Top雑感2020年10月(21日〜31日)

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10月21日 スポーツ観戦意識調査
 産業能率大学スポーツマネジメント研究所が行ったアンケートだ。コロナウイルス感染症が流行した結果、プロスポーツの実施や観戦について、「自粛で
行われない日々はつまらなかった」という人が74.0%と、さもありなんという数字を叩き出している。同じアンケートの中で、東京オリンピック、パラリン
ピックについて、「現実問題として、来年の開催も難しいと思う」という回答が84.8%を占めたという。ここのところ、IOCの動きを始めとして、東京
オリンピック、パラリンピックの話は聞かないなと思っていた。日本での感染者数がある程度落ち着いたからだろうか。世界では第2波とでもいうべき
大量の感染者が出てきている。日本国内だけの選手であればできなくはないだろうが、世界中から選手と観客が集まるというのはなかなか恐ろしい
状態だ。一般の人がこれだけ注目して見ているというのに、来年の開催が決定した後は全く話題にならない。本当に開催する気なのだろうか。
一般人にアンケートをとってこの数字だ。専門家がわかっていないわけはないのだ。そろそろ何らかの発表をすべきではないだろうか。

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10月22日 回答率
 総務省から国勢調査の回答率が発表された。災害などで回答期限を延長している153市町村以外では20日に回答を締め切ったので数字が出てきたという
話だ。その回答率は概算で81.3%とのこと。ただし、分母は前回の国勢調査の世帯数を使っているので、本当の回答率というのは分からない。回答期限が
延長されている地域のことも考えると、確定値は2021年11月以降になる見込みだという。それにしても81.3%という回答率は低くないか?そんな数字で
いいのか?という気がする。前回の回答率は71.0%だったというから、そこからは改善しているのだけど、国内の全数調査と呼ぶにしてはお粗末な結果
ではないだろうか。ここでもマイナンバーを使えとか、そういうことは言わないのだが、もっと何か手があってもいいんじゃないか?という気はする。
むしろこの数字しか出ないのに、続ける意義があるのか、と。そろそろ見直す時期か?

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10月23日 討論会
 アメリカ大統領選の討論会が日本時間の今日行われた。以前にもネタにした通り、前回の討論会では相手の発言を遮ってばかりいたので、各テーマの冒頭
2分間は発言者側ではない方のマイクを消音するルールが設けられた。仕事をしているので実際に見たわけではないのだが、ニュースなどをみる限りでは
今回は落ち着いて政策論争がなされたようで、討論会という名にふさわしい形になったようだ。まぁ、大人なんだからそれくらいのことはできるよね、
という気はするのだが。アメリカの大統領を志すような人は、我が強くないといけないとか、そういうことなのだろうかとか思ってしまう。それにしても
現職が74歳、対立候補が77歳というから、残念極まりない。もっと若い人が政治の舵取りをするような時代にはならないのだろうか。日本の政治家でも
同じことが言えるのだけど。年寄りが偉いという風潮はなんとかしたほうがいい気がする。

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10月24日 正月休みの延長?
 日本国内もイマイチ感染の拡大を抑えきれない状況を鑑みて、政府の分科会が正月休みを延長することを提言した。具体的には来年の1月3日は日曜日で
あるため、1月4日が仕事始めとする企業が多いと考えられるのだが、11日の成人の日まで休暇期間を延長し、休暇を分散して取得する方法を企業に求める
ことを提言しているのだ。帰省や旅行、初詣などによる人出の増加を分散させることを狙っているという。10月も下旬に迫ろうかというこの時期に、そんな
ことを言われても、というのが企業側の意見だろうし、サービス業や運輸、製造業など、休もうにも休めない業種だってある。企業だって、そう簡単に
休みを増やすことを了承しないのではないか、という気がする。休日を増やすということはそれだけ企業活動が止まる期間が生じることを意味するわけで。
休日を分散させる場合には、元日は働いて他の日は休むということになり、休日手当などをどうするかなども考えないといけない。難しい判断を企業に
残り短い期間で迫ることになる。なんか勝手なことを言っているな、という印象はどうしても拭えない。

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10月25日 クリスマス
 すっかり忘れていたが、クリスマスまではあと2か月だ。COVID-19の影響で様々なイベントが中止されている中で、フィンランドにいるサンタクロースが
今年のクリスマスを中止することはないと発表したそうだ。フィンランドなのに英語で発表していたのが印相的だった。サンタクロース曰く、Christmas
will not be canceled.なのだそうだ。そっか、受動態なんだとか、余計なことを思ってしまった。さて、この新型コロナウイルス感染症。その名前が
示すように、2019年末に見つかったものだ。そこから丸1年、世界中を騒がせており、いまだに終息する気配を見せていない。最近の感染症でこれだけ
大規模に流行して、かつ影響が長引いたものは無いのではないか、とさえ思ってしまう。100年前のスペイン風邪以来だろうか。そろそろなんとか
ならないものだろうか。

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10月26日 投票まで1週間
 大阪都構想をめぐる住民投票まで1週間を切った。この世論調査が実に拮抗している。先月の調査では賛成48%、反対34%と賛成が優位となっていたのだが、
今日発表された世論調査では賛成44%、反対41%と差が小さくなっている。投票日は今度の日曜日であり、普通に考えれば当日中に開票結果が出るはずだ。
全く関係ないのだが、Webサイトやニュースサイトで情報を集めてみるのだが、特別区再編した場合も、しなかった場合もメリットにしか触れていないので
よく分からないのだ。どちらの陣営も自分たちに都合の良い情報しか載せていないのだからそんなものだろう。こういう時に中立の立場から議論してくれる
第三者機関というものは存在しないのだろうか。結局、その人の主張に合わせて情報にフィルタがかかって紹介されてしまうのだろうか。難しい話だ。
最終的にどうなるか、楽しみではある。

