Top雑感2020年10月(1日〜10日)

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10月1日 国勢調査
 2020年ということで国勢調査の年である。基本的に10月1日現在の状況を記載するので、今日のことを記載するものだ。特に変わる予定もないので既に
記載して提出してしまったのだが。この国勢調査、調査を拒んだり虚偽の報告をした場合は50万円以下の罰金というのが統計法で規定されているのだが、
実際に個人で罰則を受けた人はいないそうだ。その割には前回の調査で全国の13.1%、東京では30.7%が回答を回収できなかったという。仕方ないので
近隣住民やマンションの管理人から情報を聞き取っているのだとか。まぁ集まりが悪いという話は聞いたことがあったのだが、東京で3割も集まって
いないというのは意外だった。それでも実際に罰金い至った人がいないというのだから、国としてもそこまで本気を出していないと捉えられても仕方ない
のではないだろうか。ちなみに、インターネット回答が始まる前から、一度たりとも実際の調査員に用紙を回収してもらったことがないのだが、本当に
そういう活動はされているのだろうか・・・。

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10月2日 オクトーバーサプライズ
 アメリカ大統領選挙のある年、まさに選挙の直前の10月には大きな出来事が起きるということを示した言葉だ。今年の11月3日にはアメリカの大統領選挙が
あるわけだが、まさにそのオクトーバーサプライズが起こった。現職のアメリカ大統領夫妻が新型コロナウイルスの検査を行ったところ陽性であることが発表
されたのだ。容体は良く、執務には支障がないとされているが、さすがに人前に出て演説をしたりするわけにはいかないので、仕事もリモートで電話会議が
主体となることだろう。執務はいいとしても選挙活動は追い込みの時期だけに、結構影響するのではないか、と言われている。まぁそれくらいのことで当落が
変わるのかは私には分からないのだが。もっと分からないのが、検査結果が発表されたのは日本時間の午後2時頃だったのだが、日本の株価が大きく落ちた
ということ。何の関係があるんだ?という気がしてしまった。もちろん、アメリカの株価も落ちたのだけど・・・。実質世界のトップなので、世界中に影響が
あると言われればそうなのかもしれないが、スッキリしないなぁ、と。

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10月3日 まだ続く
 アメリカ大統領の新型コロナウイルス感染はなかなか根が深い問題になりそうだ。前アメリカ大統領顧問も検査で陽性が出たことを明らかにした。これで
政権の中枢人物や政治家で陽性となった人は6人になった。この他にもホワイトハウス記者会の記者3人にも陽性反応が出たという。ホワイトハウスで集団
感染が起こったのではないかという見方が広がっている。今のところ、これを受けて日本の政府は特に何か対策をするという発表はされていない。だが、
これを対岸の火事として見ていていいのかという疑問はどうしてもある。日本の国会はマスクと換気という対策はしているものの、相変わらず大勢が集まって
議論をしているし、結構前から距離をあけているのでマスクは外しても大丈夫とかいう理論で記者会見なども行われている。油断したらホワイトハウスと
同じことが日本の国会でも起きるぞ、と。どちらの方が影響が大きいかという問題はさておいて、分かっていて放置したのであれば大いに問題だと思う。
日本は選挙日程が迫っていないのが救いだろうか。

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10月4日 ゆるキャラグランプリ
 そろそろ経済効果も怪しいし、まだ続けるの?と思っていたら、今年で最後になるそうだ。2011年に始まったということで第10回ということになる。その
グランプリが発表された。ご当地部門のグランプリは岩手県陸前高田市の「たかたのゆめちゃん」だそうだ。東北勢で初の栄冠だという。グランドフィナーレ
も岩手県で行われたということで、地元開催の妙な強さを今回も見せた形になった。のだが、このキャラクター、初めて見たぞ。別にゆるキャラを追いかけて
いるわけでも、東北に住んでいるわけでもないので見たことがないのは仕方ないのかもしれないが、少なくとも初期の頃は、もう少し見かけたキャラクターが
選ばれていた気がするのだ。まぁこういう状態であれば終了に追い込まれても仕方ないのかな、という気がする。主催者側としては役目を終えたとかいう
表現をするのだろうけど、実際には初期ほどの経済効果が得られなくなったというところだろう。さて、次は何がくるかな?

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10月5日 風邪薬のコピー
 ある第2類医薬品になっている風邪薬のコピーが斬新だと話題になっている。「かぜの時は、お家で休もう!」と書かれているのだ。これまでは「風邪でも、
絶対に休めないあなたへ。」のように、風邪であっても通常通りの活動をすることに主眼が置かれていて、それに対して風邪薬で症状を緩和して少しでも
手助けをしようという流れであった。それに一石を投じた形だ。曰く、風邪に対するもっとも適切な処置はきちんと休むことにあるので、根本から風邪を
治して欲しいと考えた時に医薬品メーカーとして辛くても頑張ることを助長するのは適切ではないと考えたとのこと。そう、結局のところ、風邪に対する
特効薬はなく、自力で治さないといけない。そのためには休養が必要というのは確かな話である。症状が辛いので風邪薬で抑えるというのが正しい認識だ。
世間的にはそれがイマイチ認知されていないようなのだ。風邪薬で治るんでしょ?というのが一般的なので困るのだ。まぁこのコピーがキッカケで風邪に対して
正しい認識が広まればいいなとは思う。

