Top雑感2021年5月(11日〜20日)

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5月11日 みどりの窓口
 JR東日本はみどりの窓口の配置を見直す方針を発表した。チケットレス化、モバイル化といったJR東日本が進める乗車スタイルの変革に合わせて行うもので
首都圏の231駅、地方圏の209駅の窓口をそれぞれ70駅程度に減らすというもの。新幹線や特急停車駅など、一定の利用がある駅を中心にバランスを考えて
配置するという。窓口削減の分は話せる指定席券売機の導入で対応するという。まぁ表向きは色々な理由を並べるのだろうけど、実際には人員削減が
目的だろうな。みどりの窓口は並んでいる時は物凄い大行列ができているが、全く人がいない時間帯もあり、何ともバランスが悪いなとは思っていた。
それでも窓口ではないとできない手続きもあったりするので、やはり窓口がある駅というのは便利だった。あの決して使いやすいようには見えない端末を
物凄い勢いで操作する窓口職員は凄いなと見る度に思っていたのだが、これからは見る機会も減っていくのだろう。ま、これも時代の流れの1つだろうか。

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5月12日 デジタル庁
 内閣直属のデジタル庁新設を柱とする法律が可決、成立した。デジタル庁は9月1日に発足。マイナンバー活用拡大、地方自治体の行政システム統一化などに
向けた司令塔とし、行政手続きのオンライン化推進や利便性向上を目指すという。500人規模でスタートし、幹部職員を含めて100人以上を民間から採用する
としている。デジタル化を阻害してきた行政の縦割り打破を図るとしている。昨今の状況で明らかになったのは日本がいかにIT技術で世界に遅れをとっている
のかということ。今日もワクチン接種の予約システムに障害が発生していたようだし。こんな状態でデジタル化推進とか旗を振っても、そのための基盤が
追いついていないのではないだろうか。デジタル庁も仕事の内容を見る限りではデジタルじゃないし・・・。

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5月13日 契約数減少
 日本の公共放送の受信契約数が前年から42万9000件減少したと発表された。2020年度の支払い率も速報値で前年度比-1.8%の81.0%だという。曰く、
新型コロナウイルス感染症で営業活動がやりづらいとのこと。営業活動がやりづらいと契約数が減るのか?という問題はある。何しろ、契約に関しては
一度結んでしまえば自動更新のようなものなので、テレビを捨てて自身で契約破棄の手続きをしないといけないからだ。新規契約数が少ないのは分かるが
契約が減った原因としては苦しいのかな、と。ただ、この数字から分かるのは、テレビを見る人が減ったんだろうなということ。そろそろ公共放送も
苦しいのだろう。そして支払い率が下がるというのは相変わらずなんだろう。これこそ営業活動ができなかったことだと思うのだが、営業活動をしないと
支払ってもらえないという事実を見直すべきではないだろうか。そのあたりの反省は無いんだろうな・・・。

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5月14日 冬の電力危機
 資源エネルギー庁が今年度の電力需給の見通しを発表した。夏は電力がギリギリ確保できる見通しだが、冬はここ数年でもっとも厳しい状況であり、電力の
需要がピークの際、東京エリアでの予備率は-2%と不足している状態だとか。太陽光発電が冬場はそれほど期待できないこと、火力発電所がここ数年で休止や
廃止となったことが原因と考察されているようだ。いつからこうなった?という感じだ。これまでは夏の電力需要を気にしていたのだが、冬に危機が訪れる
とは。今月中に対策をまとめて速やかに実行すると資源エネルギー庁は発表しているのだが、周囲の国から融通してもらうのは難しいし、地面を掘って
出てくるものでもないので、火力発電所を動かす以外に方法があるのだろうか?今、政府が脱炭素を声高に叫んでいるが、結局は火力発電に頼らないと
電力が確保できない現状、どうやっていくのだろうか。下手に火力発電所を閉鎖した結果だとしたら、代替の電力を確保しないまま閉鎖したことを意味して
いるのだけど、そんな無責任なことってある??

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5月15日 ワクチン接種記録
 政府のデジタル改革担当大臣が発表したところによると、マイナンバーカードを保ているとオンラインサイトを通じて新型コロナウイルスワクチンを始め
自分の予防接種記録が見られるようになるそうだ。オンラインサイトのマイナポータルから見られるようにするそうだが、かつて打った色々な予防接種の
データも見られるようにするという。システム開発は既に進んでおり、近く実現できるのだとか。この過去の予防接種データというのをどうやって集めてきて
どうやって入力するのかを考えると頭が痛い。どこかの保険証に紐づいているものならまだ分からないではないが、乳幼児期は役所で紙に記録で残っている
のではないだろうか。それを誰かが入力して・・・とか、なかなか考えられない。保険証にしても親の状況に依存するので簡単に1人の人の履歴を追いかける
というのは簡単ではないはず。これ、本当か?という気がしてならない。

