Top雑感2021年6月(21日〜30日)

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6月21日 新500円玉
 今の500円玉になって何年経っただろうかと思ったら、発行されたのは2000年からであるそうだ。もう21年にもなる500円玉だが、今年の11月には新しい
デザインのものが発行されるという。それに向けて造幣局で打ち初め式が行われたという。次のデザインは偽造対策として2色の構造としている。当初は
今年の4月〜9月の発行を目指していたが、COVID-19の影響でATMなどの回数に時間がかかったために延期したのだという。どういうわけか最高額の
硬貨だけが偽造防止で進化してく。一方で1円玉や100円玉などは私が子供の頃から変わっていない。5円玉のように筆文字からゴシック体に変わったという
マイナーチェンジがかつては行われたりしたようだが、今の他の硬貨はしばらく手がつけられていないのではないだろうか。偽造しても割りに合わない
ということなのだろうけど、この扱いの差はちょっと可哀想でさえある。

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6月22日 過労死ライン
 厚労省が20年ぶりに過労死ラインの見直しを検討する。現愛は月平均で80時間を超える場合とされているが、休日のない連続勤務や、次の勤務までの
時間が短いなど、労働時間以外の負荷が認められる場合には、業務と発症の関連性が強いとして、これを踏まえた労災判断をすべきという案が、検討会で
示されたという。来月にも提言をまとめる予定だとか。働き方の多様化というわけではないのだろうけど、単純に残業時間だけでは計れなくなってきている
ということなのだろう。実際にはさらに上司と反りが合わないとか、大量の仕事を抱えているプレッシャーとか、色々な事情が重なっているのだとは思う。
そもそも、日本は何故こんなにも残業が常態化しているのか、という方が解決すべき問題のような気がする。

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6月23日 今度はメアド
 携帯電話の会社乗り換えの際に番号をそのままで動けるという制度が始まって何年経つだろうか。今度はそれにメールアドレスも加えるという方針を政府が
打ち出してきた。今は電話番号はそのままでもメールアドレスは乗り換え後のドメインになるし、アドレスとして既に使われていれば、@より前の部分も
変わることになっていた。それがメールアドレスもそのままになるというので、傍から見ている分にはキャリアが変わったのかどうかが分からない状態に
なりそうだ。このシステムを年内に実現すると息巻いているようだが、今これを頑張らなくてもいいだろう、と。ここまでくると単なる人気取りの政策
のように思えてくる。面倒なので乗り換える予定はないのだけど、ここまでくると、携帯電話のキャリアの持つ意味について考えてしまう。1社にする
わけにもいかないだろうし・・・。それはそれで困るんだな。

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6月24日 売れないグッズ
 オリンピック、パラリンピック関連グッズの売り上げが悲惨なことになっているらしい。確かに街中で使っている人を見ないのでそんなもんなのだろう。
世論的にもオリンピックの中止を求める声が増えているので、下手に関連商品も使えないだろうし。メーカーによると小売価格の5〜7%をロイヤルティとして
組織委員会に支払う仕組みだという。しかも、売上ではなく、製造数に応じたものだとか。さらに小売価格の2%を販売促進支援のための経費として支払う
のだとか。こんな状態で、開幕1ヶ月前だというのに世間が盛り上がらないのでは売れないだろうことは容易に想像できるわけで。しかも、大会期間が
終わってしまえば売るのは難しくなるし、店頭に並べるにしても投げ売りのような価格だろう。契約時点ではこんな状況は見通せなかっただろうから
仕方ないと言えば仕方ないのだけど、ちょっと可哀想だな、と。

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6月25日 デルタプラス
 長いこと悩まされているCOVID-19だが、相手はウイルスなのでどんどん変異が進んでいく。始めのうちは最初に発見された土地の名前を冠してイギリス株、
ブラジル株、インド株などと呼ばれていたのだが、その土地のイメージが悪くなるということでギリシア文字を使うことになった。アルファ株、ベータ株と
いった感じだ。順に名前がついていくのかなと思っていたのだが、そうでもなかった。デルタ株にさらに変異が入ったものがデルタプラス株と呼ばれている
のだ。そんな連続して変異が入るなんていくらでも出てくるはずなので、デルタプラスプラスとか、2つ目の変異だけが入ったデルタマイナスプラス株とか
出てくるんじゃないか?と思うと頭が痛い。この命名方法は失敗じゃないかと思っていたりする。文字数にも限界があるし・・・。

