Top雑感2020年6月(21日〜30日)

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6月21日 1.8兆円
 今年は色々な夏祭りが中止になっている。青森ねぶた、秋田竿灯、仙台七夕、岩手さんさ踊り、博多どんたくなどなど。その他にも多くの花火大会も中止が
発表されている。祭りが中止になると、それに合わせた観光での収入も減ってしまうので、観光業に与える打撃はかなり大きい物になる。結果、経済的損失は
1.8兆円程度と推定されている。想像していた以上に厳しい数字が出てきたぞ、という感じだ。今、外国人観光客がまるっきり日本に来ていない。前年同月比
99.9%マイナスとか、そんな数字が出ている状態だ。その時点で観光業は苦しい状態なのだが、そこに追い討ちをかけるかのように、毎年の書き入れ時となる
祭りも中止となると、日本中の観光業が大変なことになるんじゃないか?一度観光について立ち止まって考えるタイミングなのかもしれない。

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6月22日 都知事選挙
 今更という感じで申し訳ないが、やっと公示された。正確には18日に公示されている。どうして都知事選挙はこんなにも多くの人が立候補するんだろうか
と思うほどに多い。今回は22人だ。現職の立候補は勿論、少し前から立候補を明らかにしていた人の名前も連なっているわけだけど、前々からの噂も何も
なかった人も立候補者の中にいる。よく分からないのだが、勝てると思って立候補しているのだろうか。供託金があるので、中途半端な気持ちでは出馬
できないようになっているはずなんだけど・・・。そういえば、現職と同姓同名の人を立候補させて、按分票で現職の票を削ろうという戦略を発表していた
政党があったのだが、残念ながらそういう人は立候補していなかった。何なんだ、この選挙。

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6月23日 MacOS 11
 昨夜、オンラインで行われたようなのだが、Appleが開発者向けの発表をした。その中に今年の秋にリリース予定のOSの発表があった。毎年秋にOSの
メジャーアップデートがあり、毎年この時期に発表されるのでまぁそんなもんだよね、と思ってみていたのだけど、今年は驚きが大きかった。ついに
MacOS Xから卒業するのだ。MacOS 11 Big Surというのがその名前になる。かつてX11というソフトを出してたAppleなので、OS X 11という形には
ならないだろうと思っていたのだが、Xを取り払うことで達成してしまったのだ。まぁいつまでも10.xxで番号を重ねるわけにもいかなかったのだろうけど。
これで今年の秋にはまた見た目がガラッと変わるのかな・・・。

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6月24日 消える校名
 高校バスケットボールの名門である秋田県の能代工業高校の名前が消えようとしている。近隣の学校との統合で、能代科学技術高校に変更されそうなのだ。
条例の改正案が県議会に提案されて今日から審議が始まっているという。一方で校名のブランドを消すのはもったいないとして全国から3000以上の署名が
集まっているという。まぁ守りたい気持ちもわからないではないのだけど、そもそも生徒が集まらない状態であれば、学校の統合は止められない流れだろう。
バスケットのイメージを残すためだけに統合を行わないというのも違うだろう。統合しても名前を変えないということも考えられるが、学校としても毛色が
変わるだろうから、校名の変更も仕方ないだろう。こればかりは仕方ないだろう。

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6月25日 交通費の支給
 今のコロナウイルスの一件で、各企業が通勤を減らしてテレワークを増やそうという動きになってきている。そんな中でいずれ起こるだろうなと思っていた
変化が予想よりも早く出てきた。カルビーが通勤の定期代の支給をやめることにしたのだ。出社する場合は交通費を実費で支給するのだという。オフィスで
働く800人のテレワーク期間を無期限に延長したことに合わせての措置のようだ。また、業務に支障がないと認められた場合は単身赴任をやめて、家族と同居
できるようになるという。これは企業としてもなかなかの大鉈を振るったなという感じだ。確かに定期代をマトモに支給しても出勤する日数が少なければ
実費の方が安くなるかもしれない。通勤定期の割引率なんてたかが知れているし。この動きに他社も続くかどうか、気になるところだ。