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10月27日 所詮は動物
 兵庫県で行方不明者の捜索中に警察犬が逃走するということが起こった。山中での捜索中に、鑑識課員が持っていた5 mのリードを振り切って失踪した
というものだ。25日午後1時半頃に失踪したのだが、今日の9時40分頃に木にリードが絡まって動けなくなっているところを発見したという。唸っていた
ので餌を与えて落ち着かせたとのこと。こういう事件を見ると、訓練された警察犬でさえもこんな風になるのだから、その辺の家庭で飼っている犬とも
なると、ますます突発的に何をするか分からないなという気になる。「うちの犬は賢いから」とかいうのは全く信用できなくなってしまう。時々リードを
付けずに散歩をしている犬とか本当に信じられない。リードは周りの人を安心させるためのものという話を聞いたことがあるが、リードを付けていても
距離をとってしまうわけで。いくら飼い主が賢いと信じていたり、訓練されていると言っても、所詮犬は動物。何を考えているかはヒトには分からない
のだということを再認識させられた。

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10月28日 次世代新幹線
 東北新幹線の次世代車両、ALFA-Xが報道機関向けに公開された。試験では400 km/hに到達したことがあるというが、今回の報道機関向けでは380 km/h
まで速度を上げたようだ。実際には360 km/hでの営業を目標にしているという。最終的な目標は東京-札幌間を4時間半だとか。越えるべき壁は色々と
あるらしいが、とりあえずは車両の速度を上げている状態のようだ。この東北新幹線の新型車両というのは、結構前から話題になっていて、かつては
空気抵抗で非常ブレーキを実現するFASTECH360、通称ネコミミ新幹線があったのだが、どうやら今のALFA-Xにはその装備は無いらしい。発表された当時は
大きな話題になり、プラレールすら発売されたというのに、あっさり捨ててしまったJR東日本の決断が残念でならない。ところで、そこまでやって採算は
取れるのだろうか。東京-札幌だとどうしても飛行機を選びそうなのだけど・・・。

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10月29日 台風の記録
 昨年末あたりから何かと台風の話題には事欠かないのだが、11月に入りそうな今になっても出てきた。今年、日本列島に上陸した台風の数がゼロになりそう
という話だ。元々、今年は発生数が少なかった。1号が発生したのが5月で、7月は観測史上初めて発生数がゼロに。結果、例年と比べて4〜5個少ないという。
そして色々な偶然が重なって、今年は日本列島への上陸がゼロになりそうだという。平成20年以来だというから、10年以上経過している。というか、その頃に
あったのか、という感じではある。1号の発生が遅かったり、7月にゼロだった分の揺り戻しが来るのではないかと、多くの人が予想していたのだが、
その通りにはならずに、低調なままで1年を終えそうだ。まぁ変な自然災害が起こるよりはいいのだけど、気持ち悪いと言えば気持ち悪い。今年はこのまま
だろうけど、来年にその揺り戻しが・・・とか考えると、結構恐ろしい。

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10月30日 地中海で地震
 日本時間の今日の夜、地中海で大きな地震があった。震源地はギリシアのドデカネス諸島で、マグニチュード7.0だという。メルカリ震度VII程度の揺れが
あったとのことで、単純な比較はできないものの、日本の気象庁震度では5弱から5強に相当するという。あのあたりは一応アルプスヒマラヤ造山帯に含まれる
ので、大きな地殻変動があってもおかしくはないのだが、日本付近と違ってあまり自信がないのだ。そこでマグニチュード7というのはなかなかの数字に
なっている気がする。日本で震度5強だと、東日本大震災以降では「まぁそんなもんかな」という揺れになりつつあるのだが、実際には結構な揺れだ。しかも
決して耐震性の高い建物が多い地域ではないので、被害は大きいのだろう。考えたくもないが。実際のニュース映像を見ていないので何とも言えないが
被害が小さいことを願う。そして、海外の地震のニュースとその被害を見る度に、日本の異常なまでの地震への慣れに驚かされる。

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10月31日 ハロウィン
 仕事やらなにやらで全く忘れていたのだが、今日がハロウィンの当日。日本人にとっては関係ない日だったはずなのだが、仮装して大騒ぎする日という
認識が広がりつつあり、渋谷の駅前からスクランブル交差点は毎年のように大混雑になっている。今年はコロナウイルス感染症の関係もあって、渋谷には
来ないでとか、外出自粛が叫ばれてきた。その状態で渋谷はどうなるのかと気になっていたのだが、ニュースになっていた。土曜日ということもあって
人出は多いものの、仮装している人はわずかだという。警戒のために警察官や警察車両は出ている関係で物々しい雰囲気はあるようなのだが、歩けないほど
という状態にはなっていないそうだ。ハロウィンで騒ぐような人たちにもまだまだ良心はあったということだろうか。一安心といったところだろうか。
このままの風潮が残って、何となくフェードアウトしていくことを願っているのだけど、無理かなぁ・・・。

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