結果、今があるという
のに、お願いだけで戻せるほど単純ではないだろう。テレワークも当初は「これで良いかも」という声が圧倒的に強かったのだが、その後に不具合が色々と
指摘されて現在に至っている。さらには休業要請という単語まで出始めている。流石に企業活動を止めたら従業員なども困るだろうから、十分な補償が
見通せない限りは企業側もやらないだろうが、なかなか思い切った策を出してきたな、と。結果として企業がどう動くのかは勿論、この先の情勢を
見極めないと分からないのだが、まぁ笛吹けど踊らずって感じだろうな。

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8月23日 24時間テレビ
 まぁ基本的にいつも見ないのだけど・・・。「24時間テレビ 愛は地球を救う」が21日〜22日の夜にかけて放送された。コロナウイルス感染症の中で
放送されるのは2回目となるのだが、その視聴率が振るわなかったようだ。時間毎の視聴率を過去数年分比較したグラフが公開されていたがずっと昨年を
下回っており、全放送時間の平均は10%弱、昨年と比較しても2%以上下がっていたという。まぁ結局は感動の押し売りのような放送を続けているんだろうな
という気がするし、特別新しい企画も無いんだろうな、くらいの感じだ。同じことを繰り返していては視聴者が離れるのは当然だろう。かと言って番組の
コンセプトからして新しいことを始めるのも難しいだろうし。考え直すタイミングなんじゃないかなぁ、と。他局も24時間テレビをやっているが、
あまり視聴率が取れるという話は聞かないし・・・。

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8月24日 分からなくなってきた
 なってきたというか、少し前から分からないのだが・・・。政府は今日、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言について、明日の政府対策本部で
地域を追加すると発表した。新たに発令するのは北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山、広島だ。さらに佐賀、宮崎にまん延防止等重点措置を
適用する方針だという。期間は現在発令されている緊急事態宣言の終了と同じ9月12日までとなっている。さて、これだけ発表されると、どこが緊急事態
宣言でどこがまん延防止等重点措置の地域なのかが分からなくなってきている。ついでにどこは出ていないのか、という話でもある。これだけ細かく
地域を追加されると覚えていることも難しいし。出している方は情報を整理してきっちり把握しているのだろうけど、我々はなかなか難しい。そして、
この宣言に意味はあるのか、という疑問がどうしても晴れず。出たからと言って何かが変わるわけでもないし。すっかり慣れてしまった。

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8月25日 合計21なんだそうだ
 今日、予定通りというか、新たに緊急事態宣言に8つの道県が追加され、4県にまん延防止等重点措置が適用された。すっかり数は分からなくなっていたのは
昨日も書いた通りだが、新聞記事ではしっかりと数えてくれていた。今回の措置は27日からになるのだが、それにより緊急事態宣言は21都道府県に、まん延
防止等重点措置は12県になるそうだ。すっかり忘れそうだが、日本は47都道府県だ。緊急事態宣言だけで半分に迫る勢いだし、まん延防止等重点措置も
合わせると33都道府県、実に7割を超える都道府県に何らかの措置を求めている状態だ。もう何が何だか。東京に関して言えば、今年に入ってから何の対象
にもなっていなかったのは1か月程度しかなく、最早、何を以って「緊急」なのかすら怪しい。色々と言われてはいるが、危機感も薄れるよな、と。さて、
本当にいつになったら普通の生活に戻れるのだろうか。

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8月26日 紙ストロー
 大手コーヒーチェーン店が、9月から順次、フラペチーノをFSC認証紙ストローで提供すると発表した。現在は太い口径のストローを使っているが、それを
紙にするというのだ。昨今のプラスチックを使わないようにする動きを受けてのものだ。尚、それ以外の冷たい飲み物はストロー不要の仕様で提供する
という。FSCというのはForest Stewardship Councilの略で森林管理協議会なんだそうだ。国際的な非営利団体で、森林認証制度を運営している
のだという。昨今のプラスチックを使わないようにしようという流れとともに、木製や紙製の製品を使おうという流れになっている。その場合、過去に
あれだけ騒がれた森林破壊との折り合いをどうつけるんだ?とはいつも思っていたのだが、そこでこういう団体が出てくるわけだ。何ともうまいところに
団体を作ったんという感じだ。1992年に暫定的な理事会が組織されたというので、ここ数年のものではないのだが、やっと日の目を見たという感じだろうか。
なんとなくこの流れは気持ち悪い。

