Top雑感2021年3月(1日〜10日)

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3月1日 宣言解除
 首都圏の1都3県を除いて緊急事態宣言が解除された。街角や飲食店へのインタビューが続々とニュースとして上がってくるのだが、そんな中で関西圏での
人出の数字が出ていた。携帯電話の位置情報などを分析したデータによると、1日午後3時の人出は、1月の緊急事態宣言発令前の1月7日と比べて、大阪の
梅田で14.6%増、難波が12.0%増、京都駅で12.9%増、三ノ宮駅でh8.7%増と関西圏では1割前後の増加が見られたようだ。まぁ点と点で比較しているので
本当に宣言解除の影響なのか、1月から徐々に増えてきて今がこの数字なのか分からないのだが、まぁハッキリ言って、ずっと引きこもっている人はいない
だろうなとは思う。流石の日本人もそんなに素直ではないのだ。慣れとか気の緩みとか色々な表現はされているが、それは1年も経てば慣れるし、罰則のない
自粛生活で1年も経てば気も緩むというものだ。そういえば最近はwithコロナとかafterコロナという言葉を聞かなくなった気がする。こちらもそれどころ
ではなくなったということなのだろうか。

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3月2日 首都圏は?
 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の緊急事態宣言の解除について憶測が飛び交っている。元々は3月7日が期限だが、状況によっては早めの解除や延期も
あり得る。宣言が発出された頃は、1日の新規陽性者数が500人という話もあったが、今はそれを下回っている状態。それでも都県の知事は解除には否定的だ。
延長もあり得るかという話だが、総理大臣が最終的には自分が判断すると言っている。一方では地元の知事の意見を踏まえて・・・なんて意見も聞こえるので
結局どうなるのかが分からないままだ。勿論、解除するならするでいいのだけど、またしても直前に発表されても困る人たちがいるわけで。今となっては
当初の数値目標は無きものにされているのが残念なのだけど、できれば納得のいく形で決着をつけて欲しいな、と。よく分からずダラダラと延長されても
困るわけだし。

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3月3日 鉄道の影響
 昨夜からの強風で線路沿いの工事現場から足場が倒れ、東京都心に向かう鉄道の架線に接触、朝から昼過ぎまで運休となる事態が起こった。通勤、通学に
影響したこともあり、17万人に影響が出たというニュースが流れていた。それでも都会なので振替輸送を使って他の私鉄等を乗り継げばどうにか目的地まで
行けてしまうというのが凄いなと思いながら見ていた。田舎育ちとしては鉄道はJR一本だし、それが止まると移動手段がなくなってしまう。仮にそうで
あったとしても車社会というのもあって17万人に至るほどの影響は出ないだろうと思うわけで。都会は凄いなと。と同時に、それだけ遠くから鉄道で通勤、
通学している人がいるということを意味しているのであって、いかに東京という都市の機能が遠くからも人を多く集めて成り立っているかを示している
ということだろう。果たしてそれが都市として健全なのかについては疑問が残るわけで。あまり健全とは言えない気がするのだけど・・・。

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3月4日 二重マスク
 最近、国会議員などがマスクを二枚重ねてつけているのを見かける。不織布マスクの外側にウレタン製のマスクをつけているのだ。不織布のマスクを外から
押さえつけることで飛沫の飛散を防げるとでもいうのだろうか?と思っていた。偶然にも今日、街中でも同じような人を見かけた。他にもいるんだなと
感心したわけだが、2枚重ねることがどれだけの効果があるのか、シミュレーションした結果が公表された。使われたのは日本のスパコンである富岳だ。
不織布マスクを鼻のワイヤを曲げて正しくつけると85%の飛沫が捕集されるのに対し、2枚重ねでは89%と4%ほどしか変わらなかったという。つまり、
2枚重ねることよりも、正しく着けることの方が重要ということだろう。2枚重ねているのを見て「何なの?」と思っていたのでスッキリした。よく分からない
気を使ってますアピールはもう要らない・・・。

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3月5日 140人
 結局、首都圏の緊急事態宣言はあと2週間延長されることとなった。同時に東京都知事が緊急事態宣言について、新規感染者の7日間平均が140認定度、
入院患者数が1000認定度になった場合に解除の要請を検討していると発表した。ここのところ1日の新規感染者数は300人程度で推移しているんだよなぁと
思いながら、ずっと数字をプロットしている身として確認してみると、7日移動平均が140人というのは7月9日まで遡る数字であった。そこから半年以上
到達できていない数値目標を緊急事態宣言の解除の要請に設定しているというのだ。まぁどういう設定をしても個人の自由だとは思うが、あまりにも長引くと
緊急事態って何だっけ?ということにならないかという気がするのだ。天気予報の注意報と警報のような感じだ。気象庁が発表する注意報、警報は結構意味が
重いのだけど、そこまでの重要性で解釈している人はほとんどいない、ということなわけで。あまり長引かせるのもなぁ・・・という気がする。