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6月26日 今更決める
 日本政府が東京オリンピック、パラリンピックを開催する方針でいることはよく理解できた。そこまではいいのだが、いざ開催するとなった時に異常に杜撰
なのが気になるところなのだ。先日、ウガンダからの選手団の中に検査の陽性者がいて、検疫で見つかったのだが、当人を除いてはバスでホストタウンに
移動している。その後に保健所などで濃厚接触者の判定を行うという。その方針を今日になって変更し、濃厚接触の疑いのある人を空港で特定する方針に
改めるという。水際対策というのはそういう物じゃないのか?とは思うが、どうやら日本が行っていたものは違うようだ。問題はこの先。疑いのある人を
特定したその後の対応が決まっていないのだ。滞在予定の自治体に移動させるのか、組織委員会が指定した宿泊施設で経過観察するのか。こんな議論を
しているということは、宿泊施設を確保しているわけではないので、実質前者しか取れないような気もするが。杜撰・・・。

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6月27日 日曜日
 東京で緊急事態宣言が解除されて初めての日曜日となった。都内では多くの人たちが街に出ていたようで、原宿の竹下通りや渋谷センター街なども
一気に増えたようだ。インタビューを見ると「思った以上に人が多くて驚いた」という声が出てくるのだが、本人もその1人であり、驚いたのであれば帰宅
という選択肢もあるのだが、それは選ばないわけで。そもそも、緊急事態宣言が解除されたのだから、人出が増えるのは当然予想されるべきことであり、
今更ニュースになるほどのことではない筈なのだが・・・。ニュースというのは大体こんなもんで、人が減ると閑散としていて店の商売が成り立たないと
報道をし、人が増えると人が増えて感染拡大が心配という報道をするのだ。結局どっちなんだ、と。可能であれば事実だけを伝えて、そこから考えられる
ことはコメントしないでいて貰いたいわけで。さて、東京の感染者数はこれからどうなるだろうか。

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6月28日 1週間前との比較
 新型コロナウイルスの新規感染者数で、1週間前の同じ曜日の数と比較を始めたのは今年に入ってからだったと思う。COVID-19が流行してからずっと
使われている指標ではない。果たしてこの比較が正しいのかという点に疑問がある。日々の単純な数値で一喜一憂すべきではないのは何となく分かる。そんな
単純な話ではない。それだけに7日間移動平均などが使われていたのだ。この1週間前の数字との比較は前回の流行のピークを過ぎた頃に出てきたもので
現在の感染者数が減少傾向にあることを見せるには都合のいい数字だったのだ。私には点と点の比較に見えるので意味があるのかどうか分からないのだが。
それが今は裏目に出ている。増加傾向にあるので同じように比較した場合に「先週より増加」ということを言い続けないといけなくなったのだ。
結果、増加していることを強く印象付ける結果に。それにしても、結局何で比較するのがいいんだ?

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6月29日 ウィンブルドン
 テニスのウィンブルドン選手権が始まった。昨日の夜からテレビで放送されるようになっていた。それをみていて思ったのだが、観客がマスクをしていない
のだ。審判やラインズマン、ボールパーソンも勿論だ。入場者の制限をしているという話ではあったが、観客は想像以上に入っていた。元々、テニスは
歓声をあげて見るようなスポーツではないので、まぁ大丈夫かなとは思うのだが、日本ではまだまだできない姿だ。あれがワクチン接種が進んだ国か、と。
イギリスでは新しい変異株で感染者数が再び増えているという報道もあるのだが、色々と規制を緩めていく方向に舵を切っているらしい。いつまでも
規制ばかりしていてもダメだということなのだろう。日本ではまだまだ緩める気配はなくて・・・。どうしてこんなに差が出た?

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6月30日 教員の負担
 文科省が教職課程で、小中高校の教員免許を取得する際に、情報通信技術を活用した教育に関する科目について、1単位以上の取得を求める方向に動いて
いるようだ。パブリックコメントを始めており、7月に関係省令の改正、来年4月に入学する学生から適用する方針だという。小中学校で児童、生徒に
1人1台のタブレット配布が進んでいる中で、端末を効果的に使った各教科の指導やデジタル教材の作成、遠隔教育の実施方法などを身につけるという。
学校の先生の負担が増える一方だな、という気がする。COVID-19で、リモート授業でバタバタした反省でも含まれているのだろうか。まぁこれからの
時代、必要になってくることだとは思うのだが、学校の先生全員というよりは、学校に1人か2人いれば十分な気がするし、そもそも狙った内容のことを
大学の先生が教えられるのか?という疑問が。大学だって同じ理由でバタバタしたはずで、まだ誰も正解を見つけられていないはずだ。文科省が焦る気持ちも
分かるが、ちょっと勇み足では?と思う。

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