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5月16日 ワクチン接種率
 イギリスのオックスフォード大学の調査によると、16日までに新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回投与された人の割合は、日本では人口の3%に
止まるという。世界平均は9%とされているので、その3分の1だ。日本の接種体制の整備の遅れが目立っており、世界110位前後という、先進国とは思えない
数字を叩き出している。アメリカでは接種完了から2週間でマスクは原則として不要としているし、イギリスでも6月下旬には大半の規制を解除すると見られて
いる状態なのに、日本はというと・・・。医療従事者へのワクチン接種は終わっておらず、むしろその分を高齢者に回しているという話もあり。我々一般人には
いつになったら回ってくるのか、皆目見当がつかない状態だ。どうしてこんなに遅れた?承認が取れるのが遅かったというのは確かかもしれないが、本当に
それだけなのだろうか。今更騒いでも仕方ないので、政府には是非今回のことを記録に残して、次回への糧にして頂きたい。ちょっと情けない・・・。

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5月17日 大規模接種センター
 国が高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン接種の切り札のようにして、東京と大阪に設置した大規模接種センターの、予約受付が今日から始まった。
予想通り予約のためのアクセスが殺到、サーバーダウンこそしなかったものの、大阪で26分で予約枠が埋まったという。東京でも45分で5万件の枠のうち
2万1000件が埋まったそうだ。ただ、このシステム、接種のためのチケットに記載の番号が必要なのだが、そこに適当な番号を入力しても予約できてしまう
というお粗末なものだったようだ。まぁ、この番号そのものが、いわゆるチェックディジットという誤入力防止の数字が仕組みとして組み込まれていなければ
入力時にチェックすることができないので仕方ないだろう。この大規模接種センターそのものが急に決まった感じがあるので仕方ないと言えば仕方ない
わけだけど。ただ、どうにもお粗末な対応の印象がつきまとう。

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5月18日 脳卒中
 世界保健機関、WHOによると、週に55時間以上働く人は、週40時間ほど働く人に比べて、脳卒中リスクが1.35倍に高まるのだそうだ。死者の7割は男性で
地域的には西太平洋地域や東南アジアに住む人が多かったという。2016年には週に55時間以上働いた結果、脳卒中や心筋梗塞などの心疾患で死亡した人が
75万人ほどいるという。WHOはこういう統計を発表している場合か?という気もするが、部署が違うとか何かしらあるのだろう。週55時間というと、
月60時間ということになる。今は色々な会社で労働時間の管理が厳しくなっているので難しいのかもしれないが、それくらいのことをやっていた過去はある。
大学生の頃はもっと酷かった気がする。それでも今まで大病をしていないのは若かったがためだろうか。月60時間というと日本での過労死ラインには
届かないくらいだ。この結果を受けて厚労省がラインを変えてくるかは微妙なところだが、このラインは一律で決められるものでもない気がするわけで。
それがまた、判断を難しくしている。

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5月19日 接種証明
 新型コロナウイルスワクチンの接種済み証明書を国内で発行する方向で政府が検討を始めた。海外で入国に際して接種済み総名所を求める動きがあるためだ
という。ワクチン接種の実務を担う市町村が書面形式で証明書を発行することを想定しているという。今、地方自治体はワクチン接種に向けた事務作業で
国から振り回されて困っている状態の筈だ。そこにさらに事務仕事を増やすのか、と。しかもニュースを見る限り、完全に市町村に丸投げ。政府は書式を作って
くれればいい方で、記載内容を決めるだけが席の山ではないだろうか。ますます事務仕事が大変になるわけで。ちょっとあんまりではないだろうか。ところで
証明書を出すようになった場合、国内でも何かの時に求められるということはないのだろうか。アレルギーなどで打てない人もいるわけで、そういうった人が
不利益を受けなければいいな、と。

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5月20日 今度は沖縄県
 政府は緊急事態宣言を沖縄県にも発令する方針を固めた。明日の基本的対処方針分科会に諮問し、政府対策本部で正式決定となる。発令期間は23日から
6月20日までの1か月となる。これまで出ている9都道府県については今月末に判断のポイントを迎えるが、沖縄県はその後もしばらく続くことになりそうだ。
まぁ今の9都道府県についても今月末で解除できるかは分からないままではあるが。今回の感染の山はいつになったら収束するのだろうか。全く先が読めない
状態で、効果があるのかどうか分からない対策を続けるというのはいかがなものか、と。誰か効果を検証してくれないものだろうか。ちなみに、同時に
政府に要請を出していた岐阜県は適用から見送られたとのこと。この辺りの考え方もイマイチ分からないわけで。最終的には明日の分科会の結果を待たないと
いけないわけだけど、結果を待っている側は気が気ではないだろうな。ところで、オリンピックが全く盛り上がらないのだけど、大丈夫だろうか?

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