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8月27日 フジロック
 日本最大とも言える野外音楽フェス、フジロックフェスティバルに経済産業省が最大で1.5億円の補助金を出すことが明らかになった。政府のイベント開催の
指針に従っているとのことで、支出は問題ないと発表されている。今、政府は事業者が公演を再開する際に経費の半額を補助する補助金の制度を実施しており
それによる補助金のようだ。まぁ芸術方面の補助は必要だとは思うが今か?という気はする。フジロックが行われていた頃は、日本全国で感染のピークの
ような時だったわけだし。何よりも、本当にイベントが政府の方針に沿っていたのかを確かめたのか、という疑問が。運営の方針を示した書類はいくらでも
書けるだろうけど、実態がそれに合っていなければ意味がないだろう。そこを確認は・・・まぁしていないだろうな。実際無理だろうし。まぁなんというか、
そういう杜撰なところが気になるんだよな。。。

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8月28日 裏でひっそり
 開幕直後の連日の雨で日程が延びた時はニュースになっていたが、その後はあまり大きく取り上げられず、しかもパラリンピックが始まってからは余計に注目
が集まらなくなってしまった夏の甲子園。気付いたら明日が決勝になっていた。智弁学園対智弁和歌山というカードになったようだ。ユニフォームもほとんど
一緒なので何かと見にくいことで有名なカードだ。それにしてもこんなに注目を集めないというのも珍しい気がする。例年であればお盆の期間に開催
されているので何かと見ることがあったと思うのだが、へんなズレ方をしたのであまり見られていない感じだろうか。それでも野球関係者は熱い視線を送って
いるのだろうけど。なんかこう、盛り上がりがイマイチだなぁ、と。

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8月29日 渋谷での接種
 若者向けに予約なしでワクチン接種ができると東京都が打ち立てた接種会場。初日は希望者が早朝から並ぶとか行列が1 km以上続くとかで整理券を配る
ことに。2日目は抽選券を配って昼頃にSNSで当選者を発表するということに。それでも早朝から人が並んだようだ。そして3日目が今日だったのだが、やはり
抽選券を配っての実施だったのだが、抽選券を受け取った人数は昨日が2226人、今日が1357人と4割近く減ったそうだ。354人が接種可能になったそうで、
倍率は3.8倍とのこと。さて、この数字をどう見るかだ。別にこれを以て、若者の接種意欲が減ったという評価はできないだろう。予約無しと言っても、
わざわざ渋谷に出かけた挙句に抽選ともなると、そこで受けようという気にならないというのが実際のところではないだろうか。一度帰宅するにしても、
当たったらまた行かないといけないし。抽選になっている分だけ通常の予約よりもタチが悪いとも言える。下手に申し込んだら当否がはっきりするまで
予定も入れられないし。普通に予約の方がいいんじゃないか?

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8月30日 任期満了か?
 選挙前というのは色々な噂が飛び交うものだが、今回も秋に行われる衆議院議員選挙について、10月17日投開票ではないかという話が出てきた。任期満了が
10月21日になるのだが、その任期中に選挙を行うのが常道。しかし、与党の総裁選が9月29日投開票で行われるので、そこまでに解散をするのは考えにくい
というのが一般の見方。解散〜投開票までは1か月程度かかるので、総裁選終了後に解散をすると間に合わない計算になるのだ。そのため、任期満了に
向けて準備を進めていくという形になりそうなのだ。現行憲法下では任期満了選挙は過去に1度しかないそうで、かなり珍しい形になるようだ。我々有権者に
とってはどうでもいいことなのだが、準備する全国自治体の選挙管理委員会はバタバタしているんだろうな、と。ポスターの掲示板を用意しないと
いけないだろうし、会場の確保もある。早く日程を決めてあげれば苦労が減るだろうに・・・。

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8月31日 言ってる側から・・・
 衆議院の解散は総理大臣の専権事項ではあるのだが、色々な話が出てくるというのはどういうことなのか。基本的に火のないところに煙は立たないのだが
不思議だ。今日になって9月中旬に衆議院を解散、10月5日公示、17日に投開票という話が急に出てきた。まぁ時期が近くなると色々な話が出てくるのは
世の常だとは思うのだが。さて、ここで気になるジンクスがある。日本の国内でオリンピックが開催された年は総理大臣が交代しているのだが。1964年の
東京、1972年の札幌、1998年の長野とたった3回のサンプルしかないので、どれほどのものかは分からないのだが、ジンクスめいた雰囲気を感じさせる
ものがある。さて、今回はどうなるだろうか。最新の世論調査では支持率は30%を切っている・・・。

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