Top雑感2021年3月(21日〜31日)

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3月21日 緊急事態宣言終了
 東京、埼玉、千葉、神奈川に出ていた緊急事態宣言が今日一杯で解除となる。最終日の今日は暴風雨となったので人出は少なかったと思われるが、これから
先でどうなるかは分からない。特に気候が良くなってくるタイミングと重なっているので。しかも、最近の新規感染者数は増加傾向が見えているので、この後に
再び大きな山、世間的には第4波とも言われるものが来るかもしれない。この増加傾向で宣言を終了するとは何事だという声もあるのは事実だが、だからって
ここで宣言を止めておかないと、この次に山が来たときに切るカードが無くなるというのが実際のところだろう。今、カードを引っ込めて手元に持って
おかないと、次で打つ手がなくなってしまう、と。何となくそういう政治的な匂いも感じる宣言の解除だなぁ、と。まぁ、解除されたからと言って、我々の
生活は何も変わらないわけだが。

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3月22日 性的ハラスメント
 東京オリンピック、パラリンピックの組織委員会は、会場の入場者に対し、選手らに対する性的ハラスメント目的との疑念を生じさせる写真や映像を記録、
送信、作成することを禁止すると明らかにした。プロスポーツの世界に限らず、高校レベルの競技大会などでも問題になっている話であり、今回はそこに
切り込んだ形だ。ただ、これってどうやって判別するんだ?という問題が。そして、何よりも競技団体そのものが輻輳を規定している場合があるのも事実。
かつて日本の女子バレーで急にユニホームが短くなったことがあったという話もあるし、ビーチバレーなどはかなり厳しく規定していたはずだ。だから
許されるというつもりはないが、競技団体自体がそう仕向けている場合がある、という話だ。中には水泳や陸上のように記録を目指すが故に体のラインが出る
服装になる場合がある。そうなるとターゲットにされるわけで・・・。そうなるとどうしていいのか分からないわけで。取り締まるのは難しいよな・・・。

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3月23日 公示地価
 今年も公示地価が発表されたわけだが、新型コロナウイルス感染症の影響が強く出たようだ。都心の繁華街を中心に地価が急落し、住宅地などを含めた
全用途の全国平均は6年ぶりに下落に転じたという。全国で最も大きな下落率となったのは大阪ミナミの道頓堀の一角だとか。前年は23.8%の上昇だったが
今年は28.0%の下落になったという。訪日外国人客が買い物に押し寄せて飲食店も賑わっていたのだが、訪日客が激減し、飲食店も時短営業で撤退が相次いだ
結果として暴落したようだ。本当に、いつから日本はこんなにも観光立国になってしまったんだ?日本人の需要だけでは維持できない飲食店も出始めて
いるのかもしれない。色々と技術を持っていたはずなのに、賃料の値上げで外国に技術を流出させてしまったため、残ったのが観光だったということ
なのだろうか。IT業界でも遅れているし、どうする日本。

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3月24日 聖火リレー
 そういえばという感じで忘れていたのだが、明日から東京オリンピックに向けた聖火リレーが始まる。約1年ほどどこかで保管されていた聖火が再び日の目を
見るわけだが、1年経っても相変わらず続いているCOVID-19でなかなかにボロボロの状態のようだ。福島県で行われる聖火リレーの出発式は無観客で実施、
さらに第1走者が今日になって体調不良から辞退することを発表した。最初から躓いてのスタートという感じだ。第1走者は誰を代理に立てるのだろうか
とか、ランナーはどうやって気分を盛り上げて走ればいいんだとか、色々と思うところがありそうな聖火リレーになりそうだ。有名人のランナーが続々と
辞退を申し出ているのだが、これで本当にリレーがつながるのだろうか。穴が空いたとしてもそこの部分は車で運ぶとか、そんなことをしそうだけど。
何よりも、本当にオリンピック、パラリンピックを開催するのか?という問題があるわけだが。

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3月25日 無事にスタート
 やはり出発式は無人で行われ、衛星放送らしいが、生中継されたらしい。見ていなかったのでよく分からないが、とりあえずは実施されて、リレーが
スタートしたらしい。夜のニュースではその様子が流れていたので始まったのだろう。ただし、初日からトーチの火が2回消えたとのことだ。1回は
走行中に、もう1回は走者同士で火を受け渡す時だったという。元になる火をランタンに入れて同行させているので、そこから火を移すことで再開できる
わけだが、初日からこれでは先が思いやられる。まぁそのうち火が消えてもニュースにすらならなくなるのだろうけど。さて、いよいよ始まってしまったな
という感じだ。政府としては緊急事態宣言が出されていない状態だが、都道府県によっては微妙に名前を変えながら、同じような宣言を出しているところが
いくつかある。法的拘束力がないのでどれだけの意味があるかは謎だが。そんなところも聖火リレーは開催されるのだろうか。これから先どうなるのか
疑問は尽きない。

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3月26日 啓示か?
 昨日書いたオリンピックの聖火が消える問題だが、かなり想定外のことであったようだ。組織委員会としてはちょっとやそっとの風や雨では火が消えない
ことを目指してトーチを設計したのだそうだ。それがいきなり2回も消えたというのは、大きな想定外であったようだ。さらに今日は、出発式でランタンから
トーチに点火する前にランタンの火が消えるという事態まで。予備のランタンから移すことで事なきを得たようだ。今回は風が吹いていたということで
設計の想定外とかそんな話ではないのだが、こうやって続くと何らかの啓示か?という気になってくる。勿論、全ては単なる偶然で、こちらが勝手に
メッセージ性のあるものとして受け取っているだけという可能性はあるが、ちょっと連続しすぎでは?という気になる。先が思いやられる。

