Top雑感2021年10月(1日〜10日)

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10月1日 解除
 昨日で緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が全て解除された。これでやっと堂々とお酒を飲めるなんて街の声が聞こえてくると、なんの実効性も無い宣言
だと思っていたのだが、何かしらの効果はあったのだろうか、と言う気になる。ただし、今回のCOVID-19の流行の原因が飲食店、特にお酒を飲みながらの
飲食に原因があった場合の話なのだが。結局、ずっと続いていた飲食店への規制が本当に効果があったのかという点の検証は行われないままでここまで
来てしまった。酒類の提供を止めたり、時短営業をしたり。もしそこに効果が無いのであれば、次の感染の波では違うことを考えないといけないわけで。
そもそも、感染症対策をやっている間はずっとそんな感じだ。やりっぱなしで検証がない。これではダメだと思うんだけどな。

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10月2日 世界陸上
 東京オリンピックで使われた国立競技場だが、今度は2025年の世界陸上で使おうという話がでているようだ。日本陸上競技連盟が世界陸連に日本招致を
申請しているという。開催地の決定は来年3月が予定されている。ところで、国立競技場はオリンピックが終わったら球技用に改修し、サブトラックも
潰すという予定になっていたはずだ。しかし、既にその計画は変更される見込みという話も聞くし、今は何が最新の情報なのか分からなくなって
しまっている。ところで世界陸上は開催国にメリットがあるのだろうか。そもそも東京オリンピックの収支がどうだったのか、運営上の振り返りは
どうだったのかという話がまだだ。まずはそこを片付けてから、新たに大会を招致する意義があるかを考えるべきではないだろうか。国際大会を招致すれば
盛り上がって大きな経済効果があるはず、なんて時代ではなくなっているのでは?

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10月3日 少子化
 先日の与党の総裁選を経て、新総裁が誕生、その後内閣のメンバーを着々と決めている。今日は続々と内定のニュースが流れている。明日には首相指名選挙
だっただろうか。そんな中で例によって出てきたのが少子化担当大臣。この少子化担当大臣、いつからいるのか分からないが、ずっといるような気がする。
その割に何の仕事をしているのか分からないし、少子化の歯止めは全くかかっていない。まぁ少子化担当大臣と言っても、厚労省や財務省を差し置いて
政策を打ち出すことができないというのが実際ではないだろうか。元々、担当大臣を1人つけただけで解決するような簡単な問題ではないような気がする
わけだけど、どうなんだろうか。もっと根本的なところに原因があるような・・・。

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10月4日 直接民主制
 今日、総理大臣指名選挙が行われた。国会中継を見ていたわけではないのだが、1票だけ入った人がいるそうだ。どうやらそれは、本人が悔し紛れに入れた
とか、そういった話ではなく、ある無所属議員がSNSで誰に投票したらいいかのアンケートを取った結果だったようだ。まぁSNSに備わっている簡単な
アンケート機能なので、1人で何票も入れられてしまうのだが、その結果に基づいて国会議員が投票したということらしい。議会では笑いが起こったと
記事は伝えていたのだが、これって直接民主制への第一歩ではないのか?これまでは到底無理だから代議員を立てて国会で話し合っていたのだが、これからの
時代はITを駆使すれば直接民主制だって可能だということを示唆しているわけで。最も、そこに至るにはシステムに置いていかれる人を作らないとか、
セキュリティの問題とか、色々と越えるべき壁はあるのだけど、そんなものは越えればいいわけで。なかなか面白い試みだなと思いつつも、直接民主制が
実現したら面白いだろうな、と。

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10月5日 突然の選挙
 昨日発足した新内閣は、次の衆議院議員選挙を10月19日公示、31日投開票と発表した。これで急にバタバタする自治体が出てきている。近くでも10月
17日に市長選挙があるという看板が出ていたのだが、それはまだ甘い方だった。静岡県富士宮市では10月24日に参議院の補欠選挙、市議会議員の補欠
選挙が行われ、その直後に衆議院議員選挙という流れになったようだ。牧之原市にに至っては参議院議員の補欠選挙、市長選挙、市議会議員選挙が
24日にあるということで4つの選挙が並行して進ことになる。期日前投票なんてとんでもないことになるのではないだろうか。衆議院議員選挙は、小選挙区と
比例代表に加えて、最高裁判所裁判官の国民審査もあるので投票用紙が3種類になるわけで。もうどうやって捌くんだ?という感じかもしれない。今回、
衆議院解散から公示〜投開票までの期間が短いというのがバタバタしている理由のようだが、これも政府与党側の戦略なのだろうか。実施する側の身になって
考えて欲しい・・・。

