Top雑感2021年12月(1日〜10日)

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12月1日 新語・流行語大賞
 恒例の新語・流行語大賞の年間大賞が発表された。今年は「リアル二刀流/ショータイム」だそうだ。現在はロサンゼルス・エンゼルスで活躍する日本人
メジャーリーガーが投打の活躍をしており、リアル二刀流となったようだ。実際1つの試合で指名打者、先発として出場したようだし、年間ではホームラン
46本、投手として9勝をあげている。その他のトップ10は「うっせぇわ」「親ガチャ」「ゴン攻め/ビッタビタ」「ジェンダー平等」「人流」「スギムラ
イジング」「Z世代」「ぼったくり男爵」「黙食」が入ったようだ。来年まで残っていそうな言葉はジェンダー平等と頑張って親ガチャだろうか。どれも
これも今年の中でも一過性の言葉だらけだ。人流とかは残るかもしれないが、コロナが落ち着けば消える言葉だろうし。もう流行語なんてそんな期間しか
持たないものなのかもしれない。

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12月2日 新ワクチン
 新型コロナウイルスのオミクロン株に対しての新しいワクチンをアメリカの製薬会社が既に作り始めていると発表した。現在のワクチンを提供している最大手
ではあるのだが、さすがに早いなという感じだ。曰く、先週末から研究所でワクチンの開発を始めており、必要なら100日後には使えるように進めている
という。3月中には当局にデータを提出し、3月下旬には供給を開始できるという。このスピードで開発できるのは凄まじい。今、提供されているワクチンも
-78 ℃を維持して輸送しないといけないなどの厳しいものなのだが、同じようなことになるのだろうか。それはそれでどうかと思うのだが・・・。せめて
もっと輸送が楽になるように開発してほしいな、と。それにしても、新しい変異株が出るたびにワクチンを開発して接種を続けるのだろうか。

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12月3日 放送法とは
 NHKが映らないようにフィルタを設置したテレビを購入した人は、NHKと受信契約を結ぶ義務はあるのか?という問題に決着がついた。最高裁までもつれ
込んだこの裁判、最終的には契約の必要があるという結論になった。一審は契約の必要なし、二審は契約の必要ありという結論になり、最高裁では上告を
退ける決定をしたというものだ。これをどう捉えるかは結構難しい問題ような気がする。アンテナでは受信しており、フィルタを外せば再び受信できる
のだから、契約の義務があるという解釈なのだろうか。放送法の条文では公共放送を見れるかどうかには言及していないのだ。受信できるという文言
なので、NHKを受信できないアンテナを開発しない限りは契約の義務がある・・・とも解釈できるわけで。考えさせられるものがあるな。

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12月4日 徐々に元に?
 毎月恒例の献血の旅に出ている。今月は飛行機で移動するような場所だったわけだが、朝の空港でも、移動した先の場所でも修学旅行の団体と思われる
集団に遭遇している。しかも黙々と列を作っているのではなく、以前ほどの声量ではないものの、ポツポツと話す人がいるような状態で、だ。元来、
静かな環境を好む私としては騒がしくなって嫌なのだが、それでも少しずつ世間は元に戻ろうとしているのかなと思うと、多少は許してやろうかという
気になってくる。勿論、だからと言って騒ぐことを全面的に許容するわけではないが。今になって急にわだいになっているオミクロン株がこれからどういう
動きを見せるのかは分からないが、束の間の自由であれば謳歌するのも仕方ないかもしれない。ただ、静かにしていて欲しいとは思う。

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12月5日 移動時間
 献血を終えて一休みして、空港に向かい、事前に予約の取れていた比較的遅い時間帯の飛行機で首都圏に戻り、そこから公共交通機関で自宅まで帰宅。
こうなると家に着く時間が想像以上に遅い時間になることがある。飛行機での移動で安い便を取ろうとすること、献血後の時間に余裕を持とうとする
ことで遅い時間に設定してしまうのが原因ではあるのだけど、こうなると寝ている間に移動できないかな?ということを本気で思ってしまう。夜行バス
なんかがそれにあたるわけで、時間を有効に使えるという意味がよく分かる。もっと体力的に優しい方法で夜中に移動できないものだろうか。寝台特急
とかがそれに該当したのだろうけど、ほとんど残っていないし、そもそも列車の高速化で需要が減少したのだろうし。何とか上手い移動手段はない
ものだろうか・・・。