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6月26日 次亜塩素酸水
 アルコール消毒剤が品薄になった時、その代替として次亜塩素酸水が出てきた。中には噴霧器に入れて空間殺菌を狙った物もあったが、これまでは効果が
明らかでないとされてきた。そんな中、製品評価技術基盤機構NITEが実際のウイルスを使って有効性を確認したというニュースが流れた。曰く、35 ppm以上
の濃度があれば、20秒後に99.99%以上のウイルスが死滅したと認められた、とのこと。ただし、消毒する前に表面の汚れをよく落とし、十分な量を使用する
必要がある、というのだ。こうなってくると効果があるのは分かったが、どうすればいいのかが分からなくなってしまう。そして、安全性についての検証は
行っていないとされている。つまり、極端な物言いをすれば、ウイルスは死ぬかもしれませんが、あなたの健康も害するかも知れません、ということだ。
中途半端な検証だなぁという気がするが、仕方ないだろう。とりあえず、噴霧はやるべきではないというのは変わらないと思う。

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6月27日 方向性は?
 国内での新型コロナウイルス感染確認者が100人を超えたと発表されている。厚生労働省が発表している日次の数字は統計を取るタイミングの関係で100人
には到達していないのだが、新聞社の統計では100人を超えているようだ。これを受けて、政府側は「方向性を変えることは考えていない」と発表する一方
「緊張感を持って分析をしっかり進めたい」という発表だ。つまり、今、この数を根拠に対策の方向性を変えることはしないが、分析は緊張感を持って行う
ということらしい。緊張感を持った分析と持たない分析の違いがわからないのだが、とにかくそういうことらしい。おそらく、政府としてもこれ以上の
経済活動自粛は無理という判断なのだろう。これまでの自粛でもすでに多くの企業が倒産している。これ以上自粛を行ったら、さらに倒産件数を増えるという
話だと思う。それはそれで事実なんだろうけど、違うんじゃない?という気もしている。果たしてこれからどうなっていくのか、神のみぞ知る・・・。

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6月28日 ワンマン運転
 首都圏を走る京浜東北線で車掌が乗務しないワンマン運転を始める方向で検討が始まっているという。2024年度を目処に、車両側面のカメラで乗り降りを
確認できる機能を備えた新型車両を投入するほか、ボタンを押すだけで停止や速度調整ができる自動運転装置を搭載して運転士の負担を軽減、駅のホームドア
で安全を確保するという。地方ではかなり前からワンマン運転が行われている。実家の方でも行われており、無人駅では先頭車両のドアしか開かないという
運用だった。ただ、それでも編成は2両だったと思う。3両編成があったかどうか・・・という感じだ。首都圏の場合、無人駅がほとんど無い上に自動改札機
なので、限られたドアしか開けないという運用は必要ないのかもしれないが、10両編成を1人でというのは大丈夫か?という気がする。実際のところ、今の
2人というのが本当に必要なのかも分からないのだが。何にせよ、それだけJRが人手不足だということだろう。うまくいけば他の路線にも広がる?

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6月29日 1000万人
 新型コロナウイルスの世界全体の感染者数が1000万人を超えたという。国別で最も多いのはアメリカで250万人を超えている。死者も12万5000人という
数字だ。二番目がブラジル。感染者は130万人、死者は5万7000人だという。出始めの時はまさかここまで広まるとは思わなかった。ここまで来るとスペイン
風邪を超えるのでは?と思って調べてみると、スペイン風邪は感染者数5億人、推定死者数は1700万人〜1億人と幅があるのでよく分からないことになって
いた。ただ、感染者数は1000万人でとやかく騒ぐレベルではないようだ。当時とは衛生状態も医学のレベルも違うとは言え、こんなにも簡単に感染症が
蔓延するとは。ヒトは意外と学ばない生き物なのか?と思ってしまう。今、アメリカではマスクをするかしないかで市民が真っ二つに別れて論争が起こって
いるらしい。確かに、効果が明確になっていないので気持ちは分かる。その点、謎の同調圧力で済んでしまう日本はすごい国だなと思ってしまう。
良いのか悪いのかは微妙だけど。

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6月30日 法律上は問題なし
 仙台市営バスの運転士が、未成年の乗客に車庫の跡地でバスの運転をさせていたことが明らかになった。バスが終点に到着した後、この未成年の乗客を
車内に残して車庫跡地に向かい、数分間バスを運転させたという。この乗客は普通運転免許も持っていなかったという。この跡地は方向転換のためだけに
使われている場所で、公道ではないので、法律上の問題はないという。それでも仙台市交通局は処分を検討しているという。公道ではないので法律上は
問題ないし、しっかりとした監視がついた状態であり、周りの車もなく危険性は小さかったと思われるが、やはり処分の対象になるようだ。どちらかというと
終点を無視して乗客を連れて行ったことに問題がありそうな気がする。警察の出番というよりは、会社の就業規則との兼ね合いになるのだろう。最終的に
どうなるのかは、まだ分からない。どういう形で落ち着けるのか、そこが難しい気がする。

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