Top雑感2020年3月(21日〜31日)

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3月21日 世界中でもめる
 いい加減、今年のオリンピック、パラリンピックをどうするのか決めて欲しいというのが出場選手の考えだろう。トレーニングがまともにできていないし、
中には選考となる大会が開かれないものもあるのだ。結局どうするの?という問いに対する答えは誰も出してくれていない。国際オリンピック委員会の
大手スポンサーを抱えるアメリカでは、米国オリンピック・パラリンピック委員会の会長は東京開催について決定を急ぐ必要はないと発表したのだが、
米国水泳連盟のCEOは延期を提案すべきと発表し、アメリカ国内でももめていることが見て取れる。その後、ノルウェーのオリンピック委員会も延期を
求める旨の発表をしている。そろそろ世界的な流れがそちらに傾いてきている感じだ。これを受けて、最終的に誰が判断するのか、どういう判断を下すのか
そこが問題なのだけど・・・。こんなの決めれないよな。

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3月22日 自粛も限界
 政府が大規模イベントを自粛するように要請して何週間が経過しただろうか。いまだに解除する見込みは立っていない。しかし、これは自粛の要請であって
言葉としては強制力を持たないし、事実、主催者で判断するよう求められている。その結果、ちらほらとイベントが開催されるようになってきている。
今日は埼玉県で9000人規模で人が集まるイベントが屋内で行われたし、水族館も再開したというニュースが流れていたし、宝塚や他の劇団も公演を再開する
動きが出始めている。そうでもしないと政府が補償してくれるわけでも無いので、経営が成り立たないということなのだろう。逆に言えば、そこまで
追い込まれてしまっているわけで。この先、きっと開催されるイベントは増えていくだろう。その時、感染者数はどうなるのか、政府はどういう対策を
打ち出すのか、実に興味深い。

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3月23日 車でリレー?
 COVID-19が猛威を振るう中、感染者の拡大を防ぐ目的でオリンピックの聖火リレーも見直しを迫られている状態だ。ランナーが走ると公道の周りに
観衆が集まることを防ぎきれないということで、車でランタンを運ぶ方針を固めたという。復興五輪を謳っているので、聖火リレーのスタート地点は、
東日本大震災の被災地である福島からの予定だった。こうなってくるとこれをリレーと呼んでいいのかすら分からなくなってくるし、一番の被災地を
車で終わるというのもどうなんだ?という気がしてしまう。国際オリンピック委員会も4週間以内に開催するか延期するかの方針を決めると発表したし、
無理しなくていいんじゃないかな。車でランタンが走り去るという行為に何の意味があるのか。そろそろ何をしたいのか分からない。

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3月24日 一気に動く
 日本の総理大臣と国際オリンピック委員会の会長が電話会談し、今年の東京オリンピック、パラリンピックを1年程度延期することで一致したと発表された。
正式な場での会見はこれからされるのだろうが、ほぼ確定となった。これを受けて26日スタート予定の聖火リレーは中止となった。この他にも色々と動きが
出てくるはずだ。1年程度でまだ時期が明確になっていない中では会場を押さえるのも難しいだろうし、チケットの払い戻し、ボランティアは同数を確保
できるのかという問題もある。1年延期となると陸上や水泳の世界選手権と重なってくるし、その辺りをどう調整するのか。そして、あまり話に出ないのだが
開会式や閉会式でパフォーマンスをする人たちも連衆をしていたはずなのだが、1年という延期はどう捉えるのか。気になることは色々。とにかく、これから
決めないといけないことが山のようにあるはずだ。

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3月25日 考えることは一緒か
 東京駅前にはオリンピックの開会式開始の時刻までのカウントダウンを秒単位で行なっているオブジェがある。いつから設置されているのかは分からない
のだが、気付いたらあったというのが正直なところ。オリンピックの延期が決定した今、そのオブジェには何を表示するんだろうと思っていた。同じことを
考える人は多いようで、ネット上にニュースとしても出ていた。表示されていたのは現在時刻。月と日付、時刻を表示していたのだ。まぁ他に表示するものも
ないだろうし、カウントダウンをしているということは、時計が内蔵されているはずなので分からないでもない。だが、そういう回路も組んでいたという
ことに驚いたのだ。本来、カウントダウンしか考えないのであれば、そんな機能を載せる必要はないはずなのだ。どういうバックアップなんだろうか・・・。