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10月6日 感染防止策とは?
 プロ野球のあるチームで新型コロナウイルス陽性者が続出している。選手とスタッフの合計13人だという。問題は検査の48時間前以降の記録では、今の
段階で言われている感染対策を守っていたということだ。球場への車の移動、練習、試合参加以外の外出記録は無し。遠征先でも状況によって外出禁止、
会食は4人まで、部外者との会食はNGなどだという。こうなると感染経路がさっぱり分からないままで大量に感染者が出たことになる。48時間以前で
感染した可能性は捨て切れないのだが、それだけ長い時間がかからないと検査が陽性にならないくらいに増殖が遅いとも考えにくいわけで。問題は
これからの感染症対策をどうしたらいいのか、ということ。これだけやってダメだとしたら、どこに気をつけて生活をすれば感染を防げるのかが分からない。
意外と雑に生活をしていてもかからない人が多い中で、気をつけていても罹る時は罹る、というのが実際のところなのかもしれない。それを言ったらお終い
という気もするが。

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10月7日 300億円の削減
 来年の開催を目指す東京オリンピック、パラリンピックの簡素化について、大会組織委員会が仮設施設を減らすなどして、300億円程度の経費削減を見込んで
いるという。大会関係者らが使うプレハブやテントの面積を見直すなどする仮設施設の削減が最も大きな割合を示しているという。ただ、延期による追加
経費は数千億円になるとみられているという。数千億円のうちの300億円なので、まぁ大した割合ではないな、というのが正直な思いだ。もともと、誘致では
7300億円だったのが総額3兆円超えとなり、そこから追加費用の数千万円のうちの300億円だ。もう考えたくもない。きっと、その気になればもっと削減
できるはずだ。来賓の数を削るとか、国内のイベントを行わないとか。まぁ組織委員会をボランティアにしてしまえば、かなりの費用が浮くのでは?とか
思ったりもする。まぁ、そこは死守するんだろうな・・・。

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10月8日 ノーベルウィーク
 今年も続々とノーベル賞が発表されている。今日の文学賞までで一通り出尽くした感がある。平和賞あたりは何を基準に予想していいのかも分からないし。
残念ながら今年は日本人受賞者は出なかったのだが、このノーベルウィーク直前にいつも出てくる、無責任な日本人の受賞者予想は一体何なのか?という
気がする。今年も「あの人が」「この人が」と各賞に予想が出ていたのだが、どれ1つとしてかすりもしなかった。まぁそうそう日本人の研究が受賞できる
ものでもないと思うので、そんなものだろうという気がする。日本のメディアだから仕方ないのかもしれないが、日本人限定で予想をすることが間違っている
ような気がするし。もうそんな土俵で考えているのはメディアだけだよ・・・。

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10月9日 平和賞はそこか・・・
 ノーベル平和賞の発表は今日だった。受賞したのはWFP、世界食糧計画だ。言わずと知れた国連の機関で、紛争や飢饉に苦しむ人々に食糧支援を行っている
機関だ。今年は新型コロナウイルスで学校に行けなくなった子供たちに給食に代わる食糧を届ける活動も行っているとか。継続的に平和に関する活動を行って
いる国際機関ではあるのだけど、今更?というか、国連の機関が受賞していいのか?という気がしてしまった。決して個人のみが受賞する賞ではないの
だろうけど、そもそもの国連設立の意義を考えれば、国連の機関が平和に向けた活動をするのは当たり前だし、継続的に活動をするのも当然と言えば
当然だろう。よく分からない人が受賞するよりはよほどマトモな判断だとは思うが、ネタ切れかな?とも思ってしまう。これから先数年にわたって国連の
機関が受賞するようなことにならないことを祈っている。

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10月10日 来るかデジタル通過
 日銀が現時点では発行計画が無いことを示した上で、中央銀行デジタル通過の取り組み方針として、2021年度の早い時期に実証実験の開始を目指していると
発表した。企業や家計など幅広い利用者を想定しているという。曰く、民間のデジタルマネーを現金の持つ機能を十分に代替できない場合には、現金と並ぶ
決済手段として提供することが考えられるとのこと。しかし、今回のコロナウイルス感染症の一件で、日本はIT後進国であることを見事に露呈したわけだが
そんな中で本当にできるのだろうか、という気がしてならない。セキュリティの心配もあるのだが、不具合がバラバラと出るのではないかという気がする。
何よりも、災害時に電子マネーが全く役に立たないことは何度も経験しているはずなのに、あまりその辺りの議論が出てこないのが気になるのだ。もう少し
話に出てもいいんじゃないか?という気がする。まぁ、そんなこともあって、私は圧倒的に現金派。交通系ICカードなど、一部が使っているけど・・・。

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