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10月6日 SNS依存
 先日、世界最大手のSNSであるフェイスブックと、その傘下にあるインスタフラム、メッセージアプリのワッツアップが7時間にわたってアクセスできなく
なり、数十億人のユーザーが影響を受けたと見積もられている。ちょうどその日、テレグラムという暗号化メッセージアプリが7000万人のユーザーを獲得
したと発表した。登録ユーザー数とユーザーアクティビティが記録的に増加したとはテレグラムの創業者の弁だ。なんというか、そこまでしてSNSで連絡を
取らないといけないような状況の人が多いのだろうか。障害が出たとしても「そのうち直るでしょ」と放っておけばいいし、別に障害を直すことなく
終了ならそれでもいいと思ってしまうのだが。そして相変わらずだが、ここで日本製のソフトが出てこないという現実がある。もはやSNSの市場に食い込むのは
難しいだろうからいいのだけど、IT後進国っぷりがここにも出ているな、と。

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10月7日 インフルエンザ
 日本感染症学会が、この冬はインフルエンザワクチンを積極的に接種するように呼びかけている。昨季はマスク着用や手洗いなどの対策が徹底されて
患者が激減したが、今季は海外との往来制限が緩和され、ウイルスが持ち込まれれば大流行の恐れがあるとしている。昨季は1999年以降で最も少なかった
のだが、それによって社会全体での集団免疫が形成されていないという。どうにも釈然としない理由だなぁ、と。昨季がやたらと少なかったのは事実なのだが
だからと言って今年が大流行というのは根拠として弱いのではないだろうか。昨季以上というのであればその通りなのだろうが、大流行と発表するのは違う
のではないだろうか。無題に危機感を煽っているだけのような気がしないわけでもない。

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10月8日 地震
 昨日の夜10時41分に千葉県北西部を震源とする最大震度5強の地震が起こった。夜だったこともあり被害はハッキリしないし、遅くに帰宅する人たちが
公共交通機関が止まったために足止めを食らったりと、色々なことが起こっていた。地方ならニュースとしてはそこまでで、翌日にはほとんど報道されない
んだろうなと思うのだが、報道は今日も続いていた。怪我人の数とか、昨日の各地の駅の様子とか、今朝まで長引いた公共交通機関の混乱とか。果てには
あちこちで破裂した水道管のことまでニュースになっていた。首都圏の偏向的な報道のされ方と揶揄されても仕方ないくらいだ。人口が多いのでそれだけ
影響範囲が大きいと言えばその通りかもしれないが、地方から見たら納得いかない部分もあるだろう。余程大きな被害が出ても翌日には報道されないという
こともあるわけで。ちょっと報道のあり方を考える必要がある気がする。

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10月9日 要因は?
 新規の新型コロナウイルス感染者は東京都で82人と発表された。今日は土曜日なのだが、土曜日で100人を下回るのは昨年6月末以来であり、この数字は今年
で1日に確認された数としては最も少ないのだという。今回の感染の波では急激に新規の感染者数が減っているのだが、誰もこの要因を特定できていない。
ワクチンの接種が進んだからとか、リスクの高い人への感染が一巡したからとか、色々なことが言われている。人々の行動変容を理由に挙げている人もいる
のだが、実感としてそれほど変わっていない。この辺りの分析をすると今後の対策に繋がってきそうなのだが、どうにも分析が進んでいる気がしない。
テレビに出てくる専門家たちは、次の感染の波が来るから油断してはいけない、ということばかり繰り返している。そんなことは多くの人が覚悟しているから
もっと専門家として相応しいことをして欲しいと思うわけで。

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10月10日 オンライン夏祭り
 昨年開催された「オンライン青森夏まつり」はのべ1万人が参加したということで今年も行われたのだが、今年は「難しさを感じた」と主催者が口を開く
ほどに低調だったようだ。公開された記事では視聴者数は発表されていないが、「昨年の成果を受け、期待値が上がっていたこともあり、落とし穴の深さを
感じた」というコメントもあるようで、かなり酷かったようだ。結局、昨年は物珍しさも手伝って「オンライン◯◯」というのが広まっただけで、結局は
イベントであれば現地に行くこと、会社であっても実際に顔を合わせることが重要だということに気づき始めたのだろう。あれだけ大流行りして、これからは
全部これでいいとさえ言われていたオンライン飲み会もすっかり下火になってしまい、世の居酒屋が再開すると人だかりができるという有様だ。オンライン
会議だけは残りそうな気がするが、ひょっとしたら時間の問題かもしれない。

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