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3月26日 首都圏封鎖に向けて
 コロナウイルスの感染が確認された人数が増え続けている状態で、ついに首都圏が動いた。オリンピックの延期が正式に決定してからの動きが早いという
噂もあるが、それは置いておくとして。東京、神奈川、埼玉、千葉、山梨の知事がテレビ会議を行い、都県間の往来を含めた不要不急の外出の自粛を求める
ことで一致したという。その後、各知事が会見を行なったようだ。明日が金曜日であり、週末に向けて釘を刺した形だろう。現在、東京都には1日当たり
270万人が流入しているとされている。それだけ周囲に依存しているのだが、これが感染を広めるという考えだ。まぁ分からないではないのだが、問題は
この期間がいつまで続くのかという話。今、往来を止めてみたところで、潜伏期にある人はこれから発症してくるわけで、それが一段落するまでとなると
1ヶ月くらいだろうか。厳しいな。

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3月27日 温暖化?
 富山湾のホタルイカ漁の定置網に大量のマイワシが入っているという。今が最盛期のホタルイカだが、マイワシばかりがかかるし、マイワシが一緒に
網に入るとホタルイカに傷がついたり、鱗が入ったりして商品にならないという。原因はカウシオンが高いことだといい、例年であればマイワシのピークが
過ぎているのだが、まだ獲れるのだという。だったら加工すれば?と思ったのだが、取材されていた四方漁港では近くに加工業者がいないことから、
最小限のみ獲り、あとは海に戻しているのだとか。特にホタルイカを楽しみにしているわけではないので、私としては特に問題はないのだけど、こうやって
これまでと違うことが起こると、気候が変わりつつあるのかなと思ったりもする。問題は継続性で、来年も同じことが起こるのか、なのだけど。

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3月28日 外出自粛
 首都圏で外出自粛が求められた週末の土曜日が今日だ。果たしてどんなもんかなと思って、東京都心のライブカメラをネットで確認したり、高速道路の
渋滞の具合を確認したりしていたのだが、やはり人は少ないなというのが正直な感想。東京都心の有名なスクランブル交差点を見ていたのだが、人はいるけど
週末とは思えないほどに少ないし、高速道路の渋滞も観察されていない。これはこれで喜ばしいことではあるのだけど、実際には潜伏期というものがあり、
今日と明日の自粛の結果が見えてくるのは2週間程度先になってから。月曜日から元通りの生活をした場合、潜伏期の長短の誤差の関係で全く効果が見えない
という可能性も。もっと思い切ったことをしないといけないのでは?

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3月29日 不要不急
 スペインの話だし、記事を日本語で表現する際の言葉のあやだとは思うのだが、「不要不急の経済活動をやめる」と発表された。COVID-19への対策のため
である。労働者は2週間、自宅待機をすることを求められたのだ。最も重要なのは病院に搬送される人を減らすことだというのがスペインの首相の訴えだ。
相変わらず海外では思い切った施策が打てるんだなと思うばかりだ。日本の場合、法律の関係でどこまで頑張っても求められるのは自粛までだし、期間も
72時間となっている。2週間の経済活動停止なんて、法律を改正でもしない限りは求められないはずだ。政令とかで上書きできるとも思えず・・・。
これがいいことなのかどうなのかは分からないのだけど、外国は思い切ったことができるなという印象だ。さて、日本はこれからどうなるのだろうか。

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3月30日 日程決定
 延期となった東京オリンピック、パラリンピックの日程が決定した。オリンピックは来年7月23日〜8月8日だそうだ。パラリンピックはその後になる。
結局、アメリカなどの大きなスポーツが動いていないタイミングに決定したんだなという感じだ。今のCOVID-19がどうなるか分からないので、なるべく
間を開けたいというのが建前だが、実際には決まっていたようなものだろう。そうなってくると気になるのはマラソンの開催地と休日をどうするのか
という問題。暑い時期なのでマラソンは札幌で行うことになったが、それは継続なのか?開会式に合わせて幾つかの休日を移動させたのだが、今年の
休日はどうなるのか、来年の休日はどうするのか、その辺りをはっきりとさせて欲しい。まぁ、それどころじゃないのが今の日本だけど。

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3月31日 運転免許試験場閉鎖
 病院以外でCOVID-19の感染者が確認されるとその施設が閉鎖される傾向があるのだが、東京の運転免許試験場で感染者が出て閉鎖されることになった。
交通安全協会の職員の感染が確認されたというのだ。講習を担当していたという話だが、講習中はマスクを着用し、部屋は換気していたというので大丈夫
なような気はするのだが、実際のところどうなるのかは分からない。東京都内には何か所かに運転免許試験場があるので、免許の発行が止まるという
ことはないのだろうけど、そこをアテにしていた人や自動車学校にしてみれば、予定が大きく狂うことになるのだろう。仕方ないことなのかもしれないが
どうにか続けられなかったものだろうか。

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