Top雑感2020年3月(11日〜20日)

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3月11日 中止へ
 無観客で実施という話も出ていた春の選抜高校野球だが、最終決定となる今日、中止が発表された。どうにもCOVID-19が収まる気配を見せないからだ。
高野連としては何らかの形で甲子園の土を踏ませてあげたいと発表しているし、大会の数としてはカウントし、各高校の通算出場回数にも阿吽とされると
説明しているのだが、球児が求めているのはそこではないことは明らかだろう。そういう問題じゃないんだよ、と嘆いている姿が目に浮かぶようだ。
今回の出場校は32。甲子園球場で記念の試合をさせるとすると、16試合であり、高校野球が1日4試合やっていることを考えると4日あれば何とかできる
わけだが、それも何か違う気がする。運が悪かった以外かける言葉も見つからないのだが、こればかりは仕方ないだろう。国内の感染者数は増加の一途を
辿っている。

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3月12日 やっぱり出てきた
 COVID-19がまだまだ続いている今、マスクの品薄状態はずっと続いている。それを受けて政府はネットのフリーマーケットアプリやオークションを含めて
転売を禁止した。もちろん罰則付きだ。そして起こったのが闇取引のような状態。ホチキスの替え芯を出品して値段は1万円とかそんな感じ。出品者との
やりとりを見ると、購入側も分かっているような状態だ。さすがにこれを取り締まるのは難しいだろう。可能性があるとすれば各サイトの利用規約で
実態と異なる物の写真の掲載を禁止するとか、そんな感じだろうか。とにかく、こういう抜け道を見つける人というのは必ずいるもので。過去にもお札を
折り紙のようにして折って「オブジェ」として販売したり、チャージした交通系ICカードを出品したりするのが問題になったわけだが、そのマスク版だ。
さて、これから政府はどう出る?

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3月13日 聖火リレー中止
 東京オリンピックに向けた聖火の採火式が行われたのが昨日。そこから8日ほどかけてギリシア国内をリレーでつないで名所旧跡を巡る予定だったのだが、
そのリレーが中止になった。COVID-19のためだ。沿道で観客が多く集まり、感染が広がる危険性が高いと判断されたためであり、保険当局や国際
オリンピック委員会らが協議して決めたという。まぁそうなるよな、という感じだ。この後、日本に移送されて国内を121日かけて巡ることになる。
果たしてそれは普通にやるのか?という疑問が。沿道に集まるなと言ってもきっと集まるであろうことは、先日の東京マラソンでハッキリしている。
これが聖火リレーとなるともっと集まるだろう。今でも、国も国際オリンピック委員会も予定通り開催すると言っている。本当にできるんだろうか。
その疑問はまだ消えない。

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3月14日 ホワイトデー
 実はある人に言われるまで気づかなかった。会社内でもバレンタインデーで何かをするということが無くなった以上、ホワイトデーも何もないというのが
事実ではあるのだけど、街中でもホワイトデー関連の飾り付けなんかを見なかったなというのが実際のところ。世間はコロナウイルスでそんな空気では
なくなっているのだ。これってお菓子業界としてどれくらいの影響があるのだろうか。まぁバレンタインデーとホワイトデーで売り上げの半分を占めている
ということはないのだろうけど、やはり業界としてはここに向けて準備をしていたはずで、それが無駄になったのは事実だろう。実際の数字は出てこない
だろうなというのは想像できる。日本全体のGDPの低下として出てくるだけだろう。たまにはこういう行事をなくしてしまって「意外と無くても平気
なんじゃない?」と認識を改めるのも大事な気がする。

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3月15日 審判の病気で
 バスケットボールのBリーグで2日連続で試合が中止になった。開幕を延期させ、無観客でのリーグ開始を図ったものの、昨日は選手の体調不良で中止に
なった試合があった。今日は別の試合で試合の担当審判が会場入り後の検温で37.5 ℃以上の発熱が認められ、選手やスタッフの安全を考えて試合中止と
したようだ。審判に予備を用意していたわけでもないだろうから、やっぱり試合の実施は苦しいのだろう。こうなってくると誰が感染しているのか
さっぱり分からない状態になっている。そして、その影響はどこにどう出るのかさっぱり分からないという感じだ。昨日と今日の試合の中止だって、
最終的にはリーグの日程に影響を及ぼすはずだし、その後どこまで影響が広がるのかは分からないという感じだ。無観客で行われている大相撲も
力士の発熱が報告されているし。もうどこに感染者がいるのか分からないこの状況をなんとかして欲しいのだけど・・・。色々な事情を考えると難しいん
だろうな。