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3月27日 今年の花見
 確か去年の上野公園は、花見のシーズンは立ち入りすら禁止していたと思う。それだけ厳しい措置が取られていた。今年は少し緩められて、宴席禁止であり
桜の木の周辺をネットで囲み、通りは片側一方通行、歩きながら桜を見るような感じで開放しているようだ。まぁ昨年の措置は強すぎたので今年は緩和した
という所なのだろうけど、2年連続で完全に禁止するのは申し訳ないとでも思っての措置だろうか。どうして日本人はこんなにも桜が好きなんだろうかと疑問に
思うことがある。別に花見なんてしなくてもいいじゃないか、と。というか、花見と銘打って、実際には酒を飲んでいるだけじゃないか、と。それが急に
花見禁止になると、一斉に花を見るという行為に移るというのはどういうことなんだろうか・・・。ところで、目下1日の感染者数は増加しているわけだけど。
これからどうなるんだろうか。

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3月28日 ワクチンの種類
 COVID-19に対してのワクチンは現在1社のみが日本で承認されている状態だが、5月頃にはもう2社も承認される見込みである。そうなるとどこの会社の
ワクチンの接種を受けたいのかという問題が発生する。今、政府の方針としては接種会場ごとにワクチンの種類を変えるし、その内訳は公表するので
会場を選ぶことでワクチンを選べるということだ。ところがことはそんなに簡単ではない。現在、医療従事者を中心に接種を行なって健康観察を行なっている
わけだが、それは1社のみの接種であり、残り2社についてはどうしても情報が不足した状態で接種が始まることになる。他にも全社分について日本の人口を
網羅する数量を入手できるわけではないので、接種が後になればなるほど選択の余地がなくなっていくことになる。また、地方によっては複数会場を
抑えることができないために複数社に対応できるかどうかは分からない状態だ。果たしてこれで選べると言っていいのだろうか。ちなみに、高齢者でも
持病があるわけでもない人がいつ接種できるのかは全くアナウンスされていない。

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3月29日 敏感に反応
 最後に残った東京でも緊急事態宣言が解除されて1週間。他の地域は1か月少々経過しているわけだが、ここで感染の「第4波」という言葉をニュースで
見かけるようになった。まだピークには到達していないが、検査陽性者の数が確実に増加しているのだ。点と点で比較してもあまり意味があるとは
思えないのだが、34都府県で増加しているという事実がある。特に大阪が結構な数字を叩き出している状態だ。大阪の場合は緊急事態宣言解除から
1か月経過していることになっているが、なぜかこういう場合には政府も分科会も何も言ってこない。増加傾向を掴んで早めの対策を打つという話
だったと思うのだけど。それにしても宣言解除からこんなにも敏感に数字が動いてくるとは思わなかった。意味がないと言われていた緊急事態宣言も
何かしらの効果があったということなのだろうか。ここで政府がどう動くのか、きっとここが大事な場面だと思うのだけど・・・。

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3月30日 原因はそこじゃない
 最近、政府内で法案に誤字、脱字が多く見つかることが問題になっていた。官僚の人たちも疲れているのかなとか思っていたのだが、ここにきて新しい
対策が出てきた。それがワープロソフトのWordの使用を原則化するというもの。中央省庁でもWordが主流になりつつあるが、一部では一太郎が使われている
という。しかし、Wordとの互換性の問題から、条文のミスの原因とされたり、民間企業とのやり取りで不便があったりしたというのだ。だからWordを
原則化するというのだ。誤字、脱字をワープロソフトのせいにするというのはどういうことなんだ?と。ミスを犯すのは人だし、それを別の人がチェックする
ことでそのミスを減らすことを考えるべきだろう、と。もう互換性やら何やら言うならエディタを使ってテキストファイルでやりとりすればいいのに、とさえ
思う。個人的に、最強のワープロソフトはメモ帳だと思っている。Wordにあれだけ機能があるのに使えていない人がほとんど。だったらメモ帳でいい。
煽りを喰らったジャストシステムは可哀想だ。

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3月31日 蔓延防止等重点措置
 昨年末からのピークを過ぎて再び上昇し始めているCOVID-19の患者数だが、それを受けて大阪府が蔓延防止等重点措置を適用するよう政府に要請した
ようだ。政府としては大阪に加えて宮城、山形、兵庫、沖縄も考えているようだ。つい先日には政府としては前例を作るのが嫌なので消極的という記事が
出ていたと思ったのだが、今回は妙に積極的な内容のニュースが流れていた。これ、先日の法改正でできた制度で、都道府県知事が区域を指定でき、
事業者に時短の要請と命令ができるというもので、命令に違反した場合には過料の罰則がある。ただ、これがどれだけの効果を持つのかが疑問視されている
わけであって。果たして大阪府はこれで感染を抑え込むことができるのだろうか。結局、何をどうしたら感染者数を減らせるのかが見えていないのが問題
のような気がするわけで。今から指定して大型連休には解除できるのかなど、気になる点は数多くある。

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