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12月6日 漬物製造業
 秋田の郷土漬物であるいぶりがっこが存続のピンチに陥っている。政府が漬物製造業について営業許可が必要な業種に追加し、国際基準に沿った衛生管理を
義務付け、専用の製造場所を設けるように規定したという。全国で浅漬けなどの食中毒が相次いだためだという。いぶりがっこは雪深い地域での保存食
だったために、零細の高齢農家が作っているパターンが多く、基準に沿った衛生管理をするために改修となると100万円単位での費用がかかるという。
経過措置が3年間あるが、その顎は廃業を決めている生産者もいるとか。秋田県出身者としては、なぜいぶりがっこがこんなにも全国で人気なのかが
分からないのだけど、不思議な知名度がある。それにしても、浅漬けと違って通常の漬物は保存食だけにそう簡単には食中毒が出ないはずだ。食中毒が出た
というのは縁日で見かけるきゅうりの一本漬けではないだろうか。その騒動に巻き込まれるというのも可哀想な話だなとは思う。とは言え、全国的な
人気が出ている今の方が異常とも考えられるわけで・・・。

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12月7日 大学入試共通テスト
 来年1月15日、16日に行われる大学入学共通テストについて、確定出願者数が前回から4878人減って53万367人であったと発表された。来春に高校などを
卒業見込みの現役性のうち、共通テストに出願した割合は45.1%で大学入試センター試験を通じて過去最高なのだそうだ。出願者の内訳として現役生と
既卒者の数も出ているのだが、どちらも前回より減っているし、既卒者は過去最少になっているのだそうだ。この状態をどう考えたらいいものやら。子供の
数は減ってきているので、自然と現役生も既卒者も受験者数は減っていくだろうけど、既卒者が過去最少となるにはちょっと早いかなという気がする。
結局のところ、今回のコロナ禍で浪人生を賄うだけの経済的余裕のある家庭が減ったということを暗に示していないだろうか。昨年の入試で例年にないほど
大量の合格者が出たというわけでもなければ、既卒者が最少になる理由というのが考えにくいのだ。そういえばこの共通テストもゴタゴタがあったよなぁ
と懐かしく思う。

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12月8日 GoToトラベル
 観光庁が年明けにも再開を予定しているGoToトラベルだが、春休み期間中を割引対象外とする方針を示した。3月下旬から4月上旬を除外することを想定
しており、具体的な日付は今後の調整だそうだ。春休みは割引がなくとも旅行需要が見込めるとのことだ。なお、再開の時期については感染状況を鑑みて
とのことだが、最近の新しい変異株であるオミクロン株がどう動くかが読みづらいところだ。まぁ旅行需要があるのは分かるのだが、その時期しか旅行
できない人も多くいるだろうに・・・。特に最も税金を納めている現役世代はそうなのではないだろうか。その人たちが一番恩恵を受けづらいというのは
可哀想な気がする。一番需要がありそうな時に支援をするわけではないというのも微妙な気がする。結局は他の時期に需要がスライドするだけのような
気がしないわけでもない。ま、いずれにしても私は使わないと思うが。

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12月9日 オンライン講習
 ゴールド免許であれば更新時の講習をオンラインで実施できるようにする。2022年2月1日から、全国で4つの道府県で試験的に導入するそうだ。講習は
専用のWebサイトにアクセスし、マイナンバーカードで本人確認、講習動画を視聴すれば完了となるという。ただし、免許証の交付は免許更新センター
など、オフラインで行われ、現地に行って書類の記入や写真撮影、更新手数料の納付などが必要だという。これを一歩前進と捉えていいのか、意味のない
改革と捉えていいのかで悩むところだ。免許証の更新は行方不明者や犯罪者を捕捉する役割を担っているとも言われているので、そう簡単にオンラインに
するつもりはないんだろうけど、それにしてもお粗末すぎないだろうか。結局、現地に行って、交付を待つ時間が発生するのであれば、別にそこで
講習を受ければいいわけで。マイナンバーカード普及の手助けにもならない気がする。私はセンターに行くな・・・。

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12月9日 5%
 COVID-19のワクチン接種記録システムに登録された個人の接種歴約1億件のうち、約500万件は内容に誤りがあるか誤っている恐れがあることが明らかに
なった。1回目の接種記録の欠落などがあり、修正されない場合は20日以降に発行の電子接種証明書に反映されるという。システム運営を手掛けたデジタル庁は
鳴り物入りで始まったがいきなりつまずいた感じだ。接種歴を管理する全国の市区町村に修正するように要請しているという。確かシステムへの入力は
バーコードの読み込みだったと思うが、何故それでデータが飛ぶのかが分からない。5%もデータが誤っているというのは何が起こっているのだろうか。
しかも修正は市区町村任せというのがなんとも。以前の感染者との接触歴を通知するcocoaも酷かったが、全く変わっていない。日本のデジタルは
世界から見ると周回遅れとも言われているが、改めて思い知らされた。まぁ政府に期待するのが間違っているのかもしれないが。

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