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3月16日 オリンピック中止の噂
 COVID-19が世界中で猛威を振るっている関係で、あちこちに影響が出ているのだが、ついにオリンピックも厳しいんじゃないかという話が出てきた。
今年の7月末から、残り130日余りなのだが、代表選手が決まっていないのだ。世界中で各種イベントとスポーツの大会が中止になっている関係で、出場
選手の55%しか決まっていないという。団体球技ではバレー、ホッケー、ソフトボールしか出場国が決まっていないという。これから大規模な予選を
行わなくてはならないという。今のランキングで決めてもいいのだろうけど、選手は元々の試合がある前提でピークを調整しているだろうから、狙っていた
有力選手が埋もれる可能性があるわけで。開幕は7月25日だが、選手の最終エントリーは7月6日。予選は100日ちょっとで終わらせる必要があるのだ。
これはかなり苦しいぞ。

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3月17日 バグ対策は?
 止まるところを知らないコロナウイルス。経済への影響が懸念されているのだが、消費税0%という声がちらほらと聞こえるようになった。全く議論はされて
いないと思うのだが、時限措置として、全商品について軽減税率を適用し、実質0%にするという話だ。それで消費を刺激しようということ。一般消費者には
魅力的に見えるのだが、気になるのが現在の小売店のレジスターのシステム。当然のように消費税を計算するようにできており、昨今の状況から考えて
複数の税率をかけること、税率の変更については機能として盛り込んでいるのだろうけど、果たして0%に対応しているのか?という疑問が。税率にも税額にも
正の数が入るという制限の場合、0%で税額0円という場合にはエラーを吐くことになる。切手とか、非課税の商品もあるので大丈夫だとは思うのだけど、
一抹の不安がよぎる。

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3月18日 40年ごとのジンクス
 特に私が気づいたわけではなく、日本の副総理兼財務大臣が発言したのだが、オリンピックは40年ごとに問題が起きているというのだ。今年の2020年は
COVID-19で状況が不透明、40年前の1980年はモスクワオリンピックで日本を含めて所謂西側諸国が参加をボイコット。その前の1940年は冬の札幌と
夏の東京を戦争のために返上しているのだ。さすがにその前となると1900年は第2回大会でパリで行われているのだが、余り詳しいことは分からない。
単なる偶然という話なのだろうけど、綺麗に続いていると考えたくなってしまう。逆に考えると、今回もすんなりとは行かないということを意味するので
あって、もう今から頭が痛い。おそらく、今となってはどの団体が先に音を上げるかのチキンレースになっているのだろう。そこが損失を被ることになる
だろうから。そんなことをやっている場合じゃないのにな。

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3月19日 どうしろと?
 今回のコロナウイルスの一件について、厚生労働省が発表している検査実施人数や検査で陽性となった数、賢者の軽症や重症の数などをずっと数字を拾い
表計算ソフトでプロットしている。その検査人数が突如としてマイナスで発表されたのだ。曰く、ある都道府県で検査人数ではなく検査件数で集計していた
ために重複して集計されていたというのだ。困った。発表された数字をずっと信じてグラフ化していたというのに、一気に訳のわからない数字になって
しまったのだ。個人的には検査人数のうち、陽性になった人数の割合もプロットしていたのだが、全く訳のわからないプロットになってしまったのだ。
これ、どうしてくれようか、という感じだ。実際、マスコミ系のサイトでも同じようにプロットしていてグラフを表示しているサイトがあるのだが、
これが明日以降、どのように表示されるのかが楽しみだったりする。大人しくマイナスで表示するのだろうか・・・。

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3月20日 方針はお任せ
 昨日の遅い時間に政府の専門家会議が今回のCOVID-19について見解を公表、それを受けて感染症対策本部が開かれて今後について方針が示された。
とは言っても完全に方針だけなんだけど。大規模イベントについては専門家会議の見解通り、主催者がリスクを判断して慎重に対応するよう要請、休校を
している小中高校などは文部科学省に新学期に向けて再開のガイドラインを取りまとめるように要請した、という状態だ。これだと現状と何も変わらないし
何も言っていないに等しいわけで。約10日前に対策の効果が出てくるのがこれからだから、今は何も言えないという発表をした手前、今回も何も言わない
というわけにいかず、言葉を変えて「現状を継続」と発表したようなものだろう。結局、いつになったら元どおりの生活になるの?

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