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3月6日 10年
 最近、テレビの特集やらネットの記事やらでやたらと東日本大震災を見かける。今度の3月11日で東日本大震災から10年になるからだ。振り返るのに
ちょうどいいタイミングなのだろう。被災地の様子は全くテレビで取り上げられないので、どれだけ復旧、復興したのかは分からないのだが、10年や
そこらで復興できるほど甘い話ではないだろうとは思っている。で、気になるのが、ここのところニュージーランド近海で大地震が相次いでいることだ。
10年前の時もそうだったのだが、それ以外の時にもニュージーランドで大地震が起きると少し間をあけて日本でも大きな地震が起きることがある。
ここの相関がどれくらいの確率なのかは分からないのだが、何度か起こっているのは事実としてある。何とも気持ち悪いなぁと思ってここからしばらくを
過ごすことになりそうだ。こういう話は何も起こらなければ記憶に残らずに終わるので、感覚的に高確率に思ってしまうのだけど、果たして実際は
どうなのだろうか・・・。

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3月7日 8割が評価
 東京、埼玉、千葉、神奈川で緊急事態宣言が2週間延長されたことについて、78%の人が評価すると回答したという世論調査の結果が出てきた。まぁ調査の
対象がどうなっているのかとか、新聞社の意向が強く出るだろうから何とも言えないのだが、本当か?という疑問が拭えない。そもそも、感染者の減少が
鈍化したことが延長の理由なのだが、それは今の措置の限界を示していると考えるのが妥当なような気がするのだ。だから減少が鈍化しているのだ、と。
つまり、同じ措置を続けても限界に到達しているのだからこれ以上は下がらないのではないか、という話だ。にも関わらず、同じことを続けて下がるのか、
その策を評価するというのはちょっと・・・と思ってしまう。まぁ私が曲がりなりにも科学の世界に身を置いているからかもしれないが、ちょっと・・・。
これで感染者数が下がらずに2週間後に解除という流れになったらいよいよ末期だな、と。

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3月8日 親指シフトキーボード
 かつて日本語入力で主流を占めていた親指シフトのキーボードが今年1月末に販売終了していた。いわゆる日本語ワープロの世界で広まり40年ほどにわたり
使われてきたのだが流石に限界を迎えたようだ。いわゆるかな入力なのだが、左右のシフトキーをうまく使うことで覚えないといけないキー配置を減らした
入力方法だ。確かにかな入力はローマ字入力に比べて打鍵数が少ないので入力が早いとも言われているのだが・・・。本当に日本語しか打たないので
あればかな入力でいいのかもしれないが、今やアルファベットを入力することもあるだろう。そうなると日本語に加えてアルファベットの配列も覚える必要が
出てきてしまい、効率が悪くなるのが廃れた理由ではないだろうか。日本語からローマ字に変換する手間があるとか言われているが、そんなのは大した
労力でもなく覚えられるし、そのまま英語も打てるとなればローマ字入力が普及するのも納得できるわけで。ま、これも時代の流れというものだろう。

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3月9日 聖火リレー
 東京オリンピック、パラリンピックの聖火リレーは今月25日に開始の予定だ。そんな状況なのに、著名人ランナーの参加辞退が相次いでいるという。
元々600人ほどを予定していたが、走行ルートを確定できた走者に連絡したのが2月25日。東京など後半に予定されている約100人に至ってはまだルートが
確定していないという。そんな状況からか、スケジュールの都合ということで参加の辞退が相次いでいるというのだ。その空白になった部分をどうやって
埋めるのかは分からないが、とにかくバタバタな状態だ。この聖火ランナーの募集の時点で、芸能人ランナーとスポンサー枠が多く、一般公募の枠が
極めて少ないということで話題になっていた。今こそ、その時の一般公募で落選した人たちの復活をと言いたいところだが、もうそんなデータは捨てて
しまっているかもしれないわけで。1年延期されたのに、こんなにも準備不足で大丈夫なんだろうかと思ってしまう。

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3月10日 外国人受け入れは?
 最近は東日本大震災から10年、コロナウイルス感染症、東京オリンピック・パラリンピックでニュースが持ちきりなのだが、今日、オリンピックについて
新しい情報が出てきた。日本政府はオリンピック、パラリンピックについて、海外からの一般観客の受け入れを断念する方針を固めたという。最終的には
主催者であるIOC、IPC、東京都、大会組織委員会で判断されることだという含みを持たせたが、政府としては受け入れないということのようだ。ただし、
スポンサー関連の招待客の入国をIOCが求めているのに対し、スポンサーも大会関係者だという微妙な表現をしているようだ。さぁこれから主催者側が
どういう判断をするかではあるが、何を言っても日本政府がビザを発行しなければ入国できないわけで、結局はお上の意向が通るのではないだろうか。
そうなると、海外の一般人が購入した分のチケットはどうなるの?という問題が・・・。どうするにも大変な